甲州旨いもの合戦 風林火山弁当


電車の旅は駅弁の旅。今回ご紹介するのは、JR甲府駅にて入手した「甲州旨いもの合戦 風林火山弁当」です。
この地域ではほうとうが有名ですが、さすがに駅弁化には厳しい模様。代わりというべきか工夫を凝らした駅弁がいくつも存在します。
この駅弁は結構人気がある模様で、私が入手したのが最後のひとつでした。

風林火山弁当

武田家の家紋をあしらったパッケージ
「風林火山」の文字の左側に、おしながきの文字が並ぶ




中身

中身もご覧の通りと、なかなかデラックス
ひし形の仕切りも、魅せてくれます




おしながき

同封されたおしながきに目を通すと
あわせて12種類ものメニューが並ぶ
想像以上の食材でつくり込まれた様子が伺える


早速ながらご賞味開始。115系の車内で揺られつつ、箸をすすめます。
最初は鮭の塩焼き。塩辛さは控えめと昨今のトレンドを踏襲はいいが、骨が多いのが気になるところ。
魚だから骨があるのは当然にしても、お高い駅弁だけにもうちょっと抜いて欲しいのが本心。
あれ!?お品書きをみると「虹鱒」とあるぞ。しかしどう考えても、「鮭」の気がするが・・・。

ます?

見た目的にも「マス」ではなく、「サケ」にしか思えぬが・・・
しかもこの駅弁のページを見ると、「紅鯨」とある
「マス」「サケ」「クジラ」、一体何が正しいの???


私の舌に疑念を抱きつつも、残りのメニューも次々口に運ぶ。上品ではあるが総じて味のインパクトに乏しく、印象が残らぬまま食べ終えた。
この駅弁は「味」よりも「色彩」重視と見た(当たり前か)。量も男性には控えめなので、中高年の女性をターゲットにしているのかも。
駅弁と言うよりかは懐石料理に近いのか。悪天候の車窓を風景を見つめつつ、ごちそうさまでした。

115系

中央線の山岳地帯で長く活躍を続ける115系 ※運用から撤退しています
リフレッシュ工事済の車両も多く、結構快適
駅弁とのローカルな旅も、一興ですぞ



評価:2.5点

色鮮やかな駅弁であるが、肝心の味はいまひとつ。
食材が多彩な駅弁は、時として味が中途半端なケースが見受けられるが、この駅弁もその束縛から逃れ切ってはいない模様です。


JR小淵沢駅 甲州旨いもの合戦 風林火山弁当 1,200円(税込)
※価格は2007年1月時点のものです


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