自作パソコン1号機

タワー型の自作パソコンです。ハードウェア構成は下表をご覧頂くとして、もはや新鮮味は皆無です。
自作キャリアは一応15年を超過しましたが、最近はパソコンには金を注がず最新技術にも疎く、無難&地味&省エネな構成に終始しています。

パーツ種別 型     番
CPU AMD Athlon 64 X2 5400+ (TDP 65W)
(Dual Core 2.8GHz L2 512KB×2)

AMDのかつての主力プロセッサ。デュアルコアのCPUだが、パフォーマンスはもはやローエンド級?
マザーボード ASUSTek M2N-VM DVI (マイクロATX Socket AM2)

NVIDIA(ぬびでぃあ) GeForce(じーフォース) 7050PV / nForce(エヌフォーす) 630aチップセット搭載。
当時は省電力がウリであった(現在でも省エネの部類だが)。内蔵グラフィックすのパフォーマンスは低いが、ゲームもGCもやらないので無問題。
メモリ UMAX Castor LoDDR2-2GB-800-R1 ×2
(DDR2 SDRAM PC2-6400 CL5.0 合計4GB)

DDR2
(でぃーでぃーあーるつー)のメモリ。時代はDDR3に完全移行。
容量は4GBと標準的だが、個人的用途では困らない。
内蔵ハードディスク Western Digital WD10EARS
(Serial ATA II 1TB 64Mキャッシュ)

Western Digitalの省電力型モデルに所属。64Mの大容量キャッシュが魅力的。
ディスクの回転数は可変(メーカー未公表)。IntelliPower(いんてりぱわー)と称する機構により動的に変化する。
内部セクタ構成はWindows 7やVista等と言った、新世代のOSに最適化されている。
外付ハードディスク Western Digital のHDD(色々)

我が家初のシリアルATA。ノバックの外付HDDケース(NV-HS200U ×2)に格納し主にコンバインモードで使用中。
そろそろUSB3.0対応のケースに交換したい。

※コンバインモードとは、複数のハードディスクを束ね、ひとつのディスクと
 見立てて使う仕組み。
 一例として160GBと250GBのハードディスクがあれば、160+250=410GBの
 単一ドライブとして使用出来る。
DVDマルチドライブ LITEON LH-20A1P (ATAPI(あたぴ)
Write:DVD±R20倍速、DVD-RAM12倍速、DVD±R DL8倍速、DVD+RW8倍速、DVD-RW6倍速、CD-R48倍速、CD-RW32倍速。Read:DVD-ROM16倍速、CD-ROM48倍速)

ごく平均的スペックのマルチドライブ。利用頻度は低いのでこれで十分。
FDD アルプス製 3Mode Drive

何年前に買ったのか記憶に無い程、現役生活が長い。
ここ2年ぐらいは通電のみで利用実績はゼロ。
USB 2.0拡張カード VIA製チップ搭載 ノーブランド

799円と激安ながら、外4ポート、内蔵1ポートと拡張性は高い。
一度不調に陥るも何時しか復活、長年のお付き合い。
USBサウンドユニット オンキヨー SE-U55

今でも高音質なUSBサウンドユニットだが、利用頻度は低い。
ケース AMO PC61169(G) (スチールケース)

質実剛健なATX
(えーてぃーえっくす)のスチール製ケース。
FDDに続いての長寿品。しっかりとした作りでガタも皆無。
電源ユニット Seasonic SS-300FB (300W)

ATX 12V Ver.1.3対応、 Active PFC搭載の高効率電源。
メモリカードリーダ アイ・オー・データ機器 USB2-W12RW

高速データアクセスが魅力のカードリーダ。こちらもUSB3.0対応製品も気になる。
マウス Logicool LS1 Laser Mouse

一時期はワイヤレスマウスやエルゴノミクスなマウスに気移りするも、結局はシンプルなコードマウスに回帰。
新品時はクリック感が固かったが、すっかり慣れた。
キーボード エレコム TK-UP01MASV

コンパクトな日本語101キーボード。打鍵感は悪くない。
右のAltキーが使えないので、一部のソフトでは問題かも。
モニタ ナナオ(EIZO) EV2333W-HBK
(23インチ 1920×1080ドット表示対応 VAパネル)

省電力型のフルHDワイド液晶。VAパネルなので視野角は広めで画質は及第点。
VAパネルは動画再生が弱点とされるが、動画は殆ど見ないので無問題。
インクジェットプリンタ エプソン PX-1001 (A3ノビ対応)

4色顔料インク採用、ビジネス色が強い単機能プリンタ。
モノクロの印刷速度は爆速だが、カラーはEPSON伝統の遅さ?を誇る。
インクが目詰まりし易いのは頂けない。
レーザプリンタ brother HL-1440

こちらもお蔵入り状態。トナー切れ後は全然使っていない。
OS Microsoft Windows 7 Professional(SP1) 64bit

Visata → XP → Vista→ 7と遷移。我が家初の64ビットOS。
主要アプリケーション 2007 Microsoft Office System Professional (SP2)
Mozila Firefox 4.x
Canon Digital Photo Professional 3.x
IBM ホームページビルダー6
Paint Shop Pro 7 ほか

ソフトウェアは軒並み旧世代。理由は単純で使い勝手に不満が無く、バージョンアップの必然性が薄いため。
特にPaint Shop Proはバージョンアップのたびに、速度低下・安定性劣化・使い勝手の低下に苦慮。今後もバージョンアップは控える予定。



写真

周囲が散乱しまくりの、自作パソコン1号機
右側に見えるのが、USB接続の外付HDD




今回のお題目は電源ユニットの交換です。従来はSeasonic SS-300FBという300Wの電源を長期間(6年以上?)愛用、トラブルも皆無で安定して活躍を続けました。
しかし、長年の酷使で劣化は確実に進行中と推測。万が一電源ユニットが故障した場合は内部パーツの破損はおろか、最悪の事態として火災すら招きかねません。
かつ、ATX電源バージョンも1.3と旧世代。今後マザーボードを換装した場合、今の電源では正常動作しない可能性が濃厚です。

そんな事情も重なり、安全策を兼ねて電源ユニットの交換を決断。電源ユニットは長期間使用するパーツなので、それなりに高品質が製品が望まれます。
今回はHuntKeyの絢風 300(AYAKAZE 300)を選定。300Wと出力は控えめながら、高効率電源の証明とも言える80PLUS GOLD認証を取得した、自作派に人気の高い電源ユニットです。
80PLUS GOLD認証の電源を選んだ理由単純で、「省エネ」の一点に尽きます。

写真

中国HuntKeyの電源ユニット絢風 300
高効率電源の証、80PLUS GOLD認証を取得




画像

12cmのファンを1基搭載、電源ケーブルは最近流行りの着脱式ではあらず




写真

こちらは背面、主電源や電圧切換スイッチは未搭載とシンプル


ここで80PLUSについて若干説明します。80PLUSプログラムが推進する電気機器の省電力化プログラムを指します。
電源ユニットが80PLUS認証を得る条件として、20%〜100%の負荷環境下にて交流から直流への変換効率が「80%以上」が必須要件となります。
80PLUS認証には変換効率に応じ、無印(Standardと称す場合がある)〜Platinummまでの5ランクに分類されます。
それぞれの変換効率は下表の通りとなり、右側に行くほど「高効率の電源ユニット」と称されます。


負荷率/ランク 無印 BRONZE SILVER GOLD PLATINUMM
20% 80% 82% 85% 87% 90%
50% 80% 85% 88% 90% 94%
100% 80% 82% 85% 87% 91%



「省エネ第一ならば、GOLDよりもPLATINUMMを選ぶべきでは?」との指摘もありそうですが、それは正解です(苦笑)。しかしPLATINUMM認証は取得のハードルが極めて厳しい模様で、秋葉原で入手可能な製品は1種類しか存在しません(2011.03時点)。
加えて、実使用面の効率ではGOLDもPLATINUMMも大差無いと判断しました。私の環境ではパソコン本体の消費電力は110W程度、絢風 300が300Wで唯一入手可能なPLATINUMM認証の電源は500Wの出力です。
前述の効率表と照合し、実効率を単純な計算式に当てはめてみます。

絢風 300:110W(実消費) ÷ 300W(最大) = 負荷率は約37% > 効率は88〜89%
PLATINUMM認証の電源:110W(実消費) ÷ 500W(最大) = 負荷率は22% > 効率は90%


と、実際の変換効率は両者で1%程度と推測。PLATINUMM認証の電源を選んでも消費電力はほぼ同じと思われます。
絢風 300の実売価格が9,000円程度なのに対し、PLATINUMM認証の電源の実勢価格は2万円弱。幾ら省エネを優先させるにしても、倍以上の価格差も気になるところです。
これならば背伸びしてPLATINUMM認証の電源を選ぶよりも、絢風 300を選択した方が妥当と判断しました。


電源交換自体はさほど難しくありません。作業に先立ち電源ケーブルを外します(当たり前ですが)。
私の環境ではケース側面のパネルを外すと、パソコン内部にアクセス可能。電源ユニットから伸びている内部配線を全て外し、背面のねじを緩めて既存の電源(Seasonic SS-300FB)を取り外します。
続けて絢風 300を所定の場所に装着し、内部配線>パネル装着の流れで作業終了。ところが電源ボタンを押しても、事もあろうに数秒で電源が切れてしまう問題が発生。
原因はATX12Vの4ピンコネクタの装着し忘れ。Seasonic SS-300FBでは未装着でも動作しただけに(旧世代の電源なのでコネクタ自体存在しない)、うっかり見落としてしまいました。

写真

ケース側面のパネルを外すと、Seasonic SS-300FBが姿を現す




写真

Seasonic SS-300FBの取り外しは、背面の4隅のねじを緩める




画像

Seasonic SS-300FBを取り外し、絢風 300に交換
絢風 300はサイズは比較的小さいので、ほとんどのATXケースで装着可能と推測




写真

CPUの補助電源であるATX12Vの4ピンコネクタの装着は必須
てか、今まで未装着で良く動作したものだ




電源交換の効果を検証してみます。パソコンのパフォーマンスは交換前後と差はないため、消費電力のみの比較です。
結論からすると交換前と比較し、およそ1割の節電を達成。Seasonic SS-300FBもActive PFC搭載で当時としては高効率の電源でしたが、80PLUS GOLDの実力はそれ以上です。

写真

消費電力の計測は、サンワサプライのワットチェッカー(TAP-TST5)を使用
消費電力の計測には円周率を計算する「スーパーπ」を使用
こちらが電源ユニット交換前の計測結果、消費電力は110W前後




写真

こちらが電源ユニット交換後、100Wを順当に下回る
絢風 300にはFDD用の電源出力が無いので、FDDへの電源供給は停止しましたが
それでもこの差は凄かった


アイドル時は消費電力の揺れが激し事から平均値の公表は控えますが、準じて消費電力は低下。絢風 300はファンの音も静寂なので、満足度の高い電源ユニットと言えそうです。
ただし、最高出力が300Wと控えめなので、様々な機器を繋いでいる環境では高出力の電源ユニットを選ぶ事になります。

東北地方関東沖地震で発電施設が壊滅的なダメージを受け、消費電力の削減が急務の昨今。古めの電源を使用中であれば、地球にもやさしい80PLUS認証対応の電源ユニット交換是非ともおすすめしたいです。




まいもちもの紹介に戻る

トップページに戻る