川崎フロンターレ VS ヴェルディ川崎

第79回天皇杯 第4回戦


日   時 1999年12月19日 13:00
試合会場 香川県立丸亀競技場 (香川県丸亀市)
天   候 曇り
観 客 数 5173人
試  合  結  果
川 崎 F 前 半 V 川 崎
後 半
伊藤 
(64分)
得点者 中澤 祐二
(19分)
牧野 直樹
(46分)
平本 一樹
(80分)



得点者とその時刻は、ヴェルディ川崎のホームページより抜粋 (-_-


アヴォンティーおお、丸亀おお、ららーらららーららーら!!
おお、まるがめに、丸亀に行きたいぜぃ!!!(旅費4万円弱)

って叫んでしまいたいのですが、川崎ダービーマッチが何故香川の何も無い片田舎で???
この謎を解くのは簡単、丸亀に行って応援すればいいのです。
等々力であろうと、何処であろうと、真のサポータであればついてゆくのは当然なわけなのです。
丸亀の先に見えるのは・・・、勝利と長居の二文字なのです。

丸亀に到着

考える前に先ず行動
いまや日本でいけない場所なぞ、ありえません



競技場近くのローソン

競技場近くのローソン
試合終了後、即準々決勝のチケット購入など計画済み


競技場に到着後、その大きさに圧倒される間もなく、係員に入り口を尋ね、開門時刻と同時になだれ込む。
芝生の自由席に一番乗り!後は試合が始まるのを待つばかりだ。
しかし寒い、半端でなく寒い。
北風が容赦なく、日陰の競技場を襲いかかる。
芝生の上に座って体を丸めようとするが、ひざを曲げるとジーンズにしみる寒さが直撃する。
どうしようも無く、芝生の上で立ち尽くし、グランドをただ見つめるのみである。

丸亀競技場

香川県関連のホームページの写真から
相当大きいと事前に分かってはいたが
その巨大さは半端ではない
一見すると、横浜国際競技場を彷彿させる


ひとり競技場を見つめていると、前方から男性が声を掛けてくる。
「あなた、ホームページ作っているでしょう?」、始めは適当にしらばっくれていたが、内容について色々聞かれる。
写真が一杯あって、BMWが載っている・・・完全にばれたので、遂に白状することに。
あれ、特にフロンターレ関連のページにアプローチしたわけではないのに、なんで知っているんだろう?
でも、そんなことはもういい。共に応援する仲間がいれば怖いものはない。
寒さが半端ではなく、小雪がちらつくほど。
それに対抗するには、大声で応援することだ。
さあ、川崎ダービーの開幕だ。絶対勝利をもぎ取り、横浜国際に舞い戻るぞ!!!。
しかし半端じゃなく寒い。みんなで寄せ集まって、寒さを堪えよう。
※ちなみにその方のホームページはこちらになります、とりあえず勝手にリンクを張ってごめんなさい。

ポールをのっとるサポーター

旗をつけるには、ちょうどよいポール
勝手に付けちゃっていいのかしら?



もちろん

もちろん、いいんです!!!
川平さんもそう言ってます



半端じゃなく風が強い

北風の強さは半端じゃない
旗を持つ人が吹き飛ばされかけるほど




ピンポンパンポーン、このページをご覧になっている方にお知らせです。
以前予告したとおり、本日も応援団の輪の中で、絶叫&暴れまくっていました。
これ以後の文章は、内容がめちゃくちゃ(今日は特にひどい)です。あらかじめご了承ください。

応援団の輪

ここまで来て応援をしないなんで、サポーターじゃないぞ!!
この日のスペシャルゲストは、地元の子ども達&会場整理の高校生
自らの立場を忘れ?応援の輪に混ざる
そうです、楽しければいいんです



選手達の入場だ、いつもの応援で励ますぞ!!

おおフロンターレ、おおフロンターレ、俺達の誇り〜〜
行くぞ、行くぞ・・・
じゃなくて、進め、進め、威風堂々、青と黒の戦士達ーーー

相変わらず間違えてしまう、来年までに修正せねば。

おまけにに本日は、レプリカの下に、横浜FCのレプリカも着用。
等々力で散った、横浜FCの無念。今ここで晴らすぞ!!!


おらーどうした!相変わらず立ち上がりが悪いぞ。
守りのリズムも悪いし、攻めに転じても、すぐカットされるじゃないかぁぁぁぁぁーーー。
ほら、北澤(背番号8:MF)、きたざわをマークしろ!!フリーにさせるとただじゃすまないぞ。
あーっ、右サイドをえぐられてばっかじゃないか。こんなことしてると点を取られちゃうぞ。
攻撃も何とかしろ、単純に中央突破だと、金髪の野郎(米山選手?背番号5:DF)に防がれるぞ。
はやく、早く北澤をなんとかせい、振り切られてばっかりじゃないかぁ。
司令塔を潰さなければ、相手のペースになっちゃうぞ!!
オマケにサイドの選手もフリーになっているぞ。余り自由にプレーさせると相手の思うつぼだ。
あ!ディフェンスがお見合いしてる・・・。あーあ中澤選手に決められちゃった・・・。

おーい、その後もやられっぱなしじゃないかーーー。
ディフェンスの山田選手(背番号2:DF)に、ゴール前までもちこまさせるな、これじゃジェフ戦の中西(ジェフの)選手と同じ手じゃないか。
ゴール前のこぼれ球、小林選手(背番号17:MF)が豪快にシュート・・・枠をギリギリかすめて一安心。
・・・している場合などないぞ、早く反撃に転じてくれ。
うーん、どうしたんだ、中盤の大塚(背番号16:MF)・久野(背番号23:MF)は完全に封じ込まれている。
更にツゥット選手(背番号9:FW)のプレーも、確実性を欠ける。これじゃ点は取れないぞ。

これじゃまずい、精一杯の応援で、選手達に気合を送り込むぞ!!

俺・・のフロ・・・・ーレ、・・こに
ヴ・・・ディを倒・・・だ、さ・・・こう!!!


あれ???まずい、私の声が前半にして早くも枯れてしまったとは。
大声だけがとりえなのに、これじゃ選手達に申し訳ない。
ガラガラ声でも、必至に応援だ!!!

おー・・・ーおお・・・・・・、フ・・・ツァ・・ーンタ・・・・ー
ド・・と一発、き・・・・・よーよよ。・・・・・ルディゴー・・・・打ち破・・・!!!

く、苦しい、でも応援は止めないぞ。
ここで止めたら、最後になるかも知れないので悔いが残る。何が何でも応援を続けるぞ!!!。

アヴ・・・テー、・・・、かわ・・き、・・・・お、ららー・・・・らーららーら!!!

声の調子が戻らぬまま、前半を終了。
スコアを見ると、0−1で負けている。
しかし、これでいいんだ、ここまでは市原戦と同じ展開。
選手の動きも徐々に良くなっている。後半で一気に逆転だ!!!
それにしても、ヴェルディ−のサポーターよ、競技場内でチアホーンなど鳴らすんじゃない。
ここはバレーボールの会場じゃないんだぞ。

斜面で遊ぶ子どもたち

適度な斜面があると、遊びたくなるのが子どもの性
斜面をすべって、はしゃぎまくる



ハーフタイム中の練習

この日も全くプレー中の選手は撮影せず
撮ったのはハーフタイム中の練習風景のみ


さあ、後半開始だ、地元の高校生も上半身裸でグレードアップ。
前半とは打って変わり、私の声も絶好調、声援を送って選手達を励ますぞ。
そう意気込み、僅かな目を外した隙に・・・頼むからこの時間の失点は勘弁してよ〜〜。

暴れる高校生達

後半に入ると、どちらが応援団の主流か判別できないほど
地元の高校生達は暴れていました



手を叩くシーン

「アヴォンテー」の応援で手を叩くシーン
この応援以外は、特に振り付けは無いので、応援のしやすさもポイント


だが、、まだ終わったわけではない。
フロンターレのイレブンよ、忘れるな。4月のFC東京戦を。
2点ビハインドで、同点に追い付いたあの感動を。
まだ奇跡は残っている。それを信じて応援だ!!!

おお、俺の東京、今日も行こうぜ勝利目指し
行け行けよ〜東京、いつも俺らが付いてるぜー
誰がなんと言おうと、周りを気にするなー
自分を信じていれば、勝利はついてくるーーー

ちがう、違う。また東京の応援をしてしまうとは・・・。


この後の展開ですが、叫び跳ねていたので、全開の市原戦同様、試合の展開は全く記憶になし。
伊藤選手(背番号19:MF)のシュートもうろ覚え、喜んだのもつかの間、記憶が戻ったのは、ヴェルディに3点目を奪われ、サポーターが意気消沈した瞬間。
どうしたんだみんな?あれだけ一生懸命タオルを振っていたのに、シュンとするな。
まだ諦めないぞ。得意のタオル倍速回転で、今度こそ奇跡だ!!!

おーおおおお、川崎、フロンターレをオウオウ
おーおおおお、川崎、フロンターレをオウオウ

タオルをブンブンぶん回す、ひとり止め、ふたり止めようと最後まで止めない。
でも、さすがに腕が疲れる。左右交互にやるのはご愛嬌。
そんなうちに試合終了のホイッスル・・・この瞬間に今年のサッカー人生は終焉を迎えたのでした。
ん??誰だ、メインスタンドで爆竹を鳴らした奴は。
選手に対して、そんなお出迎えはないだろう、やるのは仙台のサポーターぐらいにしておくれ。

試合後

試合に負けても、最後はこのポーズ
右端の「川崎一番」と書かれたマフラーが
入手できなかったのは
心残り

選手がトラックから引き上げ、私も荷物をまとめていると、応援の輪に加わった高校生から、思わぬ申し出を受ける。
「そのユニフォーム、うちのと(天皇杯のスタッフが着用する、薄手のコート)交換してくれない?」
ェ、それだけは勘弁。このユニフォームにはフロンターレ東京大宮各選手達の魂が込められている。
一年近くを共に過ごし、命の次に大切なものを、おいそれと渡す訳にはいかない。
・・・と言うのが模範的な回答ですが、私の場合別の手がある。
それは、フロンターレのレプリカの下に着用している横浜FCのレプリカを、交換条件とすること。
高校生に横浜FCのレプリカを渡し、引き換えにスタッフ着用のコートを頂く。
どっかのサポーターが「スタッフのものは元手がない(タダ)ので・・・」といってましたが、その通り。でもこのような珍品を入手するのもまた面白いところです。

それを脇で見ていた、フロンターレの応援団長が苦笑い。突如横浜FC談義となる。
ソシオ・フリエスタの会員証を見せると、「俺も持っているよ、レアなものだけど」と返事が。
レア、そうか会員番号が極端に若いんだな。そう考え見せて頂くと・・・。
な、何とそれは、とび丸デザインの横浜フリューゲルスのファンクラブ会員証!!。
レ、レア過ぎる・・・。

スタッフ着用のコート

レプリカと比較すると、明らかに安っぽいが
これを所有するフロンターレサポータなぞ、私くらい(他にも数名いるようです)

色が2色あり、ブラウンの方(下の写真を参照)が格好良かったのですが
なぜか「題78回天皇杯」となっていた


団長と一年を労い、握手を交わした後は、いつもどおり一目散へ選手が乗るバスの前へ。
そこでも天皇杯の高校生スタッフが、レプリカを欲しそうな目つきでうようよしている。

バスに乗り込む選手達

引き上げる選手達の表情は、やや硬い
キャプテンの中西選手(背番号14:DF)は
サポーターに敗戦を謝っていました


高校生と余り視線を合わせないようにしたつもりが、手元のスタッフコートが見つかってしまい、どうすればレプリカを入手できるか質問攻めに合う。
適当に返事をしたものの、そうおいそれとは貰える物ではないのですが。
「あーあ、タオルでいいから欲しいなぁ」、中の一人が呟く。
それならどうぞと、高校生に向けてタオルを放り込む。古いタイプで既に入手不能なので、大事にしてくれい。
まだ欲しそうな目つきをしているので、手袋をバックから取り出して放り込むと、目つきを変えて、われ先に奪い合いとなる。
そんなの、欲しいかな?でも四国にはプロサッカーリーグもないし(大塚FCはJFL)、彼らからすれば憧れなんでしょう。
まるで、私が選手になった錯覚を覚えた瞬間でした。
しかし、脇の中年のおばさんよ、いったい何処からヴォルティス徳島(大塚FCの地域名)のフラグを手にいれたのやら。
そこに土居選手(背番号15:DF)のサインが欲しいって?。大塚なら当然大塚選手(背番号16:MF)でしょう。
※土居選手の前所属チームは大塚。私が無知なだけでした・・・。


今振り返ると、ベストコンディションでないとはいえ、J1の格の違いを見せ付けられた感じです。
来年互角に渡り合うためには、立ち上がりが悪く・守りに隙ができやすい(失点は一番少ないが、穴がちょっと多い)などの弱点の克服と、戦力補強が欠かせないことでしょう。
でも、選手達はきっと応えてくれます。球団社長となる松本監督も、戦力強化に手腕を発揮してくれることでしょう。
そう願いつつ、今年のサッカー観戦記を終わらせていただきます。
来年は・・・応援に熱中し過ぎて、まともなレポートとなるのかなぁ。

自作J1昇格ロゴ


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