川崎フロンターレ
麻生グラウンド練習見学
〜 練習場にたどり着いた編 〜
川崎の片隅、右も左も分からぬ私は、練習場を間違え迷子と化してしまう。 腕は赤く日焼けし、体中に汗が滴れる。 疲労困憊の身に歩く気力は残されているのか。 |
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諦めも脳裏に過ぎったが、練習終了まで1時間残されている。 気力を振り絞り、また歩き始める。 坂を下り、一度国道付近まで戻ることとする。 |
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片平川に合流。今度は新百合ヶ丘と反対方面へ歩く。 近くのバス停で路線図を確認したところ、国道に合流した時点から、方向が違っていたことが判明。 私の方向音痴は、相変わらず半端じゃない(泣)。 |
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途中、坂道への入り口を通過。 こんな場所二度と振り返りたくない。 日差しが強まる中、更に川沿いを戻る。 |
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20分近く歩くと、別の上り坂を発見。 残された時間を考慮すると、ここに賭けるより他無い。 運に身を任せ、左に曲がる。 |
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細い急勾配の坂道が延々と続く。 体は重く、足取りもままならない。 苦しい、倒れそうだ、このままじゃ熱中症で死んでしまう・・・。 だが、右手に掛け声が微かに聞こえる。 選手達の声か、果ては耳鳴りか・・・。 |
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きつい一本道が続き、不安はピークに達する。 フラフラになりながらも、何とか坂道を制し、右手に向かう。 掛け声は徐々に大きくなる・・・。 |
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路地を抜けると、開けた場所に。 と、右手には駐車場が。草木を掻き分け、先を覗くと、高級車が数多く駐車している。 傍らには建物が、もしや・・・。 |
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目の前には、広大な麻生グラウンドが。 選手達が大声をあげ、縦横無尽に駆け回り、気持ちよい汗を流している。 やったー、遂に到着したぞ!!! (でも到着時刻は11:40分過ぎ。 「もう練習は終わるよ」と近くのサポータに言われた。 歩いた時間は、述べ1時間30分以上。ああ・・・。) |
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汗を異常にかいたので、Tシャツを脱ぎ捨てる。 尋常な量に、ただビックリ。 これだけ流せば、ピッチ上の選手に匹敵する(訳ないか)。 |
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夢にまで見た、麻生グラウンドに到着。愛する選手達は目の前に。 時間は少ないが、練習見学、そしてサインをゲットするぞ〜。 ※あらかじめ2リットルの水を飲みながら歩いたので、不幸にも熱中症にはならず。 これで水抜きだったら、既にあの世に旅立っていました。 炎天下で応援・観戦する場合は、日よけ・タオル・水をお忘れなく。 |
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