川崎フロンターレ VS 大宮アルディージャ

〜 J2 第37節 〜



日   時 2001年10月13日 13:03
試合会場 長野運動公園総合運動場 (長野県長野市)
天   候 晴れ
観 客 数 2,225人 (実にさみしい〜)
試  合  結  果
川    前  半 大   宮
後  半
     
     
     
得   点   者
オウンゴール 7分      






フロンターレ恒例、年1度の長野遠征。第二のホームグラウンドで、大宮アルディージャを迎え撃つ。
長野は正直、個人的には思い入れは少ない。昨年はプレシーズンマッチでFC東京と対戦を交えるも、緊迫感が乏しい試合内容に、失望した記憶ばかりである。
そのときは長野県知事選の渦中で、田中康夫氏(現知事)がスタンド裏で選挙演説。むしろそちらの方が明らかに興味が沸き、レプリカにサインをもらったりしたものだ。
それはともあれ、今日は歴然たるリーグ戦。長野のサッカーファンを満足させるためにも、力を尽くした戦いが望まれる、断るまでも無い。

芝生席にサポーターが移動

ゴール裏の芝生席に、サポーターが集結!
だが、これにはとある事情が
当初はメインスタンド脇で応援するつもりが
係員の制止に遭遇し
しぶしぶ芝生席へと移動
メインスタンドで鳴り物禁止なら
当初からアナウンスを求む



乏しいサポーター

一応、フロンターレのホームゲームだが・・・
相変わらず人影が乏しいサポーター
バスツアーが渋滞にはまってしまい
試合開始直前にも現れない
よって、ご覧の惨状だ



気勢を上げる大宮サポーター

むしろ、大宮サポーターの方が
ずっと元気ありげ
チーム状況の違いがまざまざと


場内の施設は乏しく、電光掲示板はおろか、選手名の看板すら見当たらない。
ピッチに選手が現れ、サポーターが名前をコール。だが観客席からはピッチが異様に遠く、スターティングメンバーの把握すら困難だ。
応援団の面々が目を凝らし、選手の背番号を必死に確認。彼らの苦労で何とか選手名のコールは行えたものの、いまいち盛り上がりが中途半端なまま。
そして試合開始のホイッスル。大宮がロングクロスをさっそうと放ち、フロンターレも淡々とクリアで応対。
徐々に応援ムードも高まってきた。私的には声の出も良く、そこそこ応援出来そうだ。
オ〜〜〜、フーロンターレ!
オ〜〜〜、川崎オーオ〜

フロンターレは守勢に

序盤は大宮が両サイドを狙って
盛んにロングパスを放ってくる
原崎選手(背番号6:MF 左)に
フロンターレは長橋選手(背番号20:MF)が対抗
実際にはこの位置ですら
相当遠く、かつ日差しの影響から
誰が誰なのか、非常に把握しづらい状況
写真で見れば、誰なのか明白ですが


大宮が積極的にパスを前線へ放つ。しかし序盤の影響からか、前線の選手に精彩が欠ける。
フロンターレも中盤以降に押し戻し、密度の高いプレーが。だが、ピッチの遠さゆえか、プレーの臨場感がまるで伝わってこない。
サポーターの熱気も未だ盛り上がらず。ピッチ上の選手も乗り気に失せるのか、箕輪選手(背番号5:DF)のフリーキックは前線の選手がヘッドで競るも、敢え無くゴールラインを割ってしまった。
スタメン復帰2戦目の浦上選手(背番号1:GK)もぱっとしない。バックパスを前に蹴り返すも、大宮の選手にやすやすとボールが渡ってしまい、攻撃のリズムを組み立てられない。

両者の攻防も

逆サイドでは、ボールに対する競り合いが
写真ではそれなりに緊迫感が伝わる(?)が
実際に観戦すると余りに遠過ぎて
プレーの鼓動が伝わらない


緊迫感が実に乏しい。そんな間にも大宮のゴール前にボールが横切り、フロンターレの選手が無理やり折り返し、大宮ゴール方面へ。
ボールは白井選手(背番号1:GK)がキャッチ・・・。あれ??ボールが高くバウンドし、以外に処理に苦しんでいる。
と思う暇も無く、ボールは大宮ゴールの中へ吸い込まれた。サポーター一同一瞬目を丸めるも、直ぐに歓喜の声が響き渡る。
リスタート後、程なく場内アナウンスが。オウンゴールを知らされると、皆意外そうな表情を浮かべていた。
何はともあれ、先制点をゲットした。これをきっかけに、試合のムードが高まることを期待したい。

大宮のオウンゴール

これまた遠く、誰のゴールか
さっぱり分からなかった
でも、歴然たる先制ゴールだ!


大宮も反撃に転じ、フリーキックのチャンスを掴む。安藤選手(背番号29:MF)が繋ぐなどするも、ボールはゴールラインを大きく割り込む。
だが、フロンターレの選手にボールがぶつかったのか、続けて大宮のコーナーキックへ。このキックはファーサイドへ流れるも、トニーニョ選手(背番号4:DF)が追い付いた。
塩川選手(背番号24:MF)のマークもあっさりと振り切り、コーナー付近からセンタリング。逆サイドからシュートの体勢に入るも、最後は飯島選手(背番号31:DF)が確実にクリア。
フロンターレも中盤から縦パスが繰り出され、阿部選手(背番号16:FW)が独走態勢。更に続けて鬼木選手(背番号7:MF)が右側からクロスを放ったが、大宮もトニーニョ選手がヘッドで弾き返す。

鬼木選手の攻撃

鬼木選手が前線をうかがう
予断だが、私のデジカメは最大27倍
最大にアップしてもこれが精一杯なので
逆サイドのプレーを肉眼で観戦したら
どんな感じか掴めるでしょうか
(横浜国際の次あたりに酷い?)


「観えない人、手を挙げて〜」、「はーい!」
コールリーダーの提案に、多くのサポーターが挙手。ゴール裏の視界の悪さにうんざりしてか、コーナーエリア付近へ大移動。
タオルをぶん回し、応援をしながら芝生席を動く。ただ、移動先も真正面から日差しが降り注ぐ。極度の逆光状態で、これはこれで過酷な状況だ。
肝心の試合は・・・更に緊迫感に失せてきた。フロンターレの攻撃も中盤付近で失速し、最後は浦上選手まで戻してしまった。
浦上選手のキックは、再び大宮の選手を直撃。大宮も転がり込んだチャンスを逃さず、果敢に攻め立てる。
・・・状況とは程遠く。バックラインでゆったりとパス回し。左右にボールを単純に動かすのみで、試合状況は濁る一方だ。

いや、それはカムフラージュだったのか、長々とパスを繰り返すと思いきや、突如前進に切り替える。
左右に素早くパスを切り替え、斉藤選手(背番号15:DF)がクロスを放つ。
久野選手(背番号23:MF)がボールを全身で食い止め、サポーターからは拍手喝さい。しかし、その直後に大宮が一瞬の隙を突き、フリーの選手が一気に駆け上がる。
突然の攻撃にフロンターレも慌てたのか、コーナーキックに逃れるのが精一杯。大宮のコーナーキックは混戦からこぼれ球になるも、フロンターレの選手はボールを拾いに向かわない。
大宮は原崎選手が追い付き、角度が乏しいながらもセンタリング。これはボールの精度が低く、最後はフロンターレも事なきを得る。

大宮のセットプレー

大宮のコーナーキックから、両者の攻防が
ピッチ上では砂埃が舞い
プレーの迫力を増大させる
・・・て程、緊張感が無いのですが


フロンターレは中盤から細かく繋ぐ。一旦右サイドに展開し、最後は低い弾丸だ!。
しかし、シュートの迫力が伝わらない。せっかくの大移動の効果も乏しく、ピッチの空気が全然肌に伝わらないのだ。
大宮の攻撃も迫力不足。細かく繋いで前線をうかがうも、何か中途半端なのか、途中で止まってしまう。
試合内容に苛立ったのか、ボールを持った大宮の選手が、フロンターレの選手を押し倒す。
強引な突破は鬼木選手がカットして前に託す。続けてのサイドチェンジが鮮やかに決まり、立て続けにクロスをお見舞いする。

大宮もフロンターレの奇襲攻撃に慌てたのか、ボールをゴールラインに逃がすのがやっと。ここは一気にたたみかけ、絶対に追加点をゲットするぞ!。
バスツアー組もようやく到着したのか、フロンターレサポーターは一気に数を増す。
ゴール!ゴール!ゴール!(ドドド)
ゴール!ゴール!ゴール!(ドドド)
聞き覚えの無い応援歌と共にプレーが再開。コーナーキックからルーズボールが転がるも、惜しくも押し切れず。
ここはちょっと残念な場面であった。

サポーターが一気に増える

サポーターも続々と芝生席に登場
いつもの面々が顔を揃えたぞ


大宮の攻撃は総じて単調で、眠気に輪をかける格好だ。強引なプレーがいささか多い。
岡本選手(背番号5:DF)が、フロンターレの2選手を振り切りセンタリング。この攻撃はクリアするも、大宮の優位に変化は見られない。
ここでフロンターレは不可解なファウルを受けてしまう。選手も両腕を水平に上げて、主審に不快感をアピールする。
大宮の選手がフリーキックの体勢に入る。それと同時に、大宮の選手がフロンターレゴール前に集結し、フロンターレDFも急いで追いかける。

が、それはおとりだった。ボールはファーサイドのスペースに放たれ、小阪選手(背番号16:FW)が駆け込む。
フロンターレも久野選手が必死に追いかけるものの、守備が不安定。更に続けて大宮のスローインへ。
ボールを受けた選手が、すかさずセンタリング。腰高の鋭いボールがフロンターレゴール正面を横切るも、浦上選手が地面に押さえ、このピンチは耐え凌いだ。
大宮は攻撃の手を緩めず、細かくボールを繋ぐ。最後は外池選手(背番号9:FW)にボールを集中させるものの、最後の詰めがどうも甘いのか、フロンターレは決定的な場面から回避される。

大宮の攻撃

大宮もここぞとばかりに攻撃を仕掛ける
しかし、バルデス選手が怪我で不在では
破壊力が乏しいのは否めない
外池選手も奮闘するも、ややリズムが悪い


前半も35分前後に達したのだろうか。ボールの主導権は大宮が握り続け、再び左右にボールを回す。
やがて前後に激しいパスが。フロンターレの守備に対して盛んに揺さぶりを仕掛ける。
最後は鋭い縦パスを放つ。フロンターレも伊藤宏樹選手(背番号25:DF)が体を張ったプレーで対抗し、やすやすと得点のチャンスを与えない。
しかし、大宮の攻撃は予想外に地味だ。パスを積極的に繰り出してはいるものの、不思議と中盤止まりの場面も多く、積極性の乏しさには首をひねってしまう。

対するフロンターレも、攻撃の機会が乏しい。中盤で阿部選手が足元でボールを粘るも、大宮の選手が寄ってたかり、ボールは奪われてしまった。
すかさず大宮の鋭いパスが。原崎選手を目掛けてボールは低く転がるも、フロンターレは箕輪選手(背番号5:DF)が見事なスライディングを披露し、危険なパスを断ち切った。

箕輪選手のスライディング

このパスが通れば、原崎選手の独壇場の恐れも
箕輪選手が砂埃を立てながら
激しいスライディングで、ボールをタッチラインに逃す



フロンターレのファウル

伊藤宏樹選手の激しいチャージで
大宮にフリーキックを与えてしまった
ちょっと冷静さが必要だ



セットプレーを妨害

ゴール裏の旗振り舞台も
左右に低く旗を振り
大宮の選手の視線を幻惑させる



原崎選手のフリーキックは外れた

その甲斐あってか、原崎選手のキックは
バーの上方を通過
このピンチはこれで一段落



ピンチを脱したフロンターレが、速攻に転ずる。ゴール前のプレーから、コーナーキックのチャンスだ。
フロンターレは守備も中盤まで引き上げる。大宮の反撃も飯島選手が前に飛び出しクリアし、この時間帯での形勢逆転を狙っているようだ。
しかし、逆にこれが災いする。大宮が左に展開し、鋭いクロスを放ってきた。
逆側に外池選手が駆け上がり、ヘッドでゴールを奪いに掛かる。外池選手のコンビネーションが悪いから助かったものの、油断は禁物だ。

前半も残り時間が僅か。大宮の攻撃も当初は外池選手一本に絞っていたが、徐々に他の選手を引き上げ、パワープレーを仕掛けて来た。
フロンターレゴール前には、ボールが盛んに飛び交う。フロンターレのクリアボールを氏家選手(背番号7:MF)がダイレクトにシュートを放つ等、最後の最後まで大宮が攻撃の主導権。
それでも大宮はゴールを奪えず、フロンターレが1点リードのまま折り返す。場内には時計が設置されるも、目立たないため試合進行が把握しづらく、瞬く間に過ぎ去った印象を受けた。
フロンターレサポーターから新たな応援が幾つも飛び出したが、ピッチ上の選手はちょっと歯車がかみ合わなかったようで、いささかリズムが悪い感じ。
芝生席にはトンボが飛び交い、すっかり秋の気配。ちょっぴりと郷愁の念が、こみ上げてきた。

ふろん太君が登場

遅ればせながら、ふろん太君が登場だ
派手なパフォーマンスは一切無く
子どもたちのサインに応じていた
あの体で左側の柵を無理やり跨ぎ
サポーターから拍手が沸いた場面も


さて、間もなく後半開始だ。サッカー場特有の緊迫感とは依然遠く、家族的なほがらかなムードが周囲を支配する。
どんな状況でも応援は応援。気持ちを高めて応援に集中するぞ!。
オ〜〜〜、フーロンターレ!
オ〜〜〜、川崎オーオ〜


開始直後はフロンターレが優位。適当な間隔から前線に高めのパスを盛んに放ち、シュートの体勢も訪れた。
大宮のパスも鮮やかにカット。お?伊藤彰選手(背番号19:FW)にパスが渡り、そのままドリブルで一直線だ!。
彼自慢のドリブルが炸裂。押せ押せ!あきらぁ〜
おお、いとう〜あきら〜、ゴールね・ら・え、シュートは・な・て!
おお、いとう〜あきら〜、ゴールね・ら・え、シュートは・な・て!

伊藤彰選手がゴールに迫る

フロンターレ−富士通に魂を捧げる男
伊藤彰選手が突破を仕掛ける
行け!そのまま攻め上がれ!!



?な試合

ピッチの反対側は、前半同様に状況が把握しにくい
大宮の展開が実に鈍く
これがJ1争いに加わるチームかと
いささか疑問が沸いたほど
そもそも、超望遠撮影して
手ぶれもしないようでは
それだけ試合の動きが乏しいのでは・・・


大宮を叱ってばかりいられない。フロンターレの攻撃も密集地帯に集中しがち。
左サイドの混戦からつま先でボールを保とうとするも、それはかなり難しい。無理に混戦を仕掛けるよりも、パスを早く繋いで、フリーの空間を有効に生かして欲しい。
大宮は逆襲に転じ、左サイドからセンタリング。流れたボールを更に折り返したものの、ここは浦上選手が冷静にキャッチ。
フロンターレも直ちに反撃し、鋭いスルーパスが通る。大宮の斉藤選手が危険なプレーからイエローカーを受けてしまい、セットプレーのチャンスが巡って来た。
さあ、ゴールだ。ゴールを狙え〜!
(ドドド・ドドド・ドドド)ゲットゴール!
(ドドド・ドドド・ドドド)ゲットゴール!
またまた聞き慣れぬ応援が。大宮の応援をパクっているのか、さっぱり意図不明。
ま、覚えるのは難しくないので、徐々に慣れれば良い。適当に口裏を合わせ、応援に努めればOKだろうか。
セットプレーからコーナーキックに移る。久野選手が蹴ったボールを、伊藤彰選手が角度の乏しい位置からシュートを放つ。
跳ね返りを続けて今野選手(背番号18:MF)がシュート。応援はますます脱線気味?で、野球調のリズムに傾く一方だ。
ファイト!ファイト!今野!ファイト!ファイト!今野!!
あーきーら!あーきーら!あーきーら!あーきーら!


フロンターレはなおも攻め立て、大宮ゴール付近で細かく繋ぐ。最後は伊藤彰選手にラストパスが放たれるも、惜しくも呼吸が合わず、伊藤彰選手は悔しさの余りに腰から崩れ落ちる。
う〜ん、残念じゃ。試合に緊迫感が乏しいだけに、盛り上がるちょうど良い場面だったのに。

前線が機能しているフロンターレ

フロンターレの前線は、まずまずの調子
今野選手も積極果敢に中央から飛び出し
大宮の守備にプレッシャーを与える



面白みに失せる大宮

対する大宮の攻撃は、実に掴み所が乏しい
正直、大宮のプレーは単調一本やりで
何とコメントしようか??
もう、書くのも面倒だから、適当に流す(笑)



まぶしい

日差しの強さを物語るシーン
遥か彼方でフロンターレの選手が倒れ
誰なのかを確認するため、必死に目を凝らす
ああ、何て眩しいのか・・・


さあ、プレーも再開だ。フロンターレは伊藤彰選手の突破を見計らって縦パスを放つも、マークに入った奥野選手(背番号2:DF)が進路を阻む。
ボールはゴールラインを割り込んだ。ボールボーイが素早くボールをピッチに戻すと同時に、フロンターレサポーターから「ゆっくりね〜」とエールが飛び出す。
やや劣勢だった大宮も、J1昇格は譲れない目標。是が非でもこの試合を落とせない。
選手を積極的に交代し、徐々にではあるが攻撃的な布陣に切り替えを図る。
そして、パス主体から一転して軽快なドリブル攻勢。フロンターレの守備も特に慌てるそぶりも見せず、淡々と大宮の攻撃を食い止める。

岡本選手のオーバーラップ

だが、一方的な油断は禁物
大宮も奥野選手からのパスが
岡本選手に渡り、伊藤彰選手を
あっさり外して前線に迫る
彰、守備も怠るな〜


後半も結構時間が経過したのだろうか。時間経過すらいまいち把握できず、大宮の攻撃も相変わらずに乏しいバリエーション。
それでも大宮の攻撃も多少厚みが増してきた。フロンターレゴール付近に腰下のパスが放たれるや、大宮の選手がダイレクトにシュートを放つ。
大宮はさらに右に展開し、フロンターレのゴール前をうかがう流れ。そこが無理と判断したのか、ボールを左右に回し、再びフロンターレの隙を狙いに掛かる。
タイミングを見計らって縦パスを繰り出すも、今度ばかりはフロンターレも攻撃を見抜く。パスの前後に選手をすっと上げ、大宮にオフサイドを献上する。
大宮は攻撃がひと段落するや、バックラインでゆっくりとボールを回す。
相変わらずのマイペース?に眠くなる一方。フロンターレサポーターからは?な応援が盛んに飛び出し、試合の緊迫感はますます遠のくばかりだ。

鬼木選手と原崎選手の攻防

フロンターレの攻撃も各所で行き詰まりが
少ない盛り上がりの場が、このシーン
コーナーに鬼木選手がボールを持ち込み
原崎選手とフラグを握りながら
緊迫感溢れるボールの奪い合い
最後は鬼木選手のファウルで終わり
サポーターからは激しい異議のブーイング


ふと我に返り、手持ちのPHSで時刻を確認。後半も残り時間は余り残されていない。
なのに、大宮の攻撃は単純の一言。変哲も無い縦パスですら繋がらないケースまであり、これが強豪チームなのかと疑問を呈したくなるばかり。
それに安心したのか、フロンターレの守備も緩んでいる。試合は主審が長い笛を吹くまでは、決して油断はならない筈だ。
さあ、ここは集中しよう。大宮も斜め角度から柔らかなスルーパスを繰り出すが、フロンターレも浦上選手が積極的に飛び出してクリアする。
続けて大宮がパスを繋ぐも、その先はフロンターレの選手へ。途中交代の林選手(背番号33:MF)がボールを受けるや、切れのある動きで大宮の選手を翻弄する。
サポーターからは更なる応援が飛び出す。ああ、これはどうやって応援すれば良いのだろうか・・・。
全く?ですが、一応抜粋すればこんな感じなのか・・・(多分外れている)。
オーオーオオオー、オレ!オレ!川崎!
オーオーオオオー、オレ!オレ!川崎!
オーオーオオオー
(どんどんどどど・どんどんどどど・・・)

林選手の攻撃

林選手(中央左)がシャープな動きで
大宮の守備を翻弄させる
ただ、登場機会が少ないためか
このところ詰めの場面で
焦るシーンが多い気がするのだが


試合はまったりムードのまま、淡々と終えてしまうのか・・・。だが、この期に及んで、大宮も必死の攻撃を仕掛けて来たぞ。
大宮のカウンターが炸裂し、右よりの位置からシュートが放たれる。フロンターレは浦上選手がパンチでゴールラインに逃し、大宮のコーナーキックを迎える。
大宮は攻撃の人数を増やし、ペナルティエリア前後で盛んに押し込みをかける。大宮の圧力にフロンターレの守備も崩壊し掛けるが、最後は浦上選手がセーブで断ち切る。

フロンターレのリードは1点足らず。これでは安全圏とも程遠く、ロスタイム突入付近でも、フロンターレも攻撃の手を緩めない。
大宮が危険な縦パスを繰り出す。そのまま混戦に縺れ込み、フロンターレの守備は相当堪えている。
浦上選手もバランスを崩すも、幸運にも大宮のボールがゴールラインを割った様子。
よし、フロンターレのゴールキックからプレーが再開だ。その直後、フロンターレのカウンターが大炸裂だ!
斜め角度から長橋選手がラストパスを放ち、最前線の選手へボールが渡る。
そのままゴールに押し込み、とどめの2点目!!・・・と勘違いしたものの、このゴールはオフサイドで幻に終わる。

だが、大宮の最後の逆襲も実らず。試合はこのまま幕を閉じる。
開始直後のオウンゴールを死守に成功したフロンターレ。余り格好良い勝利とは言えませんが、上位の大宮にダメージを与えたのは、疑う余地もありません。

長橋選手が鋭いパス

フロンターレが怒涛のカウンター
長橋選手が鋭いパスを繰り出し
ゴール前の選手をお膳立て
大宮の守備は手薄だ
さあ、これはもしや・・・



オフサイドだった

パスの直後、副審の旗がさっとあがる
続けてシュートを放ち
ボールは大宮ゴールに突き刺さったが
その前にオフサイドの判定



勝利

試合はそのまま、フロンターレが逃げ切った
選手たちも安堵の表情を浮かべ
サポーターも大きな歓声で出迎える


とにかく勝利。盛り上がりに乏しい試合内容でしたが、紛れも無い勝利です。
もう眠いので、サッカー記もこれまで。どうも盛り上がりに欠けたので、淡々と終わらせて頂きます。
最後に余談ですが、帰郷直前にきのこそばをご賞味。そばも中々でしたが、きのこの方がずっと旨かったりして。

= オマケ動画 =

試合の前半、応援しながら大移動するサポーターの姿をちょこっと紹介。
どんな状況でも応援を止めないのが、
紳士たるサポーターの姿であります(笑)。
※ご覧になるには、画像の上をクリックしてください。

その1 その2



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