川崎フロンターレ VS 亜細亜大学
〜 練習試合 〜
日 時 | 2002年2月16日 14:00〜 | |||
場 所 | 川崎フロンターレ 麻生グラウンド (神奈川県川崎市) |
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天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 絶好の行楽日和で、結構多かった |
遅ればせながら、新年初の麻生訪問。その目的は断るまでも無く、新生フロンターレのチェックです。 J1復帰を目論むべき、充実した新戦力が魅力大。選手たちの仕上がり具合は、期待に添うべくものでしょうか。 しかし、久方の麻生グラウンドは、不思議と違和感がある。練習場を取り囲む見学客からは、ほのぼのとした温和な雰囲気が。 昨年の激戦の緊迫感を引きずる私からすれば、少々拍子抜け。もっとも練習試合ですから、気軽に観戦するのが何よりです。 それはともかく、日々の疲れもあるので、軽くお手並み拝見です。 |
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久々の麻生グラウンドは快晴の行楽日和。 グラウンドに到着すると、両チームの選手が円陣を組み、キックオフ直前であった。 |
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相手が大学生ならば、プロのフロンターレの相手では無い。 キックオフ直後から一方的に攻め立てている・・・のだが、立ち上り故か雑な印象。 ワンツーで左サイド突破を図るが、連携が乱れてしまう。 |
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だが、実力的には明白な差が。 左サイドを切れ込み、鋭いセンタリングから、体を預けながらのシュートが決まる。 見学席からも、暖かい拍手が沸き起こる。 |
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ピッチの傍らでは、「ベティ」こと久野選手が黙々と壁に向かってボールを蹴っている。 彼独自の世界に浸っている? |
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立て続けの2点目も決まり、余裕の試合運び。 ・・・が、はるか彼方で、フロンターレの選手が、接触プレーでピッチに伏せている。 一体誰が・・・遠く過ぎて識別不能だ。 新戦力の顔も、早く覚えねば。 |
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時折亜細亜大学に攻め込まれるも、致命的な場面は限定される。 ユース出身の藤木選手が、浮かしたパスに回り込み、相手のプレッシャーを外して、ボールをタッチラインに蹴り出す。 GKの吉原選手からも、「今のでいいからな〜」と誉め言葉が。 |
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右サイドからのクロスボールが、ゴールに吸い込まれ、感嘆の叫びと共に3点目。 試合状況は安泰なので、ゴール裏でも。 コーチの声に合わせ、背筋で後半戦に備える、主力級の選手たち。 船上で飛び跳ねるエビみたい。 |
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それでも、課題が残る選手も。 渡辺選手が相手のパスを奪うも、何故かボールの処理に手間取り、タッチラインを割ってしまう。 全体的にぱっとせず、これじゃぁ出場機会は減ってしまうゾ。 |
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試合は淡々と進み、フロンターレは前半を3-0で折り返す。 少々のインターバルの後、後半戦へ。いよいよ主力級の選手が登場するぞ。 ※実際には4-0が正解です。 |
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期待の新戦力、マルキーニョ選手とベンチーニョ選手の姿を確認。 特にマルキーニョ選手の積極性が光る。去年(新潟で)対戦した際は、守備的なイメージを持ったが、ベンチーニョ選手へ意欲的にパスを放つ。 ふたりのコンビネーションは、上々の出来栄え。 |
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ここでもフロンターレが一方的に攻め立て、フリーキックの場面を迎える。 キッカーはベンチーニョ選手。 |
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低いキックは、選手の影に隠れたか、直接ゴールに吸い込まれた。 この後もフリーの体勢からヘディングシュートを決めるなど、開幕戦へ向け順調な仕上がり。 |
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それでは他の選手と言うと・・・。 塩川選手は右ウイング寄り。動きはかなりシャープなものの、後方からのパスで飛び出しの際にオフサイドになる場面もしばしば。 やはり左のほうが本職かも。 |
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コーナーキックをヘディングで競り合う、岡山選手。 攻撃の時間帯が長かったため、目立った印象は残らなかった。 ただ、相手に攻められた際、攻守の切り替えが遅く、守りが甘かったのはマイナスポイント。 |
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イマイチなのは新加入の加賀見選手。 体のキレがいまひとつで、判断が遅れる場面も少なくない。 まあ、それでもゴールは決めたけれど。 |
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この日最も優れていたのは、マルキーニョ選手だと思う。 状況判断が極めて早く、パスの供給のみならず、隙あらば積極的に攻める姿勢に、好感が持てた。 このシュートはゴールポストに嫌われるが、良いタイミングから放っていた。 |
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はい、彼がマルキーニョ選手です。 新潟のユニフォームより、ブルーなユニフォームがお似合いです。 新潟の皆様、彼を手放した(逃げられた?)のは、後で必ずや後悔させます、はい。 |
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後半も大量の4得点。 結局7-0と、亜細亜大学を一蹴した。 両チームの皆様、寒い中お疲れ様でした。 ※実際には8-0が正しいです。 |
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・・・と蓋を開いたら、大学生を圧倒。若干ぎこちない箇所も残りますが、仕上がり具合は順調なようです。 客観的に見ても、そこそこ戦力に恵まれている。J1復帰を目指すべく、舞台は整った。 ライバルチームも侮れないが、ウチだって決して劣っていない。頼んだぞ!青と黒の戦士達よ。 |