等々力が揺れた日 Page4
     
セレッソに再び突き放された さあ、後半開始だ。数的不利のセレッソを、絶対に打ち破れ!
・・・が、開始早々にゴールを奪われ、再びリードを許してしまう。
セレッソのゴール裏が、恨めしい限り。
気を持ち直し、応援再開だ!
我那覇選手(背番号27:FW)から、ベンチーニョ選手(背番号9:FW)にパスが通る。
シュートを放て!だが、セレッソの守備もベンチーニョ選手を取り囲み、決定的なチャンスは訪れない。
ベンチーニョ選手がゴールを狙う
バックスタンドに足を運ぶ 応援団の集団から、コールリーダ吉野氏がひとり外れる。
フェンスの上を器用に歩き、バックスタンドに足を運ぶ。
バックスタンドの観客に向け、恒例の盛り立て行事。
メガホンとフラッグを懸命に掲げ、応援への協力を呼び掛ける。
バックスタンドの観客に応援を呼び掛ける
長橋選手 ピッチではフロンターレが優位な展開。
セレッソのカウンターも即座に封じ、長橋選手(背番号20:MF)も積極的にボールに絡む。
ベンチーニョ選手とのコンビネーションも上々だ。
そして入場者数の発表。
7,085人!正真正銘、等々力の今季最多動員数だ。
サポーターの絶え間ない努力が、この数字を生み出した。
多くの入場者
伊藤宏樹選手がシュートを打てず フロンターレにコーナーキックのチャンスが。
鋭いボールが、伊藤宏樹選手のもとへ。
だが、ボールの高さが中途半端だったのか、シュートは放てない。
フロンターレは更に林選手(背番号19:MF)を投入。
右サイドを鋭く切れ込み、鈴木選手(背番号7:DF)のスライディングを外す。
直後、コーナーキックを得るが、どうしても同点ゴールを奪えない。
林選手
セレッソも必死の守備 攻めるフロンターレ、守るセレッソ。
フロンターレが積極的に縦パスを繰り出すが、セレッソも必死の守備で対抗。
ゴールが、どうしてもどうしても遠い。
「旗振って
くださーい!」

コールリーダーからの要請に対し、観客がフラッグを振り回す。
この青き思い、ピッチへ通じてくれ!
旗、振ってくださ〜い
セレッソに屈辱の3点目 が、現実はどこまでも過酷だった。
後半終了間際、セレッソのカウンターで守備が崩れ、致命的な3点目を奪われた。
屈辱の失点に、サポーターも沈黙してしまう・・・。
いや、まだ諦めないぞ!
この願いが通じたのか、直後林選手がゴールを決め、点差は再び1に戻る。
勝利を信じ、最後まで、最後まで諦めてなるものか!
まだ諦めない!
選手達も諦めない ロスタイムも刻一刻と流れ去る。
選手達も決して諦めない。青く燃え盛る等々力の地で、勝利を信じて。
最後の最後まで、決死の勝負を挑む。
だが、奇跡は夢と化してしまった。
残された時間は余りに少なく、屈辱のタイムアップ。
選手達も無念の表情を浮かべる。
うなだれる選手達
うなだれるサポーター 懸命の応援も空しく、結果には結びつかなかった。
悲しむな!俺達は全力と尽くし、力の限り戦ったのだから。
この悲劇をバネに、これからも頑張ろう!

試合結果:川崎2-3C大阪


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