アルビレックス新潟 VS 川崎フロンターレ
〜 J2 第26節 〜
日 時 | 2002年8月21日 19:00 | |||
試合会場 | 新潟市陸上競技場 (新潟県新潟市) | |||
天 候 | 曇り一時雨 | |||
観 客 数 | 10,028人(平日でこの人数はさすが) | |||
試 合 結 果 | ||||
新 潟 | 0 | 前 半 | 1 | 川 崎 |
2 | 後 半 | 0 | ||
2 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
セルジオ | 46分 | 10分 | 箕輪 義信 | |
マルクス | 74分 |
「疑惑の判定」で、大分戦は苦悩のドロー。残り試合を考慮すれば、上位との勝点差はギリギリ許容内のフロンターレ。
平日のアウェイは、昇り調子の新潟が相手。新潟もJ1昇格が現実味を帯び、チームもサポーターも一丸で戦っている。
正直厳しく、過酷な勝負であろう。しかし、J1復帰はフロンターレも悲願、情けは一切不要である。
新潟は意地でも倒さねばならない相手。これ以上勝点差が拡大すれば、フロンターレに致命傷は免れない。
この日は平日、しかも空は雨模様
なのに!開門前でありながら
新潟サポーターは長蛇の列を成している
この熱気、何処から生まれているのか
キックオフを前にして
新潟ゴール裏はオレンジ一色で埋め尽くされる
選手が練習開始ともなれば
凄まじい声援がピッチを震わす
早くも圧倒されそうな雰囲気だ
フロンターレはこの人数と、毎度の少なさ・・・
超アウェイの圧倒的劣勢な状況であるが
激戦を前に、応援に集中するのが使命
J1昇格戦線に踏み止まるべく
意地でも負けてなるものか!
寒い、自然に身震いを覚える。晩夏と想像しがたい冷風が場内を舞い、半袖では腕に鳥肌が立つ。
キックオフの時刻が迫るにつれ、新潟サポーターの声援は増大の一途。フロンターレサポーターが必至に選手名をコールすれど、ピッチ上の選手は誰一人と反応しない。
懸命の声援はピッチに届かないのか。違う、声援がピッチに届かぬとも、燃え盛る川崎の魂よ、ピッチに届け!
新潟を必ずや粉砕する。J1復帰の悲願の夢を、意地でも絶やしてなるものか!!
おおおーおおおおおー
フォルツァーフローンタレー!
試合開始早々、フロンターレが大きな縦パスを放ち、新潟ゴールへと選手が一気に駆け寄る。
中盤ではボールを回し、左サイドから再度縦パス。積極的に攻める気持ちは、誰の目にも明らかだ。
新潟も負けじと反撃。すかさず得点のチャンスが到来するや、新潟のゴール裏を筆頭に、場内からは地響き同然の声援が飛び交う。
応援では新潟が圧倒的に勝るのは事実。それでも選手・サポーターはひるむ事無く、互角以上の勝負を挑んでいる。
マーロン選手(背番号33:FW)の
フリーキックは新潟の壁に激突
そのボールが茂原選手(背番号14:MF)に渡り
シュートチャンスが到来する
中盤では両者が激しく交錯。主審の判定は不可解にも、フロンターレのファウル。
サポーターの盛大なブーイングの中、新潟は素早いリスタート。左サイドへと選手が駆け上がり、長橋選手(背番号20:MF)のマークを軽くいなす。
新潟のクロスが、フロンターレゴールを脅かす。弾き返されたボールから新潟の選手がシュートを放ち、一度は浦上選手(背番号1:GK)の手中に収まった。
だが、ボールは呆気なく新潟に渡ってしまう。深澤選手(背番号23:MF)が再度左サイドを突き、続けてフロンターレゴールへと、厳しい攻撃を披露する。
新潟の猛攻を絶え凌ぎ、フロンターレも怒涛のカウンター。マーロン選手が豪快なシュートを放ち、序盤から攻撃面では気迫が伝わる。
一時期はピンチを招くものの
フロンターレの守備面は悪くない
新潟のパスを幾度も冷静にカット
危険の芽を速やかに摘み取る
過密日程で様子見と思いきや、その予想は見事に外れる。中盤では茂原選手(背番号14:MF)も巧みにボールを奪い、積極性をあらわにする。
そしてフロンターレにチャンス到来。新潟ゴール斜め角度から、絶好のフリーキックのチャンスである。
キッカーは普段のケースとは異なり、アレックス選手(背番号4:FW)が担当。放たれたボールは新潟の側壁を低くかすめ、ゴール前で混戦になだれ込む。
・・・と思いきや、選手達が歓喜のポーズ。はるか彼方で何が起こったのか?
状況が把握出来ぬも、フロンターレに待望の先制ゴールが。サポーターも反応が遅れたものの、喜びの声で溢れ返る。
詳細が不明なれど
先制ゴールを決めたのは箕輪選手(背番号5:DF)
サポーターも多少遅れ、歓喜の雄叫びを上げる
・・・と、そこに係員が登場し
トランペット使用禁止を伝える
なお補足すると、この日は係員・警備員絡みの
トラブルは皆無で、比較的紳士的な応援であった
先制点は実に心地良い。ピッチ上の選手達も束縛から解放された如く、積極的なプレーで場内を沸かせる。
中盤も活発に試合をメーキング。アレックス選手の動きが特に積極的で、執拗なプレーに新潟の選手も苦しんでいる模様。
サポーターも実にゴキゲン。声援・リズムどれをとっても、快調そのものだ。
レッツゴー、レッツゴー(どんどん)!
レッツゴー、レッツゴー(どんどん)!
しかし、ここは超アウェイの地。周囲は地元のサポーターが、厳しい視線を容赦なく浴びせる。
故に、一瞬たりとも油断は禁物。しかし、心に僅かな隙が生まれたのか、不用意なパスはフリーの船越選手(背番号28:FW)へと渡ってしまう。
船越選手がペナルティエリア内に果敢に進入。フロンターレのチェックが厳しいと判断したのか、コーナーキックを狙うべく、フロンターレの選手にボールを当てて来た。
しかし、その前にゴールラインを割っていた。新潟の攻撃も本調子に遠く、フロンターレの優位を揺るがすものでは無い。
岡山選手(背番号32:DF)の守備も冴える
ハイボールの競り合いでは、新潟に一歩勝る
佐原選手(背番号3:DF)も、冷静な守備
深澤選手のドリブルも難なく防ぎ
短気になりがちな弱点を見せない
徐々にではあるが、新潟の攻撃も積極的を増してきた。中盤から最前線に向け、パスを積極的に供給しつつある。
フロンターレのポジショニングは綻びを見せない。ピンチを招く前にパスをカットし、素早いカウンターを狙う公算のようだ。
その場面が早速到来。岡山選手がボールを奪うや否や、フロンターレの華麗な速攻が炸裂。
一瞬にして新潟ゴール付近へと迫り、強烈なシュートをお見舞いだ。ここは野澤選手(背番号21:GK)の好守に阻まれ、続けての2点目はお預けだ。
新潟も決して侮れない。フロンターレの攻撃を凌ぐや否や、左サイドへとパスを繰り出す。
と、すかさず反対側に振って来たぞ。ゴールラインギリギリの位置で、マルクス選手(背番号10:FW)の姿を確認。
角度が乏しいながらも、躊躇無くシュート(センタリングか?)を放つ。ここは浦上選手が抑え、先ずは一安心・・・。
いや、勝負の世界では安堵はご法度。選手間の意思疎通の乱れからか、ボールは呆気なく新潟に戻ってしまう。
フロンターレに再び危機が迫る。徐々にではあるが、新潟の破壊力も目覚めつつある。
この時間帯は集中力が肝心。新潟に同点ゴールを許すようでは、元も子もない。
少しでも油断すれば
新潟にビッグチャンスが転がりかねない
盛大な応援がバックにあるだけに
決してほころびを見せてはならない
守備面では不安定な時間帯
それを払拭すべく、佐原選手が中盤まで上がり
新潟の流れ球を奪いに入る
前半も半分以上を折り返す。フロンターレは両外国人を軸に攻め立てるも、選手間の連携の乏しさは否めない。
新潟ゴール正面で、再度絶好のフリーキックが到来。アレックス選手が蹴ったボールは、高さが足りず新潟の壁。
試合の流れは徐々に新潟へ。フロンターレの左サイドに空間が生じ、そこから新潟がクロスを繰り出す。
中盤でも新潟の支配率が高まる。セットプレーを皮切りに、怒涛の攻撃を仕掛けて来たぞ。
新潟の総攻撃に対し
フロンターレも懸命のクリアが続く
中盤からの鋭いボールに
岡山選手がヘッドで懸命のクリア
場面は新潟のコーナーキックへ。フロンターレゴール前で、熾烈な空中戦が演じられる。
両者の気迫が激しく激突。新潟の厳しい攻撃を耐え凌ぎ、フロンターレも一気のカウンターを披露。
しかし、フロンターレの反撃も短命で途絶え、再び新潟の時間帯が到来する。
フロンターレにとっては厳しい時間帯。それでも新潟はゴール前の連携が甘く、決定的なピンチに到達しないのも事実。
新潟のパスをカットするや、フロンターレも怒涛のカウンター。最後はゴール正面からアレックス選手に決定的なパスが繋がったかにも見えたが、これは惜しくもオフサイドの判定。
前半も残された時間は僅かである。新潟の猛攻に対し、フロンターレも体当たりの守備で、懸命にゴールを守り抜く。
マルクス選手の突破に、フロンターレも決死の守備
この日は実質4バックで挑んだらしいが
そんな感じは乏しいのだが・・・
フロンターレのゴール裏にも関わらず
周囲は地元サポーターが
それでも1点リードの影響からか
サポーターの応援にも余裕が
最後の最後で、新潟に好機が到来する。ゴール正面、ペナルティエリア付近から、絶好のフリーキックを迎える。
熾烈な空中戦が展開されるも、この危機も耐え抜いた。前半終了のホイッスルと同時に、フロンターレゴール裏からは温かい拍手が沸き起こる。
サポーターの表情・声ともに明るさが。僅か1点のリードではあるが、勝利の手応えを信じて疑わない。
新潟のチアガールが、フロンターレゴール裏にも
しかし、彼女達に対し下品な野次が
飛び交ったのは、ちょっと頂けない
後半開始を前に、空から水滴が。付近は一瞬にして、雨模様に変身する。
だが、サポーターの熱気が雨雲を蹴散らす。嫌な雨も瞬く間にあがり、後はキックオフのホイッスルを待つばかり。
サポーターも気迫を込めて、長い声援。圧倒的に数で劣るものの、気迫で負けてなるものか!
オオオオオオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜エィ!!
おーおおー、レッツゴー川崎〜
おーおおー、フローンターレー!!
懸命の応援とは裏腹に、懸命の応援も効果は薄い。新潟サポーターから生まれる凄まじき熱気に、全く太刀打ちならない。
状況は一層不利に傾く。新潟サポーターの声援に後押しされたのか、新潟が早速チャンスを掴む。
間接フリーキックからフロンターレゴール右側に、鋭いキックが放たれた。側面からは新潟の選手が、果敢に飛び込みを図る。
一度はフロンターレも耐え凌いだと思いきや、脅威はそれに留まらなかった。
早々に到来したビッグチャンスに、新潟サポーターの気迫は増大の一途。フロンターレの選手達は恐怖を感じたのか、僅かな隙が生まれてしまう。
その直後、斜め角度からセルジオ選手(背番号3:DF)のゴールが炸裂。状況が整理出来ぬまま、新潟に同点に追い付かれてしまう。
反対側のピッチでは、セルジオ選手が歓喜のヘッドスライディング。調子に乗った新潟サポーターからは、割れんばかりの拍手が巻き起こる。
12番目の選手達が後押しした
セルジオ選手の劇的ゴールが決まってしまう
「越後の壁」は、破壊力も健在
だが、フロンターレのサポーターは冷静に構える。まだ勝負は振り出しに戻っただけだ。
心機一転、応援に集中するぞ!厳しい状況に追い込まれつつも、サポーターは冷静に声を振り絞る。
お〜お〜、フロンターレ〜
フロンターレ〜、オオオオーオ〜!
形勢は完全に新潟に傾く。フロンターレゴール前では、新潟の厳しく激しい攻撃の嵐。
フロンターレも負けじと左サイドへ。スローインから茂原選手が深く踏み込み、コーナーキックのチャンスを掴む。
鋭いキックから、箕輪選手のヘッドが炸裂・・・。淡い願いも一瞬にして途絶え、逆に新潟が怒涛のカウンター。
新潟サポーターの絶叫が、場内に乱れ飛ぶ。新潟の破壊力は、この声援から生まれるのか。
フロンターレも何とか中盤まで戻す。ボール回しがいささか遅く、観ているものは苛立ちを隠せない。
それでも新潟ゴール前へと繋ぎ、空中戦を仕掛ける。懸命の反撃も短時間で途絶え、再び新潟のカウンターが炸裂。
フロンターレもコーナーキックに逃れるのが精一杯。衰えを知らない歓声に、フロンターレの選手は蝕まれているかのようだ。
トップ下の位置では
アレックス選手が積極的に動き
新潟からボールを奪いに狙う
後半も開始10分を過ぎたあたりで
黄川田選手(背番号16:MF)が投入
サポーターの期待感も実に高く
熱い「黄川田」コールが響く
新潟の優位が続く中、黄川田選手が一人火を吐く。中盤の不用意なパスを見逃さず、積極的に奪いに入る。
これを皮切りに、フロンターレが反撃に転ずる。左サイドを深くえぐり、逆サイドへと長いパスを繰り出す。
そこにはフリーの選手の姿が。すかさず大きく右足を振り抜き、ボールは新潟ゴール正面へと急転直下。
加賀見選手(背番号13:MF)が待ち構え、シュートの体勢へ。激しい競り合いが演じられ、ボールはゴールラインを割り込む。
さあ、コーナーキックから仕切直し・・・。しかし、不可解にも判定は新潟のゴールキック。
判定に納得行かぬサポーターは、激しいブーイングを主審(岡田さんだが)浴びせる。不満はピッチに届く間も無く、逆に新潟が怒涛の波状攻撃。
フロンターレも必死にクリアを試みるも、新潟の容赦ないクロスが襲う。新潟の3連続コーナーキックを耐え抜き、フロンターレもようやく反撃へ転じる。
ミドルレンジでボールを巧みに繋ぐと見せかけ、突破を図る加賀見選手にボールが託される。
サポーターの期待も高まるも、加賀見選手は敢え無く転倒。サポーターの熱い期待も、一瞬にして冷めてしまった。
その後は中盤でボールをキープ。だが、嫌に中途半端。
そんな間に新潟にボールを奪われた。新潟の猛攻が大絶叫を呼び、大絶叫が新潟のシュートを生む。
フロンターレは完全に圧倒されつつある。新潟の選手とサポーターに挟まれ、中盤に押し戻すのすら困難な状況だ。
悪天候の平日でありながら
観客数は1万人を突破
ウチなんてどんなに頑張っても
この数値は難しいなぁ・・・
途中交代の今野選手(背番号18:MF)が
得意のドリブルで突破を図る
だが、「越後の壁」が豪快なスライディングで
今野選手の行く手を遮ってしまう
一度はセルジオ選手に行く手を遮られるも、ここはフロンターレが勢いで勝る。
スローインを経て、マーロン選手が気迫のシュート。これは野澤選手が抑えるも、直後縦のセンタリング。
マーロン選手が大きくジャンプ。これは惜しくも届かぬも、ゴールを懸命に狙う姿勢に、サポーターからは盛大なエールが沸く。
レッツゴー、マーロン、マーロン、・・・イェィ!
レッツゴー、マーロン、マーロン、・・・イェィ!
だが、この反撃も短命で終わる。新潟の逆襲に対し、両サイドの守備が嫌に甘い。
先程からサイドが隙間だらけ。妙に嫌な予感が脳裏を過ぎったその瞬間、悲劇が襲い掛かった。
斜め角度から新潟が鋭いクロス。ゴール前のマルクス選手が、至近距離から強烈なヘッド。
非情の逆転ゴールが、フロンターレのゴールに突き刺さる。畜生!やりきれない悔しさが、フロンターレゴール裏を覆い尽くす。
変則4バック?も功を奏さず
新潟に苦杯の逆転ゴール
GKの野澤選手も大きくジャンプし
悦びを体中で表現
フロンターレのサポータは沈滞の空気が。このまま敢え無く破れ去ってしまうのか・・・。
違う、まだ執念は残っていた。新潟サイドへと直線的に攻め立て、跳ね返りのボールを岡山選手がミドルシュート。
ペナルティエリア付近では、両者が激しいせめぎ合い。茂原選手が引きずり倒され、待望のフリーキックの場面が訪れた。
願っても無い大チャンスに、同点への期待が高まるばかりだ。
だが、キックは新潟の壁に激突
キッカーのマーロン選手も
両腕を上げ、悔しさをあらわにする
直後フロンターレがスローインへ。ここは冷静に仕切り直しを願いたい。
ボールは黄川田選手の元へ。だが予想外にも、黄川田選手がまさかの尻もち。
ピッチに転ぶ黄川田選手をよそに、新潟がボールを奪取する。それでも直ぐにボールを取り戻し、新潟ゴール前で激しい攻防が繰り広げられ、同点ゴールへの執念をアピールする。
しかし、どうしてもゴールが遠い。新潟のプレッシャーが実に厳しく、マーロン選手も容易にシュートが放てない。
塩川!アップしておけ!
サポーターの声援が届いたのか
塩川選手がジャージを脱ぎ
ユニフォーム姿で交代を待つ
・・・と思いきや、監督からは
交代の指示が出ずじまい
後半も相当の時間が経つが
サポータの衰えは微塵も感じない
特に、船越選手(背番号28:FW)と
氏原選手(背番号11:FW)のコールが凄まじい
あの声援を背に受けたら
選手も本当にやりがいがあるだろう
新潟は徹底的にカウンター狙い。度重なる猛攻に疲れ果てたのか、フロンターレの守備は崩壊寸前。
一方的な展開に、試合状況は厳しさの一途。後半も残すは5分程度と、正直苦しくなりつつある。
・・・と、サポーターがぞろぞろと前へ移動開始。付近の新潟サポーターを蹴散らし、フェンス際で最後の応援。
絶対に諦めてなるものか。最後の最後まで、勝利を信じて全力の応援だ!
レッツゴー、レッツゴー(どんどん)!
レッツゴー、レッツゴー(どんどん)!
残り5分と同時に、サポーターが最前列へ移動開始
周囲は新潟のサポーターだらけだが
彼らの隙間をぬって進む
絶対に勝負を諦めない
勝利を信じて、満身の応援が続く
だが、奇跡は起きなかった。試合終了のホイッスルと同時に、場内・・・そして付近からも、盛大な「アルビレックス」コールが沸き起こる。
声を失ったフロンターレサポータは、ピッチをぐっと凝視する。失望の重い空気が、周囲を暗く充満する。
この敗戦で、J1復帰本当に厳しくなってしまった。昇格圏内との勝点差は拡大の一途で、完全に窮地に追い込まれた。
悔しくて声も出なかった。他のサポーターと同様に、場内のゴミを片付つつ、場内を静かに立ち去るのでした。
帰りの電車内では新潟サポーターに慰められる。地元の心優しさだけが、唯一の救いですなぁ・・・。
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:浦上 DF:佐原・箕輪・岡山 MF:伊藤(宏)・鬼木・茂原・加賀見・長橋 FW:アレックス・マーロン SUB:相澤・塩川・久野・黄川田・今野 |
<フロンターレの選手交代> |
アレックス>黄川田(55分) 加賀見>今野(67分) |