アビスパ福岡 VS 川崎フロンターレ
〜 2002 J2 第33節 〜
水戸を2-0で打ち破り、J1昇格戦線に踏み止まるフロンターレ。第3クール最後の勝負は、敵地博多の森でのアビスパ福岡戦。 福岡は開幕当初は昇格争いを演じるも、既に下位低迷。目標が明確なフロンターレの敵では、もはやあるまい。 普段の実力を発揮すれば、間違えなく勝てる相手であろう。博多の森での初勝利も、同時に頂戴するだけだ。 過去の因縁を振り返る時は無い。さまよえる福岡を撃破し、上位との差を少しでも詰めたいところである。 |
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鬼門の地、博多の森。J1入れ替え戦から4年弱の時が過ぎた。 あれから3度戦うも、一度も勝利を味わっていない。 今の福岡は弱体の一途。今日こそは絶対に勝つぞ! 悲願の一生に向け、サポーターも気迫満点だ。 |
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応援を引っ張るムラタ君。 その傍らは諸事情で顔出しNGのお方が。 あ、既にばれているか(笑)。 |
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劣勢のフロンターレに神風が舞い込んだ! 加賀見選手が放った一撃は、待望の先制ゴール!!! |
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応援にもいっそう熱が入る。 試合前は太鼓担当に、心配の表情を浮かべたサブロー君も、力強い打音を響かせる。 |
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ゴールが決まれば、守備も冴える。 鬼木選手が相手のスライディングを、軽快なステップで巧みにかわす。 |
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箕輪選手も体を生かした守備で、福岡の攻撃を封じ込める。 元韓国代表の実力も、見事にシャットアウト。 |
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岡山選手はもっとガンバレ。 彼が弱点と見透かされたか、福岡のサイド攻撃にやや苦しんだ前半戦。 |
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所変わって、試合は後半戦。 フロンターレにコーナーキックのチャンスが到来。 |
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鋭いボールの向かう先は、この日絶好調の、加賀見選手。 豪快なシュートが福岡ゴールに決まった・・・とは行かず、加賀見選手自身がゴールに吸い込まれる。 |
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福岡はもはや敵ではない! 攻めて攻めて攻めまくれ!茂原選手が切れ味鋭いドリブルで、福岡ゴールにぐんぐん迫る。 相手選手と交錯し、PKをゲット!! |
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あらら、逆に茂原選手が演技賞で黄色いカード。 先程もカードを頂戴し・・・無念の退場。 やばい、博多の森初勝利に暗雲が立ち込めつつあるぞ。 |
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フロンターレに嫌なムードが漂うも、この男の一撃で払拭。 マーロン選手が値千金のループシュート。 ボールは滑らかな曲線を描き、福岡ゴールに吸い込まれた。 サポーターの元に駆け寄り、歓喜のガッツポーズを決めたぞ〜。 |
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博多の森初勝利が、だんだんと現実味を帯びてきた。 感動の勝利を目指し、精一杯の声援をピッチに送る。 |
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だが、勝利の女神は甘くない。 直後福岡に1点返され、試合は一気に不透明な情勢。 数的不利は否めず、油断ならない状況が続く |
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試合時間は減少の一途。ピッチ上では福岡の厳しい攻撃が。 サポーターも心配の表情を浮かべる。 |
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ロスタイム表示は4分と、相当に長い。 貪欲に攻め立てる福岡に対し、フロンターレは防戦一方。 頼む、時間よ早く過ぎ去ってくれ・・・。 |
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深い時間が脈々と流れる。 この時がどれだけ長く感じた事であろうか・・・。 そして、主審の長い笛が響く。感動の瞬間が、遂に現実のものとなった。 勝った!博多の森 初勝利だ!! |
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最高! この勝利は格別。窮地に立たされながらも挙げた勝点3は貴重そのもの。 仕事を無理やり休んだかいが、あったものだぁ〜。 |
結果:福岡1−2川崎
(得点者 川崎:加賀見 17分 マーロン 73分 福岡:宮崎 77分)
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:浦上 DF:伊藤(宏)・箕輪・岡山 MF:塩川・鬼木・茂原・長橋・加賀見 FW:マーロン・アレックス SUB:吉原・渡辺・今野・黄川田・我那覇 |
<フロンターレの選手交代> |
加賀見>渡辺(80分) アレックス>黄川田(89分) |
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