20分遅刻、タクシーで等々力に到着
スコアボードを確認すると、0-0と変動無し
宿敵新潟を倒すべく、熱戦が演じられている
応援準備も整い、ピッチに目を向ける
むむ・・・、新潟が妙に圧力を強める
何か嫌な予感が、かすかに脳裏を過ぎる
不幸にも、悪い予感は的中
前半終了直前にして
渡辺選手（背番号30：DF）がまさかの退場劇
たくみぃ〜、何をやったんだぁ〜
※お詫び：退場処分になったのは、後半1分です
訂正してお詫び申し上げます
悲劇はこれに留まらない
直後、新潟のフリーキックが
フロンターレのゴールネットを深くえぐる
まさかの失点に、ショックを隠せないまま前半終了
後半はGスポに移動し、本格応援開始
リーグ前半を占う天王山、絶対に負けられない
さあ、本気で応援するぞぉ〜
だが、新潟が試合を圧倒
守備の要を失ったフロンターレは
度重なるファウルで窮地に追い込まれる
主審の笛が響く度に
サポーターのフラストレーションも蓄積される
悲劇は間近に迫っていた
新潟はフリーキックを、マルクス選手
（背番号10：FW）が直接決める
新潟サポーターの絶叫が、等々力を覆う
この程度で落ち込んでなるものか！
熱い気持ちよ、ピッチに届け
選手が一人足りなくとも
俺たちがバックについているぞ
フロンターレも必死にサイド攻撃
だが、新潟の守りは非常に堅く
ジュニーニョ選手（背番号10：FW）の突破も通用しない
新潟は怒涛のドリブルで突破
守備が薄いフロンターレは
ファウルで食い止めるのが精一杯
地獄から逃れる光明は、一向に見出せない
新潟のコーナーキック、一向に蹴らない
選手に対し、フロンターレサポーターからは
強烈なブーイング
フロンターレは焦らされた影響からか
ゴール前の守備は乱れ、絶体絶命の大ピンチ
新潟の選手が、接触プレーで倒れる
担架がピッチに搬入されるも
一向に担ぎ出される気配は無い
煮えきれぬ主審の判断、度重なるファウルの判定
サポーターの怒りも、ついに沸点寸前
激しいブーイングが、何度もピッチに響き渡る
フロンターレはサイド攻撃から活路を図る
しかし、人数不利の故か
ファウルの連発でリズムが乱れ
決定的な得点機には至らない
新潟のゴール前も非常に固く
ゴールの気配すらおぼつかない
新潟の猛攻に、フロンターレDFも疲労困憊
コーナーキックのピンチから集中力が途切れ
あわやゴールの危機を迎えた
選手の足取りも重く、防戦を強いられる
新潟にフリーキックを献上
ファウルを連発する判定に、サポーターも怒り心頭
「違うだろ！」「ないない」と抗議の叫びが
サポーターの憎悪は
皮肉にも新潟の追い風を呼んだのか
直後、呆気なくゴールを許し苦悩の3失点
ああ、もはやこれまでか・・・
だが、新潟も失策
ゴールを決めたファビーニョ選手（背番号9：MF）が
サポーターの元に駆け寄り、主審に抗議したのか
遅延行為で退場
新潟もこれで10人だ、チャンスが広がったぞ
気合を込めて応援再開
試合はまだまだ時間が残っている
最後の最後まで、勝負を諦めない！
だが、競技場は随所で険悪な空気が
物が幾度とピッチに投入され
バックスタンド付近では、サポーターが乱入
クラブスタッフが急行し、注意を促すものの
3失点と不可解な判定続出で
サポーターの不満は増幅の一途
後半も殆ど時間が無い！
フロンターレも必死にクロスを放つが
新潟のゴール崩すに至らない
得点の期待は、遠く彼方に消え去る一方
ロスタイムに新潟がとどめの1点
沸き立つ新潟サポーターを前に
愕然たる雰囲気が重くのしかかる
打ちしがれるフロンターレに更なる悪夢が
茂原選手（背番号14：MF）が
三田選手（背番号19：DF）に怒りの一撃
主審が即座に駆け寄り、レッドカードが掲げられる
主審の判定に爆発寸前のサポーター
怒りは臨界点に達し、サポーターがピッチに乱入
ペットボトルや傘が続々と投げ込まれ
騒然さは一気に最高点
サポーターの怒りも空しく、4失点と惨敗
ピッチに投入されたペットボトルが
痛々しい限りである
最悪の結末に、サポーターは選手にブーイング・・・
違う、両腕をしっかりと掲げ
堂々と選手を出迎える
サポーターの熱い気持ちに、選手も応えてくれた
怯える事無く観客席の前に立ち、深々と一礼
この悔しさを糧に、今後も全力で応援に励むと共に
応援マナーを著しく逸脱した点は
一サポーターとして、神妙に反省する以外あり得ない