川崎フロンターレ VS 水戸ホーリーホック

〜 2004 J2 第6節 〜



日   時 2004年4月17日 14:00
試合会場 等々力陸上競技場 (神奈川県川崎市)
天   候 晴れ
観 客 数 8,105人
試  合  結  果
川    1 前  半 2 水   戸
4 後  半 0
     
     
     
5 2
得   点   者
今野 章 40分   25分 小林 康剛
我那覇 和樹 70分   33分 磯崎 敬太
ジュニーニョ 72分      
我那覇 和樹 81分      
我那覇 和樹 88分      


春爛漫

等々力緑地は春爛漫
新緑の息吹は強くみなぎり、初夏を思わせる陽気
適度に汗ばみ、心地よい季節である



子どもが多い

・・・はともかく、開門と同時に場内は数多の子どもが
開門前、「第11回かわしん杯少年サッカー大会」の
開会式が催され、サッカー少年の数々
スマイル・スタジアムで応対中も
初めて等々力に足を運んだ子どもが多数
この中から将来の選手・サポーターの誕生を期待



間も無くキックオフ

こうなると場内の熱気は倍増
程なくキックオフの時刻、ゴール裏の大旗も
盛大になびき、熱い一戦を予感させる



応援開始

Gゾーンも序盤からヒートアップ
強い日差しをもろともせず
力強い応援で選手をサポート
アヴァンテー、オオ川崎〜オオ
ララーラララーララ〜ラ




水戸が優位

応援の熱気とは裏腹に、水戸がやや優位な状況
積極的な攻撃にて、早々にコーナーキックのチャンスを掴み
フロンターレゴールを危機に陥れる



水戸のシュート

水戸はセットプレーを効果的に生かす
リスタートから意表をついたミドルシュート
これは吉原選手(背番号17:GK)の正面
水戸の的確な攻撃が光る
パス回しも能動的で、フロンターレを巧みに揺さぶる



応援もペースダウン

対するフロンターレは、守備・攻撃共に冴えに乏しい
応援の迫力も徐々に低下
声量はまずまずにしろ、思い描いた展開にならず
観客席からはいささか落胆の感が
直後、ジュニーニョ選手(背番号10:FW)が
シュートを放つが、水戸のゴールを捕らえず



相馬選手の守備

水戸はロングパスから急襲に転ずる
サイドのDFが振り切られ、鋭い折り返し
ここは初スタメンの相馬選手(背番号23:DF)が
体に当て、瞬時に危険を摘み取った



フロンターレにイエローカード

・・・と、フロンターレに反則でイエローカード
確かに守備は不安定であるが
どうも内容が不可解である・・・



激しいブーイング

そうなると、観客席は黙っていない
厳しい視線と激しいブーイングが盛んに交錯
判定に対し厳しい応対で挑む



水戸が激しい攻撃

だが、ここから水戸の攻撃が炸裂
水戸が右サイドを鋭く切り裂く
関選手(背番号8:MF)の突破を阻止出来ず
フロンターレゴール前は一気に混戦



小林選手のシュート

ボールは激しく弾み、フロンターレの守備は
スピードに対応不能、もろくも崩壊
・・・と、そこには小林選手(背番号9:FW)の姿が
正面から鋭く右足を振り抜き
強烈なシュートがフロンターレゴールに突き刺さる



応援再開

まさかの失点にサポーターも意気消沈
それでもショックを振り払うべく、応援再開
昨年までの同士からの一撃に
苦汁を味わいつつも、懸命に声をあげる



マルキーニョ選手は要注意

水戸はこの男が、フロンターレのリズムを惑わす
マルキーニョ選手(背番号30:MF)の
巧みなボールコントロールに、フロンターレはいとも翻弄
彼もかつてはフロンターレに在籍
ユニフォームを変えても、その実力は揺ぎ無い



磯崎選手のシュートが決まる

そんな間にフロンターレに危機到来
水戸は中盤から滑らかなパスが放たれ
磯崎選手(背番号17:MF)に渡ってしまった
フロンターレの守備は依然不安定
磯崎選手へのマークも当然甘く
抵抗の機会も与えぬまま、2点目を献上



懸命の応援

予想外の流れに、観客席は一瞬沈黙
だが、まだまだ前半、ここで勝負を放棄など有り得ない
沈黙を振り払うべく、懸命の応援でサポート



今野選手のシュートが決まる

一方的に押されがちのフロンターレではあったが
前半終了間際に今野選手(背番号18:MF)の一撃



ゴールを喜ぶサポーター

待ちわびたゴールに観客席も沸き返る
しかし、未だビハインドの状態、同点にも至らない
後半の逆転劇を期待しつつ、程なく前半終了
でも、やっぱり守備がネック・・・(はぁ)





不安ばかり抱いても、何もならない
大逆転を固く心に信じ、後半の応援開始
Gゾーンは多くのゲートフラグが掲揚
どれもが熱き魂が込められた作品ばかり



ジュニーニョ選手

後半序盤はフロンターレが押し気味の展開
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)が果敢なサイド攻撃
コーナーエリアに追い込まれても
卓越の粘りでボールをキープ
水戸のマークに負けず、ボールをバックに戻す



アウグスト選手

アウグスト選手(背番号4:MF)も
厳しい形相で攻撃参加
この日は調子はもう少しの感だが
勝負にかける意気込みの凄まじさは相当





木村選手(背番号22:MF)も負けじとサイドアタック
フロンターレの攻撃は、水戸に着実にダメージを与える
未だリードを許してはいるが
勢いでは既に逆転、同点の予感は高まるばかり



熱い応援

観客席は強い日差しをもろに受ける
暑さの影響か声量は控えめながらも
気迫の応援で選手達にエールを送る



アウグスト選手のフリーキック

フリーキックの場面はアウグスト選手の出番
強烈な弾丸が、水戸ゴールを襲う
これは惜しくもポスト側面を通過
あと僅か内側に巻き込んでいたら
確実に同点弾であっただろう



激しい攻防

フロンターレの攻撃に対し、水戸も固い守備で対抗
両者の均衡は延々と続き、激しい攻防戦が
次の1点、果たしてどちらが決めるのか・・・



我那覇選手のシュート

均衡を打破したのはフロンターレ
中盤から抜け出した我那覇選手(背番号9:FW)が
混戦から的確な一撃
鋭いシュートは選手の隙間をかいくぐり
水戸ゴールを大きく揺らす



ゴールを喜ぶ我那覇選手

同点ゴールに我那覇選手は大きくジャンプ
そして恒例のガッツポーズ
やったぞ、遂に同点に追いついた!



あっという間に逆転

同点の興奮が冷め止まぬまま
ジュニーニョ選手が後に続く
一瞬にしての大逆転劇、歓喜の表情を浮かべる



歓喜のサポーター

観客席も歓喜の渦で埋まる
Gゾーンは自慢のゲートフラグが林立
サポーターの表情にも、満面の笑みがこぼれる



フロンターレの猛攻

こうなるとフロンターレが一方的展開
意気消沈の水戸に対し猛攻を加え
飽くなき得点意欲を見せ付ける



熱い応援

大逆転でサポーターも元気復活
盛大な声援を送り、こちらも得点意欲は十分
攻めろ!、前人未到の勝点100を目指せ!



水戸の反撃

水戸も残された力を振り絞り、激しく抵抗
果敢な空中戦を挑み、鋭いクロスを放つ
だが、フロンターレも守備も乱れることなく対応
堅守で水戸に同点ゴールを割らせない



ジュニーニョ選手が攻める

後半も残りは僅か、憔悴した水戸に対し
ジュニーニョ選手が一直線に駆け込みシュート
水戸の選手も懸命に戻り
足を伸ばして辛うじて食い止めるも・・・



我那覇選手がシュートを放つ

こぼれ球を拾ったのは、後続の我那覇選手
水戸の守備は完全に崩れている
こうなると後は蹴りこむだけ
ジュニーニョ選手も水戸の選手の壁となり
我那覇選手のゴールを演出



ゴールを喜ぶサポーター

水戸に止めを刺す4点目に、サポーターも大声援
だが、これで満足しないのが今年のフロンターレ



フロンターレのカウンター

水戸の捨て身の反撃から、怒涛のカウンター
ジュニーニョ選手が水戸ゴールに急迫
ゴールの気配を嗅ぎ付け、我那覇選手が追走



我那覇選手の一撃

水戸のゴールはがら空き同然
我那覇選手がとどめの一撃
無人同然のゴールにボールは吸い込まれ
ハットトリック達成だ!



ゴールを喜ぶ我那覇選手とジュニーニョ選手

最後は二人でハイタッチ
マルクス選手が不在でも、俺達が決めてやる!
そんな強い意気込みと自覚を感じたゴールであった



水戸を圧倒

終われば5-2と水戸を圧倒
この大逆転撃は文句無しに素晴らしい
最後まで諦めずに掴んだ勝利、大きな拍手を送りたい



納豆を渡す相馬選手

相馬選手は、笑顔で納豆を丁寧に手渡し
百戦錬磨の鹿島から来た男は
ファンサービスも元日本代表の風格?
今日はまずまずの結果でしたが
次節からの爆発を期待、手薄な守備陣の核となれ




<フロンターレの出場メンバー>
GK:吉原
DF:伊藤(宏)・相馬・箕輪
MF:アウグスト・鬼木・木村・今野・久野
FW:我那覇・ジュニーニョ
SUB:下川・町田・中村・寺田・伊藤(優)
<フロンターレの選手交代>
鬼木>中村(45分)
今野>寺田(82分)
我那覇>町田(89分)



試合結果一覧に戻る