大宮アルディージャ VS 川崎フロンターレ

〜 2004 J2 第16節 〜



日   時 2004年6月6日 14:04
試合会場 大宮公園サッカー場 (埼玉県さいたま市)
天   候
観 客 数 4,829人
試  合  結  果
大   宮 0 前  半 0 川   
1 後  半 2
     
     
     
1 2
得   点   者
中村 憲剛 56分   52分 久永 辰徳
町田 忠道 89分      


雨の競技場

この日梅雨入りの大宮公園サッカー場
しとしとと小雨が降りしきる悪天候の中
横断幕設置に汗を流すサポーター
湿った横断幕は重量が増し、設置も一苦労





ゴール裏は狭く、横断幕の設置は難航を極める
本来の設置場所に収まらず
横断幕を幹にくくりつけ工夫を凝らす





試合前にしてコアゾーンでは、不思議と胴上げ
胴上げはその後も散発的に繰り返された
詳細は不明につき、どっかのページで調べてね



応援開始

さあ、ここからが応援本番
蒸し暑く、重く湿った空気を吹き飛ばすべく
力強い応援が開始された
相手は強敵大宮、勝点差がいくら開こうと
決して油断は許されない



マルクス選手のフリーキック

開始早々にフリーキックのチャンス到来
キッカーはマルクス選手(背番号11:MF)
鋭い一撃は壁に弾かれ
ファーストゴールには至らない



大宮の反撃

開始直後のチャンスは、一瞬にして消え去った
直後大宮が逆襲に展じ、サイドを鋭くえぐる作戦
大宮の安藤選手(背番号8:MF)に
長橋選手(背番号20:MF)が対抗



寺田選手

ピッチとの距離が近いのが、大宮公園サッカー場の特色
バレー選手(背番号11:FW)の背後から
寺田選手がボールを奪いきや、接触し転倒
転倒時の選手の息遣いまで、観客席に届いてくる



箕輪選手の守備

ホームで絶好調の大宮の猛攻に
フロンターレは実に苦しい展開
箕輪選手(背番号5:DF)のクリアも余裕が乏しい
大宮は盛んにミドルシュートを放ち
フロンターレは守勢を強いられる



転倒続出

排水性に長けた大宮公園サッカー場であるが
湿った足場に選手の転倒続出
本来厳しい試合が、一層激しさを増してきた



マルクス選手のシュート

大宮の猛攻をしのいだフロンターレ
マルクス選手が軽快な一撃を放つ
だが、大宮のGK安藤選手(背番号1)がキャッチ
J2でも実績のあるGKだけに
安々とゴールを許さない



大宮の反撃

その後もマルクス選手を中心に攻めたものの
大宮の手堅い守備に先制ゴールはならず
やがて大宮が逆襲に転ずる
フロンターレへの対抗心は凄まじく
緻密かつシャープな動きで
フロンターレゴールを何度も脅かす



心配げなサポーター

フロンターレの苦戦に、サポーターの表情も心配げ
ここ数試合中では最も手ごわい相手
熱いまなざしでピッチを見つめ
控えめながらも真摯にサポートする



フロンターレが反撃に転ずる

その願いは即座に伝わった
すかさず逆襲に転じ、コーナーキックの連続
大宮の固い守備を崩すべく
ゴール前は激しい混戦にもつれ込む



大宮の猛攻

・・・もつかの間、大宮がサイドから鋭く切れ込む
鋭い突破につられ、吉原選手(背番号17:GK)がおびき出される
無人同然のゴールに、大宮のシュートが襲う!
絶体絶命の大ピンチも
寺田選手が懸命に追いつき、起死回生のクリア



吉原選手がパンチで難を逃れた

更にバレー選手の一撃が襲う!
ここは吉原選手が、必死のパンチで難を逃れた
ああっ!大宮の攻撃も脅威だが
我がカメラのレンズも曇りが酷くなってきた



武蔵野線

大宮が立て続けに猛攻を仕掛ける
遠方から水しぶきを立て、強力なヘッドライトを照らし
フロンターレゴールへと猛接近
一面オレンジの鉄弾丸に、フロンターレは絶体絶命の窮地に陥る



フロンターレの反撃

・・・違う、武蔵野線特集では無い
カメラのAFが全く効かず、MFで必死に撮影
その間にフロンターレが猛攻に転ずるも
大宮の守備が極めて堅く、どうしてもゴールを割れない



後半開始

激闘の結論は、後半に持ち越された
前半以上の熱い応援が、狭いゴール裏で開始された
レンズの曇りも消え、撮影の心配も過ぎ去った・・・はず



マルクス選手が警告を受けた

だが、フロンターレは早々に、マルクス選手が警告
これでリズムが崩れたのか
試合の主導権は一気に大宮へと傾いてしまう



大宮の猛攻

大宮はコーナーキックを基点に、高度な攻撃を披露
ゴール前の激しい競り合いからシュートを連発
吉原選手も懸命にこらえるが
何度も強烈な弾丸を浴び、苦境に追い込まれた





フロンターレも攻め戻り、マルクス選手がシュート
だが、今の大宮には全く通じない
一気に逆襲に転じ、安藤選手が鋭いクロスを放つ



武蔵野線

オレンジの弾丸が、猛スピードでフロンターレゴールに迫る
ダメだ!勢いが凄まじく
吉原選手の懸命のダイビングも届かない!!
・・・違う、武蔵野線特集では無いっ



久永選手がゴールを決めた

大宮の攻撃に耐え続けてきたが
久永選手(背番号16:MF)に先制ゴールを献上
むむむ・・・、悔しさで手のひらが汗でにじむ



応援再開

ゴール裏は一瞬生気が失せた
だが、冷静に応援を再開
リードは僅か1点、ここから取り戻せばいいだけだ



フロンターレのサイドアタック

先制ゴールのショックは微塵も感じない
お返しとばかりに右サイドから鋭く攻め上がる
大宮の守備も一瞬反応が遅れ
フロンターレはコーナーキックを得、逆襲開始



ジュニーニョ選手がボールをキープ

大宮のゴール前の混戦でも慌てない
ジュニーニョ選手がボールをコントロール
狭い空間ながらも、冷静にチャンスをうかがっている



中村選手のシュート

一瞬の静寂から、ボールは中村選手(背番号14:MF)へ渡る
躊躇せず放った一撃は、大宮ゴールへ一直線



中村選手のシュートが決まる

低い一撃は大宮ゴールへ吸い込まれた
やったぞ!同点ゴールで試合は振り出しだ!!



ゴールを喜ぶ中村選手

ゴールを決めた中村選手は、得意のガッツポーズ
今年の成長には凄まじいものを感じる



同点ゴールを喜ぶサポーター

ゴール裏にも歓喜の叫びが
これで同点に追いついた
劣勢な状況を覆し、逆転ゴールを狙え!



大宮の反撃

リスタート後は更に激しい攻防へと突入
大宮は更に突き放すべく、フロンターレゴールへ猛迫
混戦から幾度とシュートを放ち
飽くなき勝利への執念を見せ付ける



ジュニーニョ選手の突破

フロンターレは個人技で、ジュニーニョ選手が突破
ここは安藤選手が果敢に飛び出し
大宮のゴールは辛くも守られた



我那覇選手の攻撃

我那覇選手(背番号9:FW)も突破を図るが
ここはトニーニョ選手(背番号4:DF)の餌食となる
・・・まずい、またレンズが曇ってきた
ピッチ上の選手も必死だが
こちらもMFで懸命にピント合わせ



懸命の応援

懸命なのは誰もが一緒
雨に濡れつつも大勢のサポーターが
フロンターレの勝利を目指し、一心不乱で応援



寺田選手が攻撃に入る

寺田選手が後方から攻撃参加
ボールコントロールも結構巧みで
大宮の選手をうまく振り切った
このあたり、佐原選手(背番号3:DF)が投入され
攻撃の余力が生じた格好



佐原選手の守備

その佐原選手も黙々と守備をこなす
相手の激しい当たりに対しても
血が頭に上ることなく、的確に対処



勝利への執念

試合は最高潮、レンズの曇りも最高潮
両者譲らず後半もロスタイム突入直前
依然として大宮の勢いは衰えないが
フロンターレも最後とばかりに、攻撃の姿勢を高める



町田選手のシュート

フロンターレはコーナーキックから波状攻撃に突入
ボールは前後左右へと素早く動き、混戦にへとなだれ込む
と、町田選手(背番号19:FW)が
ゴール正面から執念の一撃!



ゴールを決めた町田選手

ボールは大宮ゴールに突き刺さり、ネットを豪快に揺らした
土壇場で奇跡の逆転ゴール!
瀬戸際でのこの強さ、この執念は凄まじい
J1昇格と勝点100を目指す
確固たる姿勢は本物なのか





結局これが決勝ゴール、破竹の9連勝を飾った
劣悪な状態下での撮影であったが
最後までやり抜いたかいがあった
J2リーグ戦は長丁場、幾ら圧倒的首位とは言えども
過信と油断は絶対に禁物
しかし、この勝利は素直に喜びたい



<フロンターレの出場メンバー>
GK:吉原
DF:伊藤(宏)・寺田・箕輪
MF:久野・中村・マルクス・長橋・木村
FW:我那覇・ジュニーニョ
SUB:相澤・佐原・鬼木・町田・今野
<フロンターレの選手交代>
木村>佐原(61分)
我那覇>町田(70分)



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