横浜FC VS 川崎フロンターレ
~ 2004 J2 第29節 ~
日 時 | 2004年8月21日 19:04 | |||
試合会場 | 横浜市三ツ沢公園球技場 (神奈川県横浜市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 18,131人 | |||
試 合 結 果 | ||||
横 浜 | 2 | 前 半 | 2 | 川 崎 |
0 | 後 半 | 3 | ||
2 | 計 | 5 | ||
得 点 者 | ||||
マシュー | 23分 | 3分 | マルクス | |
早川 知伸 | 27分 | 38分 | 寺田 周平 | |
61分 | ジュニーニョ | |||
83分 | ジュニーニョ | |||
88分 | ジュニーニョ |
今年より実施されている、三ツ沢でのアウェイ側分離入場
今回初めて並んだ訳だが
フロンターレのレプリカを着用した人は
ホーム側からの入場は一切不能らしく
(実際、待ち行列から排除された人もいた)
穏やかさの中にも厳格さが感じられた
三ツ沢恒例、塀にのぼっての横断幕装着
私も手伝った訳だが、徹夜明けで体が動かず
塀から何度も滑り落ちてしまった
・・・てこの時点で、40時間は不眠無休(爆)
襲い掛かる睡魔の中、静かにキックオフの時を迎えた
バックスタンドの一角からはビッグフラッグがおろされ
選手達を熱く出迎える
ゴール裏も熱気で満ち溢れる
横浜以上のサポーターで青一色に染まり
熱戦の火蓋は切って落とされた
立ち上がりは、ホームの横浜がクロスを放つ
ゴール正面では、横浜の選手が接触して転倒
ミラクル佐原・・・ならぬミラクル箕輪(背番号5:DF)節に
両手を挙げて無罪をアピール?
直後、フロンターレが先制弾
マルクス選手(背番号11:MF)が
厳しい角度ながらも鮮烈な一撃
ボールは横浜ゴールに吸い込まれ
幸先の良いスタートを切った
先制ゴールでサポーターは大爆発
三ツ沢の夜は涼しげながらも
ゴール裏は血気盛んに燃え上がる
横浜も本来の積極性を武器に
フロンターレゴールに再三迫る
アウグスト選手(背番号4:MF)も体を張った守備で
フロンターレゴールを死守
互いの意地をかけ、激しい攻防が繰り広げられる
フロンターレは手薄なサイドを狙い、盛んにパスを供給
長橋選手(背番号20:MF)らの
突破力を生かす戦法も光る
ヤスは守備も堅実にこなす
余談だが三ツ沢はピッチからの距離は近いが
照明は意外と暗く、撮影には厳しい環境
選手を撮るなら、やはり大口径の単焦点か
(・・・てか、等々力の照明は明るいから助かる)
とか何とかぼけっとしている間に
横浜が猛攻を仕掛け、同点ゴールが突き刺さる
久々にDF陣が戻ったはずだが
横浜の組織的なスピードに連携が乱れ
痛い失点を喫してしまった
試合は徐々に荒れた方向へ傾く
接触プレーで横浜の選手が倒れるや
主審の笛が容赦なく襲う
フロンターレの選手も度重なる判定に
いらつきを隠せない状況
そして、横浜のコーナーキックから悲劇が
ゴール前の混戦から、ボールが前後に飛び交い
最後はフロンターレゴールへとボールが突き刺さる
これで2-1と、久々にリードを許す形に
連続失点に不機嫌なサポーターであったが
即座に気持ちを切り替え応援再開
まだ試合は1/4、逆転のチャンスは幾らでもある
だが、主審の判定がフロンターレに釘を刺す
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)に対し
不可解な位置での警告
冷静な関塚監督も、判定に異議
両腕を平行に広げ、不満さをあらわにする
度重なるブーイングの嵐のゴール裏からは
ペットボトルがピッチに投入
リードを許し、不満なのは理解出来るが
物の投入だけはやめて欲しかった
不満が渦巻く中、試合は再開された
中島選手(背番号27:DF)の転倒で
フロンターレは再び警告を受けた
厳しい状況の中、フロンターレの選手は懸命に耐える
箕輪選手は渾身のヘッドで対抗
逆襲の時を信じ、黙々と守備を続ける
苦境続きのフロンターレであったが
コーナーキックから寺田選手(背番号13:DF)のヘッド
気迫の一撃は、横浜ゴールに突き刺ささった
抑圧を強いられたゴール裏であったが
束縛から解放され、歓喜で包まれる
逆転を目指し、熱い応援が再開された
同点とされた横浜ではあるが、特段慌てた様子も無く
スピード感溢れる攻撃で再逆転を狙う
フロンターレの守備も統制がイマイチだが
吉原選手(背番号17:GK)のパンチで失点を免れる
同点のまま前半終了
引き上げる審判団に対し、フロンターレ側から
猛烈な抗議なのだろうか
あらゆる意味で厳しい45分であったが
気分を一新し、残る45分に挑みたい
程なく、後半開始のホイッスルが鳴り響く
判定に翻弄し続けた鬱憤を晴らす如く
ゴール裏では激しい応援
後半は一転し、フロンターレが優位
マルクス選手のコーナーキックを
ジュニーニョ選手が頭であわせ
横浜ゴール強烈なプレッシャー
マルクス選手のラストパスも光る
強力なFW陣に隠れ、地味な存在ではあるが
今年の躍進劇はマルクス選手のボールコントロールから
生まれた部分も少なくない
攻勢を掛ける展開に、サポーターも上機嫌
これこれ、コアゾーンの中心では
押しつぶされないように>子ども達へ
吉原選手のキックにあわせ、恒例のポーズ
何だかアユの遡上みたいだ(笑)
動きの止まった横浜に対し
フロンターレが良い形で攻撃を仕掛ける
中村選手(背番号14:MF)も
軽快なパスワークで、横浜の守備を翻弄させる
長めのパスに対し、アウグスト選手が気迫のスライディング
残念ながらゴールラインを割ってしまったが
アウグスト選手の気迫に拍手
横浜の反撃も短時間で抑え
フロンターレが猛然と攻め立てる
サポーターも応援を更に加速し
ピッチ上の選手を守り立てる
そして、その時が訪れた
長橋選手のクロスに、ジュニーニョ選手がヘッド
鮮烈な一撃は横浜ゴールのネットを揺らす!
3点目にブラジルトリオも大興奮
喜んでいるのか、口論しているのか
錯覚しそうなシーンである
ブラジリアン、血が暑いぜ!
サポーターはこの程度では満足しない
昨年の辛酸を知るだけに
完全に突き放すまで、そして試合が終わるまで
応援の手は緩めない
横浜の息の根を止めるべく
フロンターレは攻撃力を一層高める
我那覇選手(背番号9:FW)も飽くなき闘志で
横浜サイドへと前進を図る
ラストパスにあわせ、ジュニーニョ選手も突進
GKの飛び出しにも躊躇せず
積極果敢に攻め立てる
マルクス選手に対し、イエローカードが掲げられた
前半の状況から後半は荒れた展開も予想されたが
警告にも動じること無く、締まった試合を披露
選手達の精神力の進化が感じられた
それはサポーターも同じ
前半の不満を払拭すべき
高度に集中力を高めた応援を披露
勝利のみを目指し、ゴール裏の汗が光る
横浜の反撃も無難にこなし、再び攻勢へ
横浜の運動量が落ちたところで
ジュニーニョ選手が更に一撃!
劇的な4点目に、サポーターも大興奮
でも、これで終わらないのがフロンターレの強さ
中村選手が体勢を崩しながらのクロス
横浜の選手は反応が完全に遅れ
逆サイドからはジュニーニョ選手の姿が
後はボールを、無人のゴールに押し込むのみ
この一撃で横浜の息の根を止めた
連続の2失点と、若干の課題も残るものの
5得点の圧勝に満足度も高い
悲願のJ1昇格と、大目標の勝ち点100の実現に向け
選手・スタッフ・サポーターの熱い夏は続く
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:吉原 DF:伊藤(宏)・寺田・箕輪 MF:アウグスト・中村・久野・長橋・マルクス FW:我那覇・ジュニーニョ SUB:浦上・佐原・渡辺・今野・黒津 |
<フロンターレの選手交代> |
マルクス>渡辺(84分) |