川崎フロンターレ VS 愛媛FC
〜 第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦 〜
日 時 | 2004年10月10日 13:05 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場 (神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 曇り | |||
観 客 数 | 2,971人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 0 | 前 半 | 0 | 愛 媛 |
4 | 後 半 | 0 | ||
4 | 計 | 0 | ||
得 点 者 | ||||
伊藤 宏樹 | 52分 | |||
マルクス | 59分 | |||
ジュニーニョ | 70分 | |||
黒津 勝 | 72分 |
本年より天皇杯の開催時期・形態が変更
J2は3回戦からの登場、相手はJ2昇格を目指す、JFLの愛媛FC
さすがに客足はリーグ戦に及ばないが
Gゾーンにはバンデーラが普段どおり登場
応援体勢に変化は見られない
スタジアムの一角ではこんな光景が
サポーター有志主催の
「'04 Kawasaki Supporters' Party」受付中
詳細はこちら、フロンターレファンの方は是非
キックオフが間近に迫る
Gゾーンには熱きサポーターが集結
ビッグフラグも堂々と掲げられ
戦いのムードは急上昇
格下の相手に関わらず、ベストイレブンで戦うフロンターレ
関塚監督の勝負にかける意気込みが伝わる
決戦の舞台は、火蓋を切って落とされた
あら?、予想に反し愛媛FCが攻勢
J2に匹敵するスピード・プレーの精度を発揮
愛媛FCの積極性に、フロンターレは早くも守勢を強いられる
愛媛FCがサイドチェンジのパスを繰り出す
攻撃のバリエーションもJ2と遜色無く
昨今のJFLのレベルの高さをうかがわせる
(今年は一試合も観ていないが・・・)
フロンターレも切り返し
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)にボールを託す
だが、愛媛FCも徹底マークで対抗
この人数では、得意の突破も発揮ならず
単純な突破は、JFLであろうと通用しない
盛んにパスを繰り出し、愛媛FCに揺さぶりをかけ
ジュニーニョ選手が一撃を繰り出す
これは惜しくもGK正面に終わった
戦況を見つめつつ、熱烈に声援を送るサポーター
均衡した戦いに、天皇杯序盤独特の
圧勝を期待するムードは一掃
愛媛FCのミドルシュートを経て、フロンターレが再度反撃
しかし、ゴール前の守備はなおも固く
中村選手(背番号14:MF)の自在な動きも封印
両腕を掲げ、声援を送るサポーター
そろそろ先取点が欲しいところだが
愛媛FCの健闘を前に、その気配は一向に訪れない
熱い中にも、徐々に苛立ちの空気が漂いはじめる
中村選手も強烈なシュートを放つが
相手選手に激突、ゴールには至らない
空中戦は、寺田選手(背番号13:DF)の高さが武器
選手も完全に本気モードに突入
ピッチの雰囲気は、明らかにリーグ戦
一瞬の油断が命取り
伊藤宏樹選手(背番号2:DF)がボールを奪われ
直後、振り向きざまのシュート食らってしまう
愛媛FCが優位な状況に
フロンターレサポーターも落ち着きを欠く
それは同時に、フロンターレ不本意さに起因する
やりきれない苛立ちをも意味する
フロンターレにようやくチャンス到来
左サイドをジュニーニョ選手がえぐり、低いクロスを繰り出す
ゴール正面から我那覇選手(背番号9:FW)が飛び込むも
あと一歩及ばなかった
ここぞとばかりに、フロンターレが攻勢を強める
再三に渡り決定的な場面を演出するも
愛媛FCも意地の守備で、ゴールを割らせない
お返しとばかりに、愛媛FCが猛反撃
突如訪れたピンチに、フロンターレの守備に乱れが生じる
高いボールは吉原選手(背番号17:GK)が辛うじてキャッチ
突然の危機に、サポーターも敏感に反応
ピンチを逃れるべく、盛大な声援を送る
愛媛FCは鮮やかなスルーパスを繰り出し
強烈な一撃をフロンターレゴールへと放つ
幸いにも吉原選手が抑えたものの
ゴールを割っても不思議では無い場面であった
その後も愛媛FCの猛攻に苦しみ
時間に助けられる格好で前半終了
余りのふがいなさに、サポーターは怒りのブーイング
前半を終えて無得点とは、寂しい限りである
・・・と、気分一新で後半開始
台風をも恐れず、遠路駆けつけた愛媛FCサポーター
ウチも昔は、あの程度だったなぁ・・・と懐古の念
ところで、「じゃこてん」って一体何じゃ?
>>愛媛県の特産、ホタルジャコという魚を
すりつぶした、つみれ見たいなものだそうです
後半開始と同時に、ピッチに霧雨が舞う
前半と比較し、フロンターレも攻勢を強め
両者互角の戦いを演ずる
・・・と思いきや、愛媛FCがサイドからクロスを放ち
フロンターレゴール付近は緊縛の攻防
愛媛FCの決定力の弱さに救われるが
依然として危機的状況には変化が見られない
対するフロンターレは、ジュニーニョ選手の突破を武器に
コーナーキックのチャンスを得る
キッカーはマルクス選手(背番号11:MF)
熱きサポーターの声援を受け、ボールが放たれた
高いボールは、ヒロキがヘッド!
マークを外された愛媛FCの選手をよそに
ボールは愛媛FCゴールへと吸い込まれる
愛媛FCの選手が、懸命にクリア
だが、ボールは既にゴール内を通過
苦しい時間を経て、ようやく掴んだ先制ゴール!
待ちわびたゴールに、サポーターにも安堵の表情が
さぁ、ここから愛媛FCを突き放せ!
この1点で封印が解けたのか
フロンターレが一気に攻勢を強める
ジュニーニョ選手も得意の突破力を、存分に発揮
愛媛FCの反撃を凌ぎ、マルクス選手の右足が冴える
相手GKを冷静に見計らい
鮮やかなループシュートで2点目をゲット!
立て続けのゴールに、サポーターにも笑みがこぼれる
愛媛FCの動揺を誘い、一気に追加点を狙え!
我那覇選手(背番号9:FW)も
愛媛FCゴールを盛んに狙う
一方的に展開になりつつある雰囲気に
愛媛FCも焦りの色を隠せない
ゴールライン際での攻防
愛媛FCの選手から何かを受けたのか
我那覇選手が指をかかえ、突如崩れ落ちる
我那覇選手が倒れているのに、プレーは一向に止まらない
更にラフプレーは続き、怒り心頭のサポーターは
激しいブーイングをピッチに浴びせる
結局、我那覇選手は負傷退場
この後のリーグ戦に影響が出ない事を祈る
だが、残った選手が後に続く
お次はジュニーニョ選手、中盤から一気のドリブルで
相手選手の動きを見計らい、冷静に3点目をゲット!
鮮やかな一撃に、大興奮のサポーター
だが、得点はこれに留まらない
直後、黒津選手(背番号24:FW)のシュートが炸裂
手薄な愛媛FCの守備は、もはや無力同然
あっさりと4点目を叩き出す
4点目を祝福し、ゴール裏の大旗も盛大になびく
これで勝負は決定付けた
4得点にも、選手には満足せず
マルクス選手も積極果敢にゴールを目指す
サポーターも最後まで気を緩めず、気迫の応援
曇り空にサポーターの熱き声援が響く
余裕がてらに、オフィシャルカメラマン氏チェック
いやぁー、500〜600mmクラスの単焦点が欲しいなぁ
しかし、カメラ込みで+α200万の世界
職業として稼いでいる訳じゃないし
さすがに手が出ない・・・
その後も優位に試合を進めたフロンターレ
結局4-0で完勝、順当に4回戦に進出決定
4回戦からJ1勢との対決が迫る
天皇杯もMind-1の精神で、元日決戦を目指せ!
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:吉原 DF:伊藤(宏)・寺田・箕輪 MF:相馬・中村・久野・長橋・マルクス FW:我那覇・ジュニーニョ SUB:下川・佐原・渡辺・今野・黒津 |
<フロンターレの選手交代> |
我那覇>黒津(66分) 久野>渡辺(70分) マルクス>今野(86分) |