京都パープルサンガ VS 川崎フロンターレ
〜 2004 J2 第38節 〜
日 時 | 2004年10月15日 19:04 | |||
試合会場 | 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 (京都府京都市) |
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天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 8,801人 | |||
試 合 結 果 | ||||
京 都 | 1 | 前 半 | 5 | 川 崎 |
1 | 後 半 | 1 | ||
2 | 計 | 6 | ||
得 点 者 | ||||
崔龍洙 | 9分 | 3分 | 寺田 周平 | |
手島 和希 | 89分 | 19分 | ジュニーニョ | |
21分 | ジュニーニョ | |||
26分 | マルクス | |||
39分 | 中村 憲剛 | |||
74分 | 我那覇 和樹 |
西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
このスタジアムはフロンターレにとって
鬼門でもあり新たな誕生の宝庫でもある
4-0で大敗した、ゴミ箱投入事件
Let's Go!の応援歌誕生
果てまた盛田選手(現広島)が放った
謎めいたJ初ゴール等々・・・
様々な思い出に満ち溢れる
・・・と、今日も新たな歴史の1ページ?
座席に設置した横断幕の設置是非を巡り
係員と長時間の交渉に挑む
まぁ、どうせアウェイ側はがら空きなんだから
座席に置いたところで支障は無いのですが
交渉がひと段落し、ゴミ箱登場
そう、西京極ではゴミ箱は欠かせぬアイテム
・・・て、過去色々あったのに、懲りずに置いてあるものだ
交渉疲れ?の応援家氏、観客席で横たわる
おーい、そろそろ応援が始まるぞ
名物チアガールを、無意味に下半身のみ撮影
妙にエロい光景かしら?
宿敵京都に、引導を渡せ!
分が悪い西京極、今日こそは勝利を掴みたい
平日にも関わらず、過去最大のサポーターが集結
「(勝ち点)100・へのチャレンジ」の横断幕も掲揚
静かな中に、熱き90分間がスタート
J1復帰へ背水の陣の京都が攻め立てる
しかし、フロンターレの守備は冷静に対処
吉原選手(背番号17:GK)がおさえるも
京都の選手にボールは及ばず
逆にフロンターレが先制パンチ
コーナーキックを寺田選手(背番号6:GK)が押し込み
待望の先取点をゲット!
早々のゴールに、サポーターも大興奮
J1昇格(厳密には内定)&J2優勝が決定したにも関わらず
ありがちな心の緩みは感じさせない、素晴らしき先取点
だが、京都も即座に猛反撃
ここで負けるとJ1復帰の希望が絶たれかねないだけに
選手には切迫感がみなぎっている
逆に、崔選手(背番号21:FW)に押し込まれ
一瞬にして同点に追いつかれてしまう
むむ、西京極の舞台に
厳しき空気が漂いつつある・・・
・・・と思いきや、フロンターレに幸運が舞い込んだ
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)のドリブル突破に
京都のGK平井選手(背番号1)が飛び出し
ジュニーニョ選手を引っ掛けてしまった
主審がすかさず駆け寄り
平井選手にレッドカード!の洗礼
京都の大失策に、サポーターは笑みをこぼす
数的優位に立ったフロンターレ
これで試合はこちらのものだ!
そして、ビッグチャンス確実に掴んだフロンターレ
ジュニーニョ選手が自らPKを決め、2点目をゲット!
京都を再び突き放したぞ!
勝利へ向け、応援も一層ヒートアップ
打音に合わせ、サポーターは絶叫し、跳躍を繰り返す
このPKで、フロンターレの勢いは加速する
素早く正確なパスワークで、京都を翻弄
最後はジュニーニョ選手が切り崩し
ものの数分で3点目を決めた
怒涛のゴールラッシュに、サポーターも大興奮
激しいリズムで写真もぶれまくりと、うれしい悲鳴
ここで突然のお客さま
3ゴール目を記念し、阪急5300系のお出ましだ!
地元サポ曰く、「阪急は関西の誇り」なんだとか
5000系の疾走にあわせ、フロンターレは容赦なく攻め立てる
防戦一方の京都の反撃を軽くあしらい
マルクス選手(背番号11:MF)が
あっさりと4点目を叩き出す
夢のような展開に、サポーターも恍惚の笑み
こんなに一方的に攻めちゃって、イイんですか??
ハイ、イイんです(古いネタ)
一人少ない京都は、攻撃力の低下が如実
再三のコーナーキックからで活路を見出すも
ゴール前に詰める選手が不足
最後は吉原選手が抑えた
焦りからかパス回しが鈍い京都に対し
フロンターレの守備は、個人能力の高さで対処
熱田選手(背番号17:MF)のボールキープも
寺田選手が呆気なく奪取
ボールを前線に戻し、積極的にパスを繰り出す
フロンターレの能動的なパスワークに
京都は守備の焦点を絞れず
フロンターレの優位性が一層明確に
最後はフリーの中村選手(背番号14:MF)
マークが崩壊した京都をあざ笑うが如く
軽々と京都ゴールへとボールを蹴り込む
夢のようなゴールラッシュに、サポーターは狂喜乱舞
苦い過去に苦しめられた西京極
重き束縛から今、解放されようとしている
京都も左右からクロスを繰り出すものの
ゴール前の混戦に挑む選手が絶対的に足りない
最後は吉原選手がキャッチし、フロンターレのカウンターが炸裂
しかし、たった一人減っただけで
京都がここまで崩壊するとは・・・
前半を1-5で折り返したフロンターレ
大量リードで余裕のサポーターは
マルクス選手のコールで「○マーク」
意味はもちろん「○楠」、新たな応援として根付くかも知れない
阪急6300系の登場と共に、後半開始を到来
しかし・・・阪急ってどんな車両もまっ茶色なのねぇ
実は鉄道ファンでもある応援家N崎氏
太鼓を高く掲げ、激しい打音で応援をリード
後半も貪欲に攻め立てるフロンターレ
中央からはブラジル人トリオが突破口を切り出し
サイドからは相馬選手(背番号23:MF)が
鋭いクロスを繰り出し、京都を圧倒
みんなで一緒に○ポーズ
これは箕輪選手(背番号5:DF)のコール
「みのわー」の「わ」の時に
輪のポーズをするのがポイント
京都に行けなかった方は、ご参考までに
J1昇格請負人、マルクス選手のフリーキック
この一撃が今のフロンターレを生んだとしても
決して過言ではあるまい
フリーキックのこぼれ玉を競り合う我那覇選手(背番号9:FW)
後は、我那覇選手のゴールを待つのみ
ドイツW杯、一次予選の最終戦で
代表復帰が噂される相馬選手も
クロスに限らず、自らゴール前に迫る
徐々にではあるが、往年の力を取り戻しつつあるかのようだ
そして、待ちわびた瞬間が到来
斜め角度から我那覇選手がドリブルで攻め込み
ボールを見据えて、右足を振り抜いた
我那覇選手のシュートが決まり、圧巻の6点目
我那覇選手が満面の笑みを浮かべ
サポーターの元に駆け寄る
待ち詫びたゴールに、サポーターも大歓声で応える
納得の6ゴールに、余裕の表情すら伺える
苦悶の京都をよそに、フロンターレの猛攻が炸裂
楽勝ムードが漂い、ペースダウンも予想されたが
更なるゴールを目指し、京都ゴールに容赦無く襲い掛かる
選手が有す高い意識に、ただ感服するのみ
GKと一対一の勝負を挑むジュニーニョ選手
惜しくもゴールは逃したが
残された目標である勝ち点100に向かい
京都ゴールに猛然と襲い掛かる
途中交代の黒津選手(背番号24:FW)
受けたパスのトラップが大きく、チャンスを逃し天を仰ぐ
ロスタイムに京都が1点を返す
しかし、大量リードからして、もはや焼け石に水
程なく試合終了の時を迎えた
宿敵京都に、2-6の圧勝!!
笑顔で出迎えたサポーターに、選手達が応える
予想外の圧勝に、誰もが満足度が高い
「100・へのチャレンジ」の横断幕が再び掲揚
前人未到の勝ち点100まで、残り7
残り6試合、全力を尽くし驚愕の記録を打ち立てたい
祝杯ならぬ、祝ごみ箱が舞う
痛々しい過去の主役も、今日を境に勝利のアイテム
歓喜の中、反対側ゴール裏では
大敗を喫した京都サポーターが激しいブーイング
・・・と思いきや、タオルマフラーを広げ
選手を暖かく出迎えた
昨年のフロンターレがが脳裏に浮かび
何か切なさを覚えた光景であった
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:吉原 DF:伊藤(宏)・寺田・箕輪 MF:相馬・久野・長橋・マルクス・中村 FW:我那覇・ジュニーニョ SUB:下川・渡辺・佐原・今野・黒津 |
<フロンターレの選手交代> |
久野>渡辺(62分) 寺田>黒津(77分) |