川崎フロンターレ VS 浦和レッズ

〜 2005 J1 第2節 〜



日   時 2005年3月12日 15:35
試合会場 等々力陸上競技場 (神奈川県川崎市)
天   候 曇り
観 客 数 24,332人
試  合  結  果
川    1 前  半 1 浦   和
2 後  半 2
     
     
     
3 3
得   点   者
ジュニーニョ 5分   21分 酒井 友之
我那覇 和樹 52分   80分 岡野 雅行
アウグスト 64分   89分 田中 マルクス
闘莉王


7番ゲート付近

早朝の等々力陸上競技場
時刻は午前7時、試合開始まで8時間以上あるにも関わらず
7番ゲート付近には、既に長蛇の列生
ホーム開幕戦、相手は強敵浦和レッズ
この日にかけるサポーターの意気込みが伝わる



浦和サポーター

行列であれば、浦和サポーターが一枚上手
開幕戦を黒星を喫しており、ピリピリムードが漂う・・・つもりが
予想外にのんびりムードなのは、王者の余裕か



応援準備の光景

開門時刻が繰り上げされ、サポーターが一挙になだれ込む
Gゾーン上方には真新しい横断幕が登場
J1を迎え、サポーターも心機一転で準備に取り掛かる



仮設スタンド

今年から新設された仮設の応援スタンド
Gゾーンとバックスタンドを分断していた連絡通路を埋める事で
応援の一体感を増す狙いがある



仮設スタンドからの眺め

仮設スタンドからのピッチの眺めは・・・微妙に違和感が
但しこれは慣れの範疇、突如登場した応援スタンドに
戸惑うサポーターも少なくなかったが
試合開始が近づくにつれ、徐々に青く染まり始める



通路が遮断

等々力陸上競技場の今年からの変更点をもうひとつ
通路のアウェイ側とホーム側の分岐点にフェンスを設置し
相互の往来が不可能となった
相手サポーターとの接触が謝絶されるのは寂しいが
J1につきもののトラブル回避の為には、止むを得ない判断か



浦和サポーター

アウェイ側の観客席は、瞬く間に赤く染まる
さすがは浦和レッズ、「赤い悪魔」の迫力は今も健在



ゴール裏

だが、ここはホーム等々力
普段は空間が目立つゴール裏もぎっしりと埋まり
数多の大旗が盛大に揺られる



川崎サポーター

選手入場と同時に、青新聞が掲げられた
相手が浦和であろうが、怯む事無く全力での戦いを挑め
サポーターの熱気が渦巻く中、試合開始の時を迎えた



ジュニーニョ選手が転倒

浦和にフロンターレの戦術は、果たして通用するのか・・・
期待と不安が交錯する中、フロンターレが早々にチャンスを掴む
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)の突破に
浦和のGK都築選手(背番号23)がたまらずファウル




ジュニーニョ選手のPK

幸先良く、浦和からPKをゲット
キッカーはジュニーニョ選手、浦和ゴール裏の圧力を眼前に
ゆったりとシュートの体勢に入る



ジュニーニョ選手のゴールが決まる

PKは都築選手が弾き返すも
こぼれ球をジュニーニョ選手が冷静に蹴り込む
昨年のセカンドステージ覇者の浦和に対し
フロンターレが待望の先制点!



ゴールを喜ぶサポーター

先制ゴールに沸き立つサポーター
やるぞ、浦和相手に初勝利を掴み取れ!



セットプレーからのチャンス

先制ゴールで、完全に勢いづいたフロンターレ
コーナーキックから幾度と追加点のチャンスを演出
序盤は浦和を圧倒する展開



浦和のサイド攻撃

先制点を喫した浦和は、素早いサイド攻撃から活路を見出す
フロンターレの守備は追随性に長け
浦和のクロスを封じ込める



フロンターレの守備

浦和のスピードが徐々に牙をむき
バリエーション豊かな攻撃がフロンターレを襲う
フロンターレの守備は徐々に乱れが生じ
ゴール正面から酒井選手(背番号7:MF)の一撃を食らう
シュートは寺田選手(背番号13:DF)の足元をすり抜け
フロンターレゴールを無情にも揺らしてしまう



浦和が同点に追い付く

浦和のレベルの高さを、まざまざと見せ付けられた同点弾
だが、試合はまだ振り出しに戻っただけ
失うものは何も無い、挑戦者の気概で勝負に挑め



マルクス選手のフリーキック

浦和のスピードに手を焼くも、フロンターレも反撃開始
マルクス選手(背番号11:MF)の豪快なフリーキックが
浦和ゴールに迫るものの、抑制が効かずにゴール上方を通過



アウグスト選手のクロス

ジュニーニョ選手のパスを基点に
サイドの空間にアウグスト選手(背番号4:MF)が飛び出す
無人の空間から鋭いクロスを繰り出し
浦和の守備にプレッシャーを与える



エメルソン選手

エメルソン選手(背番号10:FW)にパスが渡るや
フロンターレは厳しい圧力で対抗
エメルソン選手の圧倒的な突破力は影を潜め
フロンターレがここは守り抜く



空中戦

我那覇選手(背番号9:FW)と闘莉王選手(背番号4:DF)が
壮絶な空中戦を演ずる
闘莉王選手の跳躍力はかなりのもので
空中戦を制するのは容易では無い



サポーターの応援

息が詰まる熱戦に、サポーターも熱狂的な応援で応える
整然と振られる腕は力強く、闘志がダイレクトに伝わる



エメルソン選手に対抗

エメルソン選手の突破に対し、フロンターレは徹底策で対抗
何人もの選手が立て続けに入り
決定機をたびたび封じ込めた



フロンターレの守備

浦和の左右のスピードに対し、フロンターレは守備の人数を増やす
ボールへの追随性も悪くなく
浦和に自由な攻撃を許さない



ジュニーニョ選手のループシュート

浦和の波状攻撃を断ち切り、フロンターレがカウンターで対抗
ジュニーニョ選手が自ら持ち込み
浦和の動きを見極め、サイドから鮮やかなループシュート



活気付くサポーター

シュートは惜しくもゴール枠から外れるも
フロンターレサポーターは更に活気付く
強敵浦和と互角以上の戦いに、白熱の応援でサポート



背後のボールへの追随性もよい

浦和はフロンターレの背後を狙い、盛んにパスを供給
J2時代とは別次元の洗礼を受けるものの
守備の意識は高く、素早い反応から即座にボールを奪取する



田中選手のシュート

それでも、一瞬の隙を見逃さないのが浦和の強み
手薄になったサイドから、田中選手(背番号11:FW)が走り込み
一瞬の隙をうかがいシュートを放つ
際どいコースを描いたが、辛うじてポストの外を通過



エメルソン選手のシュート

前半も終了に近づき、浦和の爆発力が圧倒
エメルソン選手もシュートを放つが
下川選手(背番号21:GK)が盾となり、辛うじてゴールを死守



前半終了

浦和の猛攻を凌ぎ切り、フロンターレもカウンターで猛反撃
前半最後のコーナーキックで
長身のDF陣が攻撃参加するも、惜しくも寄せ切れず
1-1の同点のまま、前半を折り返す



浦上選手の引退セレモニー

ハーフタイム中に、浦上選手の引退セレモニーが催された
ガミさん、今まで本当にありがとう
今後の活躍を祈ると共に、指導者としてフロンターレに戻るのを期待





セレモニー中も怪しい目つきの浦和サポーターだが
ガミさんの挨拶で拍手が起きるなど
これまた拍子抜けな人の良さ??
良く見るとだるまだるまが置いてあったり
「赤い悪魔」も若干は改心したのか???



後半開始

何はともあれ、後半開始の時を迎える
前半の互角な展開に、J1の舞台で戦える自身が感じ取れた
前半以上の熱気を帯び、激戦が再開された



我那覇選手

中盤から我那覇選手が、前線への突破を図る
だが、三都主選手(背番号8:MF)が袖を掴み
反則すれすれで我那覇選手の行く手を遮る



空中戦

それでもフロンターレは浦和を攻め立てる
サイドからのクロスボール、不規則に浮くボールに
互いに激しい空中戦を演ずる



我那覇選手のシュート

足元に落ちたボールは、更に不規則な動きを繰り返すも
長橋選手(背番号20:MF)から我那覇選手に繋ぎ
不安定な体勢ながらもシュートを放つ
ボールは浦和ゴールを大きく揺らし、フロンターレが再びリード!



ゴールを喜ぶ

サポーターの元に真っ先に駆け寄ったのがジュニーニョ選手でしたが
我那覇選手のゴールです、はい



ゴールを喜ぶサポーター

サポーターも狂喜乱舞でゴールを祝福
ホーム開幕戦での勝利を信じ、熱き応援が再開される



久野選手

リスタート後は浦和の猛攻が展開さえるが
凌ぎ抜いたフロンターレが反撃ののろしをあげる
久野選手(背番号8:MF)も積極的にクロスを供給
高い攻撃意識を積極的にアピール



ジュニーニョ選手

大勢の浦和の選手に囲まれる中
ジュニーニョ選手が怒涛の突破を図る
圧倒的なスピードに、浦和も守備の人数を増やすものの
正面に入った闘莉王選手のファウルを誘う



フリーキックのチャンス

絶好の距離・角度でのフリーキック
緊迫の空気が流れる中
マルクス選手とアウグスト選手がキックの準備に入る



アウグスト選手の一撃

大きな助走から、アウグスト選手が左足を振り抜く
強烈な一撃が、浦和ゴールへ一気に迫る!



アウグスト選手のシュートが決まる

ゴールは都築選手の上を高速に通過
鮮やかな弾丸シュートが、浦和ゴールに深く突き刺さる!



ゴールを喜ぶアウグスト選手

劇的ゴールで浦和を更に突き放す
アウグスト選手の雄たけびが、勝利をぐっと引き寄せる



ゴールを喜ぶサポーター

圧巻のゴールに、サポーターも大爆発
勝利へ向けての応援が、より一層加速する



浦和の反撃

2点リードを喫した浦和も、必死の形相で猛反撃に突入
コーナーキックから壮絶な空中戦を挑み
フロンターレゴールを再三脅かす



入場者数の発表

緊迫の攻防が繰り広げられる中、入場者数が発表
フロンターレでは新記録の数値に、満員の場内が沸き立つ



サポーター

時間の経過と共に、サポーターの動きは一層激しさを増す
興奮の熱気と絶叫が、ピッチ上の選手と後押しする



長橋選手

浦和の厳しいマークをかいくぐり、長橋選手がクロスの体勢
高く、鋭く舞うボールが、浦和に更なるプレッシャーとなる



ジュニーニョ選手のシュート

浦和のサイドに、大きな空間が生じる
そこをめがけて、ジュニーニョ選手が一気にドリブルせ攻め立て
最後は中央に回りこみ、得意の角度からシュートを放つ
とどめの一撃と思いきや、惜しくも浦和ゴールをとらえなかった



寺田選手がゴールを狙う

マルクス選手のコーナーキックから
寺田選手がヘッドでの得点を狙う
闘莉王選手との手に汗握る攻防戦に
興奮の度合いは更に高まる



岡野選手のシュート

勝利が間近に迫るフロンターレに、浦和が一矢報いる
スルーパスを受けた岡野選手(背番号30:FW)が蹴り込み
フロンターレのリードは1点に縮まる



浦和の猛攻

時間の経過と共に、フロンターレの運動量は低下の一途
J2から昇格したばかりのチームに負けられない
浦和の凄まじき執念が、フロンターレを襲う



最後の応援

窮地に立たされたフロンターレに、サポーターも懸命の応援
間もなくロスタイムに突入、残り時間は3分前後
逃げ切りを図るべく、最後の応援に突入



長橋選手

フロンターレの得点意欲はなおも高い
長橋選手のサイド攻撃も手を緩めること無く
浦和に勝利への執念を燃やす





試合よ、早く試合を終わってくれ・・・
試合終了の笛を祈るも、最後の最後で罠が待ち受ける
浦和のクロス、混戦のこぼれ球を
闘莉王選手が押し込み、浦和がまさかの同点ゴール



興奮する浦和サポーター

興奮でトラックになだれ込む浦和サポーター
異様な空気が流れる中、程なく試合終了の時を迎える



引き上げる選手たち

まさかの結末に、苦々しい表情で選手たちが引き上げる
掴みかけた勝利を、目前で逃したフロンターレ
最後の踏ん張りの甘さ、浦和に対する同点よりも
無情な悔しさが滲んでならない・・・



<フロンターレの出場メンバー>
GK:下川
DF:伊藤・箕輪・寺田
MF:久野・山根・長橋・マルクス・アウグスト
FW:我那覇・ジュニーニョ
SUB:吉原・佐原・木村・飯尾・渡辺
<フロンターレの選手交代>
マルクス>木村(85分)
我那覇>飯尾(88分)
山根>渡辺(89分)



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