川崎フロンターレ VS ガンバ大阪

〜 2005 ヤマザキナビスコカップ 〜



日   時 2005年3月26日 13:35
試合会場 等々力陸上競技場 (神奈川県川崎市)
天   候 晴れ
観 客 数 7,342人
試  合  結  果
川    1 前  半 1 大   阪
1 後  半 1
     
     
     
2 2
得   点   者
寺田 周平 40分   19分 オウンゴール
ジュニーニョ 60分   89分 松波 正信


早朝の7番ゲート前

早朝の等々力陸上競技場、7番ゲート付近
時刻は午前7時前、観客数が伸び悩むナビスコカップを目前に
この人影は一体何?



抽選箱

・・・と、その傍らには抽選箱が
今年より試合当日、午前7時より前の場所取りが禁止され
混乱と公平性を保つべく、待ち行列の位置を決める
抽選が実施される事となった
(注意:この抽選はクラブが実施しているものではありません
抽選の件に関して、クラブ側への問い合わせはご遠慮ください)




抽選開始

午前7時の締め切りと同時に抽選開始
初回ながら混乱も見られず、スムーズに終了
節度正しき行動は、川崎サポの自慢でもある



多くのサポーター

着目度が低いナビスコ杯だけに、場内はいささか閑散気味
それでも試合開始が近づくと、Gゾーンは青一色に染まる
等々力でのJ1初勝利を狙い、熱戦が火蓋を切って落とされた



ジュニーニョ選手

相手は勝率の高い関西勢、早速フロンターレがチャンスを掴む
速攻からコーナーキックを得て、ガンバゴールを脅かす
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)の怒涛の突破が
早くも全開の勢いを見せる



アウグスト選手

守備陣も中盤に上げ、プレスを効かせるフロンターレ
アウグスト選手(背番号4:MF)が強靭な肉体を武器に
積極的にボールに絡み、ガンバに揺さぶりをかける



久野選手

統率が乱れがちなガンバの攻撃に
フロンターレの守備も余裕で対処
高いクロスボールは、久野選手(背番号8:MF)がヘディングで弾き返す
ガンバの拙攻にも助けられ、決定的な危機を迎えない



応援するサポーター

フロンターレはカウンターから、ジュニーニョ選手がシュートを放つ
積極果敢な攻撃に、サポーターも力強い声援を送る
ジュニオール、オーオオオー
ジュニオール、オーオオオー




伊藤選手

伊藤選手(背番号2:DF)が
フェルナンジーニョ選手(背番号8:MF)を潰しにかかる
中盤の狭いエリア内、粘着質なガンバに手を焼くものの
フロンターレも粘り腰で対抗し、ガンバからボール奪い取る



ガンバのクロス

両者共に決定力を欠く流れ
場内は沈着状態に突入し、応援のテンポも徐々に低下
・・・も僅か一瞬の出来事、フロンターレの隙を突いて
ガンバが中盤から右サイドにパスを供給
開いたスペースに、橋本選手(背番号27:MF)が駆け込み
強烈なクロスが放たれる



久野選手の足にボールが当たる

低いボールに対し、久野選手が即座に足を伸ばす
伸ばした足にボールが接触、ボールは角度を変え・・・
Oh!その先はフロンターレゴールではないか!!



オウンゴール

急角度を描いたボールに、誰も反応の余地は無かった
ボールは呆気なくフロンターレゴールに吸い込まれ
まさかのオウンゴールを献上



ゆりかごダンス

オウンゴールと松波選手(背番号11:FW)の第二子誕生に花を添えるべく
ゆりかごダンスで喜ぶガンバの選手
痛い失点を喫したフロンターレサポーターは
ヤケクソで痛烈なブーイング





同点を目指すべく、熱き応援が再開される
予想外の失点でリズムが崩れ気味の選手に対し
ゆったりとした声援をピッチに送り、立て直しを促す



攻撃のリズムを崩す

しかし、悪い予感が的中してしまう
失点を境目にフロンターレの攻撃は緻密さを欠き、突如乱れはじめる
積極的なサイドアタックも影を潜め
一転して悪い流れに突入する



ジュニーニョ選手のシュート

それでも失点のショックは最小限に抑制
盛大な拍手を背に受け、フロンターレは徐々に反撃開始
ジュニーニョ選手と我那覇選手(背番号9:FW)の
ワン・ツーが決まり、ジュニーニョ選手のシュートで締めくくる



ガンバのフリーキック

フロンターレのファウルから、ガンバにフリーキックを献上
アラウージョ選手(背番号9:FW)が鋭い一撃を放つものの・・・



フロンターレのカウンター

こぼれ球をフロンターレが拾い、一気に右へ展開
シンプルなカウンター狙いではあるが
ジュニーニョ選手のスピードも生き
徐々にではあるが、試合の流れを呼び戻す



下川選手

至近距離から、ガンバが強烈な一撃
下川選手(背番号21:GK)も正確なセーブで
ガンバに追加点を許さない



応援風景

生気を取り戻したフロンターレに
サポーターも一層熱きエールを送る
真正面からの強烈な日差しを浴び
躍動感溢れる応援を繰り広げる



寺田選手のシュート

生命力を取り戻したフロンターレに、ついに歓喜の瞬間が
マルクス選手(背番号11:MF)のフリーキックのこぼれ球を
寺田選手(背番号13:DF)が豪快に蹴り込む
至近距離からの一撃は、ガンバのゴールを大きく揺らす!



ゴール裏の大旗

待望の同点ゴールに、場内は喜びに沸く
ゴール裏の大旗がいっせいになびき、反撃へののろしを上げる



ゴールを喜ぶサポーター

Gゾーンの熱きサポーターも、一気に大爆発
逆転劇を引き出すべく、激しい応援が再開された



前半終了

このゴールで、完全に息を吹き返したフロンターレ
ロスタイム前後にも、コーナーキックを機軸にガンバを激しく攻め立て
守備も積極性を取り戻し、ガンバの反撃を封じ込めた
両者同点のまま、前半45分を折り返す



後半開始

強い日差しが差し込む中、後半開始のホイッスル
前半終了間際の興奮は影を潜め
両者控えめな立ち上がり・・・と思いきや
早々に中村選手(背番号14:MF)が、得意のミドルシュートを披露



バックパスを狙うジュニーニョ選手

ジュニーニョ選手の積極性はここでも健在
ガンバのバックパスを奪取すべく
パスが繰り出されるのを計算し、猛ダッシュでボールに迫る



ガンバの反撃

やや守勢気味なガンバであったが
フロンターレの小休止を見計らい反撃開始
直線的な突破に、フロンターレの守備は戸惑いを浮かべるも
正面から放たれた一撃は、下川選手が辛うじてセーブ



長橋選手

前半は今ひとつ目立たなかった長橋選手(背番号20:MF)だが
早いリスタートからサイドを駆け上がり、鋭いクロスを供給
パスを受けたマルクス選手が、ダイレクトでシュートを放つ



苦戦のフロンターレ

それでも、試合の主導権はガンバが握る展開
フロンターレは徐々に守備の反応が低下
ガンバに再三深く攻め込まれ、厳しい局面に突入する



コールリーダー

サポーターの最前線を陣取るコールリーダー達が
鋭い視線でピッチを見つめる
不利な形勢を覆すべく、ゆったりとした応援を引き出し
じわじわと反撃のドラマを演出



久野選手

オウンゴールの汚名を晴らすべく、久野選手が果敢にサイドを突破
前半の失点直後はショックがあらわで心配ではあったが
今や完全に平常心に戻り、精力的に戦いを挑む



ジュニーニョ選手のシュート

スローテンポの応援を受け、ガンバの牙城を崩しにかかるフロンターレ
・・・と、背後からジュニーニョ選手が回り込み
得意の角度から大胆なシュート!!



ジュニーニョ選手のゴールが決まる

鋭角から放たれた一撃は、GKの手先をかすめ
ガンバゴールに深く突き刺さる
起死回生の一撃は、ガンバを突き放す逆転ゴール!



ゴールを喜ぶサポーター

長き沈着を打破した一撃に、サポーターは大興奮
悲願のJ1初勝利を願い、場内は一層熱気を帯び
応援は一気に加速する
オーオオー、レッツゴー川崎〜
オーオオー、フロンターレー
オーオオー、レッツゴー川崎〜
オーオオー、フロンターレー




ジュニーニョ選手

リスタート直後にガンバの猛攻を食らうものの
フロンターレは即座に逆襲に転ずる
追加点を挙げるべく、ジュニーニョ選手が怒涛の中央突破



ファウルにならない

ジュニーニョ選手の圧倒的な突進力に
ガンバDFがジュニーニョ選手を引きずり倒す
絶好の位置からフリーキック・・・と思いきや
無情にもファウルの判定は引き出せず
よもやの判定に、ジュニーニョ選手が不可解さをアピール



アウグスト選手

だが、この程度でフロンターレの勢いは止まらない
ガンバに波状攻撃を仕掛け、アウグスト選手が鋭いクロスを放つ
苦境に立たされたガンバの守備は
コーナーキックに逃れるのが精一杯



マルクス選手

コーナーキックに向かうマルクス選手
サポーターの盛大な声援を受け、両腕を掲げて更に煽る



ゴール前の混戦

コーナーキックの混戦から、押し込みを図るフロンターレ
我那覇選手が果敢に飛び込みを図るものの
惜しくもボールには届かない
それでもフロンターレが一方的展開で
ガンバを完全に圧倒、勝利への執念をあらわにする



白熱の応援

ガンバゴール前で繰り広げられる白熱の展開に
サポーターは一層熱く燃える
等々力でのJ1初勝利を掴むべく
激戦は最終局面へと突入する



ガンバの反撃

後が無いガンバも、必死の反撃
フロンターレの守備は一丸となり、ガンバの猛攻を弾き返す



ジュニーニョ選手の一撃

ガンバの攻撃を凌ぎ切り、フロンターレが怒涛のカウンター
マルクス選手との鮮やかなコンビネーション
ジュニーニョ選手が得意の角度から
ガンバの息の根を止めるべく、シュートを繰り出す



ロスタイムに突入

白熱の攻防を前に、時は瞬く間に流れ去る
気がつけばロスタイムに突入
残り3分、J1初勝利を信じ最後の攻防に突入する



勝利を信じるサポーター

最後まで緊張感が途切れず、集中力を保つサポーター
もうドローは結構だ、勝利を、勝利をとにかく見たい
熱き願いが今結実、感動の瞬間はもうすぐだ!
勝つぞ!今日こそ絶対に勝つ!!






































まさかの失点

ああああああああああっ
何てこった、またロスタイムでの失点か!



試合終了

・・・そして、終戦の時を迎えた
よもやの開幕4連続ドロー
勝利は、勝利はどこまでも厳しいのか





非情な結末を迎え、呆然と立ち尽くすサポーター
死力を尽くした応援は、この日も実らなかった





険しい表情を浮かべ、挨拶に訪れる選手たち
土壇場での精神力の弱さを克服出来ず
やり切れぬ重圧に屈してしまった
この苦境を脱するのは、一体いつになるのであろうか・・・



<フロンターレの出場メンバー>
GK:下川
DF:伊藤・箕輪・寺田
MF:久野・中村・長橋・マルクス・アウグスト
FW:我那覇・ジュニーニョ
SUB:吉原・谷口・相馬・山根・飯尾
<フロンターレの選手交代>
マルクス>相馬(83分)
我那覇>谷口(89分)



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