競技場の正面に、クレムゾンレッドなテントを発見
神戸が楽天に買収から2年目経過し
長年親しまれてきたチームカラーが
オーナーの意向？で一新されてしまった
しかし、チームカラーの安易な変更はいかがなものか
開門と同時に、横断幕の設置を開始
奥の巨大横断幕の到着が遅れたが（理由は一応ナイショ）
程なく設置を終了し、試合開始の時を待つ
ところが、設置を終えた横断幕を取り外し、別の場所に移動
一体何の理由であろうか
その訳は、単純に応援位置との兼ね合いの模様
横断幕の移動先の狭いスペースに、数十人のサポーターが集結
平日の遠方のアウェイに駆けつけるだけあり
強力な声援がアウェイ側ゴール裏に響き渡る
相手はもっか4勝（で良かったっけ？）無敗、抜群の相性を誇る神戸
前節の初勝利の勢いを生かし、勝利を目指して試合開始
三浦カズ（背番号11：FW）に対し
寺田選手（背番号13：DF）と箕輪選手（背番号5：DF）が
巨体を生かした守備で対抗
神戸の攻撃一方ではつまらない
フロンターレも中盤で我那覇選手（背番号9：FW）が
積極的に動き、ボールを奪取にかかる
反撃に転じたフロンターレは、左サイドを駆け上がる
ジュニーニョ選手（背番号10：MF）が、神戸ゴール正面に向け
パスを繰り出すものの、開始直後のゴールには届かない
神戸はカウンターから、一気にシュート
低い一撃は吉原選手（背番号1：GK）が、懸命のペンチ
神戸は更に攻撃を続けるものの
プレーの精度とスピードが低く、決定的な危機は迎えない
神戸の攻撃が小休止、フロンターレのゴールキックでプレー再開
吉原選手の歩調に合わせ、腕を小刻みに震わせるおなじみの光景
オイ！オイと、同時に掛け声を連呼する事で
反撃への気持ちを高める狙いもある
試合は神戸のスローインから再開
直後、フロンターレがボールを奪取し反撃に移る
長橋選手（背番号20：MF）は神戸の選手に
挟み撃ちになりつつも、前方突破を試みる
漆黒の闇夜に、絶叫が響き渡る
一糸乱れぬ応援は、フロンターレの攻勢と共に集中力が高まる
声援の後押しを受け、マルクス選手
（背番号11：MF）のフリーキックが炸裂
絶妙のカーブを描いたボールは、神戸ゴールへ急接近
相手GKが弾き返し、惜しくも先制ゴールを逃す
じわじわと高まるゴールの気配に
サポーターは更に気勢をあげる
躍動感溢れるジャンプ、職場から駆けつけた者も少なくなく
革靴やハイヒールでの跳躍に挑む
（・・・てハイヒールで跳んでいたねーちゃん、足痛くなかったかい？？）
神戸の単調な攻撃は、フロンターレを脅かすには至らない
前線へのパスも、箕輪選手（背番号5：DF）の守備範囲
それでも、徐々に神戸の攻勢が強まる
三浦選手も年齢を感じさせないシャープな動き
巧みな足技とパスワークを交え、神戸の攻撃の基点となる
神戸がコーナーキックの場面を迎えるものの
フロンターレも守り抜き、中盤へ押し上げる
神戸が即座に攻め戻すも、フロンターレは三浦選手を取り囲み
神戸の攻撃の軸を潰しにかかる
神戸からボールを奪い取り、一気に逆襲
マルクス選手のパスに呼応し、ジュニーニョ選手が一気に俊足を飛ばす
フロンターレのカウンターに、神戸の守備は対応が遅れる
そのままジュニーニョ選手が飛び出し
ドリブルから冷静にGKの動きを見据え、先制ゴール！
鮮やかな先取点に、フロンターレサポーターは歓喜の絶叫
激しく、そして熱き応援が実を結んだ瞬間だ
試合再開と同時に、先取点を喫した神戸が反撃開始
それでも連携が悪く、細かいミスも少なくない
意思疎通が乱れ、フロンターレに脅威を与えない
そんな折、ジュニーニョ選手が突如ピッチに倒れる
顔を痛々しく抱え、太ももを盛んにかばっている
ジュニーニョ選手の復帰を願い、盛大な声援を送るサポーター
ジュニーニョ！ジュニーニョ！
だが、復帰の願いも空しく、ジュニーニョ選手は担架で搬出
よもやの負傷交代、急きょ黒津選手（背番号24：FW）が投入された
トラブルに乗ずるべく、神戸が攻勢を強める
スローインからのボールをミドルレンジから一撃
中盤でもボールの主導権を確保し
フロンターレにじわじわと揺さぶりをかける
それでも、この程度の反撃でフロンターレは崩れる術も無い
程なく逆襲に展じ、中村選手（背番号14：MF）が
力強いドリブルで前進を図る
神戸にボールを奪われかけるも、即座に取り戻し
前線の我那覇選手（背番号9：FW）へパスを託す
スニーカーの人も、革靴の人も、力強くサポーターが跳ぶ
勝利を目指す気持ちはひとつ
観客席のバネを生かし、軽快なジャンプを繰り返す
一丸に集結したサポーターの願い、フロンターレに勇気をもたらす
神戸のサイド攻撃に対し、箕輪選手がスライディング
体を張った守備に盛大な拍手・・・、と思いきや
主審の判定はイエローカード、フロンターレにピンチが到来
それでも、神戸の攻撃は精度が低いまま
クロスボールも乱れ、押し戻された後に前線の空間へとパスを繰り出すも
フロンターレの守備が追い付き、堅実な守備で行く手を遮る
低く鋭いパスも、寺田選手の片足でカット
神戸は連携が乱れつつも、三浦選手がクロスを放つ
これはマルクス選手がヘッドでクリア
だが、神戸の猛攻撃は止まらず、ここはフロンターレが我慢の時間帯
神戸は更に攻勢を強め、フロンターレは再三のセットプレーの危機到来
ゴールを貪欲に狙う神戸、必死に守るフロンターレ
両者の激しい攻防に、場内は緊迫感が張り詰める
キング・カズの卓越したテクニックに、場内は盛り上がる
対するフロンターレもDFが一気に取り囲み
粘り強くまとわりつき、三浦選手の突破を許さない
緊迫のデットヒート、執拗な神戸を振り払うべく
サポーターも必死の声援を送る
そんなサポーターの懸命の願いをよそに、神戸の猛攻は続く
三浦選手に対するマークも乱れがち
激しく攻め立てる神戸に対し、フロンターレは我慢を強いられる
ロスタイム近辺から、神戸はセットプレーを交え
同点ゴールを狙うべく、総攻撃に突入する
コーナーキックから激しい空中戦に挑む選手たち
その後も再三のピンチを招いたものの
フロンターレは辛うじて、前半を無失点で切り抜けた
場内は4月上旬とは思えぬ冷え込み
そんな寒さも、平日のアウェイに駆けつけたサポーターには通用しない
再びバックスタンドの一角に集結、熱き応援が再開された
サイドアタックに挑む黒津選手に、神戸の選手が背後からファウル
開始早々、フロンターレがフリーキックのチャンスを掴んだぞ
マルクス選手のフリーキックが、神戸ゴール正面へと迫る
混戦を隙間をぬい、谷口選手（背番号29：DF）のヘッドが炸裂！
力強くヘッドは、神戸ゴールを豪快に揺らす
谷口選手の記念すべき、J1初ゴール！！
開始直後のゴールに、サポーターも喜びを爆発
2点リードではまだまだ油断は禁物
冷静さを取り戻し、熱き応援が再開される
2失点で危機感の神戸も猛然と反撃
フロンターレは吉原選手（背番号1：GK）のファインセーブ
高い集中力を保ち、神戸にゴールを許さない
神戸の猛攻撃を断ち切り、フロンターレが逆襲開始
縦へのロングパス、ぽっかりと空いたスペースに
中村選手が飛び出し、一気に形成を逆転
続けて黒津選手がゴールライン際で粘り、後方へ折り返す
手薄な神戸の守備を突き、最後は我那覇選手が一撃！
低い一撃は、掛川選手（背番号1：GK）の足元を切り裂き
神戸ゴールへと吸い込まれた！
圧巻の3ゴール、大興奮のサポーター
だが、ナビスコカップの恐怖の同点劇を知るサポーターは
このリードでは安心の範疇外
「1点差のつもりで戦え！」、この声援が物語るように
熱い中にも冷静さを取り戻し、激しい応援を再開する
窮地に立たされた神戸、右サイドから必死の反撃
鋭いクロスボールから、起死回生のオーバーヘッド
こぼれ球をホージェル選手（背番号6：DF）がシュート
至近距離からの一撃、強烈な弾丸が襲い掛かるも
吉原選手が渾身のパンチングでゴールを死守
コーナーキックに続き、神戸の猛攻は続く
フロンターレは厳しい時間帯を強いられるものの
集中力を切らさぬ守備で対抗、神戸に得点を許さない
忍耐強く耐え抜いたフロンターレ、遂に逆襲の時を迎える
マルクス選手と中村選手が視線を合わせ
絶妙のコンビネーションで、神戸の守備を切り裂く
神戸のファウルを誘い、フロンターレがフリーキックのチャンスを掴む
ここはマルクス選手・・・と思いきや、中村選手が意表の一撃
動揺を隠せない神戸を突き、フロンターレが猛然と攻め立てる
アウグスト選手（背番号4：MF）が空中戦に挑み
神戸に更に追い討ちをかける
神戸の反撃も最小限に抑え、フロンターレが即座に逆襲開始
黒津選手のサイド攻撃、神戸の執拗な守備をあしらい
冷静にコーナーキックをゲットする
なす術が無い神戸に対し、猛然と攻め立てるフロンターレ
アウグスト選手は首を掴まれながらも、前進の構えを崩さない
ボールを右方向に振り、長橋選手（背番号20：MF）がクロスを放つ
鋭いボールに、フロンターレの選手が続々と飛び込み
神戸ゴールにプレッシャーを浴びせる
フロンターレの勢いは、もう誰も止められない
アウグスト選手が体をひねり、絶妙のパスを繰り出した
神戸ゴール正面には、黒津選手の姿
ふわりと浮いたボールを、左足で豪快なボレーシュート！
強烈な弾丸シュートは、神戸ゴールに吸い込まれた
黒津選手の記念すべきJ1初ゴール
固く抱き合い、歓喜に浸る選手たち
最前列に駆け寄り、喜びを爆発させるサポーター
この程度ではまだまだ満足しない
もっともっと追加点を狙い、神戸を圧倒せよ！
4点に満足しないのは、選手も共有
緊張の糸を一切切らさず、猛攻を仕掛けるフロンターレ
黒津選手も堂々と空中戦に挑む
悲痛な神戸にとどめを刺すべく、貪欲にフロンターレが攻め立てる
フロンターレの猛攻を前に、神戸が痛恨のミス
苦し紛れのバックパス？も呼吸が乱れ
オウンゴールでフロンターレが5点目をゲット！
5点にも満足せず、攻撃の手を一向に緩めぬフロンターレ
セットプレーから、箕輪選手が強烈なヘッドで追加点を狙う
そんな訳で、マルクス選手のビューティフルロングシュート！！
ボールしか写っていない、残念（爆）
そんな訳で、汚い写真で許してください
圧巻のゴールにも、関塚監督は沈着さを保っていた
破竹の6ゴールに、大満足のサポーター
ここまで得点を稼げば、もはや同点の恐れは無用だろう
フロンターレのワンサイドゲームに、神戸もしっかりとお膳立て
せっかく訪れたPKのチャンス、華麗なるミスキックで外してしまう
終了間際に神戸が1点返すものの、圧巻の勝利！
遠路駆けつけたサポーターは歓喜の絶叫、満面の笑みを浮かべる
圧勝に選手も満足の表情
これで一気に5位に浮上、ここからフロンターレ旋風を巻き起こすぞぉ