大分トリニータ VS 川崎フロンターレ

〜 2005 J1 第11節 〜



日   時 2005年5月8日 14:04
試合会場 大分スポーツ公園総合競技場 (大分県大分市)
天   候 曇り
観 客 数 21,078人
試  合  結  果
大   分 0 前  半 0 川   
1 後  半 0
     
     
     
1 0
得   点   者
マグノ
アウベス
46分      


ビッグアイ

大分スポーツ公園総合競技場(ビッグアイ)は
かれこれ5度目の訪問と相成る
このスタジアムでは良い思い出は少なく
勝利を挙げたのも2003年の天皇杯のみ、僅か1勝に限定
かつてはマーロン選手が負傷退場したのも、この舞台であるし
怪我人続発のフロンターレ、戦う前から
妙に嫌な予感がしてならない



注意を受けるサポーター

パラソルを広げたところ、警備員から注意を受けるサポーター
がら空きのアウェイ側の観客席、どうしてパラソルがダメなのか



大分サポーター

真正面には、大勢の大分サポーターが待ち構える
ドームの反響効果も相乗し、凄まじき声援が場内に響く



応援開始

連戦と長旅で、サポーターの疲労もピークに達する
だが、勝負の時を迎えた今、弱音を吐く暇は無い
連敗を阻止すべく、死力の応援が開始された
オーオー、フロンターレー
フロンターレー、オオオオオ〜




マグノ アウベス選手のシュート

立ち上がりは両者様子見の展開
大分はフリーキックからのボールを細かく繋ぎ
マグノ アウベス選手(背番号10:FW)が先制打を放つ



もたつくフロンターレ

フロンターレは最終ラインのボール回しから、縦にパスを供給
だが、前線への突破力に乏しく、目立った突破は見られない



箕輪選手

鄭選手(背番号17:DF)の警告を発端に
大分はセットプレーを機軸に攻勢を強める
フロンターレの守備は安定性に欠けるものの
空中戦は長身を生かし、大分に得点機を与えない



攻撃が苦しいフロンターレ

フロンターレは低く速いパスを盛んに繰り出し
攻撃の突破口を見出そうとしている
だが、大分の堅守に阻まれてしまい
思い描いたような攻撃は組み立てられない



フッキ選手

それでも徐々に前進を図るフロンターレ
右サイドに回り込み、大分のファウルを誘発
待望のフリーキックの場面が到来
キッカーは「問題児」?の、フッキ選手(背番号19:FW)だ
強力に左足を振り抜くものの、大分のゴール枠には収まらない



ジュニーニョ選手

大分から奪ったパスを受けるや、ジュニーニョ選手(背番号10:FW)が
得意のドリブルで前線に駆け上がる
大分の選手を巧みに振り切り、大分ゴール付近に迫ったものの
クロスボールは江角選手(背番号29:GK)の手中



フロンターレの守備

大分は最終ラインで、じらすようにゆっくりとパスを回す
・・・と、突如精度の高い縦パスを繰り出し
フロンターレ陣内に一気に突入
ドド選手(背番号11:FW)の巧みな個人技に
フロンターレのDFは翻弄され、ゴール前はピンチに陥ってしまう



応援するサポーター

大分の攻勢が更に強まり
フロンターレはコーナーキックのピンチを迎えてしまう
サポーターの表情は厳しさを増し
腕を上方に掲げ、力強い手拍子を繰り出す
吉原選手(背番号17:GK)のコールを絶叫
ゴールを死守すべき、熱き声援をピッチに繰り出す



吉原選手

大分は立て続けにコーナーキックを放つものの
攻撃に加わる人数が少なく、決定的な形には持ち込めない
2本目のコーナーキックは、吉原選手がキャッチし
この危機を断ち切った



反撃開始

さあ、ここから一気に反撃開始
サポーターは一気に跳ね上がり
バンテーラを盛大に広げ、ピッチ上の選手達を鼓舞させる
オオオ、オオオオオ〜
フォルツァ、フローンタレー
オオオ、オオオオオ〜
フォルツァ、フローンタレー




中村選手のシュート

サポーターの気迫を背後に受け、フロンターレの選手が
一気に前線へと繰り出した
久野選手(背番号8:MF)>フッキ選手へとパスを繋ぎ
最後は中村選手(背番号14:MF)が
豪快なミドルシュートを繰り出した



煮え切らない攻撃

更にフロンターレが詰め寄るも、連携が微妙にぎこちなく
得点の形には持ち込めない
程なく大分がボールを支配し、ここもゴールには届かない
煮え切らない試合状況に、サポーターからは苛立ちの声が漏れる



伊藤選手が追い付く

大分が最前線にロングパスを繰り出す
ボールは伊藤選手(背番号2:DF)の頭上を通過し
ぽっかりと空いた空間に、マグノ アウベス選手が走り込む
あわやドリブルでの独走状態になりかかるも
伊藤選手が辛うじて体を寄せ、シュートの精度を落とす



フロンターレの守備

大分の度重なる攻勢に、フロンターレは苦しい時間帯が続く
それでも大分の攻撃は両外国人に集中しているため
ポイントを絞りやすく、苦しいながらもここは守り抜く



フッキ選手のシュート

対するフロンターレは、ジュニーニョ選手が厳しい守備に遭遇し
得意の突破力は封印され、得点の機運が乏しい限り
・・・おっ、フッキ選手が右足でシュートを繰り出した
ボールは惜しくも、江角選手がセーブ



大分ゴール前の空中戦

更に攻め立てるフロンターレは
フッキ選手のフリーキックが大分の選手に接触し
続けてコーナーキックのチャンスを得る
キックは中村選手が担当するも
ゴール前の空中戦は、呆気なく乱れてしまう
マルクス選手と比較すると、やはり何かが不足しているのか



フッキ選手の突破

大分の反撃を許すものの、フロンターレは再度大分ゴールに迫る
フッキ選手が正面から、強引な突破を試みる
フッキ選手の悪い癖が垣間見れるも、ここは大分のファウルを誘発
何はともあれ、フロンターレがセットプレーのチャンスを迎えた



激しい動きのサポーター

力一杯声援を続けるサポーターに、先制ゴールを見せてくれ!
サポーターはここぞとばかりに声量を上げ
激しいリアクションで、背後から気迫を注ぎ込む



アウグスト選手のフリーキック

アウグスト選手(背番号4:MF)の強烈な左足が炸裂!
ボールは大きく弧を描いたものの
江角選手の真正面、ここも得点を奪えない



フロンターレの波状攻撃

フロンターレは怒涛の波状攻撃を披露
ジュニーニョ選手の突破を基点に、フッキ選手が低い一撃!
シュートは惜しくも決まらぬも
右サイドのこぼれ球を拾い、なおもじわじわと攻め立てる



大分の攻勢

大分は左右に高精度なロングパスを繰り出し
じわじわとフロンターレを崩しにかかる
ゆっくりと左右から包み込み、突如スピードを上げて正面突破
前半も残り時間は僅かな危険な時間帯
フロンターレも集中力を切らさず、この危機を凌ぎ切る





とにもかくにも、両者無得点で前半終了
うーむ・・・、実につまらない45分間
大分のサッカーは相変わらず面白くないが
フロンターレも同期したのか、負けじとつまらない試合運び(爆)
見出す点は乏しく、マルクス選手の不在は実に痛い・・・



ジェット風船飛ばし

ハーフタイムは、恒例のジェット風船飛ばし
のジェット風船が場内を舞う・・・て、単にそれだけ(笑)



後半開始

飛び交う数多の風船に、見とれている暇は無い
程なく後半開始の時が迫る
大分の退屈なサッカーにつられてなるものか!
勝負を制するべく、熱き応援が再開された
フロンターレー、フロンターレー
フロンターレー、オーオ〜




危険なクロス

立ち上がりと同時に、大分が速攻からフロンターレを襲う
ゴール正面での空中戦、こぼれ球をドド選手が拾い
危険なクロスがフロンターレゴール正面を通過



大分のシュート

ああっ!誰もボールをクリアしない!!
側面にはマグノ アウベス選手の姿が
誰も抵抗すること無く、あっさりとボールを押し込まれてしまう・・・



ゴールを喜ぶ大分

大分に痛恨の先制ゴールを許してしまった
立ち上がりの大事な時間帯、この失点は実に厳し過ぎる





失点にも動転せず、大歓声に負けじと声援を送るサポーター
まだまだ後半は始まったばかり
表情を一段と引き締め、力強い拍手で応援を続行
フロンターレー、フロンターレー
フロンターレー、オーオ〜




ジュニーニョ選手

ジュニーニョ選手に対する大分のマークは、前半同様厳しいもの
劣勢を打破すべく、力強い突破で活路を探す



長橋選手

スローインから長橋選手(背番号20:MF)が、大分ゴール正面に突入
自らシュートを放ち、得点意欲を強くアピール



ジュニーニョ選手

なおも攻撃の手を緩めないフロンターレ
ジュニーニョ選手が中盤から抜け出し
ドリブルで側面に回り込み、鋭い一撃!
低いシュートは、大分ゴールのポストに激突・・・したのか?
絶好の場面が続くものの、大分のゴールを割るには至らない



吉原選手が弾く

大分も右サイドを駆け上がり、鋭いクロスを放つ
守備が手薄なフロンターレ、吉原選手が外に弾き
辛うじて失点の危機を免れた



アウグスト選手のフリーキック

攻め戻したフロンターレに、フリーキックの場面が到来
アウグスト選手が鋭いキックを放ち、大分のクリアミスを誘発する



ジュニーニョ選手の突破

スローインから内側に突破を図るジュニーニョ選手
だが、大分のマークはここも厳しく
抜け出した瞬間に転倒、ボールを奪われてしまった



応援するサポーター

煮え切らない状況が続くものの、サポーターは両腕を天に伸ばし
力強い拍手で応援に集中する
厳しい視線をピッチに送り、緊張感は一向に途切れない



フッキ選手

フッキ選手が果敢に空中戦に挑む
周囲の連携とシュートの精度は、徐々にではあるが改善されつつある
後はゴールを叩き込み、サポーターの信頼を勝ち取るだけだ



フッキ選手のシュート

大分の選手を強引に振り切り、フッキ選手がシュート!
入ったか!?、ゴールポストに嫌われたか!?
決まっても不思議では無い場面、後一歩がどうしても遠い



久野選手

同点ゴールは決まらぬ茂、フロンターレの波状攻撃は止まらない
フッキ選手に続いて、久野選手もこぼれ球をシュート
ボールは大分の選手に激突するも
押し一方のフロンターレ、ここぞとばかりに攻勢を強める



ジュニーニョ選手のシュート

大分の厳しいマークに負けじと、ジュニーニョ選手も後に続く
混戦からシュートを繰り出し、大分の守備を崩しにかかる



空中戦を生かせず

攻め立てるフロンターレに、コーナーキックのチャンスが到来
大分のゴール正面に向け、高いボールを繰り出した
しかし、この作戦は裏目に出たのか
空中戦に挑む事無く、パドリック選手(背番号5:DF)の壁に阻まれる
呆気なくクリアを許し、大分は一気に前線へ展開



大分の逆襲

大分がカウンターで大逆襲、フロンターレゴールに襲い掛かる
大分の攻め手は僅か3人ながら
正確なパスワークを武器に、フロンターレを窮地に陥れる



ジュニーニョ選手のコール

ストレスが蓄積する試合展開、サポーターはゴールに飢えている
フロンターレのコーナーキックの場面
ゴールを嘱望すべく、ジュニーニョ選手のコールが盛大に響く
ジュニオール、オーオオオー
ジュニゴール、オーオオオー




鄭選手

中盤のボールは右サイドへと供給
・・・おっ!、がら空きの空間に鄭選手が大胆なオーバーラップ
クロスボールは大分の選手に接触、コーナーキックの場面になだれ込む



鄭選手

続くコーナーキックの場面も、鄭選手が混戦に果敢に挑む
フロンターレは更に攻勢を強めるも
選手の気合が空回り、フィニッシュが軒並み崩れている



フッキ選手のシュートが決まらない

それでもフロンターレは、大分に対し波状攻撃
久野選手のシュートに続き、大分のクリアボールを
フッキ選手が強烈な一撃!
今度こそ決まったか!・・・
ああっ!またもやクロスバーに
阻まれるとはぁぁぁ!




大分の反撃

絶体絶命のピンチを脱した大分が
何事も無かった如く、したたかに反撃に転ずる
フロンターレとは異なり、ロングパスを交えての空間を生かした攻撃
パスの精度は極めて高く、意外にも侮れない



跳ぶサポーター

残り時間は減少の一途
こう着状態を打破すべく、激しく跳躍を繰り返すサポーター
俺たちの熱い応援が
フロンターレにゴールを呼び起こせ!

オ〜〜〜、バモかわさ〜〜
かわさ〜、かわさ〜、バモかわさ〜〜〜




ジュニーニョ選手

得点力アップを狙い、フロンターレは飯尾選手(背番号16:FW)を投入
それでも攻撃の要はジュニーニョ選手
懸命に突破を仕掛けるものの、大分も粘り強いマークで対抗
ここは大分のファウルを誘い、素早いリスタートからコーナーキックをゲット



長橋選手

フロンターレは立て続けに、ショートコーナーを選択
大分ゴール前を見据える長橋選手
だが、大分ゴール正面はガチガチに固められ
得意のクロスボールを放てない



フッキ選手のシュート

アウトサイドに託されたボールはジュニーニョ選手を経由し
フッキ選手がシュートを繰り出す
しかし、これも決まらない



黒津選手

後が無いフロンターレは、黒津選手(背番号24:FW)を投入
早速中村選手のパスに反応するも
後一歩飛び出しが遅く、これもゴールに至らない



黒津選手

大分の背後を狙い、黒津選手が盛んに飛び出しを図る
フロンターレが一方的に攻め立てるものの
大分の堅守が勝り、どうしても一歩届かない





徹底した守備固めの大分に、後一歩攻め切れぬフロンターレ
残り時間がいたずらに減少する中
サポーターも疲れた体に鞭を打ち、最後の応援に突入
最後まで勝利を信じ、懸命に跳躍を繰り返す



飯尾選手

飯尾選手がサイドを抜け出すも
吉村選手(背番号15:DF)に呆気なく奪われてしまう
ううむ・・・、もはや打つ手は残されていないのか



コーナーキックも通用せず

アウグスト選手のクロスから、フロンターレが最後のコーナーキック
中村選手が放った一撃は高く浮き過ぎてしまい
江角選手にあっさりと取られてしまった



試合終了

懸命の応援も実らず、試合終了の時を迎えてしまう
下位の大分に痛い敗戦を喫したフロンターレ
これで2連敗、マルクス選手が不在であると
かくも攻撃の形は乱れるものなのか



厳しい視線のサポーター

挨拶に訪れた選手達に、拍手もまばらで
厳しい視線を浴びせるサポーター
遠路大分まで駆け付けたにも関わらず
見出す点は何も無く、厳しい現実を思い知らされた
今後数ヶ月、主力選手の不在を強いられる中
以後の戦いに不安が残る一戦であった



<フロンターレの出場メンバー>
GK:吉原
DF:伊藤・鄭・箕輪
MF:中村・谷口・長橋・アウグスト・久野
FW:ジュニーニョ・フッキ
SUB:下川・佐原・相馬・飯尾・黒津
<フロンターレの選手交代:正式な時間は後で更新します>
谷口>相馬(65分)
久野>飯尾(71分)
鄭>黒津(81分)



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