川崎フロンターレ VS 清水エスパルス

〜 2005 J1 第12節 〜



日   時 2005年5月14日 15:00
試合会場 等々力陸上競技場 (神奈川県川崎市)
天   候 曇り
観 客 数 11,688人
試  合  結  果
川    0 前  半 1 清   水
0 後  半 0
     
     
     
0 1
得   点   者
      1分 久保山 由清


千頭いるかとフロンターレ神社

曇り空に薄暗く映える、千頭いるかとフロンターレ神社
何気なく撮影した一枚だが、神社のはりに目を向けると・・・



必勝祈願

2枚の不気味な張り紙を発見
「連敗ストップ 必勝祈願」はみんなの願いとしても
この配色は少々怖すぎる



病気全快

こちらの一枚はもっと怖い(汗)
まるで両選手が逝去したかに思えるではないか・・・
ましてや「病気」よりも、明らかに「怪我」だと思うのだが



試合開始

厄払いを済ませ、試合開始の時が迫る
久々のホーム戦を直前に、アウェイでの連敗を阻止すべく
ビッグフラッグが盛大になびき、熱き魂が集結
やるぞ!絶対に勝つ!



清水のコーナーキック

・・・が、いきなり清水がコーナーキックのチャンスを得る
フロンターレゴールの正面に向かい、高いボールが放たれる
空中戦に挑む清水の選手
その凄まじき跳躍力に、フロンターレはいきなり圧倒される



いきなりの失点

久保山選手(背番号15:FW)のヘディングシュートが
フロンターレゴールへと突き刺さってしまった・・・
開始直後の惨劇、フロンターレの選手たちは
ゴールネットを揺らすボールを、呆然と見送るのが精一杯



フロンターレの反撃

出鼻をくじかれたフロンターレ、ショックを振り切り反撃開始
開始から数分に関わらず、清水の選手は引き気味の配置
アウグスト選手(背番号4:MF)がゴール正面に構えるが
清水の守備は固く、容易く突破は図れそうも無い



応援するサポーター

幸先の失点ではあれど、サポーターも悲しむ暇は無い
気持ちを入れ替えて応援続行・・・、だが
気のせいか生気はもうひとつ、ホームの迫力に欠ける
5月とは思えぬ肌寒さも、サポーターの熱気を奪っているか



清水のクロス

久保山選手のパスを受け
チェ選手(背番号16:MF)がサイドを抜け出しクロスを放つ
失点で調子が狂ったフロンターレ
守備の対応も遅く、長橋選手(背番号20:MF)の
苦し紛れのスライディングも遠く及ばない



ジュニーニョ選手

清水の隙が乏しい守備網に、のっけから苦しむフロンターレ
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)の突破力に頼るものの
すかさず数人の選手が詰め寄り、背後からスライディング
ジュニーニョ選手は激しく転倒、プレーは中断する事無く
清水にボールを奪われてしまう



アウグスト選手のシュート

フロンターレは右サイドを軸に攻撃を組み立てる
クロスボールは逆サイドのアウグスト選手(背番号4:MF)に渡り
豪快に左足を振り抜きゴールを狙う
シュートの精度は悪く、清水ゴールを大きく外れた



久野選手がゴール前に迫る

執拗に右サイドを崩しにかかるフロンターレ
低く繰り出されたパスに、久野選手(背番号8:MF)が反応
清水ゴールの正面に詰め寄り、強引に押し込みを図るものの
後一歩のところで及ばず、清水に奪われるやカウンターを許してしまう



フッキ選手と中村選手

清水の逆襲を食い止め、フロンターレが即座に攻め戻す
フッキ選手(背番号19:FW)からのパスは
中村選手(背番号14:MF)に託され、豪快なシュートを繰り出した
これは僅かに外れ、惜しくも同点ゴールを逃してしまう



ジュニーニョ選手

フロンターレの攻撃の要、頼みの綱のジュニーニョ選手
今日も絶好調・・・と行きたいところではあるが
清水の徹底したマークに苦しめられ
機敏な動きは封じ込まれてしまう



清水のセットプレー

攻撃力に乏しい清水は、セットプレーが得点の要
コーナーキックから追加点を淡々と狙う
清水の空中戦は高さが脅威、滞空時間もフロンターレを圧倒する
混戦のパスワークもフロンターレよりも一歩上手
フロンターレの背後を狙い、いやらしいパスを盛んに繰り出してくる



バンテーラを広げての応援

攻撃のバリエーションが乏しいのは、フロンターレも同じ
ジュニーニョ選手の突破も通用しづらく、中盤で迷う場面もしばしば
サポーターは選手を盛り立てるべく
バンテーラを盛大に広げ、腕を突き上げ声援を送る



ジュニーニョ選手のシュート

応援の後押しを受け、フロンターレはじりじりと前進
中央の混戦の隙を突き、ジュニーニョ選手が突破を図る
軽く左に展開し、得意の角度からシュートを放ったが
ボールの勢いはいささか弱く、西部選手(背番号21:GK)が抑える



フロンターレの守備

一点は許したものの、フロンターレの守備は悪くない
清水の単調な攻撃に対し、無難な守りで追加点を許さない



フロンターレのフリーキック

清水の攻撃を凌ぎ切り、フロンターレが左サイドに展開
清水のファウルを誘い、絶好の位置でのフリーキックを得た



清水ゴール前の空中戦

高く浮いたボールをめがけ
箕輪選手(背番号5:DF)とフッキ選手が空中戦に挑む
しかし、味方同士で絡んでしまったのか
ボールの芯をとらえる事無く、同点の機会を逃してしまう



フロンターレゴール前の混戦

フロンターレは追加攻撃を仕掛けるも、清水のゴールを奪えない
逆に清水の反撃から、コーナーキックのピンチを迎えてしまう
ゴール前の激しい空中戦、こぼれ球は
吉原選手(背番号1:GK)の足元に落下
清水の空中戦は実に高い、一瞬の油断も許されない



鄭選手

守備面ではそれなりに及第点のフロンターレ
鄭選手(背番号17:DF)も足技なら負けてはいない



ジュニーニョ選手

とは言え、攻撃面では実に不満が残る
痺れを切らせたサポーター、早急なゴールを願い
ジュニーニョ選手のコールを歌う
ジュニーニョ選手は応援に反応したのか
清水ゴール付近で個人技を披露、清水のファウルを誘発する



絶好機の応援

得点欠乏症のフロンターレ、サポーターはゴールに飢えている
久々に訪れた絶好機、フリーキックの場面到来に
力強く腕を振り、盛大な声援をピッチに放つ



フッキ選手のフリーキック

サポーターの願いを乗せて、フッキ選手が強烈な一撃
しかし、これは壁に激しく衝突
跳ね返りのボールを中村選手がシュートを放つが
ボールは大きく反れてしまった



ジュニーニョ選手が転倒

攻撃欠乏症に悩みつつも、前半はロスタイムに突入直前
ここはフロンターレの時間帯
ジュニーニョ選手が突破を図り、大きく転倒



アウグスト選手がフリーキックに挑む

再度訪れたセットプレーのチャンス
フッキ選手がここでもフリーキックを放つものの
僅かに精度を欠き、清水ゴールの上方を通過
続けてのコーナーキックは、アウグスト選手が空中戦に挑んだものの
清水ゴールを割る事は無かった



後半開始

消化不良のまま、程なく前半終了を迎えてしまう
5月とは信じ難い肌寒さはそのまま
試合もそれ以上にお寒い限り
何はともあれ後半開始、試合を盛り立てるべく
ゴール裏の大旗が盛大になびく



アウグスト選手のフリーキック

おっ、フロンターレが早速フリーキック
蹴るのはもちろんアウグスト選手
サポーターの願いを託し、強靭な左足を振り抜いた!



シュートは外れた

だが、このキックも精度に欠ける
清水ゴールの枠内に入る事無く、ゴールラインの上方を通過



フッキ選手のクロス

動きの鈍い清水に対し、追加攻撃を仕掛けるフロンターレ
左サイドにフッキ選手がフリーで抜け出し
ライン際からクロス、これも・・・大外れ
フッキぃ〜、ノーマークなんだから
落ち着いて蹴ろうよぉ〜




ジュニーニョ選手

続けてジュニーニョ選手が突破
前半の厳しいマークの鬱憤を晴らす如く
飛び出した西部選手を軽くあしらう



西部選手

無人のゴールを狙い、ジュニーニョ選手がループシュート
・・・と夢見るも、ジュニーニョ選手はライン際に流れ過ぎてしまい
西部選手に守備の猶予を与えてしまう
高いボールに、西部選手がダッシュで追い付きキャッチ



鈍い応援

季節外れの寒さに、両選手の動きも振るわない
この寒さはサポーターにも悪影響を及ぼしているのか
後半の応援も鈍いまま、熱き力が不足している
え?こんな事書くのであれば
撮影何てやめて応援に専念しろー、こりゃぁ!
・・・て言われるかぁ(恥)



ジュニーニョ選手

清水の執拗なマークを振り切り、ジュニーニョ選手がドリブル突破
清水の守備も徐々に反応が低下傾向
攻撃力も影を潜めた今、同点に追い付くチャンスである



フッキ選手

続けてのスローイン、フロンターレは左に展開を図る
フッキ選手もここは抑制、アウグスト選手にパスを託し
クロスからコーナーキックのチャンスを掴む



ジュニーニョ選手

コーナーキックは箕輪選手(背番号5:DF)が空中戦を挑んだものの
勝負を制せず、清水に脅威を与えない
フロンターレは再びジュニーニョ選手の突破に託すも
清水も二度は同じ手を食うものかと
何人もの選手がすかさず取り囲み、ボールを奪取



選手交代

こう着状況を打破すべく、フロンターレが早くも勝負を仕掛ける
一気に2選手を交代、佐原選手(背番号3:DF)と
黒津選手(背番号24:FW)を投入、攻撃力の強化に打って出た



フッキ選手

この作戦でフッキ選手の輝きも増すか?
う・・・ん、ボールを持ち過ぎた挙句、苦し紛れのヒールパス
あっさりと清水に拾われてしまい
サポーターからは不満の声が漏れる



長橋選手

とは言え、この時間帯はフロンターレが試合を支配
長橋選手もサイドを深くえぐり、中央へボールを折り返す
続けて中村選手を経由し、アウグスト選手がシュートを放つ



フッキ選手

清水を激しく攻めるフロンターレ
フッキ選手は絶妙の位置でボールに絡むものの
判断が幾分遅く、迷う間に清水の守備に狙われる



西部選手がファンブル

長橋選手のクロスボールを、西部選手がファンブル
黒津選手がすかさず詰め寄るものの、こぼれ球は奪えない
一方的に攻め立てるフロンターレではあるが
工夫が乏しく、真正面から立ち向かう場面が多い
単調な嫌いがあり、清水の守備を助けてしまう



画面パンチ?

攻撃の手をなおも緩めぬフロンターレではあるが
清水の選手に顔面パンチ?を浴びせてしまう
極めて悔やまれる形で、絶好の時間帯は途切れてしまう



空中戦

だが、清水の動きは相応に鈍っている
空中戦も高さは互角、何としても同点ゴールが欲しい



応援するサポーター

冷え込みが一層増す中、のどを枯らしての声援が響く
フロンターレはスローインから、長橋選手がクロス
黒津選手がヘディングシュートを狙う



長橋選手

長橋選手と黒津選手のコンビネーションが冴える
続けて長橋選手がヘッドで黒津選手にボールを供給



黒津選手が押し倒される

黒津選手が密集地帯に入り、清水ゴールを狙う
だが、強固な清水の守備を前に、呆気なく押しつぶされてしまう
清水は防戦一方、フロンターレは猛然と攻撃を続ける



中盤の攻防

セットプレーからゴールを狙うものの、どうしても攻め切れない
フロンターレの猛攻を耐え抜いた清水も、カウンターを主体に反撃開始
ボールは激しく前後に飛び交い、次なる主導権は混迷を深める



応援するサポーター

煮え切れぬ状況の打破を目指し、懸命に声援を送るサポーター
後半も残り時間は10分前後
得点の気配は乏しいものの、選手を信じて応援を続行



長橋選手

走れヤス、攻めろヤス、更に激しく攻め立てろ
しかし、肝心の場面で清水の堅守が妨害



黒津選手

黒津選手が起死回生のオーバーヘッドシュート
前後して後半もロスタイムに突入、電光掲示板に表示された時間は3分
残された猶予は限られる、フロンターレに
一途の望みは残されているのか



飛弾選手

フロンターレは飛弾選手(背番号26:MF)を投入
幾度と直線的に切れ込むが
清水の守備も集中力を切らさず、突破を許さない
攻撃のバリエーションが依然と乏しいフロンターレ
得点の気配は薄いまま、時間だけが延々と流れてゆく



黒津選手

渾身の力を振り絞り、黒津選手が勇敢にオーバーヘッド
清水の圧力に阻まれ、どうしてもゴールを奪えない



最後の攻撃

試合終了の笛が響くまで、猛然と攻め立てたフロンターレ
精一杯の攻撃も最後まで実を結ばず、清水の壁を崩せなかった



挨拶する選手たち

清水からゴールを奪えないまま、無念の時を迎えた
3連敗に選手も疲労の色を隠せない
悔しさを滲ませながらも、90分間共に戦い続けた
サポーターのもとに訪れ、深々と頭を下げた





立ち去る選手に、サポーターは罵声を浴びせる事は無かった
最大の賛辞を込め、威風堂々を歌い始める
おおフロンターレ、おおフロンターレ、俺たちの誇り
進め進め、威風堂々、
の戦士たち〜
多くの課題を抱えたまま、リーグ戦は2ヶ月弱の中断期間に突入
怪我人の復帰も見込めず、再開後も厳しい局面が予想されるが
ナビスコ杯等の限られたチャンスを生かし、浮上のきっかけを掴んで欲しい



<フロンターレの出場メンバー>
GK:吉原
DF:伊藤・鄭・箕輪
MF:谷口・中村・長橋・久野・アウグスト
FW:ジュニーニョ・フッキ
SUB:下川・佐原・相馬・飛弾・黒津
<フロンターレの選手交代>
鄭>佐原(57分)
久野>黒津(57分)
フッキ>飛弾(81分)



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