川崎フロンターレ VS 大分トリニータ

〜 2005 J1 第19節 〜



日   時 2005年8月20日 19:00
試合会場 等々力陸上競技場 (神奈川県川崎市)
天   候 晴れ
観 客 数 7,861人
試  合  結  果
川    2 前  半 1 大   分
0 後  半 0
     
     
     
2 1
得   点   者
マルクス 3分   29分 西山 哲平
谷口 博之 37分      


付近の池

過酷な残暑がうらめしき、等々力緑地
雨不足からか、競技場脇の池も水位が低下
うっそうと茂るはすが、真夏を物語る




虹?

さしあたり、今日もささやかに虹が出現
隣の無人の釣堀であるが、入場禁止が続く中
散水をするのは税金の無駄遣いと思うのは私だけか




場内

日が傾けど、場内は一向に閑散なまま
夏休み中でJリーグ中断明けにつき
多くの観客を予想するも、期待は呆気なく裏切られてしまう
花火大会と重なったし、相手が大分ではインパクトが薄いか・・・




試合開始

キックオフ直前になれど、場内は空席が目立つ
満員の熱気にはもうひとつ及ばないが
ゴール裏からGゾーン一体は、普段の雰囲気と変わらない
J1残留をかけるべく、待ち詫びたキックオフの時を迎える




谷口選手

開始直後は大分が低い体勢から、積極的に攻撃を仕掛ける
谷口選手(背番号29:MF)が体勢を崩しつつも、この場面の守備に入る




寺田選手

果敢に攻め立てる大分は、左サイドに回り込みクロスを繰り出す
ゴール正面に落下するボールに対し
寺田選手(背番号13:DF)がヘッドでクリア
勇気溢れるプレーで、序盤の大分のチャンスを崩す




マルクス選手

序盤は無難に過ぎ去ると思いきや、フロンターレが早々にチャンスを作る
大分の3人の守備を振り切り
マルクス選手(背番号11:MF)がシュートを繰り出す




マルクス選手のシュートが決まった

マルクス選手のシュートが、大分ゴールへと鮮やかに吸い込まれた
唐突な場面であったが、フロンターレが待望の先制ゴールをゲット!




ゴールを喜ぶサポーター

早々に訪れた得点に、俄然活気付くサポーター
J1残留を争う大分に対し、優位に試合を運べそうだ




マルクス選手の守備

先制点を喫した大分であるが、攻撃パターンに変化は見られない
マルクス選手も先制ゴールの歓喜をおさえ
大分の反撃に密着マークで対抗




大分の攻撃

大分の左サイド攻撃は徹底そのもの
フロンターレは守備が手薄な為か、再びクロスを許してしまう
だが、この場面も寺田選手が正面でクリア
頼もしき川崎の壁が、大分に決定的な場面を与えない




フロンターレの攻撃

大分の攻撃を凌いだフロンターレが速攻に転ずる
マルクス選手のパスを基点に、逆に左サイドを攻め立てる
アウグスト選手(背番号4:MF)とジュニーニョ選手(背番号10:FW)の
コンビネーションで、大分サイドへと深く突き進む




中盤の守備

中盤の守備はもうひとつ振るわないフロンターレ
距離感が中途半端なのか、大分に小刻みな連携を許し
じわじわと押される場面が続く
もっとも、中村選手(背番号14:MF)に守備は期待薄か




応援するサポーター

大分に流れが傾きかけるも、熱狂的な応援が流れを変える
久々のためか、時折応援が乱れる場面があったものの
選手を後押しするには十分な勢い




セットプレー

サポーターの声援を背後から受け、アウグスト選手のフリーキックが炸裂
遠めに流れたボールに対し、谷口選手が空中戦に挑む
だが、この場面は大分の高さが勝る




アウグスト選手

序盤は守備面で不安定さを覗かせたアウグスト選手も
時間が経過するにつれ、徐々に安定感を増してきた
大分のロングボールも体格を生かし、ヘッドでクリア




西川選手が弾く

左サイドの厳しい角度から、谷口選手がクロスを放つ
フロンターレの選手が何人も詰め寄るが
この場面は西川選手(背番号21:GK)が弾き返し
大分も懸命にゴールを死守




寺田選手

大分の攻撃は迫力やスピードが劣るものの
左サイドからのクロスボールは正確さを誇る
再三に渡り、大分の攻撃を弾き返した寺田選手も
このボールには競り負けてしまい、大分にヘディングシュートを許す




サポーター

両者共に決定力を欠き、試合は単調な展開が続く
そんな中、サポーターは両腕を高く突き上げ
ゆったりと力強い拍手を送り、ピッチ上の選手達に反撃を促す




アウグスト選手

じわじわと圧力が高まる大分の攻撃
蒸し暑さからか、守備陣の集中力がもうひとつであるが
この場面はアウグスト選手が守備に奮闘




西山選手

フロンターレのスローインからプレーが再開されたが
呆気なく大分にボールを奪われてしまう
直後、西山選手(背番号7:MF)のシュートを喫し
冷や汗が流れるフロンターレ、妙に危険な予感が漂う




大分の攻撃

嫌な予感が的中した訳ではないが、大分が一方的に攻め立てる
狭い空間でフロンターレが辛うじてクリアするも
大分にこぼれ球を次々と拾われ、反撃の糸口は見出せない




高松選手

混戦から大分に左サイドをえぐられ
深い角度から危険なクロスが襲う
高松選手(背番号13:FW)にヘッドで押し込まれるが
幸運にもシュートの精度は低く、同点は免れた




サポーター

フロンターレも頻繁に攻撃に転ずるものの、目立ったチャンスには至らない
選手の背中を後押しすべく、熱き声援がピッチに響き渡る




寺田選手

守備陣も好不調が明確なのか、寺田選手の奮闘がかなり目立つ
裏返すと、箕輪選手(背番号5:DF)あたりが
先ほどから全然目立たない気が・・・




セットプレー

攻撃がもうひとつ振るわないフロンターレだが
大分の隙を突き反撃開始、ようやくコーナーキックのチャンスを掴む
混戦から大分ゴールに押し込みを図るが
大分も決死の守備で対抗、あと一歩でゴールに届かない




大分の左サイド突破

ピンチを凌いだ大分が、じわじわとフロンターレを攻め立てる
最後は単調な左サイド突破であったが
フロンターレの守備も改善されず、手薄な状態には変化が見られない
長橋選手(背番号20:MF)の守備も遅れ
ここは大分にコーナーキックを献上




大分が同点

大分の高いコーナーキックから、西山選手の同点ゴールを喫してしまう
長年の課題であるセットプレーからの失点
この場面もまんまとやられてしまった・・・




応援再開

だが、この程度の展開は十分想定内
試合はまだまだ前半、サポーターは特段落ち込む事無く
大分を突き放すべく、即座に応援を再開する




フロンターレの守備

大分の梅田選手(背番号6:MF)が、ペナルティエリアへの侵入を図る
ここは長橋選手が足を伸ばし、梅田選手のバランスを崩させた
こぼれ球を伊藤選手(背番号2:DF)がクリア
守備は不安定ながらも、大分の攻撃力の低さに救われる




セットプレーのピンチ

大分はフリーキックから、高松選手が再びヘディングシュート
この場面は伊藤選手が圧力を加え
高松選手はバランスを崩し、シュートはゴールランを割った




谷口選手のシュートが決まる

その後も大分のセットプレーのピンチを凌ぎ
フロンターレがようやく反撃開始
外国人選手らを中心に右寄りを展開、待望のコーナーキックをゲット
マルクス選手が放ったボールが、谷口選手をとらえるや
狭い角度からの一撃、大分ゴールに深く突き刺さる




2階席

再び大分を突き放し、喜びを爆発させるサポーター
Gゾーン直上の2階席からも、盛大な拍手が沸き起こる




大分の反撃

気が付けば、前半も残り時間は限られる
大分も同点を狙うべく、必死の反撃からフロンターレのファウルを幾度と誘う




ゴール裏

前半終了を間際にし、緊迫の時間帯に突入
大分のセットプレーの場面を迎えるや、ゴール裏の大旗も臨戦態勢
小刻みに旗を揺らし、大分の選手の心理をかき乱す




相澤選手

フロンターレのゴールを目掛け、大分の鋭いキックが炸裂
相澤選手(背番号28:GK)が腕を伸ばし
ボールをゴールライン後方へと逃し、好守備を披露




谷口選手

直後の大分のセットプレーを何とか凌ぐも、大分の攻勢は揺ぎ無い
2点目を叩き出した谷口選手も、この場面は守備に集中




寺田選手

前半最後の大ピンチも、寺田選手の存在感が大きい
この場面は不幸にもファウルの判定となるが
大分のフリーキックはフロンターレゴールから大きく外れた
フロンターレが1点リードを保ち、前半を折り返す




多摩川花火大会

川崎に空襲警報発令!?
北○鮮からのミサイルが付近に着弾か??
・・・んな訳当然なくて、多摩川花火大会の様子
花火を撮るには三脚がないとダメだなぁと、勝手に思いつつ
そそくさと後半開始の時が迫る




応援開始

後半が開始されるや、Gゾーンの熱気は更に増大
前半以上の気合に満ちた応援で、選手を歓迎
花火大会に心を削がれる事なく、集中した応援が再開された




谷口選手

谷口選手も前半同様の好調さを保つ
中盤のチェックも早く、大分の攻撃の芽を即座に潰す




黒津選手

左サイドに供給されたボールを目指し
黒津選手(背番号24:FW)が素早く追いついた
コーナー付近の粘りから、確実にコーナーキックを得るあたり
成長ぶりを感じさせる




大分の横断幕

ここで突如、大分の横断幕
チームが不調に陥ると、精神的支柱を求めるのは
どこのチームでも同じであろうか




中村選手

大分の選手に焦燥感があるのか、セットプレーで倒れこむシーンが続出
そんな状況下でもフロンターレの選手は動じる事なく
着々と試合を組み立てている・・・はず




ジュニーニョ選手

さもあらば、ジュニーニョ選手のゴールを見たい
大分のマークは然程厳しい印象を受けないが
ポジショニングの影響からか、ゴールへの執着心はやや薄め
この場面は無理に突破を仕掛けず、長橋選手へパスを託す




中村選手

中村選手がポジションを上げ、ペナルティエリア付近に接近
大分の選手に囲まれるものの、巧みな足技でボールをキープ




パスが供給

そして、大分の背後を狙った絶妙のパスを繰り出した
ジュニーニョ選手が飛び出しを図るも、惜しくもオフサイドの判定




黒津選手が倒れこむ

黒津選手も得点本能をむき出しにし、クロスボールを目掛け駆け上がる
だが、西川選手のパンチが、黒津選手の頭を直撃
黒津選手は側頭部を抱えて倒れ込む
サポーターが心配そうに見つめる中、ピッチの外へ搬出された




黒津選手のコール

黒津選手の復帰を願うべく、黒津選手のコールが沸き起こる
頭部のダメージを心配するも、やがて自力で立ち上がり
程なくプレーに復帰、安堵の息が漏れる




アウグスト選手のパス

大分からすれば、黒津選手の不在は大きなチャンス
大分が一気に大反撃、フロンターレはピンチを強いられる
大分の圧力を食い縛り、この場面を懸命に守るフロンターレ
・・・と、アウグスト選手が起死回生のロングパス




黒津選手

高く宙を舞うボールは中盤に達し、黒津選手の足元へ
波状攻撃を仕掛けた大分の守備は、がら空き同然!
この大チャンスをモノにすべく、黒津選手が駆け上がる




黒津選手のシュート

黒津選手が縦に飛び出し、大分の守備を完全に振り切った
ゴールから飛び出した西川選手の動きを見計らいシュート!
絶好の場面であったが、追加点には至らない。




入場者数発表

直後、オーロラビジョンに入場者数が表示
開幕からずっと続いた、リーグ戦の入場者数1万人突破も
残念ながら途切れてしまった




黒津選手

黒津選手のプレーからは、西川選手との接触の影響は感じられない
首元のボールも慌てる事無く、巧みにトラップ
試合を重ねる毎に、技術力の向上を感じさせる




大分の反撃

時間の経過と共に、両者の運動量は低下の一途
フロンターレの守備が手薄のエリアを狙い、大分が深く切れ込むものの
シュートは踏ん張りが利かず、同点ゴールには及ばない




ジュニーニョ選手

大分の息の根を止めるべく、ジュニーニョ選手がドリブル突破
大分も三木選手(背番号2:DF)が瀬戸際で追いつき
スライディングで辛うじて難を逃れた




長橋選手

得点の気配が薄く、いささか物足りない試合状況
こんな時は長橋選手(背番号20:MF)のサイドアタック
・・・どころか、無難に後ろに戻してしまう
ここは積極的に切れ込んで欲しかった




中村選手

中村選手も運動量が落ちつつも、ここ一番の集中力は確保
狭い角度ながらもシュートを放ち、大分を慌てさせる




マルクス選手

大分の選手に囲まれながらも、マルクス選手の足技が光る
だが、疲れが隠せないのか、その後は結局繋がらず




原田選手

こう着状態を打破すべく、フロンターレは原田選手(背番号35:MF)を投入
さて、大分サポーターの反応は・・・




大分サポーター

ごく普通に、控えめなブーイングでお出迎え




マルクス選手

両チームとも選手交代を繰り返すも
蒸し暑さが影響してか、勢いは改善されない
フロンターレも縦パスで活路を見出すも
マルクス選手がオフサイドの判定、悔しさを滲み出す




大分の最後の攻撃

目だった展開が訪れぬまま、後半もロスタイムに突入
大分も最後はセットプレーから粘りを見せたものの
シュートがバーに嫌われるなど、最後までゴールを決められず




試合終了

程なく試合終了の時を迎えた
J2降格を争う?大分から、貴重な勝ち点3を得た
内容的にはともあれ、J1残留へ向けて結果は残した




お立ち台が登場

Gゾーンの前に、お馴染みの「お立ち台」が登場
警備員とカメラマンがスタンバイ
さあ、「あんたが大賞」の谷口選手をお出迎え




谷口選手

だが、谷口選手は「お立ち台」には上がらず退場
次の機会にサポーターを喜ばせてくれぇ〜



<フロンターレの出場メンバー>
GK:相澤
DF:伊藤・寺田・箕輪
MF:中村・谷口・長橋・アウグスト・マルクス
FW:ジュニーニョ・黒津
SUB:吉原・佐原・原田・鬼木・我那覇
<フロンターレの選手交代>
黒津>原田(76分)
マルクス>我那覇(85分)
谷口>佐原(89分)



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