川崎フロンターレ U-18 VS 名古屋グランパスエイト U-18
〜 Jユース サハラカップ2005 第13回Jリーグユース選手権大会〜
本日のサハラカップは麻生グラウンドで開催
・・・あれ?、開場からしばらく時間が経過すれど
観客は殆ど見当たらない
本当に試合が開催されるのか、ふと心配するも
入口には係員が配備され、テントも設営済み
遠くのサブグラウンドではウォームアップする選手の気配もあるし
さすがにそれは杞憂だったか
試合開始直前になり、観客数が急増
澄み渡る快晴のもと、大旗も軽快になびく
若きイレブン達がピッチに登場
ここ数試合観戦した限りでは、チームとしての完成度がもうひとつと思えた
どの程度まで成熟しつつあるのか、楽しみである
序盤は両者共に、目立った攻撃の形は見えずらい
フロンターレはクロスボールを落合選手の頭に合わせるが
名古屋DFの一人は長身(188cm)
空中戦では簡単に太刀打ちしにくそうな気配
フロンターレは左サイドバックの久保井選手の動きが冴える
名古屋のサイドチェンジに的確に反応、見事ボールを奪取
徐々に名古屋の攻勢が強まり、コーナーキックのピンチを迎える
高いボールがフロンターレゴール前に接近するも
GKの飯倉選手が安定したセーブを見せた
中盤の様子をうかがう木村選手であるが、プレーにやや精彩を欠く印象
名古屋のマークも厳しく、交錯からピッチに転倒するシーンも
左サイドからのパスを受け、落合選手がペナルティエリア内の突破を図る
名古屋の4バックは堅守を誇る、易々と突破は難しそうだ
時間の経過と共に、名古屋の攻勢が強まってきた
両サイドを崩される機会も増加、フロンターレの守備は反応が遅れがち
山田選手の背後からのスライディングは、ファウルの判定
位置はペナルティエリア内、痛恨のPKを与えてしまった
芝生が薄いピッチに、ボールをセットする名古屋の選手
直後、呆気なくPKを決められてしまった
1点ビハインドのフロンターレ、再開直後も乱れを隠せない
名古屋に再びシュートを許し、不安定な印象をのぞかせる
来季からトップチームへの昇格が内定している鈴木選手が
手薄な左サイドを駆け上がる
最後は落合選手に託し、コーナーキックのチャンスを得たが
セットプレーの形も乱れ、同点の気配は感じない
木村選手に対し、名古屋は徹底的にマークを配する作戦
堀井監督の目前で押し倒されてしまう
ならばゴールでアピールしたい
落合選手の右サイドからのクロスに、木村選手が反応
だが、この場面は名古屋DFに競り負けてしまった
追加点を阻止すべく、飯島選手が密着マーク
名古屋も攻撃の形が乱れ、追加点の機運は高まらない
名古屋が優位に試合を運ぶものの、フロンターレも激しい守備で対抗
前半はこのまま終了、名古屋に1点リードを許す
では、ここから後半開始
おっ、後半から投入された田中選手の積極性が光る
開始直後に強烈なミドルシュート、早速反撃体勢へと突入
フロンターレにセットプレーのチャンスが到来
木村選手のシャープな左足が炸裂
田中選手の投入が、フロンターレに積極性をもたらした
控えめな前半とは変貌、中盤も鋭さを増してきた
右サイドを積極的に駆け上がる田中選手
若干16歳だけに、将来の大器を予感させる
追加点を狙う名古屋が、じわじわと反撃の気配を見せる
鋭いクロスに山田選手が対応、易々とゴールを許さない
・・・が、直後に名古屋に追加点を献上
せっかくの反撃ムードに、冷水を浴びせられた格好だ
2点リードを喫し、苦境に立たされたフロンターレ
リズムが突如乱れ、逆に名古屋にシュートを許してしまう
フロンターレもセットプレーから活路を見出す
久保井選手のフリーキックを、田中選手が懸命に追う
折り返したボールを、木村選手がシュートを放ったものの
惜しくも名古屋ゴールの枠には入らない
フロンターレが意地の反撃、徐々に名古屋を崩しにかかる
厳しいプレッシャーに遭遇しつつも、落合選手は全力のプレー
名古屋もフリーキックから追加点を狙うが
飯倉選手が渾身のセーブ、フロンターレゴールを死守
肌寒さを感じる中、ピッチ上の攻防は激しさを増す
ライン際の攻防戦も緊迫感を帯び、互いのプライドが激突
名古屋のロングクロスが、フロンターレゴール前に到達
守備陣も懸命に体を寄せ、一丸の守りでゴールを割らせない
フロンターレは左サイドを攻略
風岡選手からの鋭いクロスに、木村選手が飛び込むも
後一歩及ばず、悔しさを滲ませた
2点リードで余裕の名古屋、守備主体のカウンター狙い
攻勢を強めたフロンターレは、守備が手薄になってしまうも
ドリブル突破を鈴木選手が懸命に追い、瀬戸際でスライディング
後半も残り時間が限られる中、一矢報いたいフロンターレ
名古屋の堅守を打ち砕き、ゴールを割れるのだろうか
そんな状況の折、DFの松下選手が攻撃参加
名古屋のファウルを誘い、フリーキックのチャンスを掴む
続けて木村選手のフリーキック
精悍な表情から、低い一撃が放たれた
混戦に山田選手が果敢に飛び込む
勇気溢れるプレーであったが、どうしても名古屋ゴールを奪えない
だが、山田選手の闘志が全体に波及
残り時間を僅かにして、フロンターレが総攻撃態勢へ
名古屋を一方的に攻め立て、ゴールへの執念をあらわにする
場面は木村選手のコーナーキック
ファーサイドに達したボールは、名古屋がクリアミス
志治選手がボールを拾い、混戦からシュート・・・だったはず(恥)
意地の一撃は名古屋のゴールに吸い込まれるも、余りに遅かった
程なく試合終了、健闘空しく惜敗に終わった
0-2の敗戦に、深々と頭を下げる若きイレブン
残り試合も全力勝負で頑張れ!
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