FC東京 VS 川崎フロンターレ

〜 2005 J1 第33節 〜



日   時 2005年11月26日 15:03
試合会場 味の素スタジアム (東京都調布市)
天   候 曇り
観 客 数 24,226人
試  合  結  果
東   京 0 前  半 1 川   
1 後  半 0
     
     
     
1 1
得   点   者
ササ サルセード 78分   22分 中村 憲剛


味の素スタジアム

晩秋の味の素スタジアム、周辺の木々も色濃く染まる
・・・にしても、開門3時間前なのに誰もいないとはどうしたことだ
私の到着時点で、唯一先頭集団の張り紙があったのみ
どこかのページではないが、思わず嘆きたくなってくる




秋の風景

こうなったら暇つぶしで去りし秋の風景でも
ちょっぴりロマンチックな光景・・・かは分からない




かまきり

一匹のかまきりが枯葉をかきわけ、木に登ろうとしている
最後の力を振り絞り、次の世代を託すべく産卵に向かうのであろうか




サポーターが移動

場内に入り待機していたら、突如サポーターが大移動
何らかの理由で応援位置の変更に踏み切ったらしいが
撮影ポジションの大幅な変更は困難、集団との距離が開いてしまった




東京サポーター

そんな間に、キックオフの時刻が迫ってきた
ホーム最終戦の東京サポーターも、十分に気持ちが乗ってきたようだ




フロンターレサポーター

東京の声援に負けじと、意気揚々のフロンターレサポーター
Gゾーンと変わらぬ熱気を帯び、試合開始の時を迎えた




東京の攻撃

立ち上がりは東京が優位な気配
持ち味のサイド攻撃が早くも発揮、左右への切り替えもスピーディー
立て続きにコーナーキックのチャンスを得て
フロンターレに圧力を加えてきた




箕輪選手

東京のセットプレーに対し、フロンターレの守備も落ち着いて対処
箕輪選手(背番号5:DF)が東京の選手に絡み
東京の決定機を封じ込める




相馬選手

ピッチ上には今シーズン限りで引退を表明した
相馬選手(23:MF)の姿を確認
パスに対する反応の速さ、滑らかなパスさばきなど
引退が未だに信じられない




フロンターレの守備

サイドからの展開を狙う東京に、フロンターレの選手が追随
守備面では問題も少なく、この場面もボールを奪取成功




相馬選手

相馬選手の守備も安定している
東京のスローインから狭い空間の攻防になるも
大きく前方へクリア、フロンターレのカウンターを演出する




マルクス選手

フロンターレは得意のカウンターから、東京ゴールへと一気に迫る
アウグスト選手(背番号4:MF)のクロスボールに
マルクス選手(背番号11:MF)がヘディングシュートを放つ




東京の攻撃

東京はフロンターレのペナルティエリア近辺で、左右に繋ぎ隙をうかがう
ササ選手(背番号38:FW)のキープ力は高く
箕輪選手の追随にも慌てる素振りを見せない




大旗

東京が右サイドから攻撃を仕掛け
フロンターレはコーナーキックの危機に突入
このピンチを脱するべく、大旗が左右に波を立て
東京の選手にプレッシャーを与える




東京の攻撃

混戦からのこぼれ球を、東京の選手がミドルシュート
大旗の圧力が功を奏したのか、シュートはボールの芯をとらえず
フロンターレは危機から脱出に成功




フロンターレの攻撃

続けて阿部選手(背番号11:FW)のシュートを食らうも
フロンターレは粘り強い守備で、東京の左サイドからの攻撃を防ぐ
中盤までボールを戻し、谷口選手(背番号29:MF)がパスを繰り出す
東京の背後を狙ったものの、なかなか容易く繋がらない




相馬選手

相馬選手の動きは、今シーズンでも一番の印象
右サイドへの飛び出しも冴えを見せる
東京の選手を手前に引き寄せ、シャープなクロスを放ったものの
東京ゴール正面に待つジュニーニョ選手(背番号10:FW)へは
僅かに届かなかったようだ




東京の攻撃

反面、東京のサイドアタックも、更に鋭さを増してきた
鈴木選手(背番号15:MF)が相馬選手を振り切り
鋭いクロスボールから、再度コーナーキックを得た




サポーター

セットプレーの危機が度重なるものの、応援は平静さを保っている
特に危機感を演出する事無く、淡々と応援は続行される




寺田選手

谷口選手(背番号29:MF)のクリアから、フロンターレが反撃開始
右サイドからのクロスは流れたものの
続く左サイドでもフロンターレがボールをキープ
・・・と、寺田選手(背番号13:DF)が大胆な攻撃参加
続けて混戦からのドリブル突破を狙い、サポーターを少々驚かせる




中盤の攻防

東京はササ選手がシュートを繰り出すも、精度は低くゴールラインを割り込む
互いに積極性を見せるものの、決定機の演出には乏しい




中村選手

フロンターレがじりじりと左サイドを前進
我那覇選手(背番号9:FW)のサイドチェンジに
中村選手(背番号14:MF)が見事な飛び出しを見せる
パスを受けるや、続けて右足を力強く振り抜き
大きなクロスを東京ゴール前へと繰り出した




中村選手

・・・と思いきや、実は技ありのループシュート
ふわりと浮いたボールは、土肥選手(背番号1:GK)の頭上を通過
ボールは東京ゴールの左上に吸い込まれ、先制ゴールをゲット!




喜ぶサポーター

技巧的な先制ゴールに、サポーターは盛大に祝福
何故か相馬選手のコールが響いたが
まぁ、たまには間違えたと言うことで・・・




箕輪選手

守備に入る箕輪選手の背中は、大部分が緑色で染まっている
東京の厳しい攻撃を前に、体を張った守備で奮闘




ジュニーニョ選手

最前線にはジュニーニョ選手が、追加点を得るべく突破を図る
東京の厳しいマークに苦しみつつも
この場面は東京からセットプレーを引き出した




谷口選手

東京は巧みなパスワークから、栗澤選手(背番号27:MF)が突破を図る
フロンターレも谷口選手が即座に反応
体を寄せ、鋭いスライディングで栗澤選手のミスを誘う




中盤の攻防

中盤の攻防も休まる気配すら見えない
激しい空中戦はフロンターレがファウルの判定
東京にとっては絶好の位置、嫌なフリーキックを献上してしまう




サポーター

高まる危機を前に、声援にも力がこもってきた
東京のゴールを阻止すべく、盛大な手拍子でエールを送る




マルクス選手

ササ選手のキックは、マルクス選手の腕に接触
このままゴールラインを割り込み、続けてコーナーキックのピンチ




加地選手

コーナーキックはフロンターレが弾き返すも
東京はすかさずこぼれ球を拾う
加地選手(背番号20:DF)が強烈なミドルシュート
シュートの精度は低く、このピンチは事なきを得た




中盤の攻防

前半も残り時間は僅か、フロンターレはリードを保って逃げ切れるのか?
同点に追いつきたい東京は、中盤から素早い攻撃態勢
スピード感溢れる連携から、梶山選手(背番号23:MF)がシュートを放つ




中盤の攻防

東京は気持ちが先走っているのか、荒いプレーからファウルを連発
フロンターレの選手も相応のダメージを受けてしまうも
辛うじて1点リードを確保したまま、前半終了を迎えた




デカ幕

久々?に姿を現したデカ幕
デカ幕、デカ幕、デカ幕・・・、復唱しないと呼び方を忘れかねない




後半開始

残る45分に向け、サポーターがゴール裏に戻ってきた
今ひとつゴールの気配が見えぬものの
勝利を固く信じ、熱き応援が再開された




ジュニーニョ選手

東京の先制攻撃を経て、フロンターレはジュニーニョ選手がドリブルで前進
東京は茂庭選手(背番号2:DF)が距離を保ち
ジュニーニョ選手の前に立ちはだかり、最後はボールを奪い取った




谷口選手

中盤の東京の守備は相応に厳しいが
フロンターレの動きは悪くない
谷口選手ボールを押し戻し、我那覇選手へと託す




ジュニーニョ選手

我那覇選手のポストプレーから、ジュニーニョ選手へボールが渡る
軽快な一撃を繰り出すものの、僅かにコースが反れてしまった




谷口選手

だが、この時間帯は明らかにフロンターレが支配
ジュニーニョ選手が続けてシュートを放ち
箕輪選手のアシストを受けた谷口選手も、追撃弾を繰り出す




サポーター

谷口選手のシュートから、コーナーキックのチャンスが到来
絶好の場面を前に、応援は更に激しさを増す




ジュニーニョ選手

直後に東京のカウンターを食らうものの
フロンターレも猛然と東京ゴールに迫る
マルクス選手からのパスを受けたジュニーニョ選手が
一直線にドリブル突破を図るものの、痛恨のファウル(?)で好機を逃す




相馬選手

ゴールポストに視野が奪われるも
東京の攻撃は前半同様の勢いを保っているようだ
相馬選手も前半の突破力は影を潜めるも
守備面での貢献は変化を感じない




我那覇選手

中村選手からのロングパスに、我那覇選手が飛び出しを図る
この場面も茂庭選手が一歩上手、ボールを奪われてしまった




ジュニーニョ選手

だが、茂庭選手のパスはジュニーニョ選手の正面へ
すかさず豪快なシュートを放ち、コーナーキックのチャンスが舞い込んできた




コアゾーン

絶好の場面の到来に、サポーターも俄然熱気づく
コアゾーンは一気にヒートアップ、ゴールへの熱き期待が爆発する




箕輪選手

マルクス選手のコーナーキックは、ファーサイドへコースを描く
箕輪選手が茂庭選手にユニフォームを掴まれつつも
執念のヘッドでゴールを狙う




ゴール前の攻防

東京ゴール前は、極度の緊張状態へともつれ込む
我那覇選手の直前にこぼれ球が転がるも
ジャーン選手(背番号3:DF)が懸命にボールをかき出しにかかる




中村選手

どうしても押し込めないフロンターレ、東京が必死のクリアで逃れる
中村選手が後方から駆け上がり
正面へボールを押し戻すも、不運にも東京の選手に渡ってしまった




サポーター

絶好の場面を逃してしまったものの
サポーターは次なるチャンスを信じ、熱き声援をピッチに注ぐ




相馬選手

最盛期を彷彿するかのように、相馬選手がクロスを放つ
ボールは僅かに勢いが強く、残念ながら土肥選手の手中




中村選手

フロンターレの追加点への意欲は強い
中村選手も得意のミドルシュートを繰り出し、2点目を狙う




東京の反撃

東京の反撃に対し、フロンターレの守備は徐々に遅れが目立ちはじめる
それでも何とかしのぎ切り、反撃体勢へと移ろうとするものの
即座にボールを奪われるなど、苦境を強いられる




中盤の攻防

フロンターレは前線の選手に鈍さが見える
ジュニーニョ選手も強力な突破は影を潜め
キープ力も発揮出来ないまま、中盤でボールを奪われてしまう




我那覇選手

縦パスに我那覇選手が飛び出しを図るも
藤山選手(背番号8:MF)の守備に激しく転倒
疲労感が色濃いのか、足腰の粘りが明らかに弱くなっている




東京のゴール

猛然と攻め立てる東京が、セットプレーの場面を迎えた
日もすっかりと暮れ、反対側の視界は極度に低下
ゴールポストの隙間から懸命に目を凝らすと
東京のシュートがフロンターレゴールを揺らしているように見えた




東京サポーター

事実、それは東京の同点ゴールであった
暗黒に包まれた反対側のゴール裏は、歓喜の渦に包まれていた




サポーター

よもやのゴールに一瞬応援は途切れるも、直ちに再開された
サポーターの切なる願いは、ピッチ上の選手に届くのであろうか






東京を再び突き放すべく、フロンターレがサイドを深々と前進
ジュニーニョ選手がライン際で粘り、東京のミスを誘う




マルクス選手

続くスローインはマルクス選手に託されたものの
東京の厳しい守備になす術も無く、逆にカウンターを食らってしまった




東京の攻撃

東京の執念を前に、フロンターレは更なる窮地に立たされてしまう
反対側の視界は極めて悪いものの
東京に一方的に攻められているのだけは、何となく把握できた




中盤の攻防

何とか逆襲を期待するも、フロンターレに余力は残っていないのか
中盤までの反撃が精一杯、東京の堅守に前進を図れない




中盤の攻防

頼みの綱のジュニーニョ選手も、運動量が激減し突破を図れない
得点への気配は遠のく一方なのか・・・




黒津選手

ならば黒津選手(背番号24:FW)に、一途の願いを託したいが・・・
中盤で東京の堅守に遭遇、動きが完全に封印される




サポーター

迫り来る試合終了を控え、ゴール裏には焦燥感が漂う
ピッチ上ではジュニーニョ選手が激しく転倒し
激しいブーイングを浴びせるサポーター




マルクス選手

だが、フロンターレに許された最後のチャンスかも知れぬ
逆転への期待を抱き、マルクス選手のキックが放たれた




パワープレー

パワープレーで逆転ゴールを狙うフロンターレ
懸命にボールに絡むものの、東京も瀬戸際でゴールを死守




ゴール前の攻防

直後にフリーキックのチャンスが転がり込むも
東京の意地を前に、フロンターレはどうしてもゴールを奪えない




試合終了

ロスタイムの健闘も空しく、激戦はドローで幕を閉じた
挨拶に訪れた選手たちは一様に疲労困憊の様相
足を引きずるようにして、ピッチを去る選手も確認




サポーター

90分間共に戦い抜いたサポーターは、選手たちに暖かい拍手を贈る
勝利は飾れなかったものの、3試合ぶりにゴールも決まり
復調の兆しは確かに感じられた
最終節のガンバ大阪戦に向け、気持ちが切り替わる事を期待したい




セレモニー

・・・で、ホーム最終戦の東京が控えめにセレモニー
原監督のコメントは相変わらずユーモア
フロンターレサポーターのブーイングに対しても
「フロンターレはいいチームです」と、最後は笑いを誘っていました



<フロンターレの出場メンバー>
GK:相澤
DF:伊藤・箕輪・寺田
MF:長橋・中村・谷口・相馬・マルクス
FW:我那覇・ジュニーニョ
SUB:下川・佐原・久野・今野・黒津
<フロンターレの選手交代>
谷口>佐原(67分)
我那覇>黒津(86分)
相馬>久野(87分)



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