ジュビロ磐田 VS 川崎フロンターレ

〜 2006 J1 第5節 〜



日   時 2006年3月25日 15:04
試合会場 ヤマハスタジアム (静岡県磐田市)
天   候 晴れ
観 客 数 11,835人
試  合  結  果
磐   田 1 前  半 0 川   
0 後  半 2
     
     
     
1 2
得   点   者
ファブリシオ 41分   69分 黒津 勝
      74分 谷口 博之


ヤマハスタジアム

初春のヤマハスタジアム、日差しが気になる季節になってきた
体力の温存を図るべく、日焼け対策を考えねば
写真は開門30分前のアウェイ側入口付近だが・・・
フロンターレサポーターの気配は乏しい




コロッケ

開門までの腹ごしらえは、地元の食材で作られたコロッケ
ネギ味噌味もしらす味もなかなか美味
ブースには川崎の特産品?も売られていたが
アウェイであれば地元の味を楽しむのが正解




横断幕設置

開門からしばらく経過し、巨大横断幕の取り付け作業
ゴール裏には強風が舞い、幕の設置に難航
横断幕が吹き飛ばされぬよう、大人数で何十分も格闘
幾重にも紐で抑え付け、ようやく設置にこぎつけた




桜
若葉

キックオフまでのしばしの間、春の風景でもちょっぴり撮影
季節外れの寒い日が続いたものの
こう見るとやはり春なんだなぁ・・・と、勝手に納得




ホーム側ゴール裏

ホーム側ゴール裏を見渡すが、磐田サポーターの迫力はもうひとつ
1階席はそこそこ埋まっているようだが
かつての勢いは過去の話、衰退を感じるのは私だけか




フロンターレサポーター

狭いアウェイ側ゴール裏には、多くのフロンターレサポーターで埋め尽くされた
バス組、自家用車組、新幹線組、青春18きっぷ組など、旅程は様々
3試合ぶりの勝利を引き寄せるべく、全力の応援が開始された




ジュニーニョ選手

磐田の先制攻撃をしのいだフロンターレ
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)がドリブルでチャンスをうかがう
磐田の守備は密着マーク、ジュニーニョ選手に対し早くも警戒態勢か




マルコン選手

前線でフロンターレがボールを支配、磐田からファウルを誘い出す
甲府戦の退場でFC東京戦が出場停止のマルコン選手(背番号6:MF)が
滑らかに左足を振りぬいた




谷口選手

絶妙のボールに対応したのは谷口選手(背番号29:MF)
背面からボールを押し込もうとしたものの
タイミングが微妙にずれたのか、ボールは高く浮いてしまった




谷口選手
黒津選手
谷口選手

その谷口選手であるが、開始直後から積極的なプレーを披露
右サイドからロングクロスを繰り出し、最前線の黒津選手(背番号24:FW)へ
突破は菊池選手(背番号8:DF)に阻まれるも、パスの精度は高い
守備面でも名波選手(背番号7:MF)からボールを奪取と、こちらも好調




マルクス選手

磐田の攻撃は積極性を見せる、素早い連携から右サイドの突破を仕掛ける
フロンターレは磐田に再三攻め込まれるも、粘りの守備で必死に耐える




福西選手
カレン選手

磐田が素早い状況判断、反対側に攻撃の基点を変更
左右にボールをまわし、隙間から福西選手(背番号23:MF)がシュートを放つ
カレン ロバート選手(背番号22:FW)も、狭いエリアで巧みにキープ




サポーター

磐田の攻撃は程なく終了、ジュニーニョ選手が前線で転倒し
フロンターレがフリーキックのチャンスを得た
絶好の場面到来に、力強い拍手を送るサポーター




マルクス選手
伊藤選手

マルコン選手が繰り出した一撃は、川口選手(背番号1:GK)の正面
続けて磐田が反撃体制、スピード感溢れる連携に対し
フロンターレは防御に集中、マルクス選手も守りに専念
磐田の雑な攻めにも救われ、決定的な場面は作らせない




福西選手

とは言え、磐田の左右の揺さぶりに
フロンターレの守備は徐々にマークがずれ始める
まずい・・・、フリーの福西選手に危険なパスが渡ってしまう




相澤選手

福西選手の至近距離のシュートは
相澤選手(背番号21:GK)がファインセーブ
致命的な場面であったが、辛くもゴールを死守




マルコン選手

その後も磐田がボールを支配、いささかつまらない展開だ
マルコン選手が磐田からボールを奪取
フロンターレはここから反撃体制なるか




前線の攻防
中盤の攻防

続けて中村選手(背番号14:MF)がドリブルで駆け上がる
前線の選手も後に続き、磐田ゴール正面へと詰め寄った
逆襲を狙う磐田に対し、フロンターレの守備は中盤まで浮上
厳しく圧力を加え、磐田に攻撃の形を作らせない




谷口選手
寺田選手

対する磐田も厳しいマーク、試合は激しい攻防戦の様相
両者の接触も多く、ピッチ上は転倒する選手も少なくない




サイドの攻防

バックスタンド前の攻防戦、フロンターレは箕輪選手
(背番号5:DF)と中村選手が守備の中心
フロンターレはクリアを試みるも、磐田の執拗な攻撃が続く




西選手
相澤選手

磐田のライン際での粘りが、フロンターレをじわじわと蝕む
一瞬の隙を突かれたフロンターレ、磐田の危険なクロスが炸裂!
西選手(背番号11:MF)がフリーで飛び出し、至近距離から強烈な一撃
相澤選手が渾身のセーブ、副審のオフサイドの判定にも救われた




黒津選手
谷口選手

磐田の攻撃もひと段落、フロンターレに反撃の時が訪れた
・・・のつもりも、磐田の厳しい守備にその目論見は崩れてしまう




谷口選手

磐田がフロンターレの背後を狙うも、谷口選手がうまく体を預けた
守備面においても谷口選手の好調さが伺える




西選手
森選手

だが、肝心のDF陣はピリっとしない
西選手へのパスに対し、伊藤選手のマークが遅れてしまう
西選手への距離感が中途半端な間に、逆サイドへと振られてしまった
森選手(背番号19:MF)が村井選手(背番号14:MF)に詰め寄るも
フロンターレはコーナーキックのピンチを迎えてしまった




マルコン選手

コーナーキックのピンチを耐え抜いたフロンターレ
マルコン選手が中盤で空中戦に挑む
対する磐田の選手鍛え抜かれた影響か、かなりの跳躍力
長身のマルコン選手と言えども、容易く空中戦を制し切れない




伊藤選手
ジュニーニョ選手

磐田の激しさに手を焼くフロンターレ、単純な攻撃では活路が見出せない
ここで伊藤選手が磐田の背後を狙い、縦のロングパスを繰り出した
そのボールにジュニーニョ選手が反応、磐田からコーナーキックをもぎ取った




谷口選手
森選手

マルクス選手の鋭いコーナーキックに、谷口選手が突っ込んだ
森選手が後に続き空中戦へ、こぼれ球を懸命に押し込みに図る




中村選手

一度は磐田に攻め戻されたが、フロンターレが再度磐田ゴールへと詰め寄った
森選手の飛び出しも鋭く、ライン際のプレーも効果的
混戦からマルクス選手と中村選手が、立て続けにシュートを繰り出した




寺田選手
横への動き

寺田選手が豪快なジャンプ、フロンターレの守備は空中戦での不安は少ない
だが、左右への揺さぶりに対しては、依然改善の兆しは見られない
磐田の素早いコンビネーションに、フロンターレの守備は反応が遅れがち




福西選手
寺田選手がファウル

磐田の攻撃に対し、フロンターレの守備は焦点が定まらない
そんな折寺田選手が痛恨のファウル、嫌な位置でフリーキックを与えてしまった




サポーター

前半も残り時間が限られる中、最大のピンチを迎えてしまう
ピッチを見つめるサポーターの視線も真剣そのもの




シュート

緊迫の空気が漂う中、ファブリシオ選手(背番号25:MF)のキックが炸裂
強烈な弾丸ライナーは、フロンターレの壁をすり抜けてしまった




相澤選手
相澤選手
相澤選手

相澤選手が必死に反応するも、ボールには遠く及ばなかった
前半終了間際の時間帯に、痛恨の先制ゴールを喫してしまった




箕輪選手
寺田選手

その後も磐田のスピードに苦しむものの
磐田に追加点を許さず、辛うじて逃げ切った格好のフロンターレ
前半は磐田に1点リード、磐田に相当かき乱されただけに
後半戦に向けて体力が残っているか心配である




ジュビロ君
ジュビィちゃん

ハーフタイム中は野鳥撮影?
いそいそとアウェイゴール裏を通り過ぎてしまったジュビロ&ジュビィのコンビ
野鳥は警戒心の塊、いいショットを撮る前に
気配を察しられ逃げられてしまった(笑)




後半開始

つまらない冗談はそこそこに、逆転を信じて応援再開
狭い一角から力強い応援、ピッチ上の選手に英気を送る
フロンターレはマルコン選手を下げ、井川選手(背番号4:MF)を投入
4バックに切り替え、攻撃的な布陣で勝負を挑む




磐田の攻撃

後半開始直後から鋭く攻める磐田に対し、苦境がぬぐえぬフロンターレ
前半と同様の構図に、先行きの厳しさは否めない状況




ジュニーニョ選手
中村選手

攻撃の要のジュニーニョ選手と、攻撃の基点の中村選手が共に封印
要所を押さえた磐田の守りに、フロンターレの勢いは止まってしまう




名波選手

足踏みのフロンターレに対し、磐田の得点意欲はなおも旺盛
混戦から名波選手がクロスを繰り出す
黄金の左足はかつての勢いは無いが、油断は絶対に許されない




マルクス選手
黒津選手

左サイドのマルクス選手に、磐田が背後から厳しいスライディング
それでもフロンターレは懸命に食い下がり
磐田の隙間を突いたクロスを繰り出す
クロスボールには黒津選手が飛び出すも、後一歩及ばない




井川選手
寺田選手

流れを掴めないフロンターレに対し、磐田は攻撃の手を緩めない
コーナーキックのこぼれ球を井川選手がクリアに入るも
スライディングは中途半端に終わる
更には磐田のカウンターが炸裂、寺田選手も振り切られてしまい
至近距離から危ない一撃を浴びてしまう




森選手
森選手

谷口選手へのマークも相応に厳しい
苦し紛れのバックパスに森選手が反応、ドリブルで突破を狙う
最後は磐田の選手にボールを奪われるも
前半同様の渾身的なプレーに、盛大な拍手が沸き起こる




セットプレー

磐田の速攻に、フロンターレは苦境から脱せない
コーナーキックのピンチに守備の連携が乱れるも、瀬戸際でゴールを死守




中村選手
谷口選手

何としても苦境から脱したいフロンターレ
中村選手が正面突破を見せかけ、左サイドへボールを振る
ライン際の粘りから、精度の高いクロスが繰り出されたが
谷口選手に磐田の選手がプレッシャーを加え
ヘディングシュートはバランスを崩してしまった




ジュニーニョ選手
ジュニーニョ選手

磐田ゴールを正面にして、ジュニーニョ選手が孤軍奮闘
個人技からの打破を狙いシュートを放ったものの
磐田の密着マークで窮屈となり、ボールは川口選手の正面




サポーター

強い西日を斜め後方から受け、声援を送るサポーター
ひたむきな願いとは裏腹に、状況の打破は遠のく一方




井川選手
谷口選手

井川選手が右サイドを浮上、磐田の選手をかわし前方にパス
谷口選手が必死の形相を浮かべ、ライン際からクロスを繰り出すものの
側面から入ったファブリシオ選手のスライディングに阻まれてしまう




磐田の攻撃

そして磐田が怒涛の反撃、フロンターレの守備はスピードに太刀打ち不能
歯がゆい状況の連続に、サポーターの苦悩は続く
このままでは明らかに負けパターン、状況の打破はならぬものか・・・




黒津選手

・・・が、縦のロングパスに黒津選手が飛び出した
磐田の守備は完全に背後を突かれ、ペナルティエリア内はがら空き同然
日本代表の守護神、川口選手と一対一の対決だ!




黒津選手
黒津選手
黒津選手
サポーター

気負いがちな場面を前に、黒津選手は冷静に決めてくれた
起死回生の同点ゴールに、選手もサポーターも大喜びだぁ〜




フロンターレの守備

劇的な同点ゴールで、フロンターレは完全に息を吹き返した
あれほど不安定であった守りも、別人のように改善
磐田の攻撃に動揺の素振りは無く、着実に守り抜く




黒津選手

磐田からフリーキックのチャンスを得たフロンターレ
先制ゴールを決めた黒津選手が貪欲な姿勢で、空中戦に挑む




森選手

磐田の反撃も断ち切り、森選手が左サイドを一気に前進
ゴールラインすれすれの位置で、渾身のクロスを繰り出した!




谷口選手
谷口選手
サポーター

渾身のクロスを、谷口選手が豪快なヘディングシュート!
ボールは磐田ゴールへと突き刺さり、劇的な逆転ゴール!
高く立ちはだかった逆転への壁を、見事に打ち破ってくれた




原田選手

執念の逆転勝利を飾るべく、攻撃の手を緩めないフロンターレ
途中投入された原田選手(背番号15:MF)が
気迫のコーナーキックを繰り出した




中村選手

スルーパスを放つ中村選手、精悍な表情を完全に取り戻した




磐田のセットプレー

窮地に立たされた磐田も必死に反撃、セットプレーで再びゴールを狙う
だが、フロンターレは二度と同じ過ちは繰り返さない
川崎の高き壁が、磐田のキックを跳ね除けた




井川選手
谷口選手
ジュニーニョ選手

焦りが目立つ磐田に対し、フロンターレは攻撃の姿勢を緩めない
磐田のファウル乱発にも怒りは不要、ロスタイムが過ぎ去るのを待つだけだ




サポーター

程なく試合は終了、磐田の追撃を振り切り逆転勝利!
J1初(?)の逆転ドラマに、サポーターも笑みを浮かべる




選手たち

激闘を終え挨拶に訪れた選手たちにも、安堵の笑みが漏れた
開幕5試合を終えて3勝、結構上出来ではなかろうか






サポーターの声援に応え、谷口選手が笑顔で両手を掲げた
今日の活躍は凄かった、次節も頼むぞぉ〜



<フロンターレの出場メンバー>
GK:相澤
DF:伊藤・寺田・箕輪
MF:中村・谷口・マルクス・森・マルコン
FW:ジュニーニョ・黒津
SUB:吉原・佐原・米山・原田・井川・今野・鄭
<フロンターレの選手交代>
マルコン>井川(45分)
マルクス>原田(55分)
黒津>鄭(89分)



試合結果一覧に戻る