京都パープルサンガ VS 川崎フロンターレ
〜 2006 ヤマザキナビスコカップ 予選 〜
日 時 | 2006年3月29日 19:00 | |||
試合会場 | 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 (京都府京都市) |
|||
天 候 | 曇り | |||
観 客 数 | 3,093人 | |||
試 合 結 果 | ||||
京 都 | 1 | 前 半 | 2 | 川 崎 |
2 | 後 半 | 2 | ||
0 | 計 | 4 | ||
得 点 者 | ||||
林 丈統 | 29分 | 6分 | 中村 憲剛 | |
アレモン | 71分 | 11分 | マルクス | |
パウリーニョ | 83分 | 68分 | マルクス | |
79分 | マルクス |
開門直前のアウェイゴール裏入口、僅か10人前後のサポーターが待つのみ
平日のアウェイともなれば、こんな光景は日常茶飯事
J2時代の西京極はもっと閑散としていたし
開門前に私しかいない試合もあったなぁ
所定の時刻より若干遅れての開門、場内に入ると同時に応援準備開始
人手の少なさはチームワークでカバー、着々と準備が整った
ゴール裏観客席前のトラック脇に、デカ幕が設置
会場によってはこんな融通が利く場合もあり、西京極では柔軟に対応してくれた
しばらくすると、京都のマスコット「コトノちゃん」が登場
先日の試合同様、サポーターから「パー子」コールを浴びると
デカ幕を蹴るようなポーズで軽くあしらわれた
(本名は「コトノちゃん」なので、念のため)
ウォームアップを前に、ゴール裏のサポーターに挨拶する選手たち
カップ戦ではあるが、ほぼベストメンバーの布陣で京都に挑む
センターバックは寺田選手(背番号13:DF)に代わり
米山選手(背番号8:DF)を起用
「知将」と称される頭脳的プレーに、期待が高まる
断続的に小雨が舞っていたが、試合開始直前になると勢いが強くなる
真冬を思わせる寒さに身震いが止まらないが
サポーターの気持ちは十分、程なく試合開始の時を迎えた
開始直後のフロンターレの先制攻撃
パスを受けたジュニーニョ選手(背番号10:FW)が
不安定な京都の守備を左右に揺さぶり、ミドルシュートを繰り出した
フロンターレが早くも試合を支配・・・しているようだが
ナビスコ杯だからなのか、随所で油断が見え隠れ
京都が右サイドにロングパスを放ち、クロスボールを繰り出されてしまう
ゴール前の連携がいささか不安定、どうもぴりっとしない
ナビスコ杯特有の大味な展開、試合全体に緊張感が乏しい
・・・と思っていたら森選手(背番号19:MF)のクロスに
中村選手(背番号14:MF)がドンピシャのヘディングシュート
ボールは京都ゴールに突き刺さり、先制ゴールをゲット!!
早々の先制ゴールに、サポーターも歓喜の声援を送る
お〜〜、なかむらー、ケンゴ〜、なかむらー
お〜〜、なかむらー、ケンゴ〜、なかむらー
アウェイの勝利は格別の味、今日も勝利をいただくぞぉ〜
森選手の攻撃は、今日も冴えを見せる
逆サイドからのロングパスに見事に呼応、手薄な京都の守備を振り切り
低く鋭いクロスを繰り出し、京都を慌てさせる
・・・が、守備面はどうもぱっとしない
京都の素早い連携に反応が遅れ
星選手(背番号11:MF)の突破を許してしまう
伊藤選手(背番号2:DF)のフォローも遅れがち
だが、試合の主導権はフロンターレが握っていた
谷口選手(背番号29:MF)がファウルを受け、フリーキックのチャンスを得た
マルクス選手(背番号11:MF)が放った一撃は
京都ゴールへと吸い込まれ、2点目をゲット!
立て続けの得点劇に、サポーターもご機嫌だ
今日も大量ゴールの幕開けかぁ??
さぁ、京都をどんどん攻め立てろ!
肝心の米山選手だが・・・、どうも判断が難しい
この時間帯もフロンターレが京都を圧倒、攻め込まれる場面も少なく
米山選手の守備を見る機会は乏しい
とは言え、フロンターレも万全には程遠い
京都が時折見せる反撃に、守りの形成が遅れる場面も少なくない
林選手(背番号20:FW)のドリブルに
箕輪選手(背番号5:DF)が慌てて追随
攻撃一辺倒な影響もあるのか、守備の意識が物足りない
京都の反撃を断ち切ったフロンターレ
依然として京都陣内で優位な試合運び
谷口選手が右足を強く振り抜き、ミドルシュートを繰り出した
京都の守備に甘さがあるのか、前線の選手は比較的自由な動きを見せる
スタメンに復帰の長橋選手(背番号20:MF)
派手なサイドアタックは控えめだが、選手の間に挟まり
いわば「歯車」的なプレーを披露(何じゃ?)
中村選手とのコンビネーションから、我那覇選手(背番号9:FW)がシュート
京都に対しなおも優位に試合を進めるフロンターレ
だが、京都の守備の不甲斐なさも重なり
ピッチ上の緊迫感は低調なまま、追加点の気配も徐々に薄れてゆく
妙な停滞感がピッチを覆う中、フロンターレの守備に隙が生じた
京都の素早い連携から、林選手に背後を突かれてしまった
マークが追い付かぬまま、豪快なシュートを許してしまう!
林選手のシュートは、フロンターレゴールへと吸い込まれてしまった
フロンターレのリードは1点に縮小、ピッチもゴール裏も仕切直し
場内の風は更に強まり、寒さも身に応える
トラック脇のデカ幕も強風でずれてしまったので
係員を呼び出し位置を修正、どうもありがとう
ピッチ上ではフロンターレが攻撃の手を緩めない
パスの判断も早いものの、いささか雑さも目立つ故か
ボールの支配率とは裏腹に、圧倒的優位さは感じにくい
こう着状態を打破すべく、我那覇選手の爆発力に期待したい
だがトップ下でのプレーが主体で、ゴールへ突き進む姿勢は薄め
フロンターレがボールを圧倒的に支配するも
攻めの姿勢が中途半端なまま、前半終了を迎えそうな気配
・・・が、終了間際に京都に左サイドを突かれてしまう
中央へ折り返したボールは、フロンターレが難なくクリア・・・のはずが
何故かクリアが乱れてしまい、こぼれ玉を林選手に狙われてしまう!
あわや同点の危機を迎えたが、辛うじて凌ぎ切り前半終了
しかし、ナビスコ杯だから仕方ないにしても
緊張感に乏しいゲームだなぁ
心配された雨は降り止むも、場内には時折強風が舞う
ハーフタイム中に係員が重りを持参し、デカ幕のずれを修正
身震いが一向に止まらぬまま、後半開始の時を迎えた
余談だが、前半は余りの寒さで指先が麻痺してしまい
シャッターを中指で切ったりと、苦肉の撮影を
強いられたおかげで、ミスショットの連発
後半開始前に温かいお茶で指先を暖め
何とか麻痺は解消、前半の汚名を挽回できるか
開始直後も互いにぱっとしない、やはりナビスコ杯の宿命なのか
フリースペースにジュニーニョ選手がドリブルで前進するが
京都の守備も側面から追随、突破口を塞ぎにかかる
中村選手が右サイド前方へパスを供給
長橋選手がサイドアタックと思いきや、マルクス選手がパスに反応
マルクス選手は京都のゴールラインへ迫り、クロスを繰り出したものの
ボールは京都の選手がクリア、追加点の演出には至らない
長橋選手も後に続く、サイドから巻き込み得意のクロス
逆サイドの谷口選手を狙ったようだが、うまく呼応しなかった
対する京都は徹底したサイド攻撃、コーナーキックのチャンスを演出
セットプレーから同点ゴールを狙うものの
相澤選手(背番号21:GK)が弾き返し、ゴールを死守
我那覇選手とジュニーニョ選手のホットラインが炸裂
京都の背後をすっと抜け出し、一直線のドリブルからシュートを披露
1枚目の写真は見事にぶれまくっている
はい、いまだ身震いが止まりません・・・
それでも強風は吹き止み、体感温度はぐっと上昇
指先の麻痺も辛うじて免れそう、傍らでは応援が淡々と続いている
ピッチ上に目を向けると、京都の攻撃が輝きを増してきた
素早い動きとパスワークを組み合わせ、フロンターレの守備を翻弄
京都の攻勢を前に、フロンターレの守りに乱れが生じ始める
そんな折、フロンターレもフリーキックのチャンスを得た
マルクス選手の右足が滑らかに振り抜かれ
楕円を描いたボールが、京都ゴールへと接近
ボールは京都の選手が弾くも、こぼれ球を拾ったフロンターレ
アウトサイドのジュニーニョ選手にボールを託し
クロスボールにマルクス選手のヘッドが炸裂!・・・ピンボケだ(恥)
つまらないミスショットはともかく、マルクス選手のシュートが鮮やかに決まった
選手もサポーターも笑みを浮かべ、勝利が現実味を帯びてきた
・・・が、安心には程遠いフロンターレ
数分もしない間にアレモン選手(背番号9:FW)に決められてしまい
再び1点差へと詰め寄られてしまった
このゴールで京都が勢い付いてしまったか
京都のスピード感溢れる攻勢を前に、フロンターレは忍耐の守りが続く
対するフロンターレは力技、ジュニーニョ選手のドリブルから谷口選手が後に続く
京都に再三圧力を加え、ゴールをねじ込みにかかる
この日2得点のマルクス選手も後に続く
一旦は京都にクリアされるも、すかさずフロンターレが攻め返す
左サイドからジュニーニョ選手が浮上
フリーの体勢で抜け出すや、絶妙のクロスを繰り出した!
またもやピンボケってしまったが、マルクス選手が至近距離から叩き込む
圧巻のハットトリックで4点目、今度こそ京都を突き放したぞ!
・・・の願いもむなしく、京都も最後まで執念を絶やさない
京都の猛攻にまたもや守備が乱れてしまい
まんまとゴールを喫してしまい、三度1点差に追いつかれる
フロンターレも最後で黒津選手(背番号24:FW)を投入
駄目押しのゴールを狙うものの、気合が先走り過ぎたのか、連携がばらつく
3分間のロスタイムも京都が攻め続けたが、フロンターレは無失点で切り抜けた
ようやく試合終了、初戦は辛くも勝利で締めくくる
ゴール裏に挨拶に訪れる選手たち、辛勝に笑みも控えめ
マルクス選手の復調は収穫だったが、後は・・・何かあったかなぁ
そんな選手たちに代わり、某T部長が代わりにメガホンを握る
平日のアウェイの一戦はこれにて終了
当手抜き観戦気も・・・、眠いのでそろそろおひらき(爆)
ロクな写真が少なくてスンマヘン
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:相澤 DF:伊藤・米山・箕輪 MF:中村・谷口・森・長橋・マルクス FW:ジュニーニョ・我那覇 SUB:吉原・佐原・井川・西山・原田・今野・黒津 |
<フロンターレの選手交代> |
我那覇>原田(71分) マルクス>黒津(84分) |