川崎フロンターレ VS ジェフユナイテッド市原・千葉

〜 2006 J1 第6節 〜



日   時 2006年4月2日 15:00
試合会場 等々力陸上競技場 (神奈川県川崎市)
天   候
観 客 数 10,316人
試  合  結  果
川    1 前  半 1 千   葉
1 後  半 1
     
     
     
2 2
得   点   者
ジュニーニョ 1分   18分 巻 誠一郎
ジュニーニョ 81分   89分 阿部 勇樹


中央線201系

外堀の桜が咲き乱れる、朱色の中央線201系が行き交う姿
春の風物詩でもあるこの光景も、あと数年で過去の思い出となってしまう
中央線を四半世紀支え続けてきた201系も、新型車両の投入が間近
やがては貴重な光景となり、別れの時を迎えてしまう




等々力の桜並木

・・・しまった、また電車ネタとなってしまった
お約束で等々力の桜並木、満開はとうに過ぎたようで
折からの強風にあおられ、花びらが舞い散っている




山田うどん

早速、本日から登場の山田うどんを食してみる
想像よりもコシが弱く感じたのは、ゆですぎのせいだろうか
つゆのコクも個人的には今ひとつ、天玉がさくさくで旨かっただけに
次回からの改善を望みたい




場内

シゲの解雇でイメージ低下か、果てまた下り坂の天候のせいか
場内の観客数は伸び悩み、随所で空席が目立っている
連戦による疲労感もあるのか、場内の熱気も低調なまま




Gゾーン

そんな私も疲労困憊だが、キックオフの時が到来
雨模様なので10周年ビッグフラッグを掲げないと思いきや
バックスタンドにしっかりと登場、勘も見事に外れまくっている
撮影も終わったし、Gゾーンへ移動するぞ・・・






















































<!!バ・カンチ君にアクシデント発生!!>
不覚にもカメラバックのチャックを開けたまま移動してしまい、Gゾーンに着く途中で落し物発生!!

デジカメ用電池:2個 CFアダプタ:1個
CF3枚が入ったケース:1個 以上、落としてしまいました・・・





















ジュニゴールー、オーオオオー
ジュニゴールー、オーオオオー

ジュニーニョ選手のゴールに歓喜する中、落し物を回収するも
電池1個とCFケースは発見不能、何てこった・・・
(電池を拾ってくれた方へ、ありがとうございました)




























フロンターレのピンチ

不注意ながらもまさかのアクシデントで、出鼻をくじかれた
これ以上探しても無駄そうだったので、泣く泣く撮影に復帰
Gゾーンに戻ると歓喜はとうに消え去り
千葉のコーナーキックの場面、フロンターレがピンチを迎えていた
あぁ、混乱して露出まで狂っている・・・




寺田選手
寺田選手

狼狽が止まらぬままシャッターを切り続ける
程なく寺田選手(背番号13:DF)のパスを基点に
フロンターレが右サイドを深く展開
マルクス選手(背番号11:MF)のコーナーキックに
寺田選手がヘディングシュートを狙うなど、攻撃の意識は高い




ジュニーニョ選手

フロンターレが右サイドを再度攻撃、シュートを放つが追加点は奪えない
ピッチには接触プレーで転倒するジュニーニョ選手(背番号10:FW)の姿
序盤から激しい攻防が見え隠れ、派手な戦いを予感させる







ここ数試合は失点続きのフロンターレ、早くもサイドを崩されてしまう
山岸選手(背番号16:MF)のクロスを巻選手(背番号18:FW)が押し込み
同点ゴールを喫してしまった・・・






ここは仕切り直しのフロンターレ、中盤から反撃のチャンスを伺う
マルクス選手に対する千葉のマークだが、傍目には相当厳しそう
どこを封じれば攻撃力を低下可能か、オシム流方程式が見え隠れ?




フロンターレの守備

千葉の浮かしたパスが、フロンターレDFの隙間に落下
谷口選手(背番号29:MF)が回り込むも、判断が中途半端で対応が遅れた
最後は相澤選手(背番号21:GK)がキャッチしたが
千葉の選手がもうひとり飛び出していたら、かなりの確率で失点していた
守備分担がどうも不明確、またもや大量失点なのか




京都の攻撃
京都の攻撃
京都の攻撃

その後も千葉がフロンターレを圧倒、守備の不安定さも加わり苦しい状況
巻選手の浮かしたパスに佐藤選手(背番号7:MF)がシュート
同点ゴールで千葉の攻撃が乗ってきた、フロンターレには危険な境遇だ




伊藤選手

代表争いに全力アピールの巻選手を食い止めねば、深刻な事態になりかねない
フロンターレは伊藤選手(背番号2:DF)が、ファウル寸前で食い止める




ジュニーニョ選手

先制点を決めたジュニーニョ選手だが
ドリブルで孤立するシーンも少なくない
この場面は千葉のファウルを誘い、フリーキックのチャンスを得たが
続くプレーは生かせず、追加点には及ばない




千葉の反撃

じわじわと千葉が反撃開始、きめ細かい攻撃でフロンターレを攻める
狭い空間でのパスの繋ぎは見事




千葉のパス
羽生選手

千葉の選手にプレッシャーを与えるも、ラストパスを許してしまう
羽生選手(背番号22:FW)がシュートを放つが、辛くも外れて命拾い




森選手

ピッチ上では依然として激しい競り合いの連続
森選手(背番号19:MF)が水野選手(背番号8:MF)に押し倒された
森選手の血が煮えたぎそうな場面も、怒りの素振りは見せずに立ち上がる
ここ数試合は冷静さが際立っている、これは本当に改心したのか?




ジュニーニョ選手
長橋選手

千葉の激しい当たりを前に、フロンターレはリズムが乱れてしまう
前線のホットラインも機能しない、サイドも軒並み崩されてしまう
攻撃の形が見出せず、得点には程遠い状況だ




サポーター

そんな中、薄暗い空の下淡々と応援が続く
振り出しそうな雨を嫌ってか、Gゾーンは隙間が目立つ
応援も勢いはまずまずだが、時折リズムが乱れている
千葉の圧力は観客席まで及んでいるのか
・・・いや、単に私が狼狽しっ放しなだけだ




ライン際の攻防

ライン際での激しい攻防戦、背後からはオシム監督の視線
オシム監督の思案がどうなのかは知る由も無いが
激しさを全面に出す千葉と、やや受身のフロンターレに構図の変化は見られない




我那覇選手
中村選手

1点リードながら厳しい局面のフロンターレであるが、攻撃しなければ始まらない
森選手のロングパスを、我那覇選手(背番号9:FW)がポストで落とす
続く中村選手(背番号14:MF)がダイレクトでヘッド
千葉に捕まらないよう、早めにボールを回す
直後、谷口選手がミドルシュートを繰り出した




森選手

だが、千葉に決定的なダメージを与えられないのも事実
連戦の疲れからなのか、森選手の守備も冴えが見られない
千葉に右サイドからのクロスを許すが、ミスキックに救われた




森選手

森選手は守備面では本調子でないものの、攻撃面は決して悪くない
千葉のマークが甘くなったところを冷静に見据え
シュートを放ちコーナーキックのチャンス




サポーター

前半最後のビッグチャンス、サポーターの声援にも期待感が高まる
セットプレーを連発するも、決定的なチャンスには至らぬまま前半終了
あぁ、CFケースよ何処へ消えてしまったのだ・・・

















































<御礼>
CFケースを拾ってくれた方がおり、ハーフタイム中に無事に手元に戻りました
深く御礼を申し上げると共に、ご迷惑をおかけし失礼しました
しかし、この手の自虐ネタは何度も繰り返された、過去の代表的な落し物は以下の通り(恥)

2002年:デジカメ&PHS>手元に戻った
2003年:デジタル一眼レフ>そのまま紛失
2005年:デジタル一眼レフ>手元に戻った






後半開始

大切なものが戻ったところで後半開始、電池は紛失したが諦めた
前半は狼狽状態につき、ゴール裏の大旗を撮る余裕が無かった
前半から振り出した小雨も大粒に、強風も止まらず
本格的な春の嵐の予感である




激しい交錯

そんな状況を察知してか、前半同様の激しいぶつかり合い
巻選手と寺田選手が交錯、両者ともピッチに崩れ落ちた




我那覇選手
ジュニーニョ選手
中村選手

千葉の激しい当たりには、我那覇選手のポストプレーが効果大
マルクス選手を経由しジュニーニョ選手、千葉の隙間を狙いシュートを放つ
シュートは立石選手(背番号1:GK)滑らしたのかファンブル
こぼれ球を狙い中村選手が飛び出すが、僅かに及ばない




井川選手

後半開始から井川選手(背番号4:MF)が投入、いきなり攻撃に絡む
マルクス選手とのコンビネーションが早くも冴える
体をうまく捻り左足からスルーパス、後続のチャンスを見事演出




ジュニーニョ選手

ならばジュニーニョ選手も気になるが、斎藤選手(背番号3:DF)の密着マークに苦しむ
中村選手からのパスもキープ不能、個人技に頼り過ぎる嫌いがある




フロンターレの守備

千葉の攻撃は前半と同様に見えた、判断は早く左右への切り替えもスピーディー
ハーフタイムでフロンターレの守備は修正されたのか
ペナルティエリア付近を重点的に固め、千葉のパスミスを拾う




ジュニーニョ選手
サポーター

直後、フロンターレが怒涛のカウンター
ジュニーニョ選手がドリブルで一気に駆け上がり、シュートを放つ
シュートは千葉の選手に当たり、コーナーキックのチャンスを演出
追加点に飢えたサポーターは一気に目覚め、声援に熱気が帯びてきた
レッツゴー、レッツゴー! レッツゴー、レッツゴー!




千葉の逆襲

高まる期待とは裏腹に、この場面は追加点を決められず
逆に千葉がカウンターで逆襲、切り替えの早さには要注意




ジュニーニョ選手

両者ともカウンター狙いなのか、ピッチ上ではめまぐるしい攻防戦
ジュニーニョ選手に対する千葉のマークは依然として厳しいまま
突破を図ろうとすると一気に詰め寄られ、最後はバランスを崩してしまう




マルクス選手
サポーター
千葉ゴール前

それでも程なく、フロンターレにビッグチャンス
井川選手の折り返しを中村選手がシュート、コーナーキックのチャンスが訪れた
コーナーエリアにボールを置くマルクス選手の背中に
期待高まるサポーターが熱狂的な声援を送り込む




寺田選手

マルクス選手が放った鋭いボールは、寺田選手がヘッドで合わせた
だが、残念ながら千葉ゴールから外れてしまう




我那覇選手

千葉に反撃を許すも、フロンターレの闘志は止まらない
混戦にもスピードが衰えない、我那覇選手のパスにマルクス選手が呼応




マルクス選手
マルクス選手

ゴールライン際へ転がるボールに、マルクス選手が突進
だが、千葉のバックチャージにバランスを崩し転倒してしまう




マルクス選手

フロンターレがコーナーキックを得たが、マルクス選手は到底納得しない
「何故PKでないのか!」・・・と、ポルトガル語で抗議しているのか




サポーター
マルクス選手

マルクス選手の気概にサポーターも触発、熱狂的な声援を送り込む
立て続けにコーナーキックのチャンスが巡ってくるも
千葉の守備は極めて固く、突き放すには至らない




中村選手

フロンターレの猛攻を耐え抜いた千葉が、カウンターで大逆襲
右サイドに展開し、ストヤノフ選手(背番号5:DF)のクロスが炸裂
守備の遅さを心配したが、ここは中村選手が弾き返した




黒津選手
ジュニーニョ選手

ピッチ上は我那覇選手に代わり、黒津選手(背番号24:FW)の姿
パスを受けるやスピード感溢れるドリブル、サイドから回り込みシュートを放つ
ジュニーニョ選手がシュートのこぼれ球を狙ったが、立石選手が気迫でクリア




フロンターレの守備

対する千葉はセットプレーが崩れるも、こぼれ球を拾い攻撃続行
この場面は井川選手が守備に専念、山岸選手に体を寄せ
ボールをゴールラインへと逃す
好守の切り替わりがめまぐるしいも、ボールへの集中力は保たれている





黒津選手

谷口選手のパスに黒津選手が反応、得意の角度から突破を図る
ジュニーニョ選手も後に続いたが、最後はストヤノフ選手が大きくクリア




箕輪選手
マルクス選手

箕輪選手(背番号5:DF)も攻撃参加、サイドチェンジは失敗に終わるが
千葉の攻撃を中村選手が食い止め、即座に攻め返す
リバウンドの不意を狙ったのか、マルクス選手が痛快なミドルシュート




ジュニーニョ選手


後半も開始から相応の時間が経過、フロンターレの攻撃は更に磨きがかかる
ジュニーニョ選手がドリブルと見せかけ、ライン際に逃げるパスを供給
ラ井川選手が飛び出し鋭いクロス、千葉に更なる圧力を加える




千葉サポーター

ピンチ連続の千葉サポーター、タオルをぶんぶん振り回す
この応援と千葉ロッテマリーンズの応援が重なって見えるのは私だけか




黒津選手

余談はともあれピッチに目を戻すと、黒津選手が見せてくれた
ゴールライン際で卓越の粘りを披露、貴重なコーナーキックのチャンスを演出




サポーター

今度こそ、今度こそ決めて欲しい
勝利を引き寄せるゴールを奪うべく、盛大な声援が響き渡る




???
???

マルクス選手のコーナーキックは、寺田選手が地面に叩き付けた
そのまま混戦になだれ込む、不規則な浮き球にジュニーニョ選手が足を伸ばし
千葉の選手が懸命にゴールからかき出す・・・が、一体どうなったのだ!?




ジュニーニョ選手

直後、ジュニーニョ選手が歓喜のポーズ
千葉の選手がクリアする前に、ボールがゴールラインを割ったと判定
泥臭いながらも、執念が生んだゴール!




サポーター
サポーター

どんな形であろうとも、ゴールはゴールに違いない
勝利を手繰り寄せる劇的ゴールに、場内は熱気に包まれた




ジュニーニョ選手

勝利を決定付けるには、更なるゴールが欲しい
ジュニーニョ選手がハットトリックを狙い、ドリブルで千葉ゴールへと急迫




中村選手

・・・が、後半も終了に近づくにつれ、フロンターレの攻撃が大味と化す
ジュニーニョ選手の度重なるドリブル突破も単調そのもの
中村選手のパスも味方の選手と呼吸が合わなかったのか
無人の空間に転々と転がり、呆気なくタッチラインを割ってしまった






勝利を目前に不手際の連続、嫌な予感が脳裏を過ぎってしまう
あぁ・・・、土壇場で千葉に同点ゴールを喫してしまった(爆)




試合終了

結局このまま試合終了、苦々しい表情を浮かべ選手達が引き上げる
勝利を目前にしながら、ある種の勝負弱さが改めて露呈
この弱点を克服しない限り、真の上位争いには加われないぞぉ(はぁ)



<フロンターレの出場メンバー>
GK:相澤
DF:伊藤・寺田・箕輪
MF:谷口・中村・長橋・マルクス・森
FW:ジュニーニョ・我那覇
SUB:吉原・佐原・米山・井川・原田・黒津・鄭
<フロンターレの選手交代>
長橋>井川(45分)
我那覇>黒津(65分)
森>米山(74分)



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