川崎フロンターレ VS ガンバ大阪
〜 2006 J1 第15節 〜
日 時 | 2006年7月26日 19:05 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 20,425人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 0 | 前 半 | 1 | 大 阪 |
3 | 後 半 | 1 | ||
3 | 計 | 2 | ||
得 点 者 | ||||
箕輪 義信 | 47分 | 25分 | 遠藤 保仁 | |
ジュニーニョ | 54分 | 59分 | 家長 昭博 | |
マギヌン | 77分 |
修羅場3の最終戦、首位攻防のガンバ大阪戦を待つのは超満員のスタジアム
予想外の混雑ぶりに戸惑いつつも、撮影場所を探してバックスタンドを移動
クラブ10周年のビッグフラッグの撤収作業をわき目にしつつ
試合開始の時を迎えた
カメラのセッティングが終わる間もなく、ピッチでは熱戦が始まっていた
マルコン選手(背番号6:MF)が派手に空中戦に挑み
早くも首位攻防の緊迫感がひしひしと伝わる
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)へのパスは
宮本選手(背番号5:DF)がカットに入る
必死にシャッターを切るも、仕事帰りで頭の切り替えもままならない
不慣れの撮影ポイント、周囲の観客の視線を遮らぬよう
中腰での撮影に、試合への集中が散漫となってしまう
森選手(背番号19:MF)が積極的にボールに絡む
浦和戦の出場停止明けで体力も十分なのか、動きにもキレを感じさせる
マルコン選手のパスを受け、マギヌン選手(背番号11:MF)がボールを折り返す
ジュニーニョ選手のシュートのこぼれ球に
森選手と我那覇選手(背番号9:FW)が詰め寄ったものの
ガンバのGK藤ヶ谷選手(背番号22)が追い、ボールを地面に押さえつけた
昨年のリーグ戦王者のガンバ、強豪に相応しく素早い攻撃を再三披露
ガンバのコンビネーションに対し、フロンターレは長身のDFが対抗
着実にボールを弾き返し、序盤の守備は無難にこなす
・・・と思うのは早計過ぎた、中山選手(背番号19:FW)が
右サイドを奥深く突き、豪快な一撃を繰り出した
ファーサイドへのシュートはゴールを外れるも、思わず冷や汗をかかされた
度重なるガンバの攻撃に、フロンターレは苦境の時間帯
フロンターレゴール付近にてガンバがセットプレーのチャンスを掴む
フロンターレゴール前は、激しい攻防戦に突入
ガンバの圧力に耐えるフロンターレ、彼方からも緊張感が押し寄せる
ガンバの猛攻を無失点で凌いだフロンターレ
右サイド寄りをマギヌン選手とジュニーニョ選手のコンビ、前線への浮上を図る
中村選手(背番号14:MF)も攻撃に絡み、ガンバゴールへと急接近
久しくゴールから遠ざかっている我那覇選手
ガンバのマークも厳しいのか、中盤以降でフリーになる場面は限られる
シュートへの積極性は、いまひとつ物足りない
・・・もとんだ杞憂であった、ガンバからボールを奪取した我那覇選手
ドリブルで一気に前線へ浮上、最後は自らシュートを放つ
我那覇選手の奮闘ぶりに、ピッチ上の選手は奮い立つ
追加攻撃を仕掛けるフロンターレ、ガンバゴールに積極果敢に詰め寄るが
藤ヶ谷選手のファインセーブに妨害され、先制ゴールは奪えない
ガンバも最終ラインを引き上げ、フロンターレへのプレッシャーを怠らない
宮本選手がジュニーニョ選手へまとわりつき、攻撃の基点を潰されてしまう
ガンバのスピードに守備が乱れたフロンターレ、ガンバにフリーキックを献上
嫌な時間帯でのピンチ到来、遠藤選手(背番号7:MF)のキックは
フロンターレゴール右上隅へと突き刺さり、まさかの失点を喫してしまう
遠目からGゾーンを見渡すが、サポーターからは失点のショックは感じない
平日とは信じ難い超空間、逆転を目指し試合は再開された
場内の熱気とは裏腹に、ピッチ上の選手達は攻撃の波に乗り切れない
中盤の連携も崩れがち、マギヌン選手のドリブルも中途半端で
ガンバの守備網に捕まってしまう
フロンターレの攻撃は中盤止まり、逆にガンバの反撃を受けてしまう
加地選手(背番号21:MF)の裏を狙う突破は要注意
ボールばかりに注意を奪われてはならない
フロンターレも即座に反撃に転じ、ジュニーニョ選手が大胆な中央突破を図る
ガンバのファウルを誘ったものの、何故かジュニーニョ選手が警告を受けてしまう
だが、フロンターレにフリーキックのチャンスが訪れた
マルコン選手が強烈なシュートを繰り出すも、ボールの精度は低く
ガンバのゴールをとらえない
ジュニーニョ選手にはガンバの激しいマークが待ち受ける
それでも負けじと孤軍奮闘、バランスを崩しつつも粘りでボールを繋ぐ
中村選手が続けて軽くトラップ、ガンバゴール正面へクロスを繰り出すも
マギヌン選手の頭には届かない
何としても同点ゴールが欲しいフロンターレ、コーナーキックの場面を迎えた
ガンバゴール前の大混戦、谷口選手(背番号29:MF)がファーサイドから
ヘディングシュートを狙う
ガンバの守備は高さは程々、しかし厳しい圧力に谷口選手は耐え切れない
バランスを崩してしまい、シュートはボールの芯をとらえない
伊藤選手(背番号2:DF)も中盤に浮上、早めの守備でガンバの反撃を潰す
積極的なオーバーラップを仕掛け、クロスを繰り出したものの
ガンバの守備に弾き返され、我那覇選手には届かなかった
前半も残り時間は僅かとなった、ガンバのカウンターに警戒を強めるフロンターレ
ちなみに左側の黒い物体は、目の前の鉄柵
周囲の観客に邪魔にならぬように(邪魔にならなかったつもり)で
撮り続けたので、時には鉄柵が写り込むことに
首位攻防戦に相応しき勝負、最後の最後まで一瞬たりとも目が離せない
両者共に決定機を演出したが、前半はガンバが1点リードで折り返す
ハーフタイム中にいつもの場所に移動、周囲の子どもたちに頭を下げて背後でスタンバイ
ゴール裏もご覧の熱狂空間、足の踏み場はあるにしても凄い混雑
盛大な拍手と共に、後半開始の時を迎えた
Gゾーンに移動したのでTシャツに着替えたかったが
時間的猶予が足りず、ネクタイ姿で応援&撮影再開
立ち上がりの不安定な時間帯、ジュニーニョ選手が宮本選手の背後を突く
ガンバがたまらずファウルを犯す、幸先良くフリーキックのチャンスが到来
熱烈な声援の後押しを受け、中村選手のキックが炸裂!
・・・が、ボールはガンバゴールのクロスバーを直撃
鈍く宙を舞うボール、セットプレーに加わった
箕輪選手(背番号5:DF)が見逃さなかった
ボールを頭で押し戻し、ガンバから同点ゴールをゲット!
場内は一気に大興奮、ガンバから勝利を掴み取れ!!
次の1点を狙うべく、激しい駆け引きが繰り広げられる
我那覇選手は厳しいマークに遭遇しつつも
ポストプレーでジュニーニョ選手へ繋ぎ、続くシュートを演出
ガンバもカウンターから反撃開始、サイドを崩され失点寸前の危機を招いてしまう
続くコーナーキックのピンチ、絶体絶命のピンチを必死に耐えるフロンターレ
ガンバの猛攻を断ち切り、お返しのカウンターで急襲だ!
慌てるガンバの守備を尻目に、フロンターレがトップ下でボールを回す
ジュニーニョ選手が一瞬の隙を突き、ガンバのペナルティエリアに侵入を図る
反応が遅れた實好選手(背番号4:DF)が
ジュニーニョ選手を背後から突き倒す
主審がすかさず現場に到着、イエローカードを高々と掲げPKをゲット!
場内に興奮が渦巻く中、ジュニーニョ選手が冷静にPKを叩き込んだ
ついにガンバに逆転!悲願のリーグ戦初勝利に一歩近づいた
サポーターはタオルを力強く振り回し、歓喜の雄たけびをあげた
ジュニーニョ選手のPKを皮切りに、ピッチ上は一層緊迫感を帯びてきた
互いに攻撃の応酬合戦、次なるゴールを予感させる
息詰まる攻防戦、この時間帯を制したのはガンバであった
カウンターから家長選手(背番号14:MF)が浮上
手薄なフロンターレゴールに、同点ゴールを流し込んだ
試合を振り出しに戻されたフロンターレだが、選手たちの闘志は揺ぎ無い
マルコン選手が豪快なサイドアタック、加地選手との手に汗握る攻防戦
加地選手のサイドアタックはやはり脅威、鋭いクロスがフロンターレに牙をむく
高い精度のボールはフロンターレゴール正面へ接近
至近距離から、ガンバのヘディングシュートが襲い掛かる
フロンターレも負けてはいない、マルコン選手の左足から滑らかなクロスが放たれた
我那覇選手とマギヌン選手が正面から飛び込み
ガンバゴールに貪欲に襲い掛かる
このチャンスを掴むべく、フロンターレが波状攻撃に突入
中村選手のフリーキックの場面を前に、サポーターも一層気合を込める
ゴール前の緊迫の攻防戦、互いの意地と意地が激しく交錯
こぼれ球を我那覇選手が押し込もうとしたが、ボールには届かなかった
程なくしてオーロラビジョンに入場者数が発表
平日の2万人越えは凄い、いいところ1万3千人前後と予想したが
いい意味で予想を裏切ってくれた
後半も佳境の時間帯に突入
最高の瞬間を狙うべく、大堀カメラマンがピッチ脇に到着
その期待を感じ取ったのか、ピッチ上の選手達は攻撃姿勢を更に強める
ガンバのカウンターを防御したフロンターレ
中盤の競り合いを制し、ボールはジュニーニョ選手のもとへ
狙い済ましたパスは、右サイドを抜け出したマギヌン選手の眼前へ!
マギヌン選手の逆転ゴールが、ガンバゴールに突き刺さる!
待望の初ゴール、場内は歓喜に包まれた!!
ラララララ〜、マギヌンゴールー
マギヌンゴールー、オオオオ〜
ラララララ〜、マギヌンゴールー
マギヌンゴールー、オオオオ〜
後半も残り時間は10分程度、リードを得たフロンターレは守備固めを選ばない
1点リードに満足せず、フロンターレは攻撃の手を緩めない
マギヌン選手もドリブルで駆け上がる、箕輪選手も攻撃の基点を生むべく
前線へ向け積極的にパスを繰り出す
ガンバも勝負を諦めない、コーナーキックから必死にゴールを狙う
この危機はフロンターレは守備に集中、無心でゴールを守り抜く
迫り来る試合終了の瞬間、ガンバの攻撃の形は乱れた
フロンターレは慌てる事無く堅守で対抗
森選手も守備に専念、勝利の瞬間を手繰り寄せる
白熱の首位攻防戦はガンバの反撃を封じ、試合終了の瞬間を迎えた
ガンバに悲願のリーグ戦初勝利、過酷な「修羅場3」も勝ち越しを決めた
再び首位に返り咲いた、選手たちには心地よい緊張感がみなぎっていた
インタビューを終えたマギヌン選手が、サポーターの元に駆け寄ってきた
「あんたが大賞」の巨大スイカを、笑顔でサポーターに手渡した
初ゴール&初お立ち台のマギヌン選手
多くのサポーターを前に緊張の様子もつかの間
フェンスによじ登りサポーターの眼前で、歓喜のガッツポーズ!
頼もしき選手の誕生だこれからも頼むぞ!!
PS.谷口選手、U-21代表候補選出おめでとうございます。
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:相澤 DF:箕輪・佐原・伊藤 MF:森・中村・谷口・マルコン・マギヌン FW:ジュニーニョ・我那覇 SUB:吉原・米山・井川・原田・今野・鄭・黒津 |
<フロンターレの選手交代> |
我那覇>鄭(68分) |