大宮アルディージャ VS 川崎フロンターレ
〜 2006 J1 第20節 〜
日 時 | 2006年8月26日 18:02 | |||
試合会場 | 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(埼玉県熊谷市) | |||
天 候 | 曇り | |||
観 客 数 | 9,076人 | |||
試 合 結 果 | ||||
大 宮 | 0 | 前 半 | 3 | 川 崎 |
1 | 後 半 | 2 | ||
1 | 計 | 5 | ||
得 点 者 | ||||
片岡 洋介 | 83分 | 10分 | 中村 憲剛 | |
34分 | マギヌン | |||
36分 | ジュニーニョ | |||
59分 | ジュニーニョ | |||
69分 | 中村 憲剛 |
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場は初訪問
老朽化が進みこじんまりとしたスタジアムを想像していたが
埼玉国体の開催にあわせ2003年に完成、15400人収容の最新鋭のスタジアム
もっとも駅からはかなり遠く、典型的な箱もの行政の賜物ともいえなくないが
選手たちがピッチに登場、ゴール裏はさながら等々力の雰囲気
幸いにも場内はすずしく、応援には適した状況
埼玉県のマスコット「コバトン」、愛嬌があってかわいいです
しかし、ユニフォームを胸に貼り付けるとは、余りに能が無さ過ぎる
スタジアム造るお金があるなら、特製のユニフォームでも作ってあげなさい
キックオフの瞬間が目前となった、サポーターはタオルを振り回し選手たちを出迎える
クラブ創立10周年ビッグフラッグも登場
高まる気合を抱き、激闘の90分間がスタート
先制攻撃を仕掛けてきたのは大宮
左サイドを深くえぐり、コーナーキックのチャンスを獲得する
鋭いキックがフロンターレゴールに接近するも
相澤選手(背番号21:GK)がパンチング、無難に弾き返す
こぼれ球を拾った大宮が即座に押し戻す
最後は大宮のファウルとなり、フロンターレが早々に反撃開始
中盤を素早く通過、大宮のペナルティエリア付近でボールを繋ぐフロンターレ
中村選手(背番号14:MF)のロングパスを受け
マルコン選手(背番号6:MF)が左サイドを浮上
角度の厳しい位置ながらも、シュート(クロス?)を繰り出した
攻勢を強めるフロンターレ、伊藤選手(背番号2:DF)が大胆なオーバーラップ
飛弾選手(背番号26:MF)のパスを受け、自らクロスを繰り出す
大宮も次なる一手に出る、小林選手(背番号8:MF)のテクニックには要注意
この場面はフロンターレが一旦はボールを奪取したが
マギヌン選手(背番号11:MF)の不用意なパスが
大宮の選手の正面を突いてしまった
吉原選手(背番号9:FW)のシュートが、フロンターレゴールを襲う
ボールはやや勢いに欠き、相澤選手が慌てずに押さえ込む
ミスからピンチを招いたフロンターレだが、すぐに勢いを取り戻す
間接フリーキックの場面は、マルコン選手の左足が振りぬかれた
前半も10分程度は経過、大宮の最終ラインがボールをゆっくりと回す
緊張感の乏しさを中村選手が見逃さず、詰め寄ってボールを奪い取る
そのまま大宮ゴール前へ一気に浮上、我那覇選手(背番号9:FW)のパスを
豪快に右足を振り抜いた!
ボールは大宮ゴールへと突き刺さり、フロンターレが先制点を叩き出す
待望のゴールに、力強くタオルを振り回すサポーター
先制点で優位に立ったフロンターレ、冴えない大宮に対し更なる攻撃を仕掛ける
先制ゴールを挙げた勢いからか、中村選手の積極性が光る
大宮がクロスを繰り出すが、箕輪選手(背番号5:DF)がヘディングで弾き返す
こぼれ球を拾った飛弾選手が大宮のファウルを受け転倒
大宮の攻撃は流れが悪い、フロンターレの守備に焦りは無用
特に一対一の場面では強みを見せる
大宮がコーナーキックの場面を迎えた
フロンターレゴール前では激しい駆け引きとなるが
箕輪選手が冷静に弾き返す
箕輪選手のクリアボールは大宮に渡り、斎藤選手(背番号15:MF)がロングクロス
高いボールはトニーニョ選手(背番号4:DF)を頭をとらえた
佐原選手が体を押し付け、トニーニョ選手に自由なシュートを許さない
攻撃の手を緩めぬ大宮であるが、各選手が浮き足立った印象は否めない
組織性を欠く相手に、フロンターレの守りは慌てる必要も無い
着実な守備で守り抜き、徐々に流れを引き寄せる
・・・としたいところだが、互いに歯切れが悪い時間帯
不透明な展開を打破すべく、ゴール裏からは声援が響き渡る
時間が経過すれど、試合の変化が乏しい状況が続く
大宮へのマークを切らさねば、危険な状況にはなり難いが
フロンターレの好機も乏しい
フロンターレに気の緩みが生じたのか、大宮のサイド攻撃を受けてしまう
折り返したボールを懸命にクリアしようとするが
吉原選手に渡ってしまい、正面からシュートを浴びてしまう
大宮の攻勢が止まらない、佐原選手が久永選手を押し倒し
嫌な警告を受けてしまった
セットプレーの危機を控え、懸命に声を枯らすサポーター
フロンターレゴール前に緊張感が張り詰めたが、大宮のキックはミスに終わった
だが安心には程遠い、吉原選手がスルーパスから抜け出し
貪欲にシュートを繰り出した
相澤選手が冷静にセーブ、続くコーナーキックの危機も耐え抜いた
大宮の攻撃を無失点で切り抜けたフロンターレ
鬱憤を晴らすべく素早い連携、大宮ゴールへ押し戻す
高く浮いたパスに、マギヌン選手がフリーの体勢でヘディングシュート
マギヌン選手の鮮やかな一撃が、大宮ゴールへと吸い込まれた!
我慢を強いられたサポーターも大爆発、だがこれで終わらない
中村選手のパスを受け、ジュニーニョ選手が大宮ゴールへ急接近
手薄な大宮の守備を振り切り、放たれた一撃は
大宮ゴールへと滑らかに吸い込まれた
立て続けのゴールシーンに、サポーターも大興奮だぁ〜
3得点と大宮に大量リードを得たフロンターレ
前半の残り時間も限られた今、集中力の保持が難しい
大宮も必死の反撃体勢、吉原選手に対する佐原選手のマークが甘く
終了間際でシュートを許してしまう
大宮にコーナーキックを与えるも、ここも無失点で切り抜けた
程なく前半終了、大量リードを得ているも、アウェイの地で何が起こるか分からない
気持ちを改めて入れ直し、残る45分に挑みたい
3失点の惨状に、大宮サポーターはご立腹
引き上げる選手の背中に、「戦え大宮!」と声援を送っていた
ハーフタイムも過ぎ去り後半開始の時を迎えた
このすずしさは実にあり難い、普段の熊谷の気温であれば
この時点で憔悴し切っていてもおかしくない
フロンターレの両サイドが早速魅せてくれた
マルコン選手が巧みなトラップ、大宮の選手を振り切り鋭いクロス
右サイドからは飛弾選手が、シャープなクロスを放つ
ここでも伊藤選手が攻撃参加、大宮のペナルティエリア内へと突破を仕掛ける
守備も手薄になることなく、大宮の反撃を中盤で食い止める
ゴールを決めた影響だろうか、マギヌン選手のプレーに冴える
垣間見えた孤立感も薄く、かなり溶け込んだ印象
このままでは大宮も終われない、じわじわと浮上を図り突破口を探す
ミドルシュートを繰り出すも、フロンターレゴールにはおさまらない
飛弾選手がドリブル突破を図る、顔面には西村選手(背番号18:DF)の手が直撃
顔面を突かれた飛弾選手、さすがにこれは痛そうだ
ジュニーニョ選手もカウンターからシュートを披露
後は我那覇選手のシュートが見たい
攻撃の基点で絡む場面は少なくないが、ゴールの気配は薄い
大宮がカウンターの体勢、小林選手(背番号32:MF)のパスに緊張感が走る
吉原選手が飛び出すも、佐原選手が体を張ったスライディング
大宮がこのチャンスを掴むべく、総攻撃態勢に突入
フロンターレも堅守で対抗、3点リードの楽天的な雰囲気はピッチには皆無
箕輪選手が危険なパスをカット、守備の集中力も保たれる
大宮の猛攻を耐え抜いたフロンターレ
カウンターでジュニーニョ選手が、大宮ゴールへと急接近
大宮の守備は完全に手薄である、荒谷選手(背番号20:GK)の飛び出しも交わし
大宮ゴールにボールを流し込む!
試合を決定付ける4点目をゲット、ジュニーニョ選手も満面の笑顔
圧巻のゴールラッシュに、サポーターも喜びを爆発させた
大宮を猛然と攻め立てるフロンターレ
左サイドを強力に突破、大宮を再三突き崩す
谷口選手のヘッドはポストを直撃・・・、惜しくも撮影失敗
試合一方的展開となったが、ピッチ上の緊迫感は途切れない
激しい空中戦の応酬を経て、谷口選手が大宮ゴール前に詰め寄ったが
大宮の選手が足を伸ばしてクリア、僅かに及ばない
一矢報いたい大宮のシュートはクロスバーを直撃
続けて強引に押し込もうとしたが、フロンターレのDFの激しく抵抗
最後は大宮のファウルとなり、危機を免れた
危機の後にはチャンス有り
マギヌン選手のドリブルに、大宮の選手は誰もついてこない
マギヌン選手のクロスは、大宮ゴール正面のジュニーニョ選手を経由
反対側からを駆け上がってきた中村選手が、狭い角度からシュートを放つ
ゴール前のボールを、最後は我那覇選手がヒールで押し込んだ・・・と思ったら
その前に大宮ゴールを割っていた
ゴール前で中村選手が一礼、5得点にも落ち着きを保っていた
対するサポーターは大爆発、西武警察の応援歌とサイレン音が響く
久々のゴールラッシュに勢いは止まらない
バ〜モオオオオ、フロンターレ〜
バ〜モオオオオ、フロンターレ〜
オーオオ、オ・オ・才、オ・オ・オオ、オ・オ・才オ
ララララーラララーラララー、ララ〜ラ〜
大宮は攻撃参加の選手を増やし、1点でも取り返そうと必死の反撃
プレーが中断と同時に、中村選手が原田選手(背番号15:MF)と交代
先に交代をした井川選手(背番号4:MF)と共にピッチを奔走
圧倒的リードの状況でモチベーションを保つのは難しそうだが
数少ないアピールのチャンス、この機会を生かせるか
後半も残りは10分前後、勝利が濃厚となったサポーターは
タオルを豪快に振り回す
こうなると残るは我那覇選手、残された時間内でゴールを決められるか
マルコン選手が大宮のファウルを誘い、自らフリーキックを繰り出した
大宮ゴール前には谷口選手、今度こそゴールを奪えるか
大宮の圧力に耐え切れず、サイドに逃がしたボールを
我那覇選手が懸命に追いかける
大宮から完封勝利を狙うも、一矢報いられてしまう
だが、大量失点の大宮には焼け石に水
その後もフロンターレが大宮を圧倒、攻撃の手を最後まで緩めない
交代でピッチを去るマギヌン選手には、温かい拍手が贈られた
大宮も土壇場の意地、終了間際にミドルシュートを繰り出すものの
相澤選手がファインセーブでゴールを死守
その後のコーナーキックからのピンチも一丸で守り抜き
試合終了の瞬間を迎えた
大宮に大勝、優勝戦線へ踏みとどまった
次節の千葉戦はジュニーニョ選手が出場停止
得点力の低下が懸念されるが、代わる選手がやってくれるだろう(きっと)
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:相澤 DF:箕輪・佐原・伊藤 MF:飛弾・中村・谷口・マルコン・マギヌン FW:ジュニーニョ・我那覇 SUB:吉原・米山・井川・原田・今野・鄭・黒津 |
<フロンターレの選手交代> |
飛弾>井川(63分) 中村>原田(73分) マギヌン>今野(89分) |