浦和レッズ VS 川崎フロンターレ
〜 2006 J1 第28節 〜
日 時 | 2006年10月21日 16:03 | |||
試合会場 | 埼玉スタジアム2002(埼玉県さいたま市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 50,134人 | |||
試 合 結 果 | ||||
浦 和 | 1 | 前 半 | 1 | 川 崎 |
1 | 後 半 | 1 | ||
1 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
ワシントン | 36分 | 35分 | ジュニーニョ | |
ポンテ | 46分 | 50分 | 中村 憲剛 |
埼玉スタジアム2002へ到着
秋晴れの空の下、強敵浦和との決戦が目前に迫る
逆転優勝の望みを繋ぐには、絶対に負けられぬ試合
来場者には青新聞などが配布、応援準備は着々と整いつつある
ホーム側へと急きょ移動、浦和サポーターに囲まれつつ撮影を決行
選手がウォーミングアップで登場すると同時に
10周年記念のビッグフラッグが堂々と掲げられた
窮屈なエリアに囲まれたサポーター、遠目からでも闘志が伝わってくる
圧倒的な浦和サポーターの声援は迫力十分だが
フロンターレサポーターの熱狂的な叫びも、反対側に力強く響いてきた
選手入場と同時に、鮮やかな「F」の人文字が登場
場内のボルテージは最高潮、熱き戦いは火蓋を切って落とされた
フロンターレが先制攻撃を仕掛けてきた
森選手(背番号19:MF)がサイドを浮上
三都主選手(背番号8:MF)のプレッシャーに屈する事無く
ボールを折り返し、ジュニーニョ選手(背番号10:FW)の一撃を引き出した
浦和も反撃体勢に移る、圧倒的な破壊力を武器に競り合いに挑む
闘志と闘志が、ピッチ上で激しく交錯
試合開始から僅かにして、両者共に全力を振り絞る
浦和がフリーキックの場面を掴む、フロンターレゴール前には
ネネ選手(背番号5:DF)が空中戦に絡んできた
このピンチを断ち切ったフロンターレ、カウンターで反撃に挑むものの
浦和も素早く対応、中盤で潰されてしまった
浦和の厳しいマークを交わしつつ、チャンスを狙うフロンターレ
日本代表の我那覇選手(背番号9:FW)と
中村選手(背番号14:MF)には、浦和も警戒心を強めている
浦和がコーナーキックの場面
ネネ選手はもとより、「守備宣言」の
闘莉王選手(背番号4:DF)も空中戦に絡む
フロンターレの危機を前に、応援も緊張感を帯びてきた
ピンチを凌いだフロンターレ、浦和ゴール方面へと攻めあがる
スルーパスにジュニーニョ選手が反応するも、ネネ選手が体を挟み込む
続けてマギヌン選手(背番号11:MF)が突破、サイドからクロスを繰り出すが
我那覇選手のヘディングシュートは、ボールの芯をとらえない
攻撃の手を止めぬフロンターレ、ジュニーニョ選手のパスに
谷口選手(背番号29:MF)が反応
ここは闘莉王選手が立ちはだかる、ペナルティエリアへの侵入は失敗に終わる
フロンターレの攻撃は小休止、浦和がボールを繋ぎ圧力を加えてきた
フロンターレは守備に比重を割く、浦和のテクニックに動じず冷静に対処
ここでも高さは強力な武器、制空権は易々と与えない
浦和の攻撃を耐え抜いたフロンターレ
中村選手のロングパスはマルコン選手(背番号6:MF)へ
ボールを巧みにコントロール、浦和からコーナーキックのチャンスを得たぞ
マギヌン選手のコーナーキックが炸裂
ゴール前の攻防戦からボールが不安定に宙を舞う
中村選手がボレーで押し戻し、圧力を加えるフロンターレ
ここは浦和の堅守に阻まれた、直後に浦和の速攻を食らうも事なきを得た
一進一退の攻防戦、先制点を奪ったのは浦和であった
闘莉王選手のパスは、ワシントン選手へ到達
ワシントン選手へのマークが一瞬甘くなるや、グラインダーのシュートを許してしまう
最も警戒すべき選手に、まんまとやられてしまった・・・
この程度でサポーターの気持ちは揺るがない、応援は途切れる事無く続行
フロンターレは失点に動ずる事無く、程なく反撃体勢へ
ジュニーニョ選手のクロスは流れたが、マギヌン選手が諦めずに懸命に追う
タッチライン際で追いつき巧みなコントロール、コーナーキックのチャンスを掴む
コーナーキックは山岸選手(背番号1:GK)がキャッチ、せっかくのチャンスを生かせない
中村選手のロングパスに、我那覇選手が一直線に飛び出すが
三都主選手がいやらしいポジショニング
守備は不得手としても、簡単には破れない
中村選手がセンターラインを突破、森選手へパスを繰り出した
三都主選手が側面から妨害するも、ここは森選手が奮起を見せた
三都主選手を振り切り鋭いクロス、マギヌン選手が飛び込むも浦和がクリア
試合は幾分停滞の気配、それでもピッチ上の攻防戦は、緊張感が途切れない
浦和に押し込まれつつも、攻撃の手を緩めぬフロンターレ
積極果敢に攻めるシーンも多い、1点ビハインドの影響は微塵も感じない
程なくして絶好のチャンスが訪れた
縦パスに飛び出したマギヌン選手と山岸選手が、ペナルティエリア内で交錯
マギヌン選手がピッチに転倒、山岸選手に対し主審がイエローカードを掲げ
フロンターレがコーナーキックのチャンスを得た
前半も佳境の時間帯、同点に追いつく絶好の場面
熱狂的な声援の後押しを受け、ジュニーニョ選手のPKが炸裂!
ボールは浦和ゴールへと叩き込まれた、同点ゴールにサポーターのボルテージも急上昇
試合の流れはフロンターレへ傾いた、森選手が魂のドリブルを披露
慌てた浦和は三都主選手がスライディング
危険なタックルに、三都主に主審がイエローカードを掲げた
マギヌン選手のフリーキックが炸裂、厳しい角度からの一撃は
ファーサイドのクロスバーを直撃
こぼれ球を谷口選手が押し込みを図るが、浦和もワシントン選手が必死の守備
激しい攻防戦にへと突入、浦和がゴールを死守
前半終了の瞬間まで、ピッチ上は緊迫感に満ち溢れた
前半は1-1の同点で終了、見ごたえ満点の好勝負であった
興奮渦巻くスタジアム、ハーフタイムにも心地よい緊張感が保たれた
浦和サポーターの圧倒的迫力も、もはや恐怖には及ばない
程なく後半開始の時を迎えた
残り45分間、力の限り戦い抜くぞ!
フロンターレが早速先制攻撃・・・もつかの間
浦和も田中選手(背番号11:FW)が、フロンターレの背後を狙う
浦和がスローインで攻撃再開の場面
ピンチになれば大旗が揺れる、浦和の選手に視覚的妨害を誘う
前半と変わらぬ緊迫感がピッチを支配、中盤の競り合いも闘志がみなぎる
浦和がじわじわとフロンターレの隙をうかがう
ワシントン選手には寺田選手(背番号13:DF)が絡みつく
前半に引き続き、森選手の闘志が光る
浦和サポーターの盛大なブーイングにも、動揺の素振りを見せない
動と静の動きを織り交ぜ、三都主選手を振り切り鋭いクロス!
森選手のクロスを、中村選手が豪快に押し込んだ!
浦和サポーターがぶ然とする中、逆転ゴールの喜びに浸る選手たち
フロンターレサポーターも大興奮、勝利へ向けて準備は整ったぞ
・・・が、逆転ゴールで心に隙が生じてしまったのか
浦和の攻撃に守備が乱れたフロンターレ
クリアボールを拾われるや、山田選手(背番号6:MF)のスルーパス
最後はポンテ選手が抜け出し、痛恨の同点ゴールを食らってしまった
フロンターレの選手に何か揺らぎがあるのだろうか?
中村選手のフリーキックは、信じられない程大きくふかしてしまう
仮に動揺があるのならば、まずは冷静さを取り戻したい
ふと背後を振り返ると、盛大な拍手が響いていた
サポーターの願いが通じたのか、フロンターレが徐々に体勢を戻しつつある
マギヌン選手のフリーキックは、浦和ゴールの僅かに外を通過
浦和もセットプレーから絶好のチャンス
ポンテ選手のキックは、ファーサイドに飛び出した闘莉王選手に到達
マルコン選手のスライディングも届かず、絶体絶命の場面に陥るも
闘莉王選手のトラップミスに救われ、辛うじてピンチから逃れた
浦和が左右に揺さぶりをかける、田中選手が再三の突破を図ろうとするが
フロンターレの守備は崩れない、森選手の守備も集中力を保つ
最後はコーナーキックを与えてしまうが、森選手の闘志に盛大な拍手
浦和のコーナーキックは失敗に終わった
フロンターレがいよいよ反撃開始、闘莉王選手への対応も怠らない
フロンターレ闘莉王選手からボールを奪取、前線では我那覇選手がボールをキープ
ジュニーニョ選手とのコンビで浦和ゴールを襲う
時間は刻々と流れるも、場内の緊張感は高度にキープ
フロンターレの守備も集中力を保っている
森選手の気迫も素晴らしい、好守に手抜きは見られない
フロンターレはやや劣勢だが、時折チャンスを演出
我那覇選手のクロスボールに、マギヌン選手が飛び込んだ
しかし、浦和も小野選手(背番号18:MF)の投入効果か
攻撃に勢いが戻りつつある
直後に危険な場面が到来するも、吉原選手(背番号1:GK)が奮起
勇敢な飛び出しと正確なセーブ、浦和の決定機を封印
攻撃面では我那覇選手がミドルシュート?を繰り出した
小野選手の動きに、フロンターレの守備は困惑しているのか
浦和が隙を見計らいクロスを繰り出し、ワシントン選手が頭で折り返す
至近距離から小野選手が押し込み、浦和に決勝ゴールを許してしまう
・・・と覚悟したが、オフサイドの判定に救われた
後半も残すは10分前後、勝利を掴むべく応援にも気合がこもる
攻防戦を制したフロンターレがカウンターで浮上
ジュニーニョ選手が浦和ゴールへと迫り
最後は井川選手(背番号4:MF)が豪快にシュート
ボールは浦和ゴールのサイドネットを揺らした
激戦は両チームの選手を消耗させる
試合は残す時間は僅か、気力の戦いに突入しつつある
だが、途中交代の小野選手は要注意
サイドチェンジの精度も高い、彼を封じ込めぬと危険を招きかねない
浦和が土壇場で猛攻を仕掛ける、ワシントン選手に徹底マークのフロンターレ
クリアボールを小野選手にボレーシュートを放たれたが
ボールはゴール枠の外、辛くも失点を免れた
その後の浦和の攻撃も、フロンターレは一丸で守り抜いた
程なくタイムアップ、白熱の一戦は引き分けで幕を閉じた
90分間全力で戦い抜いた選手達に、温かい声援と惜しみない拍手が贈られた
浦和との勝ち点差は縮まらず、優勝の可能性は遠のいてしまったが
ひたむきな姿勢を貫いた選手たちに、心からのエールを送ります
最後まで全力で戦おう、優勝の可能性がある限り、シーズンが終わるその日まで
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:吉原 DF:佐原・寺田・伊藤 MF:森・中村・谷口・マルコン・マギヌン FW:ジュニーニョ・我那覇 SUB:相澤・米山・井川・鬼木・原田・西山・黒津 |
<フロンターレの選手交代> |
マルコン>井川(80分) |