2007 川崎フロンターレ
新体制発表会見&ミュージカル
2007年のスタートは、毎年恒例の新体制発表会
今年から一般サポーターの参加は抽選となったが、私は幸運にも当選
開場を待つサポーターの姿もご覧とおり
数年前には空席があったのが、信じがたい熱気である
開場と同時に、洗足学園大学 前田ホールの観客席がみるみる埋まる
2階席の手すり部分に、新入団選手を歓迎する横断幕が登場
着席してからしばらくすると、学生の華麗な演奏がスタート
トリニダード・トバコの楽器(名前は忘れた)が生み出す
エネルギッシュな音色に魅了
見事な演奏の後は、ふろん太君が登場
・・・と、何だか見慣れぬキャラクターを引き連れている
下の写真の中央に写っているキャラクターは
音楽のまちをアピールするマスコットで、現在名前を公募中とか
阿部孝夫川崎市長の挨拶に続き、スタジアムでお馴染みのファンファーレ鳴り響く
第1部のミュージカルは撮影不可であったが
学生さんの熱演に、場内から盛大な拍手が起きた
華麗なミュージカルが終わり、ついに発表会見のスタート
舞台にドライアイスがもうもうと立ちこめた
スポットライトの渦から人影が・・・、ふろん太君ではないか(爆)
首脳陣と新入団選手は、背後の入口から登場
スタンディングオベーションに吸い込まれるように、ゆっくりと階段を下りた
壇上に一同が揃い、発表会見がスタート
最初は武田 代表取締役社長が会見
冒頭に洗足学園大学への、様々な謝意を述べた
発言の概要は下記をご覧ください
= 武田信平代表取締役社長 発言概要 = <2006年の総括> 天皇杯は(5回戦敗退で)残念な結果であったが、ナビスコカップはベスト4、リーグ戦は準優勝と、素晴らしい成績を残すことが出来た。 選手たちは本当に良く頑張ったと思う。(フロンターレには)有名な選手はひとりもおらず、代表に選ばれた我那覇・中村・谷口選手らも入団時は無名の選手であったが、(彼らの努力をはじめ)非常に良く頑張った。 リーグ戦は2位で、ACLの出場権も得たので、(サポーターの)皆さんには胸を張って報告したい。 この成績は我々だけでなく、ファン・サポーター・川崎市民の熱いご声援・支持で取れた成績だと思うので、この場を借りて御礼申し上げたい。 <2007年シーズンについて> 9人の選手が新加入(うち1人は外国人)。昨年よりも2名増の33人体制とする。 人数を増やした理由はACLに参加するので、選手層を厚くするのが目的。スケジュール面では21日から合同練習を開始、23日から(宮崎の綾町での)第一次キャンプに入る。 <開幕戦について> 開幕戦は3月3日(土)、ホームゲームの予定。 対戦相手は「Jリーグから言っちゃイケナイ」と言われているので(場内笑い)、ちょとだけ言います(場内笑い)。 ヒントは「ウインタースポーツ」。いろいろありましたが・・・(以下一応自粛)。 <ホームゲームでの入場者数について> 昨年のホームゲームの一試合あたりの平均入場者数は14,340人。2005年シーズンと比較すると700名程度しか増えておらず、目標の15,000人に到達しなかったので、個人的には不満。 今シーズンの目標は17,000人を目標に頑張ってゆきたい。 今年からSA席を新設、屋根は無いがゆっくりと観戦して欲しい。Aゾーンは若干の値上がりとなったが、皆さんにはご了解願いたい。 シーズンチケットをお買い求めでなければ、是非購入願いたい。スタジアムに皆さんのお友達をつれてきて欲しい。 (観客数が増えて)スタジアムが満員になれば、川崎市全体が盛り上がる。スタジアムが満員の状態が続けば、阿部市長が屋根をつけてくれると思います(場内笑いと拍手)。 <今年のキャッチフレーズ> 「One for Goal , Goal for One」、「ひとりがみんなのために、みんながひとりのために」という意味。 ラグビーも世界でよく用いられるよい言葉。スポーツ全体に通じるものなので、利用させていただいた。 One for Goal:ひとりひとりの選手が、1点のゴールのために必死に執念を燃やして勝ち取ろう。 Goal for One:ゴールはNo1のため、つまりは優勝のため。優勝のためにみんなでフォローしよう。 (このキャッチフレーズには)かつての「Mind-1」の精神も込めてある。今まで以上に心をひとつにして、川崎の市民と心をあわせて共に戦いたい。 <今シーズンの目標> 3つのタイトル(リーグ戦、ヤマザキナビスコカップ、天皇杯)のうち、少なくともひとつはタイトルを取りたい。 ACLは予選突破を目前の目標としたい、それを踏まえた上でアジアのチャンピオンとなり、トヨタカップに出場したい。 |
= 福家三男常務取締役強化本部長 発言概要 = <昨年の総括> リーグ戦2位、ナビスコカップ3位、天皇杯は(5回戦敗退と)残念な結果であったが、1年を通じ創立10周年に相応しい結果で、個人的に満足のゆく結果と思う。 (昨年の成績は)関塚監督を中心に選手の努力、そしてサポーターの声援と支援の賜物、感謝を申し上げたい。 <今年の体制> 武田社長の発言のとおり、トップチームのメンバーは33人体制とする。ACLとオリンピック予選を踏まえて増員とした。 スタッフは1人退団。関塚監督との契約延長も実現し、継続的なチーム強化を図る体制が取れたと確信している。 <補強ポイントについて> 強化の基本的なポイントは、各ポジションで2〜3人以上の拮抗した選手が高い(次元での)ポジション争いをすることで、チーム及び各個人の成長を促す狙い。 昨年の結果と分析を踏まえ、今年の補強ポイントを以下の3点に絞った。 1.GKとDFの連携の強化 昨年の失点は55であったが、決してGKやDFの個々の問題ではなく、更なるステップアップのためには GKとDFの連携強化が必要。 名古屋からGKの川島選手を獲得、守備範囲も広く(以下、よく聞き取れず)、DFのリーダーとも なり得る大型GK。 2.サイドアタッカーの充実 左サイドの充実を図るのが目的。マルコン選手が退団したので、ブラジルのクルゼイロから フランシスマール選手(22歳:MF)を期限付きで獲得。 172cmで左利きの選手。特徴はスピードに乗ったドリブル突破、左サイドのスペシャリストとして 期待できる。 来日は1/20の予定。 3.ACLの参戦、日本代表とのスケジュール調整 MFの補強が中心。ACLと日本代表の過密日程を考慮し、MF5名を補強した。 ボランチには磐田から河村選手、仙台から村上選手、柏から落合選手をそれぞれ獲得。 3選手とも試合経験が豊富で、技術レベル・戦術眼が高く期待できる。 攻撃的MFでは東京Vから大橋選手、国士舘大学から養父選手を獲得。この2選手に関しては 非常に高い個人技術を生かした突破が、強化の狙い。 その他、新卒選手に関する説明。潜在能力の高さをアピール。 新加入の9選手にはフロンターレに新たな旋風を巻き起こすのを期待したいし、フロンターレが更に一歩前進するための戦力が整ったと確信している。 <最後に> J1 3年目、ACLを含めた4つの大会に、全戦力を集中しながら関塚監督を中心に、チーム一丸となって戦う。 「みなさんと共に戦うフロンターレ」、是非等々力で熱い熱い声援を贈って欲しい。 |
= 関塚隆監督 発言概要 = <昨年の総括> クラブ一丸となりシーズンを戦い、サポーターのみなさんから力強い声援のもと、結果としてリーグ戦準優勝をおさめる事が出来た。 クラブ創立10周年の節目であったが、非常に満足のゆくシーズンを終えたと思う。1年を通して我々の力を発揮出来たシーズンと思う。 戦術についてもカウンター一辺倒ではなく、しっかりとボールをキープした試合で、勝利をおさめられるようにチーム力がアップしたと思う。 アウェイでの勝率を上げるべく、みんなで克服を重ねた。アウェイで勝てるようになったのが、好成績に繋がったと思う。 <今シーズンの抱負について> 節目の10周年を終えて、更にステップアップした川崎フロンターレになるために大事なシーズン。 タイトルを勝ち取るための戦いをしたい。昨年のナビスコカップは、タイトルを取りたい気持ちで望んだが準決勝で敗れ、天皇杯では苦杯をなめさせられた。 今シーズンは3つの大会の中で、チーム一丸となりタイトルを取りたい。 ACLは一次リーグ突破、二次リーグ進出を目標に前半戦を戦いたい。過密日程の中での戦いが続くが、新戦力と共に目標に向かい力強く進んでゆきたい。 <最後に> ホームを含め、全ての試合で勝ちたい。等々力を是非みなさまの力で満員とした戦いを、選手と共にしたい。 みなさまには一層の応援をよろしくお願いしたい。 |
= 2007 川崎フロンターレ 背番号一覧 = | |
1:川島 永嗣(GK) 2:伊藤 宏樹(DF) 3:佐原 秀樹(DF) 4:井川 祐輔(DF) 5:箕輪 義信(DF) 6:河村 崇大(MF) 7:黒津 勝(FW) <<< 注目!!! 8:フランシスマール(MF) 9:我那覇 和樹(FW) 10:ジュニーニョ(FW) 11:マギヌン(FW) 12:サポーター 13:寺田 周平(DF) 14:中村 憲剛(MF) 15:原田 拓(MF) 16:鄭 大世(FW) 17:落合 正幸(MF) |
18:飛弾 暁(MF) 19:森 勇介(MF) 20:養父 雄二(MF) 21:相澤 貴志(GK) 22:植草 裕樹(GK) 23:久木野 聡(FW) 24:大橋 正博(MF) 25:鈴木 達矢(MF) 26:村上 和弘(MF) 27:都倉 賢(FW) 28:杉山 力裕(GK) 29:谷口 博之(DF) 30:木村 祐志(MF) 31:西山 貴永(FW) 32:大久 保将人(DF) 33:薗田 淳(DF) 34:杉浦 恭平(MF) |
お断り:当ページは筆者が新体制発表会見を見た内容を元に記載しています。情報の不備・誤り等がある可能性があるため、その点はご容赦ください。