川崎フロンターレ VS 鹿島アントラーズ
〜 2007 J1 第1節 〜
日 時 | 2007年3月3日 15:02 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 曇り | |||
観 客 数 | 20,295人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 1 | 前 半 | 0 | 鹿 島 |
0 | 後 半 | 0 | ||
1 | 計 | 0 | ||
得 点 者 | ||||
マギヌン | 21分 |
2007シーズン、開幕の朝を迎えた
選手入場時に掲げるビニールパネルの設置作業に参加
試合開始前にして、早くも足腰が張り気味だ
開幕の興奮はそこそこに、久々の等々力の風景をチェック
新たな巨大横断幕が登場、フロンターレ神社のふろん太君も
メインスタンド裏のガンプラエリアも、密かにリニューアル
ついでに独断と偏見でパンチ丼、等々力の味とくればこれである
・・・むむっ、今日は米が柔らか過ぎ、つゆの量が少ないぞ
場内はさながら満員の様相、通路もごった返してる
感慨もそこそこに、格闘家 山本 "KID" 徳郁選手の始球式が
始まろうとしている
ピッチに登場の山本選手、柔らかなキックでシュートを決めた
サポーターから受け取った日の丸の寄せ書きを抱え
「胸が熱くなった」と語っていたのが印象的
気持ちが一気に高まる中、キックオフは目前である
選手入場と共に、ビッグフラッグとパネルが一斉に掲揚
盛大な熱狂に包まれながら、熱戦は火ぶたを切って落とされた
開始早々、鹿島が先制攻撃を仕掛けてきた
不意を突かれた格好のフロンターレ
中村選手(背番号14:MF)らが、鹿島のボールを懸命にカット
鹿島が早々にコーナーキック、選手とサポーターに緊張感が走る
このピンチは鹿島のミスに救われ、ゴールキックで再開
続けて中盤で激しい攻防戦、序盤から激しい競り合いを演ずる
鹿島が鋭いクロスを繰り出すも、川島選手(背番号1:GK)がキャッチ
フロンターレも積極性を見せつける
トップ下のエリアではマギヌン選手(背番号11:MF)が盛んに絡む
フランシスマール選手の離脱で、スタメンに抜擢の村上選手(背番号26:MF)
J1の舞台の緊張感は薄いのか、鹿島の選手と互角に渡り合う
直後にフロンターレはシュートを繰り出したが
ボールは曽ヶ端選手(背番号21:GK)の正面を突く
鹿島が再びフリーキックの画面を迎えた
長身のファボン選手(背番号5:DF)が突入するも
川島選手が両腕を伸ばし、安定感溢れるセーブを見せた
盛大な声援の後押しに乗り、フロンターレが両サイドを攻め立てる
だが、鹿島の4バックは侮れぬ存在
攻守の切り替えも早く、易々と突破は図れない
鹿島も両サイドを軸に攻撃を仕掛ける
だが、フロンターレの守備は冷静さを保つ
寺田選手(背番号13:DF)を中心に、安定度の高い守備で防御
続けて森選手(背番号19:MF)が右サイドを浮上
一瞬の隙を狙い低いシュートを繰り出すが、ゴール枠の外側を通過
鹿島の攻撃は小休止、フロンターレに主導権が傾きつつある
ただ、我那覇選手(背番号9:FW)のマークは実に厳しい
常にマーカーを配され、持ち味は封印されてしまう
フロンターレの守備面での不安は、素人目には余り感じない
伊藤選手(背番号2:DF)も長身を生かした守備で
鹿島の攻撃を早い時点で断ち切る
カウンターからのサイド攻撃もしっかりと追随
鹿島に決定的な機会は与えない
両者共に決定機を欠く、こう着状態を打破するのは誰なのか?
そんな矢先に、フロンターレが中盤から切り返す
ボールは左サイドの村上選手
鹿島サポータを背後にしつつ、シャープなクロスを繰り出した
逆サイドにはフリーのマギヌン選手
豪快なヘディングシュートが、鹿島ゴールに突き刺さる!
2007シーズン初ゴールに、サポーターも大興奮だぁ〜
ラララララ〜、マギヌンゴールー
マギヌンゴール、オオオオー
・・・すいません、最高の場面で電池切れが発生し
最高の場面を取り逃しました(爆)
場内が興奮に包まれる中、鹿島がコーナーキックの場面到来
興奮は一気に冷め、フロンターレゴール前に緊張感が訪れた
ゴール前の混戦を制したフロンターレ
森選手が大きく蹴り出し、このピンチを断ち切った
鹿島が最終ラインで、しばしボールを回し続ける
攻撃を一向に仕掛けぬ鹿島に対し
フロンターレサポーターは「焦らし」と解釈したのか
激しいブーイングで対抗する
じりじりとボールを繋ぐ鹿島、突如中央に割って入る
フロンターレの守備も止めに入るものの
「焦らし」にリズムが乱れたのか、サイドにボールを振られてしまった
鹿島のクロスボールが、フロンターレゴールを襲う
クロスボールは、川島選手がボールを手中に収めるも
鹿島が続けてコーナーキックの場面を迎える
フロンターレゴール前に緊張感が張り詰めるも
この場面も鹿島のミスに救われた
ボールは最後にゴールラインを割り込み
フロンターレのゴールキックでプレー再開
フロンターレが意欲的に攻め立てる
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)のシュートは
曽ヶ端選手の正面を突いたが
勢い溢れる展開に、応援も更に迫力を増してきた
鹿島が繰り出したパスに、マルキーニョス選手(背番号18:FW)が抜け出した
伊藤選手があわや抜かれそうになるも
この場面は川島選手が魅せてくれた
ゴールエリアから果敢に飛び出し、ボールを強くはじき返した
川島選手の勇気に触発されたか、フロンターレが守備の集中力と取り戻す
・・・と思ったのもつかの間、鹿島の選手に対するマークが微妙に甘い
本山選手(背番号10:MF)にノーマークの状態から
シュートを許してしまう
前半も残り時間は限られる、そろそろ追加点のきっかけが欲しい
マギヌン選手へのマークは実に厳しく、易々とシュートも放てない
フロンターレは時折、最終ラインの選手が大胆な浮上を見せる
村上選手も痛快なミドルシュートを披露
その後は鹿島が反撃を見せたものの
最後はセットプレーのチャンスを潰してしまった
前半はフロンターレが1点リードで終了
ハーフタイムはバックスタンド裏コンコースにて
見事なリフティングショーを堪能
しかし、バックスタンド裏の通路の混雑は凄まじく
普段なら2分程度で到着するつもりが、3倍程度の時間を要したか
リフティングショーの終了から間もなく、観客席から新応援歌が流れてきた
ピッチを見渡すと、とうに後半が開始されているではないか
慌てて観客席に戻り、撮影と応援に急いで復帰
1点リードでは物足りない、後半の爆発を期待すべく
カメラを構えると、鹿島のコーナーキックの場面であった
フロンターレゴール前は、直後から激しい攻防戦に突入
鹿島のパワープレーに、フロンターレは忍耐を強いられる
鹿島のセットプレーを、無失点で切り抜けたフロンターレ
直後、怒涛のカウンターからコーナーキックのチャンスが到来
高まる追加点の気配に、応援も一気にヒートアップ
サポーターの熱気の後押しを受け、マギヌン選手のコーナーキックが炸裂
直後のマギヌン選手のクロスは、ファボン選手の肘を直撃
ハンドだ!・・・残念ながら故意のプレーとは認定されず
前半に引き続き、両者体を張ったプレーの応酬
両チームの選手が頻繁に接触(当たり前だが)
選手がピッチ上に崩れ落ち、プレーの中断も少なくない
今や堂々たる日本代表、中村選手の視野も冴えているようだ
鹿島の選手を引き付け、左サイドのマギヌン選手にボールを供給
フロンターレが鹿島を攻め立てる、マギヌン選手のジャンプも豪快
中村選手からのスルーパスを受け
我那覇選手が鹿島ゴールに急迫
追加点の期待を抱かせるも、無念にも曽ヶ端選手のセーブに遭遇
両サイドの動きも見逃せない
森選手も守備に奮闘、新井場選手(背番号7:DF)からボールを奪取成功
ボールは中村選手を経由し、逆サイドの村上選手へ託された
続けて、ジュニーニョ選手と中村選手の連携が冴える
ジュニーニョ選手のパスに呼応し、中村選手が中盤から飛び出した
鹿島ゴールへ一気に詰め寄るや、曽ヶ端選手らを引きよせ
ジュニーニョ選手の足元へ、ラストパスを繰り出した
だが、不幸にもボールの勢いが強すぎたか
至近距離のシュートを外したジュニーニョ選手、思わず天を仰いだ
好機を逸したジュニーニョ選手だが、攻撃意欲は旺盛そのもの
スピードに乗ったドリブルを披露、シュートも実に小気味よい
鹿島も反撃を怠らない、再三に渡りフロンターレゴール前にボールを供給
だが、最後に詰める選手が乏しく
フロンターレの守備を脅かすには至らない
川島選手とDFの役割分担も明確なのか
際立って危ない場面は・・・、私には見出せない?
(実際にはシュートがポストに激突したようだが)
追加点が欲しいサポーター、両腕を大きく揺らしている
サポーターの気配を察するように、ジュニーニョ選手が豪快なドリブルを披露
曽ヶ端選手の攻守に阻まれたが、コーナーキックのチャンスを得たぞ!
コーナーエリアに向かう中村選手、サポーターの気合も俄然アップ
ドリブルでゴールラインへ急接近、再びコーナーキックを得たぞ!
レッツゴー、レッツゴー!
レッツゴー、レッツゴー!
サポーターのボルテージも最高潮、高まる熱気の中、中村選手のキックが炸裂!
箕輪選手が混戦に飛び込むも、鹿島の守備に狙いを見抜かれてしまった
一度は鹿島が反撃に移るも、フロンターレが再び前線へ
箕輪選手も後から追随、ここは鹿島の守備に阻まれたが
鹿島にプレッシャーを与えるには十分
攻撃の手を緩めぬフロンターレ、森選手の奮闘からコーナーキックをゲット
中村選手のキックは谷口選手を狙ったようだが
惜しくも谷口選手には届かない
後半も半分経過するも、フロンターレが試合の主導権を握る
箕輪選手も随所で攻撃参加、鹿島は焦っているのか、ラフプレーが再び目立ってきた
裏返せばこの時間帯は、フロンターレのチャンス
中村選手にもフリーキックの場面が到来、シャープなキックを披露
マギヌン選手のロングパスに、我那覇選手が反応
精悍な表情を浮かべ、必死に追いかけたものの
曽ヶ端選手がセーブ、あと一歩及ばなかった
鹿島の守備に甘さが露呈、森選手が悠々とクロスを放つ
逆に悠々とし過ぎたのか、パスの先には誰も選手がいなかった
互いに決定機を欠く中、後半も残り時間は限られる
・・・と、ジュニーニョ選手と岩政選手(背番号3:DF)が接触し、プレーが中断
岩政選手が主審に異議を唱えたのか、主審がイエローカードを提示
都合2枚目の警告を受け、岩政選手は退場処分となった
数的優位に立ったフロンターレ、残り時間も少なく勝利は濃厚か
・・・いや、なぜか数的優位を感じない
後がない鹿島が総攻撃を展開、フロンターレは土壇場で忍耐を強いられる
鹿島の総攻撃を耐えるべく、必死に声を枯らすサポーター
ピッチ上の選手達も懸命に防御、何とかピンチを断ち切った
後はしたたかに時間を消費、谷口選手が無理に攻め込まず
長時間ボールをキープし、残り時間を大幅に減少させた
鹿島の抵抗を振り切り、試合終了の時を迎えた
開幕戦を勝利で飾ったフロンターレ
開幕前の下馬評とは異なり、圧倒的な攻撃力を見せつけるには至らぬも
勝負強さに磨きがかかったのか、勝ち点3を確実にものにできた
今日のような試合運びが出来れば、先行きは割と明るいのかなぁと
「満足」はともあれ、「納得」の一戦と感じました
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:川島 DF:伊藤・寺田・箕輪 MF:谷口・中村・森・村上・マギヌン FW:我那覇・ジュニーニョ SUB:相澤・佐原・落合・西山・大橋・鄭・黒津 |
<フロンターレの選手交代> |
村上>西山(86分) 我那覇>鄭(89分) |