浦和レッズ VS 川崎フロンターレ

〜 2007 J1 第7節 〜



日   時 2007年4月21日 16:03
試合会場 埼玉スタジアム2002(埼玉県さいたま市)
天   候 曇り
観 客 数 50,531人
試  合  結  果
浦   和 0 前  半 0 川   
1 後  半 2
     
     
     
1 2
得   点   者
堀之内 聖 64分   50分 我那覇 和樹
      56分 マギヌン


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4月最大の攻防戦、昨年のリーグ覇者
浦和レッズとのアウェイでの一戦を迎える
混雑が予想されるため、開門4時間前に到着
早起きして睡魔もあり、付近の芝生でひと眠り




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開門と同時に応援準備、戦いを控え気合がみなぎる
その前に前座試合、浦和VS川崎のU−13戦










全力で戦う若きイレブン、健闘もむなしく浦和に5-0と敗戦
残念だったけど、次も頑張ろう




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キックオフまで1時間を切り、場内に緊張感が一層みなぎる
選手たちがピッチに登場すると、数多の旗が掲げられた
強風になびく旗は、遠目からでも迫力十分
圧倒的な浦和サポーターと比較しても、一歩も引けを取らない




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キックオフの時が目前に迫る
選手入場と同時に、カラーパネルが一斉に掲げられ
スタジアムの一角に、ホーム等々力の雰囲気を再現させた




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両チームのボルテージが高まる中、試合開始のホイッスル
先制攻撃を仕掛けたのは浦和、右サイドを崩しコーナーキックを連発
直後の浦和のセットプレー、序盤の危機を無失点で切り抜ける




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森選手が負傷で不在のフロンターレ
浦和はサイドを弱点と見たのか、右サイドを重点的に攻め立てる
ワシントン選手(背番号21:FW)が深い位置からクロスを放つが
川島選手(背番号1:GK)がキャッチ






3トップの布陣で挑むフロンターレ
我那覇選手(背番号9:FW)が強いパスを追うも
タッチラインを割り込んだようだ









浦和の厳しいマークの中、フロンターレが中盤のボールをキープ
右サイドに叩いたボールは、小野選手(背番号8:MF)が守備に入るも
村上選手(背番号26:MF)が追随、ライン際でボールを奪い返す!




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この場面は村上選手が魅せた、小野選手のお株を奪うクロスを放つ
浦和のクリアボールはタッチラインを割り、その後は浦和がクリアしたが
ボールは再び村上選手の足元、豪快なミドルシュートを繰り出した




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バックラインからのロングボールは我那覇選手へ
懸命に追いかけるも、阿部選手(背番号22:DF)に阻まれた
続けて中村選手(背番号14:MF)が流れに乗ってパスを放つも
我那覇選手の背後に浦和の選手、ボールに触れさせてくれない




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浦和の高度な連携が光る、不調ながらもワシントン選手の存在感は大きい
浦和のきめ細かい繋ぎに苦慮するフロンターレ
ポンテ選手(背番号10:MF)に対し、中村選手がファウルを犯す
浦和にゴール真正面の位置で、セットプレーの危機を迎えた




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浦和の間接フリーキックの場面
ポンテ選手が軽く蹴ったボールを、山田選手(背番号6:MF)がシュート
カーブを描いたボールは、川島選手が落ち着いてキャッチ




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フロンターレがカウンターを仕掛ける
我那覇選手が浦和の選手を振り切りシュート
ゴール前の混戦に谷口選手(背番号29:MF)が挑むも
長谷部選手(背番号17:MF)へのファウルとなり、チャンスを逃してしまう




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浦和が攻勢を強めて来た、卓越した連携にフロンターレは守勢を強いられる
小野選手が隙を見逃さずシュートを披露、ボールは川島選手が懸命のセーブ
弾いたボールはポストぎりぎり外側を通過、辛くも先制点は免れた




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続けて浦和がコーナーキックの場面
こぼれ球を小野選手がセンタリングを放つが、川島選手が空中戦を制す




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直後にフロンターレがカウンターに移るも、短時間で終わってしまう
鈴木選手(背番号13:MF)のロングクロスが襲うも
川島選手のセーブは安心感が高い




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フロンターレは右サイドを展開
谷口選手からジュニーニョ選手らを経由し、逆サイドの村上選手へ
シャープなクロスは、谷口選手の頭をとらえた




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浦和が怒涛のカウンター、安部選手のクロスがフロンターレゴール正面へ迫る
ワシントン選手が貪欲にゴールを狙うが、寸前で伊藤選手(背番号2:DF)が防御
関塚監督も激しく動く、プレーの合間を見計らい指示を送る




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ピッチ上は激しい応酬が絶えない、浦和の質の高い攻撃に油断は許されぬ
フロンターレはトップ下でマギヌン選手(背番号11:FW)が奮闘
我那覇選手にスルーパスを放つが、浦和のガードに阻まれた




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フロンターレにフリーキックの場面が到来
漂うゴールの気配に、フロンターレサポーターの声援に熱気が帯びる




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浦和ゴール前は混戦へともつれ込んだ
最後は浦和の選手同士がぶつかり、ボールがゴールラインを割ったに見えたが
主審の判定はゴールキック、腑に落ちぬ判定にブーイングが沸き起こる




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ピッチ上に強風が舞う中、両者の激しい攻防は続く
浦和は長谷部選手の貢献度が高い、攻守で要所に絡んでくる
強烈なミドルシュートは、フロンターレゴールから反れて助かった




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浦和のフリーキックは、フロンターレゴール正面で待ち受けるワシントン選手の元へ
フロンターレは伊藤選手が体を挟み、シュートの体勢に持ち込ませない




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後半も30分を経過すると、浦和が攻撃の主導権を握る
狭い空間での素早い連携が光り、昨年覇者の風格を感じさせる
対するフロンターレは守備に集中、ゴール前を固め猛攻にひたすら耐える




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浦和の猛攻を耐え抜いたフロンターレ、村上選手のフィードで反撃なるか
左サイドから突破口を探すフロンターレであるが
浦和のマークに苦慮、マギヌン選手へのパスも小野選手が妨害




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小野選手のクリアはタッチラインを割り、フロンターレがスローインでプレー再開
コーナー付近では二対二の攻防、浦和からボールを奪い村上選手のクロス
直後にフロンターレはセットプレーを得たが、目立ったチャンスには至らず




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前半も残り時間は限られる、浦和サポーターの分厚い声援が場内に響く
幾分押されがちのフロンターレにチャンスが到来
ジュニーニョ選手のパスを起点に繋ぎ、ボールは我那覇選手の元へ
一瞬浦和に阻まれそうになるも、力強いシュートを繰り出した!




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至近距離からのシュートは、都築選手(背番号21:GK)の好セーブに阻まれた
フロンターレがこぼれ球を懸命に拾う
マギヌン選手が空中戦に挑むが、そのあとの選手が続かない




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前半の猶予もごく僅か、フロンターレは最終ラインを引き上げ攻勢を強める
黒津選手(背番号7:FW)が浦和の背後を飛び出すが、オフサイドの判定
ジュニーニョ選手の守備網も厳しく、持ち味のスピードは封印されがち




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ロスタイム前後ともなると、肉弾戦の様相を強めた
両者ゴールを挙げることなく、やがて前半終了の時を迎えた
期待を裏切らぬ攻防戦、浦和が幾分優勢ながらも
先が読めぬ展開に、一瞬たりとも目を離せない




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ピッチに薄日が差し込み、夕暮れ時が伝わってくる
浦和の選手に遅れること、フロンターレの選手がピッチに登場
固く円陣を組み、後半開始の時を迎えた




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先制攻撃を仕掛けたのはフロンターレ、黒津選手が縦への飛び出しを図る
浦和の背後を突く目論見も、寸前で浦和DFに潰されてしまう




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フロンターレは最終ラインを積極的に引き上げるが・・・、浦和にボールを奪われた
浦和が手薄な左サイドを浮上、小野選手にクロスを放たれるも
寺田選手が渾身のクリア、浦和にフィニッシュを許さない




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浦和のコーナーキックをしのいだフロンターレ、一気にカウンターに突入だ!
だが、カウンターは浦和が早々にカットされてしまった




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逆に浦和が攻勢を強める、永井選手(背番号9:FW)がドリブルを仕掛けてきた
伊藤選手が振り切られそうになるが
寺田選手が見事なフォロー、永井選手からボールを奪還する




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浦和の勢いは止まらない、手薄なエリアがあれば一気に突かれてしまう
この場面もクロスを放たれてしまうが
フロンターレゴール前には川島選手の姿、最後の砦となりゴールを明け渡さない




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中盤を素早く繋いだフロンターレ、黒津選手が浦和ゴールへと迫る
激しいマークでバランスを崩しつつ、繰り出されたクロスに
我那覇選手が体を滑らせ、浦和ゴールへとボールを押し込んだ!




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我那覇選手の今季初ゴールが、浦和ゴールへと吸い込まれた
待望の先制ゴールに、大歓声に包まれ
タオルマフラーと大小の旗が、一斉に力強く振り回された
オーオオオー、LOVEかわさき
俺達と共にいこうぜ〜
オーオオオー、LOVEかわさき
ラーララララララララ・・・
俺達の想いは〜、誰よりも熱く〜
青黒に、光る星とともに
FootBall Together かわさき〜





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ピッチ上ではプレーが再開、ワシントン選手への警戒心を絶やさない
浦和の厳しいマークにュニーニョ選手が倒れ、セットプレーのチャンスが到来
中村選手のフリーキックは、僅かに浦和ゴールの外を通過




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なおも激しい攻防合戦、浦和に広大なスペースを与えたフロンターレ
浦和はポンテ選手が一気のドリブルからクロスを披露
続けてコーナーキックの場面、フロンターレは窮地に立たされてしまう




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フロンターレは絶体絶命の場面を迎えるも、川島選手が渾身のパンチ
浦和の守備が整わぬ間に、フロンターレが一気に最前線へ迫る




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ジュニーニョ選手の動きが止まり、浦和DFとにらみ合う
・・・と、一瞬の隙から繰り出したクロスに
マギヌン選手が正面からダイレクトで蹴り込んだ!




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フロンターレの2点目が鮮やかに決まった、マギヌン選手も得意のダンス
サポーターも更にヒートアップ
アウェイ浦和戦初勝利へ向け、ボルテージも急上昇だ〜
ラララララ〜、マギヌンゴールー
マギヌンゴール、オオオオオ〜





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歓喜に浸ってばかりはいられない、浦和がフリーキックの場面を迎えていた
ボールは我那覇選手がクリアしたが、依然として予断は許されない
浦和サポーターの声援も衰えない、危機はなおも続いている




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フロンターレがコーナーキックのチャンスを掴む
浦和サポーターの厳しいプレッシャーを浴びつつも、貪欲に攻めるフロンターレ
2点では満足に程遠い、次のゴールを奪うべく攻撃の手を緩めない




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ワシントン選手がドリブルで迫る
フロンターレは村上選手と箕輪選手(背番号5:DF)で挟み打つ




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2点リードを許す浦和だが、焦りの色は感じない
左右へボールを積極的に振り、フロンターレへの揺さぶりは怠らない
小野選手がミドルシュートを放つが、大きく反れた




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浦和の攻撃がなおも続く、永井選手は伊藤選手がしっかりとカバー
ワシントン選手の苛立ちも隠せない
冷静さが失せれば、即ちチャンスの到来であろう




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だが、勝手な期待が通じるわけもない
ワシントン選手が力強いドリブル、浦和がコーナーキックのチャンスを得た
目の前のカメラマンが、一斉にフロンターレゴール前へと焦点を合わせる
何ら根拠は無いが、嫌な予感が漂ってくる




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ポンテ選手のコーナーキック、ゴール前の混戦からフロンターレがクリアに入る
だが、ボールはいつしか永井選手の足元へ
振り向きざまに放たれたクロスに、堀之内選手(背番号20:DF)強引に割って入る




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フロンターレはボールをかき出そうとするも、ボールはゴールラインを割り込んでいた
堀之内選手の気迫のヘッドで、浦和が1点差に追い付いた




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浦和が息を吹き返す、長谷部選手へ対する
伊藤選手のスライディングは、足を直撃して警告を受けてしまう
直後にフロンターレはセットプレーのピンチ
追加点を与えてならぬものかと、ゴール裏の大旗が激しく揺れる




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ポンテ選手のキックは、川島選手の正面を突いた
フロンターレもカウンターで浦和ゴール前へ
しかし、マギヌン選手へのマークは相当厳しい
直後に浦和も反撃開始、ワシントン選手の突破を封じるべく
伊藤選手が立ちはだかる




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試合の流れは浦和に傾く、半ば一方的な展開になりかねない
フロンターレの最終ラインは体を張り、浦和の攻撃を食い止める
・・・しまった、ポンテ選手のクロスが襲いかかる!




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ボールはワシントン選手が頭で落とし、寺田選手を振り切りシュート
至近距離からの一撃は、フロンターレゴールの外側へ切れた




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激しい攻防戦は選手たちを摩耗させる、黒津選手と谷口選手が次々とピッチの外へ
依然として苦しい状況の中、サポーターは力強い声援を送る
埼玉スタジアムでの初勝利に向け、ゴール裏の緊張感は保たれる




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浦和は永井選手がドリブルで飛ばす、箕輪選手がスライディングで鮮やかにカット
それでも浦和が攻撃を支配、長谷部選手がサイドに叩いたボールからクロスが襲う
伊藤選手が必死のダイブ、辛うじてゴールラインへボールを逃す




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コーナーエリアに立つ浦和の選手に
フロンターレサポーターは激しいブーイングを浴びせる
コーナーキックの危機は一旦逃れるも、浦和が依然とボールを支配
左サイドを長谷部選手が浮上、絶妙のクロスがフロンターレゴール前へと迫る




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ワシントン選手がヘッドでねじり込む!
至近距離からの一撃は・・・外れた




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浦和の攻撃は止まらない、関塚監督も興奮の表情を隠せない
後半も刻々と時間を消費、浦和がセットプレーのチャンスを得た
ペナルティエリア内のボールに、永井選手と河村選手(背番号6:MF)が必死の攻防




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浦和の猛攻を懸命に耐えるフロンターレ、一心不乱に守り抜く
鈴木選手のミドルシュートは・・・、川島選手が片腕で弾き出す




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浦和がコーナーキックの場面へ突入
ブーイングが交錯する中繰り出されたボールは・・・、浦和の選手の足元へ到達
ゴール前の危険なボールは、最後は川島選手が地面に抑え込む
ワシントン選手の強引な突破も、勇敢に飛び出しこぼれ球を抱えた




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果てしない死闘は、後半ロスタイムに突入
浦和の攻撃に体を張り、幾度と止めるフロンターレ
ワシントン選手のヘディングシュートは・・・、大きく浮かして命拾い
残り時間が僅かとなったサポーター、両腕を突き出し最後の応援に突入する




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ワシントン選手が猛然と迫るが、周囲にフォローの選手は不在
突進を止めたフロンターレ、最後は村上選手が大きく蹴り戻す
フロンターレはじっくりとボールを回し、残り時間の浪費に移る




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早く試合が終わらぬものか・・・、期待と不安が交錯するゴール裏
主審が腕を大きく上げ、試合終了の瞬間が訪れた
その瞬間ホーム側のサポーターは沈黙、アウェイゴール裏は大興奮に包まれた




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歴史的勝利に酔いしれる選手とサポーター
この瞬間まで何年間も、悔しい思いに苦しめられたか・・・
過酷なアウェイ浦和戦、一丸で掴み取った大きな勝利
この感動をそっと胸に秘め、次なる戦いへ挑みます



<フロンターレの出場メンバー>
GK:川島
DF:箕輪・寺田・伊藤
MF:中村・谷口・村上・マギヌン
FW:我那覇・ジュニーニョ・黒津
SUB:相澤・佐原・河村・井川・落合・西山・鄭
<フロンターレの選手交代>
黒津>井川(71分)
谷口>河村(75分)
我那覇>鄭(87分)



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