J1リーグ戦も後半戦に突入、中断期間明けの初戦は
フクダ電子アリーナにてジェフ千葉との対決
日中の気温はゆうに30度をオーバー、地面からの反射熱も半端でなく
開門前にして暑さでやられてしまいそう
場内に入ると暑さは幾分和らぐが、湿度は逆に上がった感覚
応援準備に取り掛かるサポーター、狭いゴール裏はみるみる間に青く染めあがる
選手たちがピッチに登場、久々の勝負を目前に控え、ムードは俄然盛り上がる
テセ（鄭選手 背番号16：FW）のシュートが、観客席に飛び込んできたが
本人も苦笑いにつきご愛敬、90分間で枠内にしっかりと決めてくれ
興奮の高まりと共に、試合開始の時が迫る
場内には、ジェフカラーのパネルが一斉に掲揚された
四面楚歌の状況下ではあるが、気持ちではフロンターレも負けてはいない
タオルマフラーを一斉に振り回し、選手たちを熱く出迎えた
力強い拍手と共に、熱き90分間は火ぶたを切って落とされた
先制攻撃を仕掛けたのはフロンターレ、トップ下に起用された
谷口選手（背番号29：MF）が千葉ゴールへと迫る
左サイドにはフランシスマール選手の起用も噂されたが
従来通りに村上選手（背番号26：FM）を起用
空中戦に対し、長身の巻選手（背番号18：FW）と互角に競いあう
千葉が正面から突破を狙うが、ボランチに配された落合選手（背番号17：MF）がクリア
フロンターレが中盤に浮上、千葉のマークが整わぬ間に、村上選手がドリブルで右方向に走る
森選手（背番号19：MF）が右サイドを駆け上がり、悠々とクロスを繰り出した
千葉ゴール前の混戦に、テセがファーサイドからヘディングシュートを狙う
千葉もカウンターから逆襲を狙う
サイドチェンジに羽生選手（背番号22：MF）が駆け出すが、オフサイドの判定
対するフロンターレも攻撃姿勢を緩めない、オーソドックスな3バックと思いつつも
伊藤選手（背番号2：DF）もセンターラインを越え、早々に攻撃参加をにおわせる
中盤で中村選手（背番号14：MF）が競う、千葉のマークを振り切り、右サイドへボールを供給
ジュニーニョ選手（背番号10：FW）がクロスを狙うものの
千葉の厳しいマークに判断が遅れ、ここは目的を果たせない
千葉のゴールキックでプレー続行、巻選手の頭を一直線に狙うが、伊藤選手が弾き返す
ボールは谷口選手の足元へ、すかさず体を強くひねり、前線へボールを供給
眼前に繰り広げられる熱戦に、ゴール裏のサポーターも力強い拍手でサポート
ジュニーニョ選手がペナルティエリア目前で転倒、絶好の位置でフリーキックのチャンスを得た
中村選手のキックは千葉の壁に激突、こぼれ球をテセがシュートを狙うも決まらない
千葉には力強さは感じぬも、素早いチェックからフロンターレのリズムを乱しにかかる
フロンターレも箕輪選手（背番号5：DF）のマークが冴える
右足をさっと伸ばし、羽生選手へボールを明け渡さない
フロンターレが速攻で千葉ゴールに迫る、ジュニーニョ選手がドリブル突破は通用しない
対する千葉は早い連携を狙っているようだが
フロンターレも素早くマークを配し、千葉に攻撃の形を作らせない
千葉の攻撃が本格化する前に、フロンターレは何としても先制ゴールが欲しい
だが、千葉の守備も徐々に安定、正面突破を図るのは困難な気配が漂う
側面に逃れたフロンターレ、テセがミドルレンジからシュートを放つが
ボールは大きく浮いてしまい、千葉ゴール枠をとらえない
対する千葉も反撃開始、右サイドへボールを振ってきた
フロンターレの守備は反応が遅れ、千葉の攻撃を止められない
誰も止める術もなく、アウトサイドからロングクロスが襲いかかる！
千葉のクロスは寺田選手（背番号13：DF）が弾き出すも
村上選手の闘志も通用せず、ボールはゴールラインを割り込んでしまった
直後に千葉のコーナーキック、斎藤選手（背番号3：DF）に
フリーの体制からヘディングシュートを放たれるも、辛うじてゴール枠から外れてくれた
大きなピンチを凌いだフロンターレ
すかさず反撃に移りたいが、千葉の厳しいマークにリズムが掴めない
・・・と思ったのもつかの間、中村選手がドリブルで中央突破を図ったぞ！
千葉の猛追を振り切り、至近距離からシュートが炸裂！
・・・の期待は僅かに及ばず、立石選手（背番号1：GK）のファインセーブに阻まれた
不安定なこぼれ球を谷口選手が狙うものの、千葉の選手にブロックされた
絶好機を逃したフロンターレ、直後に千葉のサイド攻撃を受ける
山岸選手（背番号16：MF）の突破は食い止めるも、後続の選手が続々と迫る
山岸選手のシュートは箕輪選手がブロックするも、対応が若干遅れ気味なのが気になる
千葉が攻撃の手を緩めぬも、フロンターレの守備の体制を整え、続くピンチは断ち切った
フロンターレはカウンターから左サイドを浮上、最後はテセが飛び出したが
ここは軽くいなされてしまう
千葉が最終ラインでボールを回す、先ずは様子見と思いきや、すかさず右サイドに蹴り出した
寺田選手の対応が追い付かぬ間に、工藤選手（背番号20：MF）がサイドをすり抜けてしまう
工藤選手のクロスは箕輪選手がクリアするも、続くボールを逃しきれない
混戦から佐藤選手（背番号7：MF）がオーバーヘッドシュートを放つが
これもゴールポストの外、辛くも失点だけは免れた
ピッチ上の選手たちに集中力を促すべく、ゴール裏のサポーターが気持ちを注ぐ
ピッチ上では主導権の争奪戦、互いの意地が激しくぶつかり合う
フロンターレが右サイドでボールをキープ
・・・と背後からのスルーパスに、谷口選手が大胆に、千葉のペナルティエリアへと駈け出した
最後は下村選手（背番号6：MF）にねじり倒されたようにも見えたが
主審はファウルの判定を取らず、谷口選手が猛烈に悔しがる
森選手（背番号19：MF）も千葉のペナルティエリアに侵入を図るも
千葉の選手が余りに多く、クロスは失敗に終わる
両者共に決定機を引き寄せ切れず、ピッチ上は混とんとした状況が続く
千葉がじりじりと攻撃態勢を整える、羽生選手のパスを皮切りに
水野選手（背番号8：MF）が力強い突破を仕掛ける
フロンターレも村上選手が対応するが、千葉にコーナーキックを与えてしまった
セットプレーのマークがまたもや乱れたフロンターレ
巻選手を完全にフリーにさせてしまい、危険なヘディングシュートが襲いかかる！
瀬戸際で失点を失点を免れたフロンターレ
ライン際に転がったこぼれ球は、箕輪選手がフォローで難を逃れた
だが、フロンターレはクリアが精いっぱい、再び千葉の攻撃を食らってしまう
ここでも村上選手が奮闘、熾烈な空中戦も歯をくいしばり、懸命にボールを弾き出す
羽生選手のロングクロスは巻選手を狙う、伊藤選手が体を張ってヘディングを許さない
この場面は伊藤選手の守備が冴える、千葉の右サイドの展開にも慌てず
工藤選手の行く手を遮った
フロンターレの攻撃を見たい局面であるが、バックラインでボールを回し、消極的なプレーが目立つ
サポーターはすかさずアヴァンテ！を連呼、選手たちに前へ向かうように促す
逆に前に出てきたのは千葉、中盤を一気に駆け上がり
早い繋ぎでフロンターレに揺さぶりをかける
中島選手（背番号15：DF）が繰り出したミドルシュートが、フロンターレゴールへ一直線に迫るも
ボールはクロスバーを直撃、これも幸運に救われた
冷汗をかかされたフロンターレであるが、このプレーで危機感に火がついたか
ジュニーニョ選手が左よりの位置を深く駆け上がる
谷口選手も千葉の背後をすり抜け、力強い一撃を繰り出した
コーナーキックのチャンスを奪ったフロンターレ、中村選手のキックが放物線を描く
テセがヘディングシュートを狙うものの、千葉の守備陣に妨害される
千葉の圧力に押し戻されてしまったフロンターレであるが、中村選手のロングパスが炸裂
ボールは森選手が追い付きクロスを放つ、テセが再びヘッドを狙うが、ここもうまく決まらい
攻撃の手を緩めぬフロンターレ、再度到来のコーナーキックに、ゴール裏は俄然盛り上がる
中村選手のフリーキックに、箕輪選手がヘッドで叩き付けるも
ボールは僅かにポストの外、惜しくも先制ゴールは奪えない
フロンターレは最終ラインまでボールを戻し、じっくりと仕切り直しの時間帯
・・・あららぁ！？、気がつけば千葉の選手にボールを奪われていた
川島選手が懸命に飛び出すが、工藤選手が側面へボールを逃し
最後はフリーの羽生選手、無人のフロンターレゴールへとボールを蹴り込んだ！
よもやの失点に茫然自失、予想外の形で千葉に先制点を献上してしまった・・・
点を奪われたら取り戻すのみ、逆転を信じて熱き応援が再開された
ピッチ上の選手たちも先制点で動揺を見せるtお思いきや、逆に闘志が強まったようだ
落合選手が混戦からミドルシュート、失点は自らのゴールで奪い戻そうとの姿勢を見せる
面倒くさいので残り10分は早送り（恥）、千葉が1点リードを保ったまま前半終了
しかし、決める場面で決められない、試合の主導権を握りつつも、決定機を逃しては始まらない
後半も難敵の術中にはまらぬか、心配が募ってしまう
ハーフタイム中はぼんやりとピッチを眺める、本気でカメラを構える気は起きず
選手たちがピッチに戻ってきた、ここからは再び臨戦態勢
負けは絶対に許されぬ、固く組まれた円陣からも、選手たちの決意が伝わってくる
逆転を固く信じ、残された45分間がスタート
開始直後に千葉がフロンターレサイドに切れ込むも、先制攻撃は軽くいなす
フロンターレも直後に突撃体制、縦方向のボールに、テセと落合選手が次々と駆け上がる
中央突破が通用せぬと見るや、すかさず右サイドからの攻撃に切り替える
落合選手のパスにテセが抜け出し、ゴールライン際からクロスを繰り出した
千葉ゴール正面にはジュニーニョ選手が構えていたが、千葉DFのガードに阻まれた
攻撃の手を緩めぬフロンターレ、中村選手から谷口選手へボールが託された
ペナルティエリア内を短いドリブルで繋ぎ
森選手のクロスから、コーナーキックのチャンスをゲットしたぞ！
高まるゴールの機運に、サポーターも俄然ヒートアップ
中村選手のキックに、ジュニーニョ選手正面から飛び込みヘディングシュートを狙う
こぼれ球に谷口選手が滑りこみ、ゴールへの執念をあらわにさせる
千葉も追加点を奪うべく、攻撃色を強めてきた
巻選手には徹底マークで勢いは封印されるも
羽生選手の飛び出すスピードは、依然として侮れない
千葉の攻撃は止まらない、右サイドからのクロスをフロンターレが弾くも
執拗なマークを絶やさず、フロンターレは反撃態勢に移りがたい
千葉が再び右サイドを浮上、水野選手の折り返しがフロンターレゴールへと迫る
羽生選手がスルー？したボールは、巻選手の足元へ到達
巻選手が強引にシュートを放つが
川島選手がグラインダー気味の難しいボールをしっかりと抑えた
反撃ののろしを本格化させたいフロンターレ、伊藤選手が左サイドでフリーの体勢
そのまま意表を突いて突破に挑むも、水本選手に行く手を遮られた
中盤がにわかに緊張感を帯びてきた、フロンターレに対し千葉が厳しいチェックを仕掛ける
この場面はジュニーニョ選手が転倒、フロンターレにセットプレーの機会が巡って来た
絶好のシーンに中村選手のフリーキックが炸裂！
ボールは箕輪選手の頭をとらえるも・・・、こぼれ球を詰め切れない
ピンチを断ち切った千葉がカウンターを仕掛けるが、箕輪選手が食い止めた
再び好機を伺うフロンターレ、中盤を細かい連携でつなぎ
混戦に谷口選手が割って入り、パスの供給先を見極める
テセが右サイドから力強いドリブルを披露
止めに入った下村選手を弾き飛ばし、千葉ゴールに迫る
狭い角度からの折り返しは、千葉の選手にぶつかりゴールラインを割り
フロンターレがコーナーキックのチャンスをゲットしたぞ！
コーナーキックで身構える中村選手、サポーターも俄然ヒートアップ
渾身の力を込めて繰り出されたコーナーキックは
テセの頭上に落下するも、ここはバランスを乱してしまった
コールリーダーがトラメガを握りしめ、ゴール裏のサポーターに気合を注ぎ込む
ピッチ上では激しい競り合いの真っ最中、森選手がバックチャージを受けて転倒するも
この場面は精神を荒げること無く、静かに立ち上がりプレーに復帰
寺田選手がセンターラインを通過
ジュニーニョ選手にスルーパスを供給するも、千葉の選手にカットされる
次々に攻め込む選手たち、千葉に対し一方的に攻撃を仕掛けるも
千葉も体を張った守りで対抗、なかなか同点には届かない
千葉は羽生選手が負傷、かつて柏にも在籍した
新戦力のレイナウド選手（背番号10：FW）を投入してきた
フロンターレは中盤をかき乱す、谷口選手のパスはジュニーニョ選手を一気に狙うが
立石選手が一瞬早くクリア、惜しくも好機には至らない
レイナウド選手がいきなり攻撃力を見せつけた
混戦からトラップと思いきや、すかさずシュートを放ってきた
千葉の攻撃を凌いだフロンターレ、縦方向にボールを繋ぎ
テセもミドルシュートを披露、ゴールへの執念をあらわにする
後半も半分前後が経過、フロンターレは落合選手を下げ
大橋選手（背番号24：MF）を投入
フロンターレが即座に逆襲開始、右サイドのテセのパスに、森選手が抜け出した
折り返したクロスは千葉の選手に接触、コーナーキックのチャンスを得たぞ！！
今度こそぜったに決めてやる！絶好のチャンス到来にゴール裏はヒートアップ
大橋選手のコーナーキックは、寺田選手が渾身のヘディングシュート
至近距離の一撃は立石選手がパンチ・・・、その勢いは弱くボールは点々と転がる
こぼれ球はジュニーニョ選手の足元だ！
ジュニーニョ選手が軽く蹴り込み、同点ゴールをゲット！
ゴール裏のサポーターは大興奮、ジュニーニョ選手も満面の笑みでサポーターにこたえた
過度の喜びは禁物、まだ試合が振り出しに戻っただけである
直後に千葉が逆襲開始、中島選手のクロスに合わせ
工藤選手がシュートの体勢、一瞬の隙を狙われて、脅かされた
フロンターレも即座に逆襲へ、スルーパスに反応したジュニーニョ選手がシュートを繰り出す
対する千葉も攻撃の枚数を増やし、フロンターレゴールへと幾度と迫る
場内には緊張感がほとばしる、ゴール裏にも水が撒かれ、更なる闘志を湧き立てる
中盤の攻防戦から千葉が左サイドへ展開
巻選手が狭い角度からクロスをは放つが、ボールは逆サイドへと消え去った
フロンターレも中盤まで押し戻す、千葉との競り合いを制し前進を図る
千葉ゴール真正面、ボールを得たテセが静かに身構える
・・・と、側面のジュニーニョ選手へパスを供給
ジュニーニョ選手はアウトサイドへ逃げると見せかけるや
方向を急転換するや、重く鋭い一撃を繰り出した！
ジュニーニョ選手の逆転ゴールが、鮮やかに決まった！
劇的なドラマに、選手もサポーターも大興奮！！
逆転勝利へ向けて準備は整った、フクアリの夜空にトランペットの音色が鳴り響く
窮地に追い込まれた千葉が、さらに攻勢を強めてきたぞ
レイナウド選手がミドルシュートを放つが、これは勢いが弱かった
千葉はレイナウド選手が積極的に攻撃に絡むが、周囲との連係の薄さは否めない
対するフロンターレも、カウンターから止めのゴールを決めにかかる
大橋選手のクロスに中村選手が飛び出すが、ダイレクトで蹴ったボールは芯をとらえない
ここも一気に早送り、猛然と攻め立てる千葉であるが
フロンターレも守備の集中力を絶やさず、最後の一線は明け渡さない
・・・と、千葉の攻撃が一瞬途切れ、中村選手のパスが大橋選手へ繋がった
千葉は守備の選手が誰もいない、ドリブルで一気に駆け上がれ！
大橋選手からのパスをジュニーニョ選手が押し込み、試合を決定づける3点目をゲット！
ジュニーニョ選手はハットトリックを達成、サポーターも狂喜乱舞で歓迎する
後は時間の経過を待つばかり、千葉が総攻撃体制に突入するも
フロンターレの意図は明確、一丸となってゴールを阻止にかかる
勝利を確信したサポーター、両腕を突き上げ歓喜の瞬間を待ちわびる
ほどなく試合が終了、千葉を3-1で下し、後半戦を幸先の良いスタートを切った
首位との差は縮まらなかったものの、常に何が起きるか分からぬのがサッカーの妙味
地道に勝利を積み重ね、リーグ戦そしてカップ戦のタイトル獲得を目指して頑張ろう！