セパハン VS 川崎フロンターレ

〜 AFC CHAMPIONS LEAGUE 準々決勝 1回戦 〜



日   時 2007年9月15日 18:30(現地)
試合会場 Foolad Shahr Stadium(イラン エスファハン)
天   候 晴れ
観 客 数 ???人(1万人台だと思った)
試  合  結  果
セ パ ハ ン
(イラン)
0 前  半 0 川   
0 後  半 0
     
     
     
0 0
得   点   者
    (なし)    


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ACLの予選リーグを無敗で突破、準々決勝の対戦相手は、イランのセパハン
敵地イスファハンに乗り込んだ熱きサポーター、市街地からバスで競技場へと移動
市街地から離れるにつれ、荒涼とした大地が我々をもてなす




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セパハンのサポーターが我々の存在に気づく、車から身を乗り出し手を振ってきた
遠目から競技場を見渡すと、メインスタンドは既に黄色い一団が占拠




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30分余りの移動を経て、バスは競技場へ到着、多くのセパハンサポーターが手を振ってきた
警官の誘導を受けて、バスは競技場手前の門を通過
門の入口は警官がガード、セパハンサポーターから完全に隔離された




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バスから降りたったサポーター、警官に保護されつつ、場内へと移動
メインスタンド脇の入口の先には、フロンターレサポーターを歓迎する幕が




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メインスタンドに立ち入ると同時に、歓迎ムードは一瞬に消え去った
我々の入場を察知したセパハンのサポーターが、猛烈なブーイングを浴びせてきた
その迫力は写真以上に凄まじい、強烈な威圧感が襲いかかる




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バックスタンドからはイラン国旗を持った少年が、メインスタンド方向へ駆け寄ってきた
我々に対し挑発の姿勢を鮮明にする
等々力と比較し、7メートル幅広のピッチも
実際に目の当たりにすると、想像以上の広大に驚かされた




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異様な威圧感に包囲されつつも、応援準備に取り掛かるサポーター
巨大横断幕を観客席前面に取り付けたが、記者席の視界を遮るとの理由で拒絶
横断幕を一旦取り外し、観客席上段へ移動
横幅が横断幕の長さを確保不能、中央付近で折りたたみ
「FORZA KAWASAKI」の文字のうち、「KAWASAKI」の部分を掲げた




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緊張と隣り合わせの中、応援準備を続行
日本からはるか彼方の敵地で、ホームの雰囲気を作れるか
撮影用に大旗を振るように依頼したが
セパハンサポーターには挑発行為と解釈されたか、激しいブーイングで威嚇された







威嚇に不安感が募る最中、大量の警察官が動員
緩衝地帯に一斉に配備、これは頼もしい存在だ




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多くのサポーターのメッセージが寄せられた、市章入りの巨大幕も登場
選手登場前に一旦広げ、掲示場所を細かく調整するも
その最中にも容赦ないブーイングが沸き起こる




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別組の応援ツアーのサポーターが、遅れること競技場に到着
中には、ベールに包まれた女性サポーターも含まれる
女性の存在をセパハンサポーターに察知され、猛烈なブーイングを浴びせてきた




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後で聞いた話によれば、セパハン側関係者の不手際により
女性の入場許可が下りていない事態が判明
男性のサポーターも含めて、いったんバスの中へ退避
試合開始時刻が押し迫る中、政府の許可を待つこととなった




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ピッチ上に選手たちが登場、別組ツアーの男性サポーターが一足先に、観客席へ合流
健闘を誓い合う選手とサポーターの背後で
セパハンサポーターが投げ入れた爆竹が、過激な爆発音を炸裂された




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観客が入らない筈のゴール裏芝生席も、いつしかセパハンサポーターに占拠されていた
メインスタンド脇のスペースに迫り、四面楚歌の様相を帯びてきた




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幸いにも女性の入場許可が下りたが、バスの付近は依然としてセパハンサポーターが包囲
安全確保の観点から、入場はぎりぎりまで遅らせる事となった




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女性の入場を前に、鉄柵を持った警官が登場
セパハンサポーターをゴール裏へと追いやり、移動用のスペースは確保したが
窓越しにピッチを見つめる女性サポーターの心境は、如何なるものであっただろうか




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しばらく待つと、女性サポーターが続々と観客席へ
再会の喜びも控え、セパハンサポーターの目につきにくい位置へ速やかに移動
そんな配慮もセパハンサポーターには無関心、場内には張り詰めた緊張感が漂う




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しかし・・・、ピッチの暗さは想像以上に深刻
キックオフ直前となり、すべての照明が点灯するも、かつてない暗さに驚愕
カメラのセッティングから推測すると、等々力と比較し1/8以下の劣悪な暗さ
撮影はおろか、ピッチ上のボールを追うのも苦労の予感




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独特の威圧感に占拠されつつ、試合開始の時を迎えた
標高1600m余りの高地、異常な乾燥、場内を埋め尽くすセパハンサポーターの挑発・・・
劣悪な条件下でどこまで戦えるか、選手もサポーターも未体験の90分が始まった




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改めてファインダーをのぞくと、その暗さに愕然とさせられた
カメラの設定をF4.0 ISO3200 1/500にしてもまだまだ暗い
手持ちの撮影偉材ではこれ以上は追い込めない、プロの機材を持ってしても厳しそうだ
バズーカー砲」では焦点距離が長過ぎて、手もとのプレーは全く撮影すら出来ぬが
かといって28-300mmでは暗過ぎて、余りにお話にならない




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しかも手前のフェンスが視界を遮り、ピッチ上の1/4は撮影困難
この状況では試合状況を網羅すべく、全体をとらえた撮影は不能と判断
それでも撮影への集中力は、条件が劣悪なだけに高めざるを得ない




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ううむ・・・、イランにまで来て、声援が控えめにならざる得ない苦しさを味わうとは
半ば黒子役に徹し、手抜きの写真オンパレードですいません(恥)




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前半は両者無得点、場内に時間計測装置の類はなく、気がつけば前半を終えていた
写真を見てもわかるとおり、フロンターレが決定的場面を何度も導いたが
シュートの精度が甘く、セパハンからゴールを奪えなかった
対するセパハンもなかなかの強敵、絶対的なチャンスは僅かであったが
攻守の切り替えも極めて早く、実に侮れない相手である




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選手がピッチから去るや、サポーターで協力し合い市章入りの巨大幕をたたむ
巨大幕はクラブ側で搬送するが、試合後の滞在時間が極めて短いため
終了後に速やかに引き渡すための配慮




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競技場の周囲はセパハンサポーターで包囲、屋外のトイレまで到達不能
急きょ報道関係者用のトイレを、サポーター用にあてがわれた
トイレに行ける時間帯は、ハーフタイム中に限定された




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メインスタンドは周囲を警官がガード、絶対的な危険の心配は少なく
サポーターも記念撮影をするなど、案外リラックスムード
気温は依然と高いものの、乾燥のためか逆に肌寒い
汗もほとんど吹き出ない、日本では体験不能な気候である




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背広姿の男性からパイ風のお菓子をもてなされた、なかなかの美味であった




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異様な威圧感を醸し出す、セパハンのサポーター
日本とは応援スタイルが相当異なり
試合中はコーラン風の応援歌(説教?)が、スピーカーから断続的に流れた
応援の中心部も不明確で、どこからともなく声援が沸き起こる
絶え間なく挑発行為を繰り返すが、着席している人も結構多い




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選手たちがピッチに戻ってきた、安堵の空気は消え去り、臨戦態勢を整える
日本に勝利を持ち帰るぞ!力強い声援の中、熱戦は再開された




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後半は白熱の攻防戦、時間経過の感覚を完全に失った
無我夢中の応援と撮影の最中、試合終了の瞬間を迎えた
敵地アウェイでの1戦目は、両者無得点で終了
アウェイゴールの観点からすれば不利な要素も残るが、貴重な引き分けを得た




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激戦を終えた選手とサポーター、互いに健闘を分かち合う
条件は全くの五分同士、この決着は26日の等々力でつける
イラン遠征の目的は果たした、さぁ日本へ帰ろう




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・・・と心が急ぐも、競技場の周囲にはセパハンサポーターが残る
危険が薄らぐまで観客席で待機、移動の許可をしばし待つ




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セパハンサポーターが去った後の観客席、大量のごみが散乱
異文化とは言え、マナーがよろしくないなぁ


<フロンターレの出場メンバー>
GK:川島
DF:箕輪・寺田・伊藤
MF:森・中村・谷口・村上・マギヌン
FW:鄭・ジュニーニョ
SUB:相澤・佐原・井川・河村・落合・大橋・黒津・我那覇・久木野
<フロンターレの選手交代>
谷口>河村(72分)
鄭>我那覇(80分)
中村>落合(89分)



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