小雨舞う早朝の等々力陸上競技場
場内の一角でサポーターの一団が集合、巨大幕の制作に取り掛かる
その目的は明確である、先の柏戦のメンバー入れ替えを批判した、「犬飼発言」への抗議幕
「犬飼さん、我々は裏切られていません。」と、紳士的なメッセージが刻まれた
応援団の趣旨に賛同したサポーターが、巨大幕に続々と署名を寄せた
ACL絡みの過密日程と長距離移動が続き
選手の消耗を考慮した柏戦のメンバー入れ替えは、Jリーグ規約に抵触しないにも関わらず
Jリーグの首脳が「ベストメンバー規約違反」と独自に解釈
感情が赴くがままに、サポーターの名を出して「裏切った」と言い放った事実
Jリーグ側はその後「やむを得ない判断」と述べ、発言を事実上撤回したが
フロンターレ愛する者が皆傷つけられたことは、絶対に消し去ることは出来ない
場内は晩秋の寒さが支配、振りやまぬ雨の中、巨大幕が掲げられた
多くのサポーターが巨大幕の下に集結、勝利へ向けて気合を高める
ゴール裏からも「犬飼発言」を憤慨する巨大幕が登場
ここからは勝負に全力集中、甲府もJ1残留をかけて必死にぶつかってくるぞ
久々の勝利を目指してキックオフ、本日は風邪につき、手抜きモードですいません
立ち上がりは不安定な様相、甲府が繰り出した高いボールを
箕輪選手（背番号5：DF）が堅実にクリア
フロンターレのユニフォームの背中のマークが
諸般の事情から「ピーカブー」から「日興コーディアル證券」に変わったが
ワインレッドの配色が見慣れぬためか、違和感は否めない
左サイドをフランシスマール選手（背番号8：MF）が駆け上がるが
フロンターレはその後の連係が乱れてしまう
直後に甲府が縦に突破、アルベルト選手（背番号16：FW）の圧力が迫り来るも
箕輪選手が大きく蹴り出した
ホームのセパハン戦ではPK戦を外した谷口選手（背番号29：MF）だが
PK戦のショックは払拭したのか、アグレッシブに前線に駆け上がる
中盤のメインスタンド寄りで両者の攻防戦
寺田選手（背番号13：DF）の高さは強力な武器
甲府が逆サイドから突破を仕掛ける
フランシスマール選手が抜かれてしまうものの、寺田選手がすかさずカバーに入る
中盤にはマギヌン選手（背番号11：MF）が身構える、甲府のマークを巧みに振り切り
ボールは前線のテセ（鄭選手 背番号16：FW）へ
右サイドから森選手（背番号19：MF）も一気に浮上
甲府ゴール前に繰り出されたパスに、ジュニーニョ選手（背番号10：FW）が飛び込んだ
シュートは阿部選手（背番号1：GK）の正面、GKを突く嫌いが見え隠れ
続けてフランシスマール選手が突破を仕掛ける、これは甲府の守備網に捕まってしまったが
フロンターレの度重なる攻勢に、サポーターは力強い声援を送る
下位に低迷する甲府であるが、積極的なパス回しでフロンターレを揺さぶる
杉山選手（背番号32：DF）がオーバーラップからクロスを繰り出すが
パスの精度が乱れ、ボールは逆サイドへ到達
続けてのボールは甲府のもとへ、素早いチェックを仕掛けるや、大胆な中央突破を狙う
フロンターレは石原選手（背番号7：MF）を取り囲み、すかさずボールを奪い取った
直後にフランシスマール選手が、力強いドリブルで中盤を突破
背後を突かれた甲府は、杉山選手が捨て身のスライディングで警告を受けた
・・・うーん、寒さによる身ぶるいで、写真がぶれ気味だ
フロンターレがセットプレーの場面を得た、先制ゴールのチャンス到来に、応援も熱がこもる
フリーキックに合わせ谷口選手らが果敢に飛び込むが・・・、タイミングが合わなかった
甲府のゴールキックから中盤の攻防戦、甲府が左サイドにボールを叩く
フロンターレもすかさずボールを奪取、箕輪選手が前線に切り返すも
テセの飛び出しはオフサイドの判定
両者の激しい攻防が続く、共に勝利への執念が強く伝わる
中盤の攻防戦からフロンターレがボールを奪取
再びテセにボールが託されるが、甲府DFの厳しいマークに行く手を遮られた
甲府のクリアボールを、フランシスマール選手がカット
ジュニーニョ選手との連係を経てクロスを繰り出すも
いささか性急過ぎたか、甲府ゴール前のマギヌン選手には繋がらない
こぼれ球は石原選手の足元へ、パスの供給先をじっくりと見定める
・・・しまった、宇留野選手（背番号11：MF）の抜け出しを許してしまった
箕輪選手が背後から必死に追いかけるも
宇留野選手のクロスボールを止められない、・・・ピンボケだ（恥）
ボールの先には藤田選手（背番号10：MF）が身構えていた
ダイレクトシュートが、フロンターレゴールへと吸い込まれてしまった
よもやの失点に場内は騒然、甲府サポーターが歓喜の声を上げる
試合はまだまだ始まったばかり、失点のショックを拭い去り、応援が再開された
甲府のスピードに、フロンターレは中盤のマークが落ち着かぬものの
伊藤選手（背番号2：DF）がフォロー、連戦の疲労を感じさせない
テセの当たりの強さが光る、少々のアタックではびくともしない
甲府からボールを奪い取ったフロンターレ、フランシスマール選手がサイドチェンジを図るが
甲府も素早く反応、森選手の突破は封印された
甲府が先制点の勢いを武器に、左サイドを深くえぐりにかかる
コーナーキックの危機を迎えたフロンターレ
ゴール裏では大旗が一斉に躍動、大量の水を含みしなりつつ、左右に大きく脈打つ
甲府のコーナーキックのピンチを凌いだフロンターレ
右サイドの急襲から、コーナーキックのチャンスを掴む
高まる声援の中、中村選手のフリーキックが繰り出されたが
甲府ゴール前のテセがバランスを崩し、ファーサイドのジュニーニョ選手も押し込めない
だが、チャンスは途絶えていない、逆サイドからコーナーキックのチャンスが続く
甲府サポーターのプレッシャーを背後に受けつつ、中村選手が繰り出したボールは
・・・、無情にもファーサイドへと流れ去ってしまった
以下、エミレーツ風邪につき前半戦はダイジェストでどうぞ
いや、単純にやる気が乏しいだけ（恥）
森選手のクロスに、フランシスマール選手が空中戦に挑むが・・・、背の低さに泣かされた
果敢に空中戦に挑む谷口選手、甲府にじわじわと圧力を加える
杉山選手が2度目の警告で、退場処分を受けた
数的優位に立ったフロンターレ、ここから更に攻勢を強めたい
終了間際にブラジル人コンビで甲府ゴールに迫るも、オフサイドの判定に泣く
直後に前半終了のホイッスル、この日も何と言うべきか、ゴールの形は実に遠い
オーロラビジョンに、2007年フロンターレ後援会会員募集終了のお知らせが流れた
16,600名突破とは凄い、J2時代と比較すれば、極めて感慨深いものがある
もちろん2008年も後援会に申し込むぞぉ〜
等々力の空は小康状態ながらも、雨脚が再び増してきた
いささかサポーターの集まりが悪いが、後半開始が目前に迫る
数的優位を生かし、甲府から逆転勝利を飾れるか
立ち上がりは両者不安定、宛先の無いボールがピッチ上を駆け回る
幾分落着きを取り戻し、森選手がパスを繰り出すが、マギヌン選手には届かない
甲府のバックパスはGKの阿部選手へ
クリアボールはタッチラインを割り込み、スローインのチャンスを得たフロンターレ
ジュニーニョ選手の強力な突破を期待するが、甲府にあえなくクリアを許す
直後に逆サイドからフランシスマール選手がクロスを放つが、その後が続かなかった
箕輪選手を起点に、フロンターレが幾度とボールを送る
スルーパスに反応したジュニーニョ選手が、DFの背後をすり抜けたが
狭い角度から繰り出した一撃は、阿部選手の手先に弾かれてしまった
ピッチ上に不安定な風が舞うかの如く、ピッチ上のボールも安定しない
中盤の攻防線を経て、左サイドをフランシスマール選手が飛び出した
滑り込みながらシュートの体制に入るが、甲府DFに寸前でブロックされてしまう
こぼれ球をマギヌン選手がミドルシュート
続けてのショートコーナーからの折り返しは、フランシスマール選手がシュートを放つ
これもダメならテセの突破だが・・・、増嶋選手（背番号15：DF）のガードに阻まれた
またまた面倒くさいので、しばらくはダイジェスト（単に眠いだけ）
署名が寄せられた横断幕の下、懸命に声援を送るサポーター
「犬飼発言」の悔しさを晴らすべく、何としても逆転勝利を掴みたい
甲府が立て続けのセットプレー、数的不利は感じさせない
1点リードにも関わらず守勢は皆無、甲府の攻撃性がフロンターレに牙をむく
ピッチ上はにわかに荒れる展開、警告も減る気配は見えない
黒津選手（背番号7：FW）が左サイドを突破を図る
秋元選手（背番号2：DF）が背後から、強烈なスライディングを浴びせた
秋元選手はこの日2度目の警告となり、静かにピッチを去った
甲府はこれで9人にまで減った、フロンターレの数的優位は明白となった
ピッチ上には我那覇選手（背番号9：FW）が投入された
甲府の選手に囲まれつつも、コーナーキックのチャンスをもぎ取った
ピッチ上には大橋選手（背番号24：MF）の姿、伊藤選手に代えてピッチに投入
DFを一枚減らしたフロンターレ、イチかバチかの勝負に打って出たか
フロンターレは甲府ゴールに猛然と攻め込むも、どうしても1点が奪えない
9人相手に敗れ去ってしまうのか、雨が降りやまぬまま後半もロスタイムに突入してしまう
甲府ゴール前に高いボールが舞う、我那覇選手と阿部選手が激しく交錯
ボールをキープしたジュニーニョ選手が背後から倒されるが
阿部選手が飛び出したのを見計らい、谷口選手が技ありのループシュート・・・ピンボケ
ボールは楕円を描き、甲府ゴールへ滑らかに転がり込んだ
劇的ゴールに場内は喜びに沸くも、まだ同点に追い付いただけだ
残りは僅かな猶予である、逆転の可能性にかけ、選手たちがセンターサークルに駆け戻る
後は時間との勝負である、フロンターレに逆転勝利は訪れるのであろうか
ロスタイムは4分と表示された、全員攻撃体勢に突入のフロンターレ
川島選手（背番号1：GK）は、完全にフィールドプレイヤーと化した
スローインもキックも巧みにこなし、甲府ゴール前にロングフィードを供給
ヘディングで甲府ゴールを脅かすも、甲府も必死の守備でゴールを明け渡さない
甲府の抵抗を崩し切れず、試合終了の時を迎えた
9人相手に苦肉のドロー、辛うじて敗戦を免れたのを、良しとすべきなのだろうか
次なる勝利はいつの日なのか、フロンターレの夜明けはなおも遠い・・・