川崎フロンターレ VS 浦和レッズ
〜 2007 J1 第31節 〜
日 時 | 2007年11月11日 16:04 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 曇り一時雨 | |||
観 客 数 | 23,355人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 1 | 前 半 | 1 | 浦 和 |
0 | 後 半 | 0 | ||
1 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
養父 雄仁 | 10分 | 32分 | ワシントン |
浦和戦の朝を迎えた、早朝の等々力陸上競技場
普段なら静寂な時間帯も、600組を超す抽選待ちのサポーターでごった返す
浦和サポーターの大挙に備え、随所に浦和サポーター向けの注意書きを確認
ただ13番ゲート付近は、この時点で大勢の浦和サポーターが待機状態であるが・・・
一般の開門時刻から10分も経たぬ間に
数多の浦和サポーターが、アウェイ側ゴール裏を埋め尽くす
ホーム側のエリアも一部が侵食、動員力の凄まじさは恐れ入る
ただしここは聖地等々力、場内を赤一色で染めさせてはならない
決戦の時を目前に控え、青黒のサポーターは意気込みを強める
場内に熱狂が渦巻く中、フロンターレの選手たちがウォームアップで登場
フロンターレは中村選手(背番号14:MF)が出場停止で、戦力ダウンは否めない
マギヌン選手(背番号11:MF)も負傷を抱え、万全とは言い難いものの
中村選手の代役には養父選手(背番号20:MF)が抜擢、新たな顔ぶれも興味深い
キックオフの瞬間が近付くにつれ、両チームの絶叫が場内に響き渡る
戦いに備えた選手たちがピッチに登場すると、熱狂的ムードは最高潮に到達
全力で90分間戦い抜き、浦和から勝利をもぎ取るぞ!
浦和の攻撃が牙をむく、ワシントン選手(背番号21:FW)が強烈な突破を仕掛けてきた
フロンターレは谷口選手(背番号29:MF)と箕輪選手(背番号5:DF)が対抗
ワシントン選手を両側から挟み込み、勢いを食い止めた
浦和がコーナーキックのチャンスを掴み、フロンターレが更なる危機を迎えた
闘莉王選手(背番号4:DF)が持ち前の本能をむき出し
高い打点からフロンターレのゴールを狙う
フロンターレもカウンターで逆襲開始
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)が右サイドを、一気に駆け上がる
ここは闘莉王選手がブロック、ジュニーニョ選手の行く手を遮った
連戦が重なる浦和であるが、守備力は安定しフロンターレを寄せ付けない
そんな状況を打開するかの如く、河村選手(背番号6:MF)がミドルシュートを繰り出した
浦和の猛攻を、粘りの守備で耐え抜くフロンターレ
カウンターで一気に大逆襲、谷口選手が繰り出したアーリークロスを
養父選手(背番号20:MF)が軽くトラップ、足元のボールを豪快に蹴り込んだ!
フロンターレが浦和から先制ゴールを奪取
鮮烈な一撃に、満員の場内は興奮の渦に包まれた
浦和もすかさず逆襲開始、長谷部選手(背番号17:MF)が
フロンターレDFの隙間を縫い、力強いシュートを繰り出した
難しいボールであったが、川島選手(背番号1:GK)が正確なセーブを見せた
互いに活発な試合展開、緊迫の勝負は観る者をくぎ付けとする
浦和はポンテ選手(背番号10:MF)がミドルシュートを繰り出すも、川島選手がセーブ
試合の流れは浦和に傾きつつある、ミドルレンジから前線に積極的にボールを供給
フロンターレゴール前には、闘莉王選手が待ち構えるも
箕輪選手が一瞬早く反応、危険なボールを弾き返す
浦和に傾きかけた試合の流れを、フロンターレは短時間で掴み返す
積極的な攻撃を次々に披露、追加点への強い意欲を見せつける
その後もフロンターレの攻勢は続くも、流れは浦和に戻りつつある
浦和のスピードに慌てたフロンターレがファウル、セットプレーを献上してしまうも
闘莉王選手のヘディングを強く警戒、容易くシュートは許さない
危機を凌いだフロンターレ、浦和に負けず劣らずスピードを見せる
左サイドを展開のフロンターレ、黒津選手(背番号7:MF)が鋭いクロスを繰り出した
黒津選手のクロスに、テセ(鄭選手 背番号16:FW)が浦和ゴール真正面から飛び込むも
都築選手(背番号23:GK)の攻守に阻まれた
ジュニーニョ選手が後に続くも、浦和DFの圧力に屈してしまう
緊迫の攻防は一気に流れ去る、浦和が巧みな連携から、左サイドを切り裂いた
長谷部選手が繰り出したクロスに、ワシントン選手と伊藤選手(背番号2:DF)が交錯
主審がその場に近付き、伊藤選手にイエローカードを突き付けた
何と言うことだ!浦和によもやのPKを与えてしまう
予想外の状況に、フロンターレのゴール裏は騒然たる空気が流れる
浦和のキッカーはワシントン選手、後に監督の指示に反した行動と、一部で物議をかもした
川島選手の抵抗も届かず、悠然と蹴り込んだボールは
フロンターレゴールへと吸い込まれてしまった・・・
浦和の攻撃に苦しみつつも、前半は1-1で終了
浦和は連戦で消耗もあるに違いない、後半の勝機を期待したい
体に染みついた熱き鼓動は、僅かな休息では静まらない
場内に興奮が渦巻く中、選手たちがピッチに戻ってきた
王者浦和を倒すべく、熱戦は再開の時を迎えた
以下、面倒臭いので写真をぱらぱら・・・
白熱の勝負は互いに一歩も譲らぬまま、ロスタイム突入目前を迎えていた
監督との不和を抱えたワシントン選手、選手交代を発端に気持ちが切れてしまったのか
突如怒りが爆発、スタッフの制止にも関わらず暴れ出す
場内にざわめきが残る中、ワシントン選手はベンチで顔を抱える
ふと、オーロラビジョンに目を向けると「4分」の表示がなされていた
壮絶な一戦は互いに譲らず、試合は引き分けで終了
王者浦和に互角の勝負は納得であるが
試合続きの浦和の疲労を考慮すれば、率直に勝ち点3は欲しかったなぁ
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:川島 DF:箕輪・寺田・伊藤 MF:森・養父・河村・谷口・黒津 FW:鄭・ジュニーニョ SUB:相澤・井川・落合・原田・大橋・久木野・都倉 |
<フロンターレの選手交代> |
黒津>井川(50分) |