愛媛FC VS 川崎フロンターレ
〜 第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準々決勝 〜
日 時 | 2007年12月23日 13:00 | |||
試合会場 | 埼玉スタジアム2002(埼玉県さいたま市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 8,484人 | |||
試 合 結 果 | ||||
愛 媛 | 0 | 前 半 | 1 | 川 崎 |
0 | 後 半 | 1 | ||
0 | 計 | 2 | ||
得 点 者 | ||||
43分 | 大橋 正博 | |||
65分 | ジュニーニョ |
天皇杯準々決勝はJ2の愛媛FCとの対戦、小雨交じりの埼玉スタジアム2002へ到着
スタジアムの裏手の茂みから、黒煙と火柱が立ち込める
派手な野焼きと思い漠然と眺めていたら、実は火災だったりする
アウェイ側ゴール裏には、多くのサポーターが集結
応援準備もひと段落したところで
ブルーサンタとモミの木に扮した、クラブスタッフのH氏&K氏が登場
H氏のタクトに合わせ、サポーターはマフラーを掲げ川崎市民の歌を熱唱
トナカイ姿のふろん太君に続き、グッズ担当のK氏も登場
「打倒オレンジ大作戦」恒例行事、オレンジジュースを取り出し一気に飲み干した
試合前から大はしゃぎのゴール裏、ブルーサンタもモミの木も、もみくちゃされ放題
キックオフまで1時間を切り、川島選手(背番号1:GK)と、相澤選手(背番号21:GK)が登場すると
ゴール裏の雰囲気は一変、心地よい緊張感が周囲を包む
残る選手たちもウォームアップに登場、大旗も一斉になびく
「ファイト!川崎フロンターレ」のレポーターの廣瀬なおみさんがゴール裏に登場
メガホンを手渡され元気にコメント、内容は完全に忘れた(恥)
対峙する愛媛サポーター、愛媛の選手への予備知識は皆無であるが、侮る理由には当たらない
相手がJ2であろうと油断は大敵、選手入場を控え、ゴール裏の緊迫感は必然と高まる
決戦の時が目前に迫る、ファンファーレの放送と共に、戦いの舞台は整った
準決勝の座をかけ、熱き勝負は火ぶたを切って落とされた
開始直後のフロンターレ、中村選手(背番号14:MF)のキックは左サイドへ
・・・あら!?目の前のネットがこんなに邪魔だとは!
開始直後からフロンターレの積極性が光る
谷口選手(背番号29:MF)がヘッドでボールを前へ押し込む
対する愛媛も闘志をむき出しにする
川北選手(背番号35:GK)のゴールキックを
金守選手(背番号10:DF)と森選手(背番号19:MF)が激しく競り合う
眼前のゴールネットが撮影を妨げる、大概はかわすことが可能であるが、今回ばかりは勝手が異なる
AFはネットに合従しまくり、選手にはピントが合ってくれない
撮影に難儀している間に、森選手が右サイドを浮上、愛媛のファウルを誘い出す
フロンターレに絶好の得点機が到来
サポーターの掛け声に合わせるかのように、大橋選手(背番号24:MF)のキックが炸裂
ゴール前の混戦には寺田選手(背番号13:DF)と、テセ(鄭選手 背番号16:FW)が絡み
こぼれ球を村上選手(背番号26:MF)がシュート・・・、ネットで視界が妨げられた
愛媛もじわりと攻撃態勢に入るが、フロンターレの守備も慌てない
ボールを受けた愛媛の選手に素早く詰め寄り、愛媛に決定機を与えない
愛媛が再び右サイドを狙う、森脇選手(背番号15:DF)の突破は、村上選手が阻止
フロンターレが速攻に移ったものの・・・、ネットが邪魔で撮影がままならぬ
ジュニーニョ選手がクロスを放ったようだが、見通しが悪くてたまらない
これじゃ、試合状況が断片的にしか伝わらない
いや、素人が詳細を書ける術もないのは自明の理
不自由なまま撮影を続行、箕輪選手(背番号5:DF)のロングフィードは、誰にも繋がらない
愛媛を攻め立てたフロンターレだが、直後に反撃を受けてしまう
内村選手(背番号26:MF)のクロスは、田中選手(背番号11:FW)を狙ったものの
森選手?が寸前でクリア、愛媛にゴールチャンスを与えない
攻撃の手を緩めぬフロンターレだが、愛媛の守備も堅く崩し切れない
愛媛が直後に大きなチャンス、スルーパスに江後選手(背番号18:MF)が抜け出し
ゴールライン際で粘り腰を利かせ、クロスを繰り出した
江後選手が折り返したボールを、田中選手が痛快な一撃を放つ
フロンターレの守備は守備が遅れるも、川島選手が渾身のセーブを見せた
こぼれ球は村上選手が追いつき、大きなクリアで難を逃れた
攻撃のリズムを掴みたいフロンターレだが、直後に愛媛のカウンターが炸裂
左サイドの空きスペースに、愛媛のロングパスが到達
星野選手(背番号5:DF)が懸命に駆け上がり、低いクロスを繰り出した
内村選手(背番号26:MF)がゴール正面から突進するも
川島選手が勇敢な飛び出しで食い止めた
内村選手と交錯した際に、耳元を蹴られてしまったようだが
程なく立ち上がり戦線に復帰、サポーターを安堵させた
川島選手のゴールキックでプレーが再開
フロンターレは左サイドに展開するが、ゴールネットに邪魔され何も見えない(泣)
村上選手の右足のシュートが炸裂するも、全く撮影すらままならない
決定機を逃したフロンターレだが、ジュニーニョ選手が豪快なミドルシュートを放つ
これは大きく反れてしまい、ジュニーニョ選手は思わず天を仰いだ
中盤で両者の攻防を経て、愛媛が右サイドの浮上を図る
内村選手の突破は、伊藤選手(背番号2:DF)と大橋選手のコンビでクリア成功
・・・に見えたのは早過ぎた、森脇選手のミドルシュートがフロンターレゴールに襲いかかる
両者の激しい攻防が続く、愛媛の右サイドからのクロスは、寺田選手が強力に弾き返す
直後にフロンターレがカウンターを仕掛け、セットプレーのチャンスを得た
先制ゴールが欲しい時間帯、フリーキックのタイミングに合わせ、ザポーターは唸り声を響かせる
大橋選手のフリーキックを、ジュニーニョ選手が至近距離からヘッドで押し込んだものの
川北選手がスーパーセーブを披露、愛媛ゴールを奪えない
続けてフロンターレがコーナーキックを得るも、愛媛の堅守にシュートを放てない
愛媛が一気にカウンターを仕掛ける、赤井選手(背番号16:MF)が鋭いクロスを放つが
箕輪選手が辛うじて戻りクリア・・・、撮影失敗(恥)
フロンターレの攻撃意欲は保たれる、箕輪選手も攻撃に絡むシーンが増えたが
愛媛の守備の奮闘を前に、先制ゴールの気配は未だ遠い
愛媛が右サイドを徹底的に狙う、森脇選手へのスルーパスは、村上選手が対応
森脇選手に体を押しやり、ゆっくりと転がるボールをラインへ流し込む
ゴールネットが邪魔で撮影もままならぬが、試合は刻々と過ぎ去る
いま一つ攻め切れぬフロンターレに対し、愛媛は徹底してサイドを切り崩す
何度か背後を抜かれそうになるが、愛媛のミスにも救われ決定的なピンチには至らない
フロンターレは何度か好機を迎えたが、全く撮影出来ていない(ガクッ)
愛媛はカウンターから左へ展開
青野選手(背番号27:MF)のアーリークロスが、フロンターレゴール前に到達
フロンターレゴール前に内村選手が飛び出すが、寺田選手が足を延ばしてクリア
両選手が交錯し内村選手が転倒、愛媛の選手がPKをアピールをするも、判定には影響しない
直後に愛媛のコーナーキックを迎えるも、決定的なピンチは招かない
愛媛がすかさず反撃態勢に入ったものの
フロンターレは素早いマンマーク、愛媛の動きを封じ込めた
とは言えそろそろゴールが欲しい、この展開は観る者をやきもきさせる
箕輪選手が前線へ浮上、テセへ鋭いパスを繰り出すも
テセのシュートはタイミングが外れ、なかなかゴールが届かない
一進一退の攻防が続き、前半も40分が経過
相変わらずゴールネット越しのプレーは見通しが悪いが
フロンターレがセットプレーの場面をゲット、先制ゴールの期待も否応になく高まる
フリーキックは愛媛がクリア、フロンターレはスローインから森選手がクロスを放つ
森選手のクロスは愛媛がクリアしたが
続くこぼれ球を大橋選手がシュート!・・・ゴールポストが邪魔だ
大橋選手のシュートは、愛媛ゴールへと吸い込まれた
遠かった先制ゴールに、ゴール裏のサポーターは狂喜乱舞
先制ゴールで勢いづいたフロンターレ、再びセットプレーの場面を得た
大橋選手が繰り出したボールを、ジュニーニョ選手がヘディングシュートを放ったが
川北選手のセーブに阻まれてしまい、追加点には至らない
直後に前半終了の時を迎えた、愛媛に1点リードで前半を折り返す
リードを得たが安心には程遠い、後半も気を引き締めて勝負に挑みたい
ハーフタイムは静かに流れ去る
日陰で覆われたアウェイゴール裏、休息の間に体を冷やさないようにしたいが
半そで姿のサポーターも少なくない
選手たちがピッチに戻ってきた
盛大な応援と共に、後半開始の瞬間を迎えた
だんだん面倒くさくなってきたので、後半は写真中心でごめんなさい
・・・と思いきや、開始直後にフロンターレがビッグチャンスを掴む
大橋選手のパスを受けたジュニーニョ選手が、怒濤のドリブルで一気に前線に迫る
愛媛ゴール前に詰め寄るが、この場面も川北選手の好セーブに阻まれた
攻撃の手を緩めぬフロンターレ、ジュニーニョ選手が左サイドを急浮上
愛媛の守備を振り切り、斜め角度からシュートを繰り出したが、愛媛ゴール枠をとらえない
愛媛に畳みかけるフロンターレ、箕輪選手も前半以上のアグレッシブなプレー
ゴールライン際でボールをキープするも、愛媛のプレッシャーに粘り切れず
一方的に攻め立てるフロンターレ、次々とシュートを繰り出すものの、愛媛から追加点を奪えない
大橋選手がピッチから去り、河村選手(背番号6:MF)が投入
その直後に愛媛が痛恨のファウル
ペナルティエリアに侵入を図ったジュニーニョ選手を、金守選手が引き倒してしまった
金守選手は2度目の警告で退場処分、フロンターレが数的優位に立つ
同時に、フロンターレにPKの場面が到来
ジュニーニョ選手の集中力を高めるべく、ゴール裏のサポーターは沈黙を貫いた
・・・が、大勢のカメラマンがゴール裏に一斉に移動
ジュニーニョ選手の集中力を妨げないか、いささか心配が募る
心配は杞憂に終わった、ジュニーニョ選手がPKを冷静に決め、フロンターレが2点目をゲット
待ちわびた追加点に、ジュニーニョ選手は会心のポーズを決めた
ゴール裏のサポーターも大熱狂、盛大な水しぶきがコアゾーンに舞う
ジュニゴール〜、オーオオオー
ジュニゴール〜、オーオオオー
ピッチ上に、今季限りで契約満了のマギヌン選手(背番号11:MF)が登場
久々のプレーを前に、サポーターはカニダンスで出迎えた
ラララララ〜、マギヌンゴール〜
マギヌンゴール〜、お・お・お・お〜
2点リードを確保するも、フロンターレは攻撃の手を緩めない
中村選手のミドルシュートは、ファーサイドのクロスバーを直撃
ジュニーニョ選手の折り返しに、マギヌン選手が果敢に飛び込みを図る
闘志溢れるプレーに、サポーターはカニダンスでマギヌン選手を称える
ラララララ〜、マギヌンゴール〜
マギヌンゴール〜、お・お・お・お〜
窮地に立たされた愛媛も、捨て身の攻撃を仕掛けるも
フロンターレの守備は慌てず、冷静に対処
ジュニーニョ選手が振り向きざまの一撃を放つが、ゴール裏の観客席に飛び込んだ
後半もロスタイムに突入、残り時間も僅かとなり、勝利を確信するのに十分
サポーターはアバンテの応援に突入、勝利を引き寄せるべく力強い声援を送る
程なく試合終了の瞬間が訪れた
愛媛の健闘に苦しみながらも、6年ぶりの準決勝進出を決めた
激闘を終えた選手たちを、サポーターは暖かい拍手で出迎えた
惜しまれつつも戦力外となったマギヌン選手には、さらなる声援が送られた
最後に先制ゴールを決めた大橋選手が登場、メガホンを片手に決意を語った
次なる相手はリーグ戦王者の鹿島
谷口選手が累積警告で出場停止、厳しい戦いを予感させるも
元日決戦を掴むべく全力で立ち向かうぞ!
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:川島 DF:箕輪・寺田・伊藤 MF:中村・森・大橋・村上・谷口 FW:ジュニーニョ・鄭 SUB:相澤・佐原・井川・河村・マギヌン・黒津・我那覇 |
<フロンターレの選手交代> |
大橋>河村(63分) 箕輪>井川(68分) 鄭>マギヌン(76分) |