リーグ戦2試合を終えて未勝利、開幕ダッシュは完全につまづいたフロンターレ
問題が山積の中、ナビスコ杯初戦の千葉戦を迎えた
等々力は雨と寒さと強風の3重苦
代表選手も不在で成績不振も重なれば、スタンドに空席が目立つのは避けられない
悪天候に負けじと、勝利に飢えたサポーターは、熱き応援ゾーンに集結
今季初勝利を掴むべく、応援のボルテージは徐々に高まる
千葉サポーターはアウェイゴール裏の半面を陣取り、決戦の時を待ち侘びる
場内に山岸選手（背番号8:MF 昨年まで千葉に在籍）の名前が流れる度に
激しいブーイングを浴びせ、敵対意識をあらわとする
降りしきる雨の下、試合開始の時を迎えた
オーソドックスな3-4-3の布陣に戻し、勝利を目指しての90分間がスタート
寒さで身震いが止まらない、どうもいい写真が少ないのでパラパラ・・・と（恥）
千葉が左サイドの突破を仕掛けるが、ボールはゴールラインを割り込む
ゴールマウスを守るのは、公式戦初登場の植草選手（背番号22:GK）
ファーストシュートを繰り出したのは
「日本人宣言」を封印？したジュニーニョ選手（背番号10:FW）
村上選手（背番号26:MF）からのパスを受け
小気味良いシュートを放つも、千葉ゴール枠の外側を通過
積極的に仕掛けるフロンターレ、村上選手が後に続く
スルーパスに絶妙の飛び出しを見せたが、シュートは惜しくも決まらない
森選手（背番号19:MF）のパスを受け、大橋選手（背番号24:MF）がミドルシュートを放つ
前節、神戸戦での意地のゴールを彷彿させるが
千葉DFがブロック、ミドルシュートに頼る図式が依然と強い
森選手のアーリークロスから、村上選手がボレーシュートを繰り出す
今季は山岸選手の加入により、リーグ戦では控えに甘んじるも
森選手との連携面では、明らかに勝っているようだ
神戸戦では不発に終わった我那覇選手（背番号9:FW）だが
ジュニーニョ選手との連携から、痛快なシュートを繰り出した
惜しくも千葉ゴール枠は捉えぬも、シュートのタイミングは悪くない
フロンターレに攻撃の形は見えつつあるも、守備はどうも不安が残る
最終ラインの不用意なパス回しが発端で、千葉にボールを奪われ
逆サイドからシュートを浴びてしまう
仕切り直しのフロンターレ、森選手の右サイドの突破が冴えている
千葉からコーナーキックのチャンスをゲット
先制点の期待に、場内のボルテージは一気に高まる
大橋選手が繰り出したコーナーキックを、寺田選手（背番号13:DF）がヘディングシュート
直後に、フロンターレは再びコーナーキックを得たが
続けてのセットプレーは失敗に終わり、先制ゴールは奪えない
優位に攻撃を続けるフロンターレだが、千葉も僅かな隙を見逃さない
谷澤選手（背番号16:MF）へ対する、森選手のチェックが甘くなるや
フロンターレの守備のもつれに乗じ、坂本選手（背番号2:MF）がミドルシュートを放つ
コーナーキックの場面を、立て続けに迎えてしまったフロンターレ
この危機は体を張った守備を披露、千葉にゴールを明け渡さない
井川選手（背番号4:DF）のファウルで、フロンターレはセットプレーの危機を招く
工藤選手（背番号7:MF）が、高く浮いたボールを繰り出した
フロンターレゴール前は、空中戦の様相が漂うも
植草選手が冷静に飛び出し、両腕を伸ばしてボールを手中におさめた
森選手のロングボールを、養父選手（背番号20:MF）が胸でトラップ
前に落としたボールをシュートするが、立石選手（背番号1:GK）の正面に飛ぶ
クロスボールからのこぼれ球を、森選手が追い付き必死のキープ
懸命の粘りも通じず、ボールはゴールラインを割り込んでしまった
この場面は、味方のフォローも欲しかった
フロンターレが中盤でボールを奪取、すかさず速攻を仕掛ける
村上選手とジュニーニョ選手のコンビで、右方向に展開するも
一瞬飛び出しが早かったのか、オフサイドの判定に泣く
クロスが冴え渡る森選手であるが、守備では一抹の不安が残る
この場面も千葉に切れ込みを許し、結果的にセットプレーの場面を招いてしまう
高まる緊迫感の中、千葉のフリーキックが繰り出された・・・
カメラを構えるタイミングを間違え、完全に撮り損ねた（恥）
千葉の攻撃は明解そのもの、左サイドを執拗に狙う
谷澤選手が放ったミドルシュートは、フロンターレゴール枠の外側を通過
いささか押されがちなフロンターレであったが、養父選手のパスで活路を開く
左サイドの空間に村上選手が飛び出し、コーナーキックのチャンスを得たぞ
千葉を押しまくるフロンターレ、このチャンスは絶対にモノにしたい
興奮と期待が渦巻く中、大橋選手のキックが炸裂したが
千葉もゴール前を固め必死の抵抗、2度のチャンスを生かし切れない
絶好機を逃したフロンターレだが、養父選手が雰囲気を継続する
痛快なミドルシュートを繰り出し、場内をどっと沸かせた
おおっ！養父選手の新応援歌が飛び出した
ゆうじ〜 やぶゆうじ アーユー やぶー ゆうじ
ゆうじ〜 やぶゆうじ アーユー やぶー ゆうじ
・・・もつかの間、直後に千葉がカウンターから猛攻撃
フロンターレゴール前の混戦から、あわや失点かと覚悟するも
オフサイドの判定で命拾い、一瞬先は闇である
両者が中盤で激しく交錯、均衡状況を破ったのはフロンターレ
我那覇選手のパスを大橋選手が右サイドに流し
森選手が豪快なシュートを放つ、いいぞ！勇介
千葉のサイド攻撃に対し、フロンターレの守備陣も対応が取れつつある
井川選手の守備も安定感を増し、失点に繋がりかねない場面は消えつつある
フロンターレは何度もコーナーキックを得るも、千葉の堅い守りに阻まれ続ける
攻撃面では圧倒的に支配するだけに、いい加減に先取点が欲しくなる
千葉のゴールキックに絡み、谷口選手が接触プレーでファウルの判定
フロンターレゴールまでは微妙な距離、嫌な位置でのフリーキックピンチを招く
全身ずぶ濡れのサポーターは危機を察知、植草選手の名を懸命に叫ぶ
工藤選手のフリーキックは、植草選手が直接キャッチ
雨で手元も滑りそうだが、セービングは安定
このまま前半を終了、両者無得点で45分間を締めくくる
攻撃面では千葉を圧倒しただけに、無得点は率直に不満が残る
守備面も万全とは言い難い気がするが
千葉の攻撃の遅さに、幾分救われた気分である
身震いに悩まされるハーフタイム
気温も低く、応援を止めると途端に体が冷えてしまう
リニューアルしたふろん太君を見れば、心も体もあったまる・・・のか？
時間つぶしに、空席だらけのメインスタンドを眺める
今日のような悪天候時でも、屋根があれば生観戦する人が増えるのになぁ
早く屋根が欲しいなぁ、でも￥等の問題が山積みなのか・・・
寒さでデジカメのバッテリも摩耗
残容量が気になっていたら、選手たちがピッチに戻ってきた
身震いが一向に止まらぬまま、後半開始の瞬間を迎えた
ずぶ濡れで応援するサポーターの為にも、ゴール・・・そして初勝利が欲しい
先制攻撃を仕掛けたのはフロンターレ
左サイドの深いポジションから、ジュニーニョ選手がクロスを繰り出す
流れたボールは大橋選手が追い付き、背後の森選手へ託す
森選手の鋭い駆け出しから、コーナーキックのチャンスを掴み取る
コーナーキックのチャンスを逃したフロンターレ
直後に千葉が速攻に転ずるも、前線へのパスは長く、植草選手がセーブ
フロンターレも即座に反撃開始
千葉ゴール近辺で、大橋選手と我那覇選手が、息のあったコンビプレーを披露
大橋選手のラストパスは、坂本選手に惜しくも阻まれたが
これが繋がっていたら・・・、先制ゴールは現実的であったかも知れぬ
千葉が右サイドを駆け上がる、大きな旋回からクロスを繰り出した
フロンターレゴール前にボールが弾む、辛うじてゴールラインへと逃す
千葉がコーナーキックの場面を、フロンターレは正念場を迎えてしまう
続けて千葉がショートコーナー、バックパスから下村選手（背番号6:MF）がクロスを放つ
ボスナー選手（背番号4:DF）がヘディングシュートを放つが
寺田選手のプレッシャーが効いたのか、シュートはゴールラインを割り込んだ
両者の攻防は小休止、フロンターレが千葉のマークを交わし、中盤でボールをキープ
大橋選手がドリブル開始、正面突破の体勢に入る
続けてボールは森選手へ、ノーマークの体勢から、すかさずクロスを繰り出す
千葉ゴール前に谷口選手が詰め寄るも、ボールはファーサイドへと流れ去る
千葉ゴールに矢継ぎ早に詰め寄るフロンターレだが
千葉DFも必死の守備でゴールを明け渡さない
大橋選手の折り返しを受けた谷口選手が、至近距離から強烈な一撃！
だが、これも立石選手がブロック、谷口選手は思わず天を仰ぐ
何度も訪れるコーナーキックだが、この場面も千葉が弾き返す
千葉も左右に揺さぶりをかける、フロンターレの守備は、時折隙間をのぞかせる
フリーキックに明け暮れる大橋選手も、懸命の守備を見せる
一方的に攻め立てるフロンターレだが、千葉のゴールがどうしても届かない
攻撃面のリズムも乱れがち、中盤でジュニーニョ選手が孤立し
千葉DFに捕まってしまう
千葉がすかさずカウンターを披露、下村選手のドリブルから一気に窮地に陥る
谷口選手のスライディング届かない、井川選手が身構えるも
米倉選手（背番号22:MF）のシュートが襲いかかる！
千葉に一瞬の不意を突かれ、先制ゴールを献上してしまった・・・
雨の等々力の舞台に、重苦しい空気が流れてしまう
先制を喫したフロンターレ、この状況を打破するには、熱きサポートに他ならぬ
応援はすかさず再開、サポーターは逆転を願い、懸命の声援を送る
千葉を攻め立てるフロンターレだが
気持ちが先走り過ぎるのか、選手間の繋がりが乱れたまま
それでもジュニーニョ選手が倒され、セットプレーのチャンスを得たぞ
サポーターの後押しを受け、大橋選手のフリーキックが炸裂
我那覇選手らが千葉ゴール前に飛び出すが、ボールとのタイミングは合ってくれない
攻撃の手を緩めぬフロンターレ
大橋選手のコーナーキックのこぼれ球を
養父選手がミドルシュートを放つが、これも決まらない
テセ（鄭選手 背番号16:FW）がピッチに投入
直後のセットプレーの場面で、千葉ゴール前に貪欲に飛び込むも
千葉も体を張って対抗、度重なるチャンスをまたもや逃してしまう
ガムシャラに攻めるフロンターレ、ゴールへの強い執念を見せる
何度も何度も、嫌と言うほどセットプレーのチャンスを掴むが・・・
何故だ！何故にゴールを奪えない！？
直後に入場者数が発表、残念ながら1万人を割り込んでしまった
必死に攻撃を仕掛けるフロンターレだが、更なる悪夢が待ち受けていた
中島選手（背番号15:MF）に至近距離から押し込まれ、痛恨の追加点を喫してしまう
窮地に立たされたフロンターレ、悲壮感がほのかに漂う中、千葉に猛然と攻めかかる
大橋選手が気迫のキックを放つが、これも決まってくれない
気がつけば試合はロスタイムに突入、これが最後のチャンスやも知れぬ
サポーターの声援に気合いが宿り、死力の応援に突入
まずは1点取り戻してくれ！！
死に物狂いで千葉ゴールを襲うフロンターレ
村上選手のパスに大橋選手が反応、至近距離から魂の一撃を放つ
サポーターの大歓声が響く中、大橋選手のコーナーキックが炸裂！
寺田選手が渾身のヘディングシュートを放つが、これも決まらない
タイムアップの瞬間と共に、足を酷使した大橋選手が倒れ込んだ
数多のフリーキックを繰り出すも、千葉ゴールを奪う事は無かった・・・
開幕3戦にして未勝利のフロンターレ、ピッチを去る選手の足取りも重い
このままずるずると泥沼に沈むのか・・・
いや、必ずや蘇るに違いない
サポーターの熱き応援歌が、選手たちの胸に届くことを信じて