ジェフユナイテッド市原・千葉 VS 川崎フロンターレ
〜 2008 ヤマザキナビスコカップ 予選Cグループ 第6試合 〜
日 時 | 2008年6月8日(日) 15:00 | |||
試合会場 | フクダ電子アリーナ(千葉県千葉市) | |||
天 候 | 曇り | |||
観 客 数 | 12,921人 | |||
試 合 結 果 | ||||
千 葉 | 1 | 前 半 | 1 | 川 崎 |
2 | 後 半 | 1 | ||
3 | 計 | 2 | ||
得 点 者 | ||||
オウンゴール | 4分 | 27分 | 我那覇 和樹 | |
ボスナー | 57分 | 69分 | 黒津 勝 | |
レイナウド | 83分 |
ナビスコカップ予選リーグは最終戦
敵地のフクダ電子アリーナにて、ジェフユナイテッド市原・千葉との勝負を迎えた
小雨交じりの開門前、多くのサポーターが開場時刻を待つ
開門と同時に、手際よく応援準備に取り掛かる
アウェイゴール裏の狭い一角は、瞬く間に青黒で染められた
選手達がピッチに登場、サポーターも俄然気合いがこもる
決勝リーグ進出には、2点差以上の勝利が最低の条件
厳しいノルマを乗り越えるべく、サポーターは熱き声援を送る
グループ首位の千葉は引き分け以上でも、決勝トーナメント進出が確定するが
サポーターが求めるのは勝利のみ、迫力あふれる声援でフロンターレを迎え撃つ
選手紹介のとき、ドーピング疑惑が晴れた我那覇選手(背番号9:FW)に
千葉サポーターから盛大な拍手を頂きました
予想外の拍手に驚いたものの、感謝の念で溢れました
選手入場に先立ち、千葉の三木新社長から挨拶
先の浦和 VS G大阪戦での騒ぎを詫び、安全なスタジアム作りに取り組む事を約束
JR品川駅長の経験を持つ、異色の招へいではあろうが
しっかりとした口調には好感が持てた
千葉の再建にどう取り組むか、密かに注目したい
一瞬の静寂を経由し、場内に熱気が舞い戻る
沸き起こる歓声の中、両チームの選手達が、戦いの舞台に登場
サポーターも気持ちを高め、選手達を最高のサポートで出迎えた
試合開始に先立ち、先日逝去された
長沼健 日本サッカー協会最高顧問への黙とうがささげられた
日本サッカー界を築き上げた功労者に、心から哀悼の念を送ります
決勝リーグ進出の夢をかけ、熱き勝負は火蓋を切った
毎度の如く余り説明は書きませんが、戦いの軌跡をご覧ください
開始直後から両者が激しい応酬、勝利への執念を全面に出す
フロンターレは速攻で右サイドを切り崩す
山岸選手(背番号8:MF)が千葉ゴール付近で折り返したボールを
田坂選手(背番号6:MF)がシュートを放つも、千葉の守備に阻まれた
千葉も右サイドへボールを振る
久々に復帰の谷口選手(背番号29:MF)と、坂本選手(背番号2:DF)が競り合う
坂本選手が谷口選手をかわすや、鋭いクロスを繰り出した
千葉の攻撃を一旦しのいだフロンターレだが
千葉の素早いパスワークに揺さぶられてしまう
谷澤選手(背番号16:MF)が叩いたボールは、下村選手の足元(背番号6:MF)に到達
山岸選手らがカバーに入るも、シュート性の一撃を繰り出されてしまった!
横山選手(背番号18:DF)が懸命に足を延ばすも
不運にも、ボールはフロンターレゴールへと吸い込まれてしまった
開始数分も経たぬ間に、千葉に先取点を喫してしまった・・・
よもやの失点に、ゴール裏のフロンターレサポーターは一瞬ざわついた
動揺を振り切るべく、応援は即座に再開された
失点を喫したフロンターレだが、千葉を意欲的に攻め立てる
大橋選手(背番号24:MF)のパスを起点に、田坂選手が右サイドを一気に突破
右足を強く振り抜き、鋭いクロスを繰り出した
逆サイドには山岸選手が飛び出し、工藤選手(背番号7:MF)との激しいつばぜり合い
千葉サポーターの猛烈なブーイングを浴びつつ、山岸選手は奮闘を見せるも
この場面はボールを奪われてしまった
千葉も追加点を執拗に狙う、素早いパスワークでフロンターレの守備を乱す
青木選手(背番号31:DF)の痛烈な一撃が、フロンターレゴールを襲いかかる
コーナーキックの危機を控え、アウェイゴール裏には緊張が走る
千葉がセットプレーを生かし切れず、この場面は事無きを得た
絶体絶命の危機から逃れたフロンターレは、速攻で千葉ゴールへと迫る
谷口選手が千葉ゴール前に詰め寄るも、千葉ゴールを脅かすには及ばない
フロンターレは右サイドに展開
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)が一直線に駆け出した
千葉の守備はジュニーニョ選手を挟み打ち、フロンターレの攻撃を断ち切った
千葉が左サイドを攻め立てる、田坂選手が懸命にからみつく
続く千葉のロングスローは、フロンターレゴール前に到達するも
村上選手(背番号26:DF)が必死のクリア、ゴールラインへとボールを追いやった
早く同点に追い付きたいフロンターレ
千葉のマークに苦しみつつも、ジュニーニョ選手がシュートを繰り出した
両者の応酬が止まらぬ中、フロンターレは右側に展開を図る
大橋選手のクロスを、谷口選手がヘディングシュートを放ったものの
浮いたボールは岡本選手(背番号30:GK)がキャッチ、千葉ゴールを貫けない
オウンゴールを招いた横山選手だが、失点のショックを封印
レイナウド選手(背番号10:FW)へのスルーパスも、冷静に対処
一足早く追い付きライン際へと逃れ、前方にボールを蹴り返す
ジュニーニョ選手の動きを皮切りに、フロンターレが正面突破を図る
我那覇選手も千葉ゴール前へと詰め寄ったものの
千葉もゴールを前を分厚く固め、奇襲は失敗に終わった
試合はこう着状態に突入、千葉のパスワークが冴える
伊藤選手(背番号2:DF)が積極的にカバーに入り、危険の芽を握り取る
攻め手に乏しいフロンターレ、打開策が乏しい状況に陥る
アウェイ側ゴール裏のサポーターは、前進を促すべく
熱き拍手をピッチに送る
攻めあぐねるフロンターレに対し、千葉の攻撃が再び牙をむいた
新居選手(背番号11:FW)のスルーパスに
斎藤選手(背番号3:MF)がフリーの体勢で抜け出した!
絶体絶命のピンチを前に、吉原選手(背番号21:GK)が果敢に飛び出した
寸前のところでボールを弾き出し、辛くもゴールを守り抜く
辛くも追加点を免れたフロンターレだが、一瞬の不覚が危機を招く
菊地選手(背番号17:MF)のファウルから、千葉が素早いリスタート
新居選手が一気に駆け出し、シュートを放たれてしまうものの
幸運にもボールは、フロンターレのゴール枠から外れてくれた
危機から逃れたフロンターレ、ジュニーニョ選手のパスは山岸選手へ託された
千葉の選手とにらみ合う山岸選手に、千葉サポーターは猛烈なブーイングを浴びせる
かつての仲間からの仕打ちに動揺したのか、千葉にボールを奪われてしまった
懸命に声援を送るサポーター、その時がついに訪れた
劣勢を打破したのはまぎれもなく、潔白を証明した我那覇選手
千葉の選手に前後を挟まれつつも、千葉ゴールにボールを叩き込む!
我那覇選手のゴールが決まり、フロンターレが同点に追い付いた
試合は振り出しに戻ったぞ、2得点を目指す戦いが再開された
同点ゴールの勢いに乗り、フロンターレが奇襲を仕掛ける
ジュニーニョ選手中盤を一気に突破、村上選手が強烈な一撃を繰り出す
大橋選手のコーナーキックに、横山選手がヘディングシュートの体勢
千葉の守備に阻まれてしまい、思うようにシュートを放てない
千葉も縦への突破を図る、中盤では熾烈な空中戦
菊地選手が自慢の高さを魅せる、けた外れの跳躍力に見とれてしまう