アルビレックス新潟 VS 川崎フロンターレ
〜 2008 J1 第14節 〜
日 時 | 2008年6月28日(土) 16:00 | |||
試合会場 | 東北電力ビッグスワンスタジアム(新潟県新潟市) | |||
天 候 | 曇り | |||
観 客 数 | 40,029人 | |||
試 合 結 果 | ||||
新 潟 | 1 | 前 半 | 0 | 川 崎 |
1 | 後 半 | 1 | ||
2 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
永田 充 | 26分 | 63分 | 我那覇 和樹 | |
アレッサンドロ | 52分 |
リーグ戦再開初戦はアウェイの新潟戦、敵地では9連敗と苦渋の極み
ビッグスワンでの初勝利を目指すべく、新幹線ツアーを決行
大勢のサポーターを乗せた臨時列車が、新潟駅に到着
大集団のサポーターが下車、降車ホームはサックスブルーのサポーターで埋まる
勝ち点3の願いを抱き、サポーターはビッグスワンを目指す
キックオフ2時間半前に開門を迎えた
サポーターが場内になだれ込み、応援準備に取り掛かる
アウェイのエリアは、過去最大の9ブロックが確保
中心部を筆頭に、周囲は青黒でじわじわと染まる
選手達がピッチに登場、アウェイゴール裏は一気に燃え盛る
ビッグスワンでの初勝利を掴むべく、サポーターのボルテージは急上昇
キックオフの瞬間が刻々と迫る、場内の緊張感も自然と高まる
オレンジに染まる新潟ゴール裏を直視すると
青いパネルで描かれた「F」と「A」の文字が引き立つ
新潟版「FA宣言」のパネル演出
「FOREVER ALBI」文字が堂々と浮かび上がる
こんなものを眼前に突きつけられては、闘志も一層引き立てられる
選手達がピッチに戻ってきた
沸き起こる熱気と共に、キックオフの時を迎えた
新潟が先制攻撃を仕掛けてきた
フロンターレの立ち上がりの不安定さを狙い、ゴール前へと続々と迫る
立ち上がり直後の危機を逃れたフロンターレだが
左サイドからの攻撃は機能しない
新潟が再びカウンターを披露
アレッサンドロ選手(背番号9:FW)がドリブル突破を図るものの
井川選手(背番号4:DF)が体を張って阻止
フロンターレは前進の意識はあれど
W杯予選による主力不在の影響からか、選手間の連携が煮え切らない
我那覇選手(背番号9:FW)へのパスも精度を欠く
選手間の連携は新潟が明らかに勝る
マルシオ選手(背番号10:MF)へスルーパスが繋がれてしまうが
横山選手(背番号18:DF)が必死に戻り、ボールを奪い戻す
前がかりなフロンターレの裏を突き、新潟がロングパスを繰り出した
アレッサンドロ選手が猛然と駆け上がり
ボールをヒールで止めたものの、幸運にもゴールラインを割ってくれた
攻撃のリズムがいま一つなフロンターレに、井川選手が活を注ぐ
中盤から目の覚めるようなロングフィードを繰り出し
新潟ゴール前でテセ(鄭選手 背番号16:FW)が空中戦に挑む
サイドからの攻撃を組み立てたいフロンターレだが
山岸選手(背番号8:MF)の動きがぱっとしない
この場面も新潟にボールを奪われ、カウンターからピンチを招いてしまった
新潟のセットプレーの危機を迎えてしまった
クリアボールを新潟に奪われたフロンターレ
内田選手(背番号17:DF)のロングパスを
菊地選手(背番号17:MF)がカットに入るも、体勢が乱れてしまう
フロンターレゴール前のこぼれ球を、千代反田選手(背番号5:DF)に拾われてしまう
狭い角度からシュートを浴びてしまうも
ボールは川島選手(背番号1:GK)の正面、フロンターレは危機から脱出
中盤でボールをつなぐフロンターレ
中村選手(背番号14:MF)のパスを受けた
村上選手(背番号26:MF)がクロスを繰り出すが
新潟ゴール前の我那覇選手には届かない
谷口選手(背番号29:MF)も意欲的に飛び出しを図るが
この場面はオフサイドの判定を受けてしまう
新潟はアレッサンドロ選手が粘る
一度はライン際に追い込まれたが、自ら持ち込みシュートで締めくくる
フロンターレも前線にパスを多く繰り出すが
新潟の守備も堅く、思うように繋ぐことが出来ない
川島選手のキックがテセに到達、ヘディングで託したボールは我那覇選手が繋ぐ
テセがクロスを繰り出したものの
新潟ゴール前に飛び込む選手もおらず、ボールは逆側へ流れ去ってしまった
新潟も直後に逆襲態勢、中野選手(背番号2:DF)が中盤を突破し、クロスを繰り出す
矢野選手(背番号11:FW)が、豪快なヘディングシュートを狙うが
川島選手が左腕を伸ばし、矢野選手のシュートを阻止
中村選手(背番号14:MF)がドリブルでセンターラインを突破
パスの供給先を見定めるも、新潟の守備につぶされてしまう
直後に新潟のセットプレーのピンチ
マルシオ選手のフリーキックは、川島選手がセーブ
こぼれ球を新潟に押し込まれるも、川島選手が立て続けに食い止めた
攻撃の組み立てがいま一つのフロンターレ
我那覇選手が流れを呼び寄せるべく、ミドルシュートを繰り出した
新潟が左右にボールを振り、フロンターレへの揺さぶりを強めてきた
矢野選手へのクロスボールは、伊藤選手(背番号2:DF)がガードに入るも
新潟にコーナーキックを与えてしまう
マルシオ選手のキックが連発するが、テセが懸命の守備で対抗
危ない場面が連続したが、無失点で切り抜けた
攻撃のリズムを掴みたいフロンターレ、井川選手のパスは中村選手へ
中村選手が一旦バックに戻し、井川選手のパスが谷口選手へ
新潟の守備の隙間を狙うも、新潟のプレッシャーにバランスを崩す
新潟が縦への突破を図る、フロンターレの最終ラインの裏を狙い
松下選手(背番号7:MF)が駆け上がる
横山選手が追い付いたものの、ファウルを献上してしまう
セットプレーの危機を迎えたフロンターレ、サポーターも必死の声援を送る
松下選手のキックが放たれた、フロンターレゴール前に、両チームの選手がなだれ込む
ファーサイドへ流れたボールを、永田選手(背番号26:DF)に押し込まれてしまう!
永田選手のヘディングシュートが、フロンターレゴールへと吸い込まれてしまった
新潟に苦杯の先制ゴール、ビッグスワンに新潟サポーターの歓声が響く
1点は献上するも、試合は前半途中
サポーターも気持ちを入れ直し、応援を再開させた
中盤を互いに支配すべく、激しい攻防が繰り広げられる
フロンターレがボールをキープするも、新潟の執拗なガードに苦しむ
フロンターレが徐々に構成を強めるも、新潟の最終ラインを崩すには至らない
逆に新潟が構成を強める、コーナーキックを皮切りに、フロンターレを再三脅かす
苦境へと追い込まれたフロンターレ
最後は中野選手がミドルシュートを繰り出すが、川島選手がおさえた
新潟の攻撃に耐え抜いたフロンターレは、徐々に攻勢を取り戻す
中村選手のクロスボールに谷口選手が飛び込み、豪快な一撃を繰り出した!
たにぐちひろゆき〜、オオ〜たにぐち〜
たにぐち〜、たにぐち〜、オオーたにぐち〜
中村選手と谷口選手の連携が冴える
中村選手のスルーパスに、谷口選手が飛び出した
勢いよく新潟ゴールへかけ出すも、ゴールライン際で足元がもつれたか
前半も残り時間は5分前後
意欲的に攻撃を仕掛けるフロンターレだが
前線の連携の乏しさに、変化は見られない
久々に訪れたセットプレー、中村選手のフリーキックは横山選手の頭上へ接近
空中戦に横山選手が挑むものの、新潟の守備陣に囲まれてしまいなす術が無い
一旦はチャンスが途切れたかに見えたが、村上選手が奮闘を見せる
マルシオ選手との競り合いを制し、左足から強烈なシュートを繰り出した
オ・オ・オ・オ・オオオ・オオ、むらかみ、かずひろ〜
気がつけば前半もロスタイムに突入
終了間際に菊地選手が警告を受けてしまった
新潟のセットプレーのピンチを逃れると同時に、前半終了の時を迎えた
新潟に1点ビハインド、攻撃のリズムを取り戻し
後半の逆襲に望みを託したい
僅かな休息の間を迎え、深く腰を下ろすサポーター
ピッチにはアルビレックスチアリーダーのメンバーが登場
現在のメンバーは一旦解散、次からは新たなメンバーが加わるとの事
増殖するアルビなマスコットたち、一体何匹いるのだ?
アルビ君
スワンちゃん
ここからはアルビレックス新潟12周年記念の新マスコット
上から順にビィくん
ルーちゃん
アーくん・・・が呼び名らしい、あぁ疲れた
アルビ君との肉親関係までは分らない
選手達がピッチに戻ってきた、サポーターも立ち上がり気勢をあげる
逆転を目指しての、45分間がスタートを切った
開始直後にフロンターレが先制攻撃
右サイドからスムーズに駆け上がり、コーナーキックのチャンスを得た
・・・が、中村選手のキックには誰も呼応せず
せっかくの同点へのチャンスを逃してしまう
新潟も冷静に攻撃機会を狙う
マルシオ選手がシャープなクロスを繰り出すが
井川選手が長身を生かし、大きく弾き返す
両者の激しい攻防が続く、新潟が中盤からロングパスを繰り出した
井川選手がペナルティエリア前後で、不覚にもファウルの判定
フリーキックのピンチを迎えた・・・筈だが、新潟の選手が主審に異議を唱えている
主審が副審に状況を確認、PKの判断が下されてしまう
よもやの判定変更に、フロンターレの選手も猛然と抗議
ゴール裏も怒りの声が上がり、周囲は騒然たる空気に包まれた
PKを蹴るのは井川選手と交錯した、アレッサンドロ選手
喧噪に無関心を装うかのように、冷静にボールをセッティング
対峙するは川島選手、絶対にPKを止めてくれ・・・
アレッサンドロ選手のPKが、無情にも決まってしまった
2失点を喫したフロンターレだが、まだまだ勝負は諦めないぞ!
失点の影響なのか、フロンターレのプレーに危機感が灯る
井川選手も汚名返上とばかりに、痛烈なミドルシュートを繰り出した
1点を返したいフロンターレだが、中盤で攻撃が空回りしてしまう
フロンターレは劣勢を打破すべく
横山選手に代えて大橋選手(背番号24:MF)を投入
攻撃意欲を押し出すフロンターレだが、新潟の逆襲を浴びてしまう
矢野選手がドリブルで、フロンターレゴールへと急接近を図るが
井川選手が気迫のスライディング、矢野選手の突破を食い止めた
フロンターレも即座に逆襲態勢、すかさず前線へ切り返す
我那覇選手と中野選手が、新潟のペナルティエリア内で交錯
主審から中野選手にレッドカードが掲げられ、PKのチャンスを得たぞ!
ジュニーニョ選手が不在の今、PKを蹴るのはこの男しかいない
身構える我那覇選手の背中に、サポーターは熱き雄たけびを送る
場内に絶叫が渦巻く中、我那覇選手のPKが炸裂!
・・・が、北野選手(背番号1:GK)に動きを読まれてしまい、PKは阻まれてしまった
ううむ・・・、新潟サポーターの圧力に飲み込まれてしまったのか・・・
場内のどよめきが残る中、フロンターレはスローインから新潟を攻め立てる
谷口選手がシュートを繰り出すも、新潟ゴール枠をとらえない
最高のチャンスを逃してしまったが、数的優位は得た
動揺した気持ちを引き締め直し、サポーターは応援に集中する
数的不利の新潟は、守備重視の体制に入る
攻勢を強めるフロンターレ、伊藤選手からのスルーパスをテセがシュート
テセのシュートは新潟DFに衝突するも、フロンターレがこぼれ球をキープ
菊地選手から大橋選手へ繋ぎ、鋭いクロスを繰り出す
フロンターレの攻撃は止まらない、中村選手が左方向にパスを繰り出す
山岸選手のパスはテセへ託され、新潟からコーナーキックのチャンスを得る
サポーターの熱き声援と共に、大橋選手のキックが放たれた
立て続けのキックに、菊地選手が渾身のヘディングシュート
新潟ゴール前の混戦に、ボールが落下
そこにいたのは我那覇選手、バランスを崩しつつも泥臭くボールを押し込んだ!
我那覇選手のゴールが決まり、フロンターレが1点差に詰め寄った
ビッグスワンの逆転勝利を奪うべく、追撃態勢は整った
我那覇選手の一撃が、フロンターレの闘志を引き立てた
フロンターレが一方的に攻め立てる、中村選手のミドルシュートが炸裂
攻撃の手を緩めぬフロンターレ
テセと中村選手が、立て続けにシュートを繰り出した
攻撃に厚みを増したいフロンターレ
菊地選手に代わり、黒津選手(背番号7:FW)をピッチに送り込んだ
黒津選手が投入直後から、攻撃に絡む
黒津選手が折り返したボールを、村上選手が痛烈なシュートを放つ
影が薄い山岸選手だが、ようやく見せ場を演出
大橋選手が右に叩いたボールを、力強く右足で振り抜いた
新潟は寺川選手(背番号16:MF)を投入、数的不利ながらも攻撃に厚みが増す
フロンターレの最終ラインは時折ピンチを招くも
川島選手は冷静さを保ち、バックパスを堅実に処理
ピッチ上は目まぐるしい変化を遂げる、フロンターレがセットプレーの場面を得た
ゴール裏からの盛大な声援と共に、山岸選手のフリーキックが放たれた
山岸選手が放った一撃は、北野選手がファンブル
こぼれ球を狙い伊藤選手が詰め寄るも、あと一歩及ばなかった
新潟も限られたチャンスを見逃さない
田坂選手(背番号6:MF)のファウルから
マルシオ選手のフリーキックの危機を迎えるも、川島選手の正面を突いた
ピンチを脱したフロンターレは、新潟を激しく攻め立てる
左右の変化を加え、新潟ゴールに次々と詰め寄るが
新潟の最終ラインも体を張った守備で対抗、フロンターレに決定的場面を与えない
後半も残り時間は減少の一途、フロンターレは苦境へと追い込まれつつある
勝負はまだまだ諦めない、力強い拍手でピッチ上の選手に奮起を促す
田坂選手が右サイドの突破に挑む
力強いドリブルから、最前線へ駆け上がるも
勢いが余ってしまったのか、ゴールラインを割り込んでしまった
大橋選手の折り返しから、中村選手がミドルシュートを繰り出すが
これも精度を欠いてしまい、新潟ゴール枠から外れてしまった
後半も残り時間は5分前後
持てる力を引き出すべく、サポーターは絶叫し拍手を送る
フロンターレに活を注ぐべく、伊藤選手が強烈なミドルシュート
目の覚める一撃が新潟ゴールに迫るも、僅かに右側に外れてしまった
後半もロスタイムに突入、フロンターレは無我夢中で新潟ゴールを襲う
テセが混戦から強引にシュート
こぼれ球に村上選手が滑り込むも、ボールが足元に収まらない
残された猶予は僅かである、田坂選手が起死回生のクロスを繰り出した
伸びたボールを目指し、テセと村上選手が一斉に飛び込むが
無情にもバランスを崩してしまった
フロンターレが最後まで食い下がるも、試合終了の瞬間を迎えてしまった
数的不利の新潟に逃げ切られてしまい、ビッグスワンの初勝利は幻と消えた
試合終了と同時に、憔悴して座り込むサポーター
新幹線で乗り込み、90分間の懸命のサポートも実らなかった
敗戦にうなだれる選手たち、深々と一礼をしピッチから去った
中断期間を挟みリーグ戦3連敗、この日も魅せる場面は僅かであった
タイトル獲得への道は、険しくなる一方なのだろうか・・・
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:川島 DF:井川・横山・伊藤 MF:村上・菊地・谷口・山岸・中村 FW:鄭・我那覇 SUB:吉原・薗田・鈴木・養父・田坂・大橋・黒津 |
<フロンターレの選手交代> |
横山>大橋(55分) 菊地>黒津(66分) 山岸>田坂(76分) |