川崎フロンターレ VS サンフレッチェ広島

〜 第88回天皇杯全日本サッカー選手権大会 5回戦 〜



日   時 2008年11月15日(土) 13:04
試合会場 長崎県立総合運動公園陸上競技場(長崎県諫早市)
天   候
観 客 数 4,858人
試  合  結  果
川   崎 0 前  半 1 広   島
0 後  半 1
     
     
0 2
     
得   点   者
      33分 青山 敏弘
      57分 森崎 浩司


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天皇杯5回戦は長崎にて、J2覇者のサンフレッチェ広島との対戦
開門待ちの列はしばらくは閑散としていたが
開門時刻直前になると、地元のサッカー少年らで埋まる
中村選手(背番号14:MF)目的のギャラリーも多かったが
W杯最終予選で不在の旨を伝えると、残念がる声が多かった




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長崎県立総合運動公園陸上競技場での天皇杯開催は2度目だが
個人的には2005年の試合を欠席したので初訪問
場内に入りゴール裏を見渡すと・・・、観客席が無いのねぇ




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天皇杯に駆けつける熱心なサポーターともなれば、応援準備も手慣れたもの
ただ、サポーターの規模で論ずれば、広島が勝るのは否めない
4回戦ではJ1の東京ヴェルディを破った実力、決して侮れない
西が丘での試合を観戦した印象では、J1中位程度のレベルと受け取れた




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フロンターレの選手たちがピッチに登場、少数のサポーターは熱烈な声援で出迎えた
主力選手が3名不在で、苦戦は否応なしに予感されるが
裏を返せば新たなチャンス、代役の選手の活躍に期待したい




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小雨が降り始める中、キックオフの瞬間を迎えた
元日決戦を目指し、決戦は火ぶたを切って落とされた




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広島が左サイドを駆け上がる
高萩選手(背番号15:MF)の突破は、伊藤選手(背番号2:DF)がカット
だが、クリアボールは広島の選手の正面を突き
幸先のミドルシュートを浴びてしまう




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広島がじわりと前進を図る、青山選手(背番号6:MF)が滑らかなクロスを繰り出す
村上選手(背番号26:DF)がクリアに入るも
ボールをコントロールし切れず、広島にコーナーキックを献上




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広島のコーナーキックは、テセ(鄭選手 背番号16:FW)がクリア
こぼれ球を槙野選手(背番号5:DF)がシュートを放つも
鋭い一撃は、フロンターレゴール枠をとらえなかった




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フロンターレは右サイドを浮上、広島のサイドを切り崩しにかかる
だが、ヴィトール選手(背番号11:MF)が
ストヤノフ選手(背番号2:DF)に行く手を遮られてしまう




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フロンターレは右サイドを再び展開、森選手(背番号19:DF)の突破もブロックされた
ボランチ起用の田坂選手(背番号6:MF)が後に続くが
広島の中盤のガードは固く、瞬く間に潰されてしまった




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両者が一進一退の攻防、広島のエレガントな連携は
J2のチームとは余りに信じ難い
攻撃のバリエーションも多く、カウンターの精度も高い
最終ラインを手薄にすると、フロンターレの危機は急増しかねない




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正面突破を仕掛ける広島、ヴィトール選手がボールを奪い取った
フロンターレはすかさずカウンターを披露
右サイドへ大きく繰り出されたボールは、レナチーニョ選手を経由
最後はテセが力強いシュートを繰り出した




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攻めあぐねるフロンターレに対し
広島は鋭い突破を披露、コーナーキックのチャンスを得た
高まる危機を前に、サポーターはピッチに懸命の声援を送る




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コーナーキックはフロンターレがクリアするも
こぼれ球から広島にシュートを許してしまう
些細な所だが、クッションボールの処理に課題が残る




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広島の状況判断は素早い、バックパスも躊躇なく繰り出し迷いは皆無
広島はプレーひとつひとつに、明確な意図が読み取れる




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広島の攻撃を耐えたフロンターレは、左サイドの突破を仕掛ける
テセからパスを得たジュニーニョ選手が、力強いドリブルを披露するも
眼前にはストヤノフ選手(背番号2:DF)の姿、あえなく行く手を遮られた




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緩急を生かした広島の攻撃、フロンターレの守備は不安定さが見え隠れ
劣勢を強いられる中、谷口選手(背番号29:MF)が守備で奮闘




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両者が意欲的に攻撃に挑む
村上選手のパスに谷口選手が反応、大胆な飛び出しを図る




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ゴールライン際で広島のファウルに遭遇
好機到来にサポーターは盛大な拍手、その手に力強さを増す




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期待が渦巻く中、田坂選手のフリーキックが炸裂!
広島ゴール付近で、フロンターレは空中戦に挑むも
ボールは高く浮き過ぎてしまい、最後は佐藤選手(背番号31:GK)がキャッチ




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チャンスの後はピンチ到来、広島がすかさず反撃に挑む
森崎選手(背番号7:MF)が得意のミドルシュート
隙を見せれば積極的に放って来るぞ




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直後、フロンターレは致命的なミスを犯す
中途半端なバックパスに、植草選手(背番号22:GK)が慌てて飛び出すが
森崎選手(背番号8:MF)と交錯してしまう




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不規則に転がるボールに、高萩選手が迫る
植草選手は目測を誤ったのか、ボールを後ろに反らしてしまった!




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ボールは非情にも無人のゴールへ・・・
だが、ぎりぎりでゴールポストの外側を通過し、失点だけは免れた




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絶体絶命の危機を逃れたフロンターレ、依然として広島を攻めあぐねる
小雨の中声援を送るサポーター、この想いに早く応えて欲しい




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劣勢を強いられたフロンターレだが、レナチーニョ選手のスルーパスが炸裂
ジュニーニョ選手がシュートを繰り出し、コーナーキックのチャンスを得たぞ




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田坂選手のコーナーキックは、ファーサイドの谷口選手の頭をとらえた
ヘディングシュートはミートせず、広島のゴールラインを割り込んでしまった




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試合は再び広島のペース、フロンターレは苦境に逆戻り
この劣勢を弾き返すべく、サポーターは熱き声援をピッチに注ぐ




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田坂選手と高萩選手が交錯、田坂選手が警告を受けてしまった
この警告は実に勿体ない




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なおも攻めあぐねるフロンターレ、直後に悪夢が襲いかかる
左サイドから服部選手(背番号17:MF)のクロスが放たれた
守備のマークが外れたフロンターレ、森崎選手のヘディングシュートが襲いかかる!




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植草選手が弾いたボールを、青山選手(背番号6:MF)に押し込まれてしまった
オフサイドと思しき微妙なプレーに
フロンターレの選手もサポーターも懸命に意義を唱えたが、判定は覆らない




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先制ゴールに沸き立つ広島サポーター
先制点を喫したフロンターレだが、まだ前半すら終わっていない
サポーターは気持ちを入れ替え、熱き応援を再開する




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前半も残り時間は刻々と減少、フロンターレの好機も限られる
田坂選手が広島の攻撃を防御
すかさずカウンターに切り替えたものの、レナチーニョ選手の突破は通用しない




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広島のクリアボールを拾ったフロンターレ
ヴィトール選手がミドルシュートを繰り出すが、広島ゴール枠を大きく外した




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前半もロスタイム突入前後、広島の連携にフロンターレの守備は乱れる
柏木選手のスルーパスから、森崎選手がすり抜けシュートを放つが
辛うじてゴール枠の外を通過、寸前のところで命拾い




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広島の猛攻を浴びるフロンターレ、前半終了の 長い笛に救われた
雨の中、遠路駆け付けたサポーターの切なる願いに
選手たちは応えてくれるのだろうか・・・




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僅かな休息に勤しむサポーター、劣勢に不安の色は隠せない
冷たく降りしきる雨に、闘志を削がれる思いである




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落ち込んでばかりはいられない、残された45分間も全力で戦い抜くのみ
強まる雨の中、サポーターは再び立ち上がる
選手たちも固い円陣を組み、逆転勝利を誓っているかのようだ




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後半開始直後のフロンターレ、広島にカウンターをたたみ掛ける
テセのスルーパスを受けたレナチーニョ選手が
強烈なシュートを繰り出した・・・が、クロスバーを直撃!




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フロンターレの攻撃は潰えない、こぼれ球をすかさず拾いクロスを放つ
レナチーニョ選手が至近距離から再びシュート、コーナーキックのチャンスを得たぞ




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レッツゴー、レッツゴー!
レッツゴー、レッツゴー!

張り裂ける声援が響く中、田坂選手のコーナーキックが放たれた
ボールはテセに接近するが、広島の守備に阻まれた




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攻撃の手を緩めぬフロンターレ、ゴールへの意欲をあらわとする
ストヤノフ選手とテセが激しい攻防、再びコーナーキックの場面をゲット




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レッツゴー、レッツゴー!
レッツゴー、レッツゴー!

サポーターの期待が高まる中、田坂選手はショートコーナーを選択
森選手がすかさずクロスを披露
広島ゴール前に構えていた、伊藤選手(背番号2:DF)がシュートを繰り出した




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熱きサポートの援護を受け、フロンターレは猛攻を続行
セットプレーを連続させ、広島を一方的に攻め立てる




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だが、広島の守備も程なく立ち直る
同点ゴールを得る事無く、フロンターレの好機は終焉を迎えた




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試合の流れは広島へと一気に傾いた
鮮やかなコンビネーションに、フロンターレの守備は翻弄されてしまう




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広島との距離感を掴めぬフロンターレ、瞬く間に危機に陥ってしまった
ストヤノフ選手のスルーパスを、森崎選手がフリーの体勢からシュート
ボールはクロスバーを直撃、辛くも失点だけは免れた




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ヴィートール選手のシュートが炸裂、サポーターの心に熱き魂が宿る
ヴィトールゴール!ヴィトールゴール!
ヴィトールゲットゴール!





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圧倒的に攻め立てるフロンターレだが、広島ゴールの距離は遠い
いや、圧倒的に攻めているように錯覚しているだけで
広島の守備網を崩すには至っていないのだろうか




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広島の反撃を即座に断ち切り、フロンターレは再び猛攻に挑む
両サイドから幾度とチャンスを生み出すが、どうしても広島ゴールを貫けない




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ジュニーニョ選手のヘディングシュートも決まらない
得点機を逃したジュニーニョ選手、苦悶の表情を浮かべた




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攻撃の手を緩めぬフロンターレ、広島からボールを奪い取り、中央突破に入る
ヴィトール選手のスルーパスはジュニーニョ選手を狙ったが
広島の選手に渡ってしまった




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広島が一瞬にして、電光石火のカウンターを仕掛けてきた
フロンターレの守備が整わぬ間に、右サイドへと一気にボールを繋ぐ




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高萩選手が繰り出したクロスの先、森崎選手が冷静にボールを蹴り込む
植草選手が懸命にセーブに入るも、もはやボールには届かない




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広島が貴重な追加点をゲット、選手もサポーターも歓喜に沸く




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2失点を喫したフロンターレ、更なる窮地へと追い込まれてしまった
このまま終わってなるものか!
失点のショックを振り払い、応援を即座に再開




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懸命に追いすがるフロンターレ、気合ばかりが先走り攻撃は空回り




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広島のペトロヴィッチ監督、激しいリアクションを交えて指示を送る
2点リードの余裕は、微塵にも感じない




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対するフロンターレの高畠監督、腕を組み口を一文字で結ぶ
両者のリアクションは対極的
高畠監督の頭脳には、逆転への奇策があるのだろうか・・・




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劣勢は色濃くなる一方、サポーターにも焦燥感がほのかに漂う
それでも逆転を頑なに信じ、サポートは止まらない




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停滞感を打破すべく、谷口選手のヘディングシュートが炸裂
気迫あふれる一撃に、サポーターも熱き気持ちを取り戻す




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ピッチ上の選手たちも諦めない、レナチーニョ選手がミドルシュートを繰り出した




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谷口選手も果敢に攻撃参加、広島の守備網をこじあけにかかる
だが、フロンターレの硬直感は明白
攻撃の工夫を凝らさぬようでは、広島の守備網突破は困難を極める




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フロンターレは左サイドを浮上、レナチーニョ選手からテセにボールを託す
瞬く間に広島の選手に囲われてしまい、テセも成す術が無い




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森選手のスルーパスが炸裂、ジュニーニョ選手が広島DFの裏を狙う
しかし、この場面も体を挟まれ、ボールは繋がらない




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ブラジル人コンビのコンビネーションで攻め立てるフロンターレだが
攻撃は更に単調化、広島の守備には脅威に映らないようだ




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攻撃の突破口が見出せぬフロンターレ、後半も残り時間は刻一刻と減少
雨の中懸命に戦うサポーターに、歓喜の時は訪れるのだろうか・・・




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立て続けにコーナーキックのチャンスを得たフロンターレだが、広島ゴールは依然遠い




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状況が一向に好転しないフロンターレ、高畠監督は選手交代に打って出た
一気に2選手を投入、劣勢の打破を図る




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・・・が、広島が主導権を握る状況に変化は見られない
広島は2点リードの余裕を武器に、悠々とボールを回し時間を費やす




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こぼれ球を追い掛ける久木野選手(背番号23:FW)だが
ボールはタッチラインを割り込んだ
限られた時間帯の中、故郷九州での奮起は見られるか




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後半も残すは10分弱、テセが突然ユニフォームを脱いだ
我那覇選手(背番号9:FW)が投入間近、自分が交代と勘違いしたのか
そんな間にも、時間だけはいたずらに過ぎ去ってゆく・・・




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田坂選手に代わり、我那覇選手が駆け足でピッチに入る
残された最後のカード、瀬戸際のフロンターレに流れを呼び込んで欲しい




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懸命の応援が響く中、大橋選手(背番号24:MF)フリーキックが炸裂
鋭いボールが広島ゴールへと一直線に迫るが、佐藤選手に弾き返された




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大橋選手が更に意地を見せる、険しい表情からスルーパスを放つ
久木野選手が懸命に追い掛けたが、広島の守備陣に阻まれてしまう




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広島は久保選手(背番号39:FW)を投入、抜群のキープ力で時間を浪費
フロンターレDFも何とかボールを奪おうとするも、簡単には明け渡さない




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残された時間は殆ど無い、フロンターレは最後の攻撃体勢に入る
両サイドから広島を突き崩しに入るものの
広島のガードは固く、ゴールの気配は皆無に等しい




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試合はロスタイムに突入、サポーターは最後の力を振り絞り懸命に跳ねる
この熱き想いよ、ピッチ上の選手たちに伝わってくれ・・・




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降りしきる雨の中、懸命のサポートは届かなかった
広島に無得点で完敗、今年の天皇杯は早々にして終焉を迎えてしまった




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無念の敗戦にうなだれる選手、サポーターに向かい深々と頭を下げた
元日決戦への挑戦は、来季へと持ち越しとなったが
残るリーグ3戦も悔いの無き戦いを挑みたい



<フロンターレの出場メンバー>
GK:植草
DF:森・井川・伊藤・村上
MF:田坂・谷口・ヴィトール ジュニオール
FW:レナチーニョ・鄭・ジュニーニョ
SUB:吉原・横山・原田・養父・大橋・久木野・我那覇
<フロンターレの選手交代>
ヴィトール ジュニオール>大橋(77分)
レナチーニョ>久木野(77分)
田坂>我那覇(83分)



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