ヴィッセル神戸 VS 川崎フロンターレ
〜 2009 J1 第2節 〜
日 時 | 2009年3月14日(土) 14:04 | |||
試合会場 | ホームズスタジアム神戸(兵庫県神戸市) | |||
天 候 | 室内 | |||
観 客 数 | 15,195人 | |||
試 合 結 果 | ||||
神 戸 | 0 | 前 半 | 1 | 川 崎 |
2 | 後 半 | 0 | ||
2 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
須藤 大輔 | 47分 | 44分 | 鄭 大世 | |
松橋 章太 | 65分 |
2009シーズン初のアウェイゲーム、3年連続でホムスタで神戸との対決
朝方は雨と強風と寒さのトリプルパンチ、「アウェイの洗礼」に苦しむも
正午ごろには陽も差し始め、幾分過ごしやすくなった
応援場所を陣取ったサポーターは、黙々と応援準備に取り掛かる
ふと、天井を見上げると、屋根は完全に覆われた状態であった
ホムスタの屋根が開閉式だったのを、完全に忘れていた
フロンターレのゴール裏に、突如珍客が来場
神戸のマスコットのモーヴィー君、堂々と応援の中心ゾーンへ足を運ぶ
ここは一応敵地につき、早速タオルマフラーを巻きつけられていました
試合開始が刻々と近づく中、神戸の在籍選手が大型ビジョンに放映
昨年までフロンターレに所属した、我那覇選手(背番号13:FW)が映し出されると
フロンターレサポーターからは、惜しみない拍手が送られた
気持ちを入替え、臨戦態勢を整える
川島選手(背番号1:GK)らがピッチに登場すると、サポーターの表情も俄然引き締まる
選手たちが続々とピッチに登場、ゴール裏は徐々に緊迫感が包む
リーグ戦・・・、そしてホムスタでの初勝利を目指すべく
サポーターは熱き声援をピッチに送る
絶対に負けてなるものか!
テセ(鄭選手 背番号9:FW)を「テセ・チョン」と呼び間違えられても(苦笑)
選手入場を目前に控え、場内は静かな緊張が走る
神戸側のゴール裏には、堂々たる「KO★BE」の文字が浮かび上がった
初勝利を掴むべく、熱戦は火ぶたを切って落とされた
世界へ響かせ、戦え!フロンターレ
・・・と意気込んだら、キックオフのやり直しで肩透かし
さて、ここからは仕切り直しで・・・
フロンターレは両サイドからクロスを繰り出すが、神戸ゴール前の堅守に阻まれる
怪我人を多く抱える神戸ではあるが
元日本代表の宮本選手(背番号14:DF)が加入
最終ラインを崩すのは容易では無さそうだ
右SB転向後3試合目の山岸選手(背番号8:DF)
この日は守備で奮闘、神戸のクロスもヘディングで弾き返す
中村選手(背番号14:MF)が痛快なミドルシュート
これは神戸DFに衝突したが、ゴール裏のサポーターはどっと沸く
時間の経過と共に、神戸は攻撃の形が出来つつある
石櫃選手(背番号25:DF)が得意のオーバーラップから、クロスを披露
両サイドに不安を抱えるフロンターレには、脅威になりかねない
神戸がコーナーキックの場面、フロンターレはピンチを迎えてしまう
この場面は各選手が守備で奮起、神戸の猛攻を辛うじて耐え抜いた
フロンターレがカウンターを披露
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)のスルーパスは
レナチーニョ選手(背番号34:FW)に到達
バランスを崩しつつクロスを繰り出すが、逆サイドのテセには届かない
最前線へ積極的にボールを送るも、テセに対する神戸のマークは厳しい
ワントップ気味のフロンターレ、攻撃の形は未だ乏しいのか
中村選手がロングパスを繰り出すが、キックに安定感を欠く
レナチーニョ選手へのパスは、ゴールラインを割り込んでしまった
神戸はボッティ選手(背番号10:MF)がミドルシュートを放つ
その後もミドルシュートを連発、フロンターレを外側から揺さぶる作戦だろうか
一進一退の攻防が続いたが、フロンターレが不意からピンチを招く
馬場選手(背番号22:MF)のクロスから、吉田選手(背番号17:FW)がヘディングシュート
シュートはゴールの外枠を通過、決定的な危機は敵失で免れた
谷口選手(背番号29:MF)が顔面?を蹴られたらしく、ピッチにしばらくうずくまる
遠路駆け付けたサポーターをやきもきさせたが、程なくしてプレーに復帰
中村選手が柔らかなクロスを放つ、最前線のテセに繋がったぞ!
フリーの体勢から、神戸ゴールにボールを流し込んだが
よもやのオフサイドの判定、先制ゴールは幻に消えた
ヴィトール選手(背番号11:FW)のクロスに
ジュニーニョ選手が豪快なオーバーヘッド
続けてコーナーキックのチャンス、ゴール裏のサポーターは一気呵成に沸く
立て続けのコーナーキックに、谷口選手と寺田選手(背番号13:DF)がシュートを狙う
だが、この場面もゴールを奪うには至らない
神戸DFの厳しいマークを受けつつも、テセが黙々とシュートを放つ
フロンターレは尚もチャンスを披露
ヴィトール選手のクロスに、レナチーニョ選手が渾身のオーバーヘッド
テセも負けてはいない、バランスを崩されつつもシュートを放つ
神戸に猛攻を仕掛けるフロンターレ、先制点がじわじわと近付きつつある
直後に神戸の逆襲を受けたフロンターレ、ロスタイムに歓喜は待っていた
左サイドに飛びだしたジュニーニョ選手のクロスに
テセがヘディングシュートを繰り出した!
テセの繰り出した一撃は、神戸ゴールへと吸い込まれた
待ちわびた先制ゴールに、ゴール裏は歓喜の声援に包まれた
直後に前半が終了、未だ未勝利のホムスタで、初勝利を飾れるか
ピッチから去る選手に向け、サポーターは力強い声援を送り続けた
ハーフタイムは何事も無く終焉・・・と思いきや
大型ビジョンには我那覇選手の姿が映し出された
ガナの姿は何処に!?、壁に阻まれて見えないぞ(ガクッ)
選手たちがピッチに戻って来た、激闘は再び幕を開く
リーグ戦の初勝利を掴むべく、試合は再開された
追加点を狙いたいフロンターレだが、攻撃の歯車がかみ合わない
何かリズムが乱れたのか、前半以上の強硬さが気になってしまう
そんな間に神戸にボールを奪取、素早いカウンターを食らってしまう
吉田選手(背番号17:FW)のセンタリングを
須藤選手(背番号19:FW)がループシュートを放つ
ふわりと浮いたボールは、フロンターレゴールへと吸い込まれてしまった
甲府時代からの「天敵」に苦杯の失点、神戸サポーターの大絶叫が場内を覆う
同点ゴールを喫したものの、この程度で食い下がってはならぬ
失点のショックを振り払い、ゴール裏のサポーターは応援を再開
積極果敢に攻め立てるフロンターレだが、攻撃の硬直感は拭い切れぬ
神戸の固い最終ライン、強引に切り裂こうとするも効果は薄い
前線で孤軍奮闘のテセだが、警告を受けてしまった
中村選手が接触プレーで崩れ落ちた、神戸が攻撃の手を止めてくれない
ジュニーニョ選手が大きく蹴り出し、程なくプレーに復帰
打開策が乏しいフロンターレ、ここで選手交代に踏み切る
レナチーニョ選手を下げ、横山選手(背番号18:DF)を投入
一進一退の攻防の中、黙々とアップに励むベンチ入りの選手
この閉塞感を打破するのは、果たして誰なのか・・・
ジュニーニョ選手のシュートが外れた直後に、神戸は2人目の選手交代
フロンターレの「天敵」はピッチから去れど、この交代はどちらに吉となるか?
ジュニーニョ選手に対し、石櫃選手がしっかりとマーク
このドリブルも呆気無く奪われてしまった
神戸を攻め立てたフロンターレだが、再び急転直下の悲劇が襲う
神戸が右サイドの突破を起点に、クロスを繰り出す
逆側から走り込んだ松橋選手(背番号11:FW)に
フリーの体勢からヘディングシュートを許してしまう
フロンターレは抵抗の術も無く、逆転ゴールを喫してしまった
ホムスタでまたもや、辛酸をなめられるのか・・・
落ち込んでいる暇は無い、逆転へ向け応援を再開
この熱き想いよ、ピッチ上の選手たちに届いておくれ・・・
気が付けばフロンターレは森選手(背番号19:MF)が投入
サイドを力強く切り裂いて欲しい
だが、フロンターレは攻撃の幅が広がらない
単調な攻撃の繰り返し、時間だけがいたずらに流れてゆく
ヴィトール選手が鋭い一撃を放つも
榎本選手(背番号1:GK)のセーブに阻まれた
コーナーキックを得たフロンターレだが、神戸ゴールをこじ開けられない
直後に神戸のカウンターが襲う、守備の不安定さが露呈しかねない
状況は全く好転せず、瀬戸際に立たされたフロンターレ
最後の切り札として田坂選手(背番号6:MF)を投入
田坂選手が繰り出したクロスに、ジュニーニョ選手が飛び込んだ
起死回生のヘディングシュート(実際は足)と思いきや
神戸のDFに両サイドをブロック、シュートは枠の外を通過
開幕戦に続き、途中交代の横山選手
堅実なプレーは好感が持てる、空中戦の強さも体得しつつあるようだ
何度もクロスを繰り出すフロンターレだが、単調さはどうも拭えない
榎本選手の高精度のセーブに阻まれ、不利な状況を強めつつある
豪快な突破を仕掛けるテセだが、さすがに疲労感は否めぬのか
神戸DFに囲まれては、成す術も無い
状況が打開せぬ間に、試合はロスタイムに突入
残された時間は僅か、このまま敗れ去ってしまうのか・・・
試合はまだ終わっていない
ジュニーニョ選手が倒され、セットプレーのチャンス
余力を全て振り絞り、サポーターは盛大な声援を送る
このチャンスも生かせなかったフロンターレ、逆に神戸のカウンターを浴びる
リスクを背負ったフロンターレに、手厳しい洗礼
状況は好転の兆しを見せず、試合終了の瞬間を迎えた
神戸に屈辱の逆転負け、ホムスタの勝利はまたもやお預けとなった
疲労困憊の選手たちに、サポーターは温かい拍手で出迎えた
リーグ戦はまだまだ序盤戦、必ずや復活を期待するぞ!
・・・でも、負けはやはり悔しいもの
選手がピッチから去ると、サポーターの多くはうなだれた
神戸まで駆け付けたのに逆転負けとは、悔しいなぁ
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:川島 DF:山岸・井川・寺田・伊藤 MF:中村・谷口・ヴィトール ジュニオール FW:レナチーニョ・鄭・ジュニーニョ SUB:杉山・横山・村上・森・養父・田坂・黒津 |
<フロンターレの選手交代> |
レナチーニョ>横山(57分) 山岸>森(66分) ヴィトール ジュニオール>黒津(72分) |