ACL予選リーグ最終試合、ホーム等々力で浦項スティーラズとの決戦を迎えた
ラウンド16（決勝トーナメント）進出を、早々に決めたフロンターレだが
天津でよもやの敗戦、気が付けば2位浦項との勝ち点差は、僅か1に詰め寄られた
グループリーグ1位突破には引き分けでも十分だが、是が非でも勝利で締めくくりたい
ACL恒例の広告隠し、当然自販機は使えない
AFCのある種の徹底ぶりには、呆れを通り越して感動を覚える
夕日に冴えるGゾーン、平日ではあるが多くのサポーターが結集
中央には「必勝」を命題付ける、Z旗が掲げられた
選手たちがウォームアップで登場、サポーターと共に全力の勝負を誓い合う
必勝態勢へ向け、場内の緊張感はにわかに高まる
アウェイ側には浦項のサポーターも集結
彼らの目標も「勝利」ひとつ、何ら揺らぎは存在しない
日没を迎えたスタジアム、場内の緊張感は更に高揚
「消化試合」の雰囲気は皆無である
選手入場にあわせ、数多のフラッグが掲げられた
必勝態勢を更に演出すべく、場内は青一色で染まる
バックスタンド中央部、10周年ビッグフラッグの真下から、川崎魂旗が登場
臨戦態勢は完全に整った、予選グループ1位通過をかけ、激戦が火ぶたを切る
開始直後から試合は激しく動く、両者が積極的に勝負を仕掛ける
直後に浦項の攻撃が炸裂、激しい闘志でフロンターレゴールに向かう
フロンターレは迫力に押されたのか、ファウルで危機を招いてしまう
浦項のフリーキックは失敗、幸先の危機を免れた
仕切り直しの意味も込め、サポーターは熱き応援を再開
攻撃の形を作りたいフロンターレだが、気迫は浦項が完全に勝る
度重なる攻撃を前に、フロンターレは早くも防戦気味だ
浦項の攻撃は止まらない、フロンターレは苦戦を強いられる
浦項の度重なる攻撃に、フロンターレはじわじわと蝕われる
アウトサイドからのクロスに、フロンターレは再びファウルを犯し
開始直後と同様の形で、浦項にフリーキックを与えてしまった
絶体絶命のピンチを迎えたフロンターレ
この危機を声援で打ち砕くべく、サポーターは懸命に叫ぶ
・・・が、浦項のフリーキックが無情にも決まってしまった・・・
早々の失点を喫するも、まだ試合は序盤である
フロンターレの勝負強さを固く信じ、サポーターは熱きサポートを再開
前半は1点リードを許す、浦項の気迫を前に、フロンターレは劣勢を強いられた
勝敗に無関係でラウンド16進出は確実だが・・・
何故なのか、ピッチからは勝利への直向きさが伝わってこない
ホームで勝利で飾り、笑顔で一位通過を決めて欲しい
場内の熱気は幾分冷め、ハーフタイムに静寂が戻る
早めに応援が再開、サポーターの気持ちが選手たちに届くように・・・
1点差を追いかけるフロンターレ
後半からレナチーニョ選手（背番号34：FW）を投入、追撃態勢は整ったぞ
熱戦は再開されるも、依然と浦項の闘志が勝る
早くも劣勢気味のフロンターレ、歯がゆさが募る一方である
浦項ゴールにレナチーニョ選手が迫るものの
気合が先走っているのか、周囲との連携は乏しい
ジュニーニョ選手（背番号10：FW）も突破を試みるが
浦項の守備陣が周囲を取り囲み、思うがプレーをさせてくれない
浦項の最終ラインのすきを突き、ジュニーニョ選手がシュート
ボールの勢いは弱く、GKの正面を突いた
浦項の勢いは収まり、フロンターレが波状攻撃の体勢に入る
レナチーニョ選手のクロスに
テセ（鄭選手 背番号9：FW）が浦項ゴール前に飛び出すも
副審の旗が上がり、絶好の好機を逃してしまう
両者の激しい攻防が続くが、互いに決定機には至らない
勝負の流れを引き寄せるべく、サポーターは応援に集中
激しい攻防戦が続く中、浦項はカウンターを狙ってくる
得点を奪うべく、前のめり気味なフロンターレ
浦項の攻撃はシンプルながら、一瞬の油断も許されない
ピッチ上の攻防戦が続く中、浦項が再びカウンターを仕掛ける
フロンターレの選手の追随が間に合わぬ間に
斜め角度からシュートを食らってしまった・・・
2失点目を喫したフロンターレ、更なる窮地に立たされてしまった
苦境の一途をたどるものの、まだまだ勝負は諦めない！
延々と時は流れたが、フロンターレに勝負の女神はほほ笑まなかった
試合は2点差で敗戦、今季ホームでの初黒星を喫した
同時に浦項に予選グループ周囲を献上、無念の2位通過で予選を終えた
敗戦にうなだれる選手とサポーター、ラウンド16は万博でG大阪との対決となる
早くもJリーグ同士の潰し合い、しかも相手は昨年のアジア覇者
過酷な一戦は覚悟であろうが、苦しい時こそ全力のサポートを尽くしたい