モンテディオ山形 VS 川崎フロンターレ
〜 2009 J1 第15節 〜
日 時 | 2009年6月28日(日) 13:04 | |||
試合会場 | NDソフトスタジアム山形(山形県天童市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 10,367人 | |||
試 合 結 果 | ||||
山 形 | 0 | 前 半 | 0 | 川 崎 |
0 | 後 半 | 1 | ||
0 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
87分 | 鄭 大世 |
J1第15節はアウェイの山形戦、J2時代以来5シーズンぶりの敵地での勝負
スタジアム名はNDスタに変われど、風景から5年前との差異を探すのが困難
心を躍らせつつ入場、場内も背後の奥羽山脈も、かつての記憶と同様である
気温は30度を突破、盆地特有の暑さの中
フロンターレのサポーターが続々と到着
選手達がピッチに登場、中には山形を懐かしむ選手もいるのだろうか
振り向けば、ゴール裏は青きサポーターで密集
心地よい汗を流しつつ、場内には盛大な声援が響く
決戦の時は刻々と迫る、相手は下位に低迷すれど、この暑さが不覚になりかねない
高まる熱気と共に、戦いに備える選手達がピッチに登場
盛大な声援の中、待望のキックオフを迎えた
選手を入れ替えてきたフロンターレ、養父選手(背番号20:MF)らの活躍にも期待したい
・・・と、その養父選手が早速シュートを繰り出した
山形は早くも守勢の気配、引き気味の相手に先制攻撃
続けて養父選手のクロスから、矢島選手(背番号15:FW)がヘディングシュート
至近距離からの一撃は、豪快にクロスバーを直撃
山形も徐々に攻撃開始、サイドからクロスを繰り出す
ただ、攻守の切り替えが遅い故か、攻撃の層の薄さは否めない
移籍か残留かで揺れたレナチーニョ選手(背番号34:FW)、この日も爆発力を見せつける
鋭い立ち上がりから山形ゴールに迫り、痛快なミドルシュートを繰り出した
山形がコーナーキックの場面、フロンターレゴール前に緊張が走る
フロンターレゴール上方に、不安定にボールが行き交うも
最後は川島選手(背番号1:GK)がキャッチ、この危機を断ち切った
山形の反撃を断ち切ったフロンターレ、山形を再び攻め立てる
レナチーニョ選手のミドルシュートは、山形のゴールポストを直撃
続けて、フロンターレにコーナーキックのチャンスが到来
養父選手が繰り出したボールに、伊藤選手(背番号2:DF)が豪快に跳び込む
ボランチで先発の横山選手(背番号18:MF)、中盤で体を張ったプレーを披露
レナチーニョ選手の勢いは止まらない
山形の守備の甘さを見逃さず、強烈な一撃を放つ
・・・お、写真の背景に「タクミ」の文字
かつてフロンターレに在籍、渡辺選手(背番号5:MF)の横断幕
等々力で飾られた時代が、脳裏によみがえる
前半はフロンターレが試合の主導権を握るも、先制点を奪うには至らなかった
両者無得点で前半終了、互いの集中力が引き立つ好ゲームだ
暑さで体力の摩耗も激しい、冷えたさくらんぼで鋭気を養う
いやはや、これは実に美味、僅か一粒だが気力も復活したぞ〜
選手達がピッチに戻って来た、場内は再び熱戦の舞台
山形の粘りの守備を突き崩し、勝ち点3を持って帰るぞぉ〜
前半の序盤とは様相が異なり、立ち上がりは小康状態
フロンターレの攻撃意欲に変化は無いが、山形の守備も研究が図られている模様
両者共に決定的場面を欠く
フロンターレはジュニーニョ選手(背番号10:FW)が左サイドを浮上
ライン際からクロスを繰り出すが、これも好機には直結しない
横山選手が折り返したボールを、養父選手が縦パス
飛び出した谷口選手(背番号29:MF)がライン際で粘り、気迫で折り返すものの
ボールは矢島選手には届かない
直後にフロンターレがコーナーキック、ゴール裏から盛大な歓声が沸く
養父選手のキックは菊地選手(背番号17:DF)の頭を捉えたが
不運にもジャストミートしなかった
攻撃の手を緩めぬフロンターレ、谷口選手らが中心に、山形ゴールに襲いかかる
だが、山形の守備も集中力が保たれ、先制点の気配は薄れ気味
64分に矢島選手が交代、黒津選手(背番号7:FW)が投入された
関塚監督と握手を交わし、フィールドを後にした
選手交代で若干乱れたのか、直後に山形がカウンターを披露
廣瀬選手(背番号28:MF)の低い一撃が、フロンターレゴールを襲う
直後のフロンターレは、自らピンチを招いてしまう
バックパスが乱れ、古橋選手(背番号9:FW)とあわや一対一の場面
試合はにわかに慌ただしさを増すが、フロンターレの好機は乏しいまま
山形が徐々に闘志を出す、フロンターレゴール前の危険な場面が増えつつある
こう着状態が続くフロンターレに、サポーターは全面バックアップ
灼熱を振り払う如く、力強い拍手と声援をピッチに送る
前線が振るわないフロンターレだが、谷口選手が火を吐く
狭い角度から痛快な一撃、ゴール裏から谷口選手のコールが響く
フロンターレは寺田選手(背番号13:DF)を投入、ボランチの位置でチームを鼓舞
・・・のはずだが、途中交代でリズムがかみ合わぬのか
山形にボールを奪われてしまう
そんな間にも、山形が反撃開始
運動量が低下気味のフロンターレの守備を、突き崩しにかかって来た
試合時間も残すは10分前後、山形の攻撃が厚みを増す
長谷川選手(背番号15:FW)のループシュートは
川島選手が渾身のセーブ、辛うじて失点を免れた
山形の攻撃は止まらない、直後にコーナーキックのピンチを迎えた
フロンターレのマークは甘く、ヘディングシュートを狙われるも
川島選手が奮闘、山形にゴールを明け渡さない
川島選手が好セーブを連発、ゴール裏のサポーターもどっと沸く
首位を独走する鹿島を追随するには、このままでは絶対に終われない
気が付けばピッチにはテセ(鄭選手 背番号9:FW)の姿
フロンターレは最後のカードに全てを掛ける
ピッチ上は白熱の攻防が続くが、残り時間は確実に減少
ドローで終わるのを覚悟し始めた矢先、テセの一撃が炸裂!
テセが繰り出した一撃は、山形ゴールへと吸い込まれた
忍耐の末に掴み取った先制ゴール、選手もサポーターも喜びに沸く
試合はロスタイム突入前後、窮地の山形も必死の反撃
残り時間は僅かであろうが、気を引き締め直しサポートを続行
残り時間は僅かとなった、フロンターレは時間の浪費に入る
ならば勝利はほぼ確実、サポーターはアヴァンテの声援を送る
白昼の熾烈な攻防戦は、そのままタイムアップ
接戦で山形に勝利のフロンターレ、リーグ戦5連勝を完封で飾った
前日に誕生日を迎えた谷口選手
終了間際の接触プレーで顔をゆがめつつも、サポーターの元に足を運んでくれた
歓喜を分かち合う選手とサポーター、遠路駆け付けた甲斐があった
最後はテセがガッツポーズ、この調子でゴールを量産してくれ
山形のアナウンスは歓迎一色、試合後は「ACL頑張ってね」と
フロンターレに励ましのメッセージ
感極まったサポーターから、山形コールが自然発生
やっぱり山形は良いところ、来年も行くから絶対に残留しておくれ〜
間もなく引退の初代山形新幹線400系、来年の遠征時には確実に姿を消す
最後の記念撮影も無事成功、長年ありがとう
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:川島 DF:森・井川・菊地・伊藤 MF:横山・谷口・養父 FW:矢島・レナチーニョ・ジュニーニョ SUB:杉山・寺田・村上・木村・山岸・黒津・鄭 |
<フロンターレの選手交代> |
矢島>黒津(64分) 横山>寺田(69分) レナチーニョ>鄭(80分) |