名古屋グランパス VS 川崎フロンターレ
〜 2009 J1 第21節 〜
日 時 | 2009年8月15日(土) 19:04 | |||
試合会場 | 名古屋市瑞穂陸上競技場(愛知県名古屋市) | |||
天 候 | 曇 | |||
観 客 数 | 18,025人 | |||
試 合 結 果 | ||||
名 古 屋 | 0 | 前 半 | 1 | 川 崎 |
0 | 後 半 | 1 | ||
0 | 計 | 2 | ||
得 点 者 | ||||
11分 | ジュニーニョ | |||
73分 | ジュニーニョ |
JOMO杯開催により、1週間を開けてのリーグ戦
敵地名古屋でのリーグ戦
前泊組を合わせ、待機列には大勢のサポーターが並ぶ
開門時刻は30分間早まり、大勢のサポーターが観客席に足を運ぶ
ビジター席は昨年より幾分狭く、密着度の高さが予感される
GKの2選手がウォームアップに登場
スタジアムの一角を埋めるサポーターから、大きな歓声が沸き起こる
残る選手たちもピッチに登場、ビジター席からの歓声は更にアップ
多湿を吹き飛ばす如く、サポーターは力強い拍手を送った
ACLの戦いを想定してか、短期間で大幅な補強を図った名古屋
新戦力選手が電光掲示板で紹介されると、ブーイングが発生
激戦を目前にして、グランパスファミリーがビジター席の前へ
分かってはいるのだが、緊張感が微妙に緩みそう・・・
周囲の照度は落ち、キックオフの瞬間が刻々と迫る
サポーターはタオルマフラーを掲げ、川崎市民の歌を熱唱
迎え撃つ名古屋のサポーター、壮大なコレオグラフィが場内に映える
高まる緊張感の中、激戦に備え選手たちが入場
恐れるものは何もない、勝ち点3を得るべく熱き勝負が開始された
新戦力で勝負に挑む名古屋、早くも攻撃的な予兆が光る
新加入のケネディー選手(背番号16:FW)へ放たれたロングパスを
菊地選手(背番号17:DF)が豪快なヘッドで弾き返す
フロンターレは左サイドへ展開、鋭い切れ込みからクロスを放つ
このボールは、テセ(鄭選手 背番号9:FW)には届かない
中盤では激しいチェックの応酬、コンパクトな空間でのボールの奪い合い
蒸し暑さが残る場内だが、サポーターは早くも全開モード
瑞穂の空に、熱き声援が響き渡る
浦和から加入の三都主選手(背番号38:DF)
中村選手(背番号14:MF)のマークを交わし、ボールをキープ
ケネディ選手に密着体勢の菊地選手
この場面は上のめりとなり、名古屋にセットプレーを献上
名古屋のボールはマギヌン選手(背番号8:MF)へ
ノーマークの状況から、クロスを放たれてしまうが
ボールの精度が悪く、ゴールラインを割り込んだ
試合は再び、両者が中盤で様子を伺う流れに
・・・と、菊地選手が小川選手(背番号10:MF)からボールを奪取
ボールはすかさずジュニーニョ選手(背番号10:FW)へ
鋭いドリブルで一気に浮上、名古屋の選手を続々と振り切った
ジュニーニョ選手の破竹の突破は、誰にも止められない
日本代表GKの楢ア選手(背番号1:GK)もかわし
狭い角度からシュートを繰り出した!
ジュニーニョ選手の一撃は、名古屋ゴールへと吸い込まれた
早々の先制ゴールに、フロンターレサポーターは喜びを爆発させた
先制点を喫した名古屋が、じわじわと反撃体制に入る
フロンターレの守備は慌てる事無く対応
最後は菊地選手が、川島選手(背番号1:GK)へのバックパスで難を逃れた
先制ゴールに甘んじぬフロンターレ、再び左サイドを駆け上がる
村上選手(背番号26:DF)が左足を振り抜き、名古屋ゴールを脅かす
マギヌン選手と中村選手のマッチアップ
かつての同胞も、今は切磋琢磨し合うライバルである
名古屋は再びケネディ選手へ
頭でたたき落としたボールに、後続の選手が詰め寄ったが
伊藤選手(背番号2:DF)がブロックし、川島選手がこぼれ球を抑えた
だが、危機は一向に去っていなかった
続けてマギヌン選手が鋭い突破
谷口選手(背番号29:MF)を振り切り、クロスを放つ
危険なボールがフロンターレゴールを横切ったが、辛うじて失点は免れた
最後は村上選手がクリアに入った
試合はこう着の時間帯に突入
バヤリッツァ選手(背番号3:DF)の厳しいマークに、テセも思うプレーが出来ない
三都主選手の縦パスは、玉田選手(背番号11:FW)に渡る
ケネディ選手へ向けてのクロスボールは、フロンターレが冷静にはじき出す
フロンターレのコーナーキックの場面、中村選手のリスタートも早い
多少でも気を抜けば、ゴール前の攻防戦を撮影し損ねてしまう
菊地選手がケネディ選手に体を寄せ、危機を断ち切った
奮闘する菊地選手に、新しい応援歌が飛び出した
き・く・ち、アレアレアレ〜
き・く・ち、アレアレアレアレ〜
守備が落ち着かぬフロンターレ、名古屋にコーナーキックを与えてしまう
こぼれ球もマギヌン選手に折り返されるも
寺田選手(背番号13:DF)がヘディングで弾き返す
直後のフロンターレのカウンター、ボールは右サイドの中村選手へ
絶好の追加点のチャンスと思いきや
マギヌン選手が素早く駆け寄り、ボールを奪取されてしまった
名古屋ゴール前の攻防戦
テセがバランスを崩しながらシュートを放ったが、名古屋ゴール枠をとらえない
名古屋の新たなホットライン、三都主選手からマギヌン選手へパスが渡る
フロンターレゴール前の玉田選手にボールが託されたが
フロンターレは複数の選手で取り囲み、この危機を免れた
名古屋の反撃を乗り切ったフロンターレ、コーナーキックのチャンスが到来
谷口選手が狭い角度からシュートを放つ
名古屋も速攻を仕掛けるが、フロンターレも素早い攻撃を披露
中村選手のスルーパスを、谷口選手がシュート
この場面は楢崎選手がセーブ、惜しくも追加点は奪えない
それでも、試合の流れはフロンターレが完全に支配
立て続けのコーナーキック等好機が到来、名古屋に続々と攻撃を仕掛ける
劣勢の名古屋はチャンスも限られる
三都主選手のクロスに、ケネディ選手がヘディングシュートの体勢に入るも
周囲をフロンターレの選手に囲まれ、成す術も無い
ジュニーニョ選手がボールを奪われ、名古屋が速攻に入る
対するフロンターレも、菊地選手が鮮やかにボールをカット
頑張る菊地選手に、またまた新応援歌が飛び出した
き・く・ち、アレアレアレ〜
き・く・ち、アレアレアレアレ〜
前半も残り時間は減少、負けじとテセもシュートを放つ
だが、ボールは楢崎選手の正面に飛んでしまった
前半終了間際に名古屋が猛攻を仕掛けるも、何とか無失点で切り抜けた
前半は1点リードで終了したが
相手の守護神次第では、あと2点ぐらいは取れた・・・だろうか?
暑さはひと段落のスタジアム、グランパス夫妻がビジター席にご挨拶
相変わらず仲が睦まじいようでありまして・・・
グランパス夫妻の熱愛ぶりはさて置き、選手たちがピッチに戻って来た
1点リードでは安全には程遠い、更なる得点を目指し応援が再開
後半開始直後の名古屋の攻撃
三都主選手が浮かしたパスを放つが、ボールは川島選手の手中
直後にフロンターレが反撃開始、ジュニーニョ選手が鋭く縦に切り出す
・・・が、背後からバヤリッツァ選手が厳しいチャージ
ジュニーニョ選手はその場で転倒、苦悶に顔をゆがめる
フロンターレにセットプレーの場面が到来
谷口選手らが名古屋ゴールに猛然と詰め寄る
名古屋のゴールが無人になりかけるも、寸前でケネディ選手がクリア
名古屋も負けじと反撃開始、逆にフロンターレがファウルを献上
マギヌン選手がフリーキックを繰り出したが
ボールは大きく外に曲がり、同点のチャンスを逃す
ピッチは激しい攻防の応酬、名古屋が強引に突破を仕掛ける
この場面は森選手が小川選手の進路に割り込み
ボールをゴールラインへと流し込んだ
フロンターレは右サイドに進路を運ぶ
森選手のクロスに、山岸選手が持ち前のゴール前への飛び出しを披露するも
惜しくもオフサイドの判定
山岸選手の奮闘が光る、名古屋の選手に囲まれつつも、ゴールへの姿勢は揺るがない
奮起する山岸選手に、サポーターから歓声が飛ぶ
直後に名古屋も反撃に入る
フロンターレゴール前の低いボールは、谷口選手がクリア
フロンターレは速攻を仕掛けるも、名古屋も素早いカウンター
小川選手のクロスボールは、ケネディ選手の頭を捉え
フロンターレゴールを揺らしてしまった
・・・と思いきや、その直前に玉田選手がハンドの反則
得点を取り消された名古屋のサポーターは、怒りの声を上げる
程なくして田坂選手(背番号6:MF)がピッチに投入
奮闘で沸かせた山岸選手に、サポーターから温かい拍手が送られた
ピッチ上は、目が離せぬ攻防が続く
三都主選手が菊地選手をかわし、華麗にセンタリングを繰り出すも
選手間の連携が乏し為か、この場面も誰にも対応せず
時間は刻々と経過すれど、ジュニーニョ選手の勢いに陰りは見えない
森選手と三都主選手のマッチアップ、森選手が抜け出しクロスを放つ
だが、ボールは楢崎選手の正面に飛ぶ
前線で奮闘するテセだが、ゴールの気配は乏しい
この場面は、不覚の警告を受けてしまった
名古屋の猛攻を弾き返したフロンターレ、ボールは前線のジュニーニョ選手へ渡る
力強いドリブルから強烈なシュートを繰り出した!
ジュニーニョ選手の気迫の一撃が(実際には頭で押し込んだが)
名古屋ゴールに突き刺さった
圧巻の2点目に笑顔のジュニーニョ選手、サポーターも歓喜の叫びを上げた
後がない名古屋も必死の反撃、セットプレーで起死回生を狙う
だが、この場面も攻撃が空回り、決定的なチャンスに至らない
試合の流れは再びフロンターレ、名古屋の焦りからセットプレーを得た
途中交代の横山選手(背番号18:MF)が、名古屋ゴール前で競る
名古屋もコーナーキックの場面をゲット、フロンターレゴール前で激しい応酬
フロンターレの守備も必死に体を張り、失点の危機を免れた
フロンターレはジュニーニョ選手を下げ、レナチーニョ選手(背番号34:FW)を投入
これで3人の選手交代枠を使い果たした
ピッチから目が離せぬ攻防が続く
ふと、電光掲示板に視線を送ると、後半もロスタイムに突入していた
名古屋の息の根を止めるべく、レナチーニョ選手が強烈なシュートを放つ
直後にサポーターはアヴァンテの応援を開始
勝利の歓喜の瞬間まで、もうひと頑張りだ
程なくして試合終了の時が訪れた
新生名古屋に2-0、盤石の勝利を飾った
・・・と、関塚監督リーグ戦100勝目、おめでとう!
勝利の喜びを分かち合う、選手とサポーター
9月のACLの勝負に向け、幸先の良い結果となったが
名古屋も試合を重ねる毎に、チームの熟成度が上がる可能性は高い
その意味からすれば、今日の結果は余り参考にはならないのかも知れない
まぁ、堅苦しい独り言はどーでも良し
2ゴールを決めたジュニーニョ選手が、笑顔でサポーターに挨拶
サポーターの呼びかけで、最終ラインで奮闘の菊地選手が登場
トラメガのパフォーマンス要求に、本人は苦笑い
・・・と、一回はためらった菊地選手だが
遠路駆け付けたサポーターに、感謝のメッセージを残してくれました
次の磐田戦も頼んだぞ!
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:川島 DF:森・菊池・伊藤・村上 MF:寺田・谷口・中村 FW:鄭・ジュニーニョ・山岸 SUB:杉山・井川・横山・養父・田坂・レナチーニョ・黒津 |
<フロンターレの選手交代> |
山岸>田坂(64分) 菊地>横山(73分) ジュニーニョ>レナチーニョ(84分) |