川崎フロンターレ VS カターレ富山
〜 第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦 〜
日 時 | 2009年10月11日(水) 19:00 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 雨 | |||
観 客 数 | 4,014人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 1 | 前 半 | 1 | 富 山 |
2 | 後 半 | 0 | ||
3 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
黒津 勝 | 29分 | 44分 | 川崎 健太郎 | |
木村 祐志 | 70分 | |||
矢島 卓郎 | 78分 |
天皇杯3回戦はJ同士が激突、今年J2に昇格のカターレ富山との勝負
仕事を終えて雨の等々力に到着
平日とも重なり、場内はさすがに閑散であった
サポートする人数は限定されるが、熱き気持ちはいつもと同じ
選手達は固く円陣を組み、90分間の戦いがスタート
GKは杉山選手(背番号28:GK)が先発、天皇杯でもお馴染みの存在
右サイドに位置する井川選手(背番号4:DF)
ナビスコ杯決勝の態度が問題視された、森選手に代わっての出場
長期離脱中であった寺田選手(背番号13:DF)が、スタメン復帰を果たした
試合自体はフロンターレが省エネ戦法?なのか
パス回しで様子見の状況も目立つ
木村選手(背番号22:MF)のコーナーキックは
レナチーニョ選手(背番号34:FW)を狙うが、富山のDFがクリア
ボールをゆっくりと回し、様子をうかがうフロンターレ
それ故か、試合にいまひとつ緊迫感が見えてこない
レナチーニョ選手が富山ゴール前にドリブルで浮上、フリーの体勢でシュートを放つ
ボールは相手GKの正面を突いた
前線を陣取るテセ(鄭選手 背番号9:FW)だが、いまひとつ動きが冴えない
格下の相手で、気持ちが高揚しない訳では無いと思うのだが
断続的に降りしきる雨で、ボールが普段以上に走る
ホームである筈のフロンターレだが、足元を取られるシーンも少なく無い
高まる熱気の中、テセがフリーキックを繰り出すが・・・
富山のゴール枠を大きく外してしまった
サイドチェンジのパスを、レナチーニョ選手が軽快な一撃
相手GKがボールを取りこぼすも、あと一歩及ばなかった
引き気味で試合を進める富山だが、徐々に攻撃のペースを上げる
手薄なサイドを狙われ、カウンターからシュートを放たれた
じ〜〜〜くりとボールを回すフロンターレ、ここでも省エネ節が炸裂か?
もうひとつ物足りなさを感じるも、試合は突如動きを見せた
黒津選手(背番号7:FW)が混戦を抜け出し
左足を振り抜いて先制点を叩き出した
先制点で感覚が掴めたのか、フロンターレが富山を盛んに攻撃
木村選手もシャープなパスを連発、攻撃のリズムに弾みをつける
富山も反撃を仕掛けるが、フロンターレがそれ以上の攻撃力を披露
富山ゴールにシュートを連発、追加点の機運は更に高まる
しかし、勝負はここでも容易くは無かった
このまま前半の逃げ切りを図りたかったが
川崎選手(背番号14:MF)の鮮やかなシュート
試合は振り出しに戻ってしまった
小雨の中、前半終了の笛の音がピッチに響いた
いまひとつ冴えが欠くフロンターレ、後半の奮起に期待したい
巨大ポンチョをまとい、華麗に?登場のふろん太君
今日はピーカブー&てんけん君が不在、それは大人の事情と言う事で・・・
雨は小康状態となり、選手たちが戦いの舞台に復帰
このまま同点では終われない、元日決戦へ向け後半がスタート
後半開始直後に、富山が先制攻撃を仕掛ける
立ち上がりの不意を突かれるも、フロンターレは冷静に対処
試合は再びフロンターレが支配
寺田選手の守備も安定、富山に目立った隙は与えない
フロンターレがカウンターを披露、左サイドを素早く繋ぎ前線へ
村上選手(背番号26:DF)のクロスに、テセが飛び込んだが
富山が寸前でクリア、追加点のチャンスを逃してしまう
黒津選手が倒され、フリーキックのチャンスが到来
高まるゴールの気配に、サポーターの声量も一気にアップ
セットプレーやフリースローが続けて到来するも
詰めが甘いフロンターレ、富山をあと一歩で押し切れない
一旦は止んだかに見えた雨だが、再び大粒になって来た
ただ、選手の安定感に変化は見られず
足を滑らすシーンは前半と比べ、激減した
一向に振り止まぬ雨、冷えた雨粒が体にしみ込む
ペナルティエリアに走り込んだ黒津選手が、富山の選手と交錯し転倒
岡田主審は、黒津選手のシミュレーションと判定
かの中断試合を忘れぬサポーター、ブーイングが沸き起こる
田坂選手が倒された場面は、フロンターレのフリーキック
木村選手が右足を振り抜くも、ボールは落ち切れない
あと一歩で得点に届かぬフロンターレだが、木村選手の技が冴えた
こぼれ球を鮮やかなループシュート、待望の追加点をゲットした
富山の反撃が強まる中、フロンターレは最初の選手交代に踏み切る
テセに代わり矢島選手(背番号15:FW)が投入、頼れる選手が戻って来た
投入から間もなくして、矢島選手が結果を見せた
ゴール前の狭いエリアでボールを受け、体を反転しつつシュートを放つ
矢島選手の追加点で、富山を突き放したフロンターレ
大粒の雨が降りしきる中、歓喜の声援が深々と響く
フロンターレは3人目の選手交代、登里選手(背番号23:FW)を投入
守備で逃げ切りを図らず、最後まで攻め続ける姿勢を見せる
試合は程なくタイムアップ、富山を3-1で下し4回戦に進出
冷たい雨の中戦い抜いた両チームの選手に
観客席からは温かい拍手が送られた
選手達に用意された「お立ち台」
最初に立つのは、公式戦初ゴールを決めた木村選手
復帰後初得点の矢島選手も後に続き、等々力の夜を賑わせた
次なる相手はJ1の横浜F・マリノス
今年5度目の神奈川ダービー、力の限りサポートするぞ
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:杉山 DF:井川・寺田・伊藤・村上 MF:田坂・横山・木村 FW:鄭・黒津・レナチーニョ SUB:相澤・菊池・谷口・山岸・登里・杉浦・矢島 |
<フロンターレの選手交代> |
鄭>矢島(75分) レナチーニョ>谷口(78分) 黒津>登里(83分) |