川崎フロンターレ VS アルビレックス新潟
〜 2010 J1 第1節 〜
日 時 | 2010年3月6日(土) 16:03 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 曇一時雨 | |||
観 客 数 | 22,117人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 2 | 前 半 | 0 | 新 潟 |
0 | 後 半 | 1 | ||
2 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
レナチーニョ | 1分 | 64分 | ゙ 永哲 | |
黒津 勝 | 22分 |
2010シーズン、J1リーグ開幕戦の朝を迎えた
川崎フロンターレはホーム等々力にて、アルビレックス新潟との対戦
小雨交じりの等々力陸上競技場、大勢のサポーターが朝の列抽選に並ぶ
応援用の荷物の搬入と、コレオグラフィの設置作業
2010シーズンの朝も、いつもと変わらぬ光景が繰り返される
ACL初戦で下顎骨骨折の中村選手(背番号14:MF)が、開幕戦観戦に訪れると言うことで
サポーターの手により、中村選手を励ます幕が用意された
GK入場時に掲出されたらしいのだが、初版の事情で撮影失敗(恥)
青黒に染まるスタジアム、選手達がピッチに登場
小雨舞う等々力陸上競技場は、大きな歓声に包まれた
キックオフの瞬間へ向け、俄然意気上がるサポーター
選手入場の直前に、恒例の始球式が催された
今回は麻生区在住の俳優、平泉成さんが刑事役?の姿で登場
コートを脱ぎ捨てた平泉さん、背番号1のレプリカユニフォームに変身
ペナルティエリアに歩み寄り、右足を大きく振り抜いた!
PKは鮮やかに決まり、サポーターの元に駆け寄った
SEI☆HAヘルメットを受け取り満面の笑み、刑事役がやはりお似合いである
ここからは決戦モード、場内に緊張の空気が走る
ファンファーレの演奏に合わせ、青黒の後援会旗が一斉に浮上
高まる期待を胸に、試合開始の瞬間が訪れた
開始直後にフロンターレの攻撃が早くも炸裂
右サイドから黒津選手(背番号7:FW)が鋭いシュート
GKが弾いたこぼれ球を、レナチーニョ選手(背番号34:FW)が真正面から叩き込む!
レナチーニョ選手が繰り出した一撃は、新潟ゴールの右隅へと吸い込まれた
電光石火の先制点、等々力は大歓声に包まれた
新潟も反撃体制に入るが、即座に攻撃を封印
黒津選手の動きが冴える、シュート性のパスを前線に繰り出す
新潟はフロンターレの最終ラインの裏を狙い、クロスを繰り出す
矢野選手(背番号11:FW)が飛び出したが、オフサイドの判定
ピッチ上では激しい攻防が演出、試合の主導権をかけ両者が激しく激突
新潟は盛んにサイドを狙い、大きめのクロスを繰り出す
゙選手(背番号9:MF)のクロスは矢野選手を狙うが届かない
両サイドが手薄なフロンターレ、新潟が再びクロスを放つ
寺田選手(背番号13:DF)が空中戦に挑み、矢野選手の動きを封印
大島選手(背番号16:FW)の打点も高く警戒が必要
この場面はマークが外れたが、大島選手のシュートミスに救われた
稲本選手(背番号20:MF)に対し、新潟の選手が複数で止めにかかる
稲本選手の当たりの強さは特筆もの、容易くボールは奪われない
小宮山選手(背番号8:DF)が中央に一気に浮上、左寄りの黒津選手にボールを託す
最後は稲本選手にボールが繋がり、鋭いミドルシュートが炸裂
最終ラインを上げるフロンターレに対し、新潟は積極的に背後を狙う
だが、度重なるオフサイドの判定を受ける
テセ(鄭選手 背番号9:FW)が繰り出した一撃は
勢いは弱く、黒河選手(背番号1:GK)の正面
新潟のサイドからのクロスは繰り返されるも、フロンターレはゴール前を固めて対応
大島選手の背後に寺田選手が付き、自在なプレーを許さない
フロンターレが中央から突破を仕掛ける
至近距離から黒津選手らが詰め寄ったが、黒河選手のこぼれ球を惜しくも蹴り込めない
スピード感溢れる、フロンターレのパスワーク
寒さの身震いも重なり、カメラを追随させるのも容易くない
稲本選手と矢野選手の攻防、稲本選手が協力なフィジカルでボールを奪取
同じ日本代表候補だが、格の違いを見せ付ける
中盤で両者の攻防、稲本選手がボールを奪い取り、ドリブルで浮上
ボールは黒津選手に託され、右サイドからシュートが放たれた
黒津選手のシュートが決まり、新潟から2点目を決めた
待望の追加点に等々力の舞台は大爆発
水分を大量に含んだタオルマフラーが、躍動感溢れる回転を見せた
2ゴールを喫した新潟、攻撃の形は大きく変えずに、クロスを連発
鋭いボールがフロンターレゴールに迫るが、川島選手(背番号1:GK)がパンチで弾く
後はテセのゴールを期待、しかし今ひとつ動きに輝きが見られない
谷口選手(背番号29:MF)も随所で攻撃に絡む
攻撃の手を緩めぬフロンターレ、新潟の最終ラインをじわじわと蝕む
コーナーキックの場面が到来するや、サポーターの声量は一気にアップ
田坂選手(背番号6:MF)のコーナーキックに、テセのダイビングヘットが炸裂!
地面に叩きつけたシュートは、惜しくもゴール枠から外れた
フロンターレがセットプレーの場面
フリーキックのこぼれ球を、小宮山選手が痛快なシュートを放つ
中盤からのパスに反応した黒津選手が、ドリブルで一気に浮上
巧みなステップで新潟の最終ラインの突破を狙うが、この場面は失敗
一矢報いたい新潟が左サイドに展開
フロンターレゴール前に大島選手が飛び出し、コーナーキックの危機を迎えてしまう
眼前の危機に対し、フロンターレサポーターはブーイングで応酬
ゴール裏の大旗も水平に震わせ、ピッチの外からプレッシャーを浴びせる
新潟の縦のボールに、森選手(背番号19:DF)が体を割って入る
背後からの厳しいプレッシャーに屈せず、ボールをゴールラインへと逃がす
直後に前半戦は終了、フロンターレが2点リードで折り返す
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)の長期離脱で攻撃が不安視されたが
その不安はまずは一掃・・・と、ささやかに思いたい
等々力に何故か登場、地デジのキャラクターの地デジカ君
子どもたちの呼び掛けには全く応じず、無表情でトラックを一周
皆様、地デジの対応はお済みですかぁ??
我がボロアパートでは大家が動かぬので、軒下に勝手にアンテナを設置(苦笑)
こちらも恒例の挨拶、阿部孝夫川崎市長兼後援会長の挨拶
等々力改修の件はよろしくでっせ
小雨が降りしきるピッチに、選手達が再び戻ってきた
残された後半45分間、しっかりと戦い抜いて開幕戦の勝利を!
後半開始直後、テセが新潟の選手と絡み転倒、フリーキックのチャンスを得た
森選手が放ったキックは、テセが豪快なヘディングシュート
シュートは惜しくも新潟ゴールを外してしまう
前半と様相が打って変わり、新潟がフロンターレを激しく攻める
直後にコーナーキックの危機が到来
新潟が立て続けにコーナーキックを放ち、高さでフロンターレゴールを脅かす
フロンターレの最終ラインも高さが武器、簡単にシュートを許さない
森選手のクロスに黒津選手が呼応するが、ボールを上手く合わせられない
直後に新潟が反撃開始、次々とクロスを繰り出し、フロンターレゴールを窮地に陥れる
度重なるピンチの連続に、サポーターも力強い拍手で選手達を勇気づける
新潟が次々とコーナーキック、フロンターレゴールは更なる危機
千葉選手(背番号3:DF)のヘディングシュートが急迫するも
川島選手が渾身のセーブ、瀬戸際で失点は免れた
フロンターレの輝きは喪失、攻撃の歯車は一向にかみ合わない
そんな間にも新潟が次々と攻撃、試合の主導権は完全に掌握されてしまう
新潟が再びコーナーキック、フロンターレは苦しい時間帯が続く
攻撃が噛み合わぬフロンターレ、谷口選手のスルーパスも繋がらない
直後に新潟は大島選手がヘディングシュートを放つ
これも川島選手がセーブするが、苦しい状況は続く
苦境から抜け出せぬフロンターレ、新潟のクロスを寺田選手が懸命にクリア
必死に踏ん張ったフロンターレだが、遂に耐え切れずに新潟にゴールに献上
ピッチの中央では、テセが悔しそうにかがみ込んだ
1点を失ったフロンターレ、劣勢を覆すべく応援は再開された
ホームでの開幕戦勝利を願い、サポーターの熱き声援が響く
だが、新潟の勢いは衰える気配は皆無
再開直後にカウンターを食らったフロンターレ、再び失点の危機を招く
何とか中盤まで攻め戻すも、前線の連携は影を潜める
肝心の場面でボールは繋がらない
試合時間も残すは20分、依然と油断ならぬ状況が続く
オーロラビジョンには入場者数が発表、雨の中22,117人も駆け付けてくれた
フロンターレはここで選手交代
レナチーニョ選手に代わり登里選手(背番号23:MF)を投入
頼んだぞ!ノボリ、応援歌を覚えてくれたかな??
ノボリザトー ノボリザトー
ゲットゴール(ノボリッ!)
ポイントは「ノボリッ!」を恥ずかしがらずに叫ぶ事
「ノボリッ!」と叫びつつ、片腕を掲げてジャンプもポイント
・・・と、応援歌談義をここでする暇は無い
フロンターレの攻撃は尚も空転、新潟に効果的なダメージを与えられない
登里選手が左サイドを突進、ここは内田選手(背番号17:DF)にあしらわれた
一度は失敗に終わった登里選手だが、再び新潟ゴールへと迫る
新潟ゴール前の混戦のこぼれ球を、谷口選手がミドルシュートを繰り出す
直後にフロンターレに、フリーキックのチャンス到来
テセがスルーし、田坂選手がシェアな一撃を放つ
フロンターレの攻撃止まらない、右サイドのパスの交換から、田坂選手がクロスを放つ
登里選手が気迫のヘディングシュート、新潟ゴールを脅かす
劣勢を覆したフロンターレ、ここぞとばかりに新潟を激しく攻め立てる
コーナーキックの好機が訪れた、追加点のチャンスに場内は大きく沸く
劣勢の新潟が、起死回生のカウンターを狙う
フロンターレは守備の対応が遅れ、寺田選手が警告を受けてしまった
試合も残すは10分弱、伊藤選手(背番号2:DF)のフリーキックを
田坂選手でトラップするが、反転し切れない
続けて小宮山選手と谷口選手が詰め寄るが、新潟の守備陣に弾き返される
直後に稲本選手がラフプレーで警告、フロンターレの攻撃は潰えてしまった
残り時間は少ないが、試合の流れは新潟に戻ってしまう
素早いパスワークでフロンターレを翻弄、フロンターレの守備も必死に耐える
黒津選手が中盤で倒され、フリーキックの場面が到来
森選手のフリーキックは、途中投入の矢島選手(背番号15:FW)には届かない
新潟の攻撃が圧倒する中、矢島選手がカウンターの飛び出しを図る
だが、足元のコントールに失敗、長いボールは黒河選手のセーブに弾き返された
苦境から脱しきれぬまま、試合はロスタイムに突入
ロスタイムの目安は4分間、このまま切り抜ける事が出来るのだろうか・・・
新潟の猛攻が止まらない、サポーターも必死の声援で選手達を勇気づける
川島選手は大きなリアクション、僅かでも時間の浪費を図る
時間は刻々と減少するが、登里選手の気迫は衰えない
鋭い視線でライン際を駆け上がり、新潟ゴールへと果敢に迫る
試合は程なくタイムアップ、新潟の猛攻を何とか振り切り、3年ぶりの開幕戦勝利
激戦を終えた選手とサポーター、等々力の夜は笑顔と歓声に包まれた
この日のヒーロは黒津選手、SEI☆HAヘルメットで「お立ち台」に立つ
ACLとリーグ戦で連戦が続く、黒津選手の爆発に期待するぞ!(今度こそ)
選手がピッチから去った後も、サポーターは勝利の喜びに沸く
Gゾーンに掲げられた、中村選手の巨大肖像幕
中村選手がピッチに戻るその日まで、Gゾーン上に掲出との事
中村選手がピッチで躍動する姿を早く見たい、W杯で活躍するシーンも・・・
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:川島 DF:森・寺田・伊藤・小宮山 MF:稲本・谷口・田坂 FW:黒津・レナチーニョ・鄭 SUB:杉山・菊地・井川・横山・木村・登里・矢島 |
<フロンターレの選手交代> |
レナチーニョ>登里(71分) 鄭>矢島(86分) |