鹿島アントラーズ VS 川崎フロンターレ
〜 2010 J1 第14節 〜
日 時 | 2010年7月17日(土) 19:04 | |||
試合会場 | 県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市) | |||
天 候 | 曇り | |||
観 客 数 | 26,607人 | |||
試 合 結 果 | ||||
鹿 島 | 1 | 前 半 | 1 | 川 崎 |
1 | 後 半 | 0 | ||
2 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
フェリペ ガブリエル |
21分 | 39分 | 黒津 勝 | |
李 正秀 | 78分 |
J1リーグ戦は夏場の連戦に突入
昨年のリーグ覇者鹿島アントラーズとのアウェイゲームを迎える
横須賀線の武蔵小杉駅から応援団のバスに乗車、鹿島の国へ向けてひた走る
スタジアムに到着するや、横断幕の洗濯作業
先日の大宮戦の激励セレモニーで小麦粉まみれになったタスキを
一生懸命デッキブラシで洗い落とし、天日干し
しかし、暑いのなんの・・・
開門直後は恒例の応援準備、最前列に巨大幕を取り付ける
最前段の列が撤去され、すっきりとした印象を受ける
水洗いを終えたタスキも、手すりに結びつける
川島選手が去った後、大宮戦で好セーブを披露の
相澤選手(背番号21:GK)がピッチに登場
サブに入るのはユースから昇格の安藤選手(背番号27:GK)、今日も頼んだぞ!
続くイレブンもピッチに登場
大宮戦で鼻を骨折した田坂選手(背番号6:MF)は
フェイスガードを装着して試合に挑む
普段より広めのアウェイゴール裏、大勢のサポーターでぎっしりと埋まる
王者鹿島を倒すべく、サポーターの気合も高揚の一途
スタジアムは日没を迎え、気温も幾分低下し過ごしやすくなった
選手入場の時は目前、サポーターはタオルマフラーを掲げ
絶叫と共に選手たちを待ち受ける
川島選手とテセが去った今、本領が試される一戦
はちきれん熱気が周囲を包み、試合開始のホイッスルが響く
開始直後から鹿島の攻撃が牙をむく
大迫選手(背番号9:FW)のクロスが炸裂するが、ここはクリアで逃れる
鹿島の先制攻撃は、終息の気配を見せない
混戦にも関わらず強引な縦への突破を仕掛けられるが
小宮山選手(背番号8:DF)が体を挟み込み、相澤選手がボールを抑えた
前線で体を張る黒津選手(背番号7:FW)
鹿島の左SBはドイツへ移籍した内田選手に代わり、ジウトン選手(背番号5:DF)が入る
鹿島の序盤の攻撃をしのぎ、攻撃態勢を整えたいフロンターレ
菊地選手(背番号17:DF)がロングボールを供給するが、前線の選手には届かない
鹿島の巧みなボール回しに、フロンターレの守備は落ち着きを欠く
いささかの劣勢を覆すべく、ゴール裏のサポーターは懸命の声援を送る
フェリペ選手(背番号11:MF)のクロスを皮切りに、フロンターレゴール前は両者の応酬
少々興奮気味?のレナチーニョ選手(背番号34:FW)が、主審から注意を受けた模様
ピッチ上では緊迫の攻防戦、両者とも一歩譲らぬ勝負が展開
フロンターレにコーナーキックの場面が到来、サポーターの声量も一気に上がる
ヴィトール選手(背番号11:MF)が繰り出したボールに、伊藤選手(背番号2:DF)が頭で合わせる
だが、シュートは鹿島のゴール枠を捉えない
絶好期を逃したフロンターレ、直後に鹿島がセットプレーのピンチ
絶対にゴールを許すまいと、緊迫の声援がゴール裏から響く
野沢選手(背番号8:MF)が繰り出したフリーキックは、相澤選手が好セーブを披露
続けてコーナーキックのピンチが続くが、クリアで難を逃れた
速攻を仕掛けるフロンターレ
フェイスガード姿の田坂選手が、左サイドからロングクロス
これは黒津選手には届かない
フロンターレの守備はサイドがいささか手薄
新井場選手(背番号7:DF)のオーバーラップからクロスを繰り出されるが
井川選手(背番号4:DF)が前方に弾き返す
左サイドから切れ込みを図る鹿島、大迫選手のシュートがこぼれ球となり高く浮いた
半ば無人のフロンターレゴール、浮き球をフェリペ選手が貪欲に押し込んだ
井川選手のブロックも及ばず、鹿島に先制ゴールを喫してしまった
この程度では気持ちは揺るがない、逆転劇を目指し熱きサポートは止まらない
リスタート直後の不意をつくべく、フロンターレが反撃を仕掛ける
中村選手(背番号14:MF)がシュート性のパスを繰り出すが、前線の選手とは呼応しない
懸命の勝負を挑むフロンターレ、ピッチ上では激しい攻防が続く
稲本選手(背番号20:MF)が冷静さを欠いたのか、警告を受けてしまった
鹿島の攻撃を粘り強く弾き返すフロンターレ
ジウトン選手のミドルシュートは、フロンターレゴール枠を外した
右サイドを展開のフロンターレ、ヴィトール選手が倒されフリーキックのチャンス
中村選手のキックはゴールには届かず、鹿島にクリアされた
執拗に攻め立てる鹿島に対し、フロンターレは苦しい状況
それでも集中力は途切れずに、鹿島の攻撃を粘り強く弾き返す
だが、鹿島にフリーキックを献上してしまう
絶体絶命のピンチを前に、サポーターは一気呵成の声援を送る
野沢選手が繰り出したシュートを、相澤選手が横っ飛びでセーブ
だが、依然としてコーナーキックの危機が続く
鹿島のコーナーキックは岩政選手(背番号3:DF)の頭を捉えたが、シュートは枠を捉えない
さぁ、ここから一気に反撃するぞ!
ピンチから逃れたフロンターレ、開放されたように縦横無尽に走る
小宮山選手の豪快なミドルシュートが、鹿島のゴールを襲いかかる
なおもフロンターレにチャンスが継続
いつの間にフェイスガードを外した田坂選手が
低いキックを繰り出すが、鹿島のDFに弾き返された
一進一退の攻防が繰り広げられる中、フロンターレは右サイドを展開
前線では黒津選手がボールをキープ、狭い角度から豪快にシュートを繰り出した!
黒津選手の強烈な一撃が、鹿島ゴールを大きく揺らした
同点弾に湧き上がるサポーター、王者鹿島を一気に追い詰めるぞぉ〜
同点に追い付いたフロンターレが、その後は鹿島の反撃に手を焼く
マルキーニョス選手(背番号18:FW)が怒涛のドリブル突破
不覚を突かれたフロンターレ、稲本選手が決死のスライディング
鹿島の突破は食い止めたものの、代償は余りにも大きかった
主審の判定はイエローカード、この日2枚目で退場処分を受けてしまった
稲本選手も覚悟はあったのか、早々にピッチを跡にした
数的不利になったフロンターレ、直後のフリーキックは岩政選手の頭を捉えた
至近距離からの痛烈な一撃は、相澤選手が必死のセーブ
その後も鹿島の猛攻を浴び続けたが、何とか無失点で前半を切り抜けた
後半も苦戦は必死の様相、この状況を何とか覆せるか
ハーフタイム中に鹿島のユースの選手が整列
日本クラブユースサッカー選手権で全国大会出場決定の紹介
なお、出場枠最後の座を掛け
フロンターレU-18が地区予選9位決定戦で敗れた相手でもある
短いインターバルを経て、後半開始の時を迎えた
厳しい戦いは承知、一丸となって逆転勝利を掴みたい
開始直後の鹿島の攻撃、大きくボールを回し、ジウトン選手がミドルシュート
守備もいささか手薄、数的不利の影響は否めない
フロンターレも即座に反撃体勢
右サイドに降られたボールを、田坂選手が鋭いクロスを繰り出す
だが、ボールは逆サイドに流れ去ってしまった
直後にヴィトール選手がシュートを繰り出す
ひとり少なく苦戦は予想したが、互角の勝負を挑んでいるぞ
大宮戦に続き、左SBの伊藤選手(背番号2:DF)
鋭い視線で突破のタイミングを図るが、ここは自重
逆サイドにボールを降ったフロンターレ
小宮山選手のパスが黒津選手に到達するが、岩政選手にブロックされてしまった
王者鹿島に焦りは見られない、井川選手のファウルを誘いフリーキックの場面到来
フロンターレゴール前は危機に突入、鹿島の猛攻を懸命に耐える
鹿島の小刻みなパスワーク、フロンターレの守備は揺さぶられ、フェリペ選手が鋭い一撃
相澤選手が気迫のセーブ、鹿島に得点を与えない
フロンターレが背後を狙われるが、田坂選手が猛ダッシュで戻る
迫るジウトン選手をかわしスライディング、守備力向上を感じさせるプレー
曽ヶ端選手にボールが渡るや、ゴール裏から盛大なブーイング
一部から「フランスパン!」の叫びが出たが意味不明
鹿島が右サイドから鋭いクロス、危険なボールがフロンターレゴール前を縦断
マルキーニョス選手が触れていれば、あわや失点・・・の場面であった
絶体絶命の危機から逃れたフロンターレ、攻撃の姿勢は衰えない
黒津選手のシュートから、コーナーキックのチャンスを得たぞ
ヴィトール選手のコーナーキックに、伊藤選手が頭で合わせた
こぼれ球を拾ったフロンターレ、ヴィトール選手がドリブルからクロスを放つ
・・・が、レナチーニョ選手には届かない
直後に鹿島が逆襲開始、野沢選手のクロスに大迫選手が飛び込む
対するフロンターレも鋭い切り返し
ヴィトール選手のクロスを、レナチーニョ選手がヘッドで押し込むが
曽ヶ端選手のセーブに阻まれた
一進一退の激しい攻防、フロンターレの数的不利が脳裏から消えつつある
縦へのボールに黒津選手が走り込むが
トラップの処理を誤り、岩政選手のブロックに阻まれた
鹿島が度重なるコーナーキック、フロンターレに苦しい時間が続く
危機から逃れたフロンターレ、中村選手のパスを起点に一気に前進
レナチーニョ選手のパスが鹿島ゴール前に迫るが、決められない
鹿島のシュートを皮切りに、フロンターレゴール前は大混戦に突入
辛うじて失点だけは免れたが、冷や汗の連続であった
絶体絶命の危機を脱し、カウンターを仕掛けるフロンターレ
レナチーニョ選手が叩いたボールを、ヴィトール選手がシュートを放つ
しかし眼前には鹿島の選手、ボールは鹿島DFに激突
直後に選手交代のフロンターレ
ヴィトール選手に代わり、楠神選手(背番号16:MF)をピッチに投入
田坂選手が鹿島の選手を振り切り、強烈なシュートを繰り出した
ボールは曽ヶ端選手が弾き、コーナーキックの場面に突入
中村選手のコーナーキックは鹿島ゴール前へ
混戦からのこぼれ球?を小宮山選手が豪快な一撃
直後に鹿島が猛反撃、波状攻撃から次々とシュートを浴びる
遠藤選手(背番号25:MF)のシュートは、相澤選手がビッグセーブでゴール裏に逃がす
だが、依然としてコーナーキックの危機が続く
絶対に失点を防ぐべく、ゴール裏のサポーターは熱烈なエール
ほとばしる緊張感の中、野沢選手のフリーキックが炸裂
鋭く横切ったボールは、李選手(背番号14:DF)が渾身のヘディングシュート
必死に耐え抜いたフロンターレだが
痛恨の失点で、試合の均衡は破れてしまった
この程度でくじけてなるものか!サポーターは全力で叫びそして跳ねる
リスタート直後も鹿島に押される状況
劣勢を覆すべく、フロンターレは登里選手(背番号23:MF)を投入
選手交代で流れを引き寄せたか、フロンターレが攻勢をはかる
楠神選手のパスはレナチーニョ選手へ
鹿島のファウルを誘い、絶好の位置でのフリーキック!
黒津選手がスルーし、中村選手が低い一撃
しかし意図が外れたのか、鹿島ゴール枠を外してしまう
窮地へと立たされたフロンターレ、レナチーニョ選手の突破に勝負を掛ける
・・・が、岩政選手と接触し、ピッチに倒れこんだ!
この場面は何故かノーファウル、岩政選手が手を出したかに見えたが、お咎め無し
よもやの判定にサポーターは大興奮
レナチーニョ選手も怒りが収まらぬようだが、直後に谷口選手(背番号29:MF)と交代
後半も残り時間は僅か、僅かな可能性にかけ勝負を仕掛けるフロンターレ
楠神選手が鹿島の選手を必死に振り切り、クロスの体勢
多くの夢と希望を乗せ、田坂選手のコーナーキックが放たれた
だが、ニアサイドのボールは呆気無くクリア
後半もロスタイムに突入、鹿島はコーナーエリアにボールを集め、時間の消費に走る
必死にボールを取り返そうとするフロンターレだが、鹿島はボールを手放さない
一矢報いるべく奮闘を続けるも、試合終了のホイッスルが鳴り響く
王者鹿島に1-2で惜敗、数的不利の中選手たちは頑張り続けたが
稲本選手の退場は痛かった
最後まで懸命に戦い抜いた選手たちに、盛大な拍手が送られた
後半はボールの繋がりも良かっただけに、惜しまれる一戦ではあったが
前を向いて次の京都戦に気持ちを切り替えます
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:相澤 DF:伊藤・井川・菊地・小宮山 MF:稲本・中村・田坂・ヴィトール・ジュニオール FW:黒津・レナチーニョ SUB:安藤・佐原・吉田・横山・谷口・登里・楠神 |
<フロンターレの選手交代> |
ヴィトール ジュニオール>楠神(75分) 伊藤>登里(81分) レナチーニョ>谷口(87分) |