川崎フロンターレ VS 横浜F・マリノス
〜 2010 J1 第22節 〜
日 時 | 2010年9月11日(土) 16:03 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 22,173人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 1 | 前 半 | 1 | 横 浜 |
0 | 後 半 | 2 | ||
1 | 計 | 3 | ||
得 点 者 | ||||
ジュニーニョ | 1分 | 45+3分 | 山瀬 功治 | |
49分 | 兵藤 慎剛 | |||
63分 | 兵藤 慎剛 |
J1リーグ戦第22節、リーグ戦アウェイ2連敗中のフロンターレは
横浜F・マリノスとの神奈川ダービー
朝方の等々力陸上競技場、新潟でトラウマと化したスプリンクラーが放水中
数日内は酷暑から解放されるも、この日は暑さが復活
晴天を利用し、前節のナビスコ杯準々決勝で雨に濡れた幕を干す
並行してコレオグラフィの準備に取り掛かる
暑さ故か作業に携わるサポーターは少なく、準備に時間を要してしまった
競技場の正面入口に上には、高畠監督の巨大幕が設置
神奈川ダービーを制するための準備は、着々と進行しているかのようだ
晴天に恵まれた週末、必然的に場内の観客も増える
この日は等々力陸上競技場の改修の件に関し
川崎市議会の議員団が、スタジアムを視察に訪れてくれた
人波に溢れて危険な現状、肌身に認識して頂ければ幸いである
この日は久々のデーゲーム、強い日差しの下、相澤選手(背番号21:GK)らが登場
場内は応援歌と拍手で反響
残るイレブンもピッチに登場、場内の歓声は更にアップ
水曜日の試合から中2日、しかもデーゲームで選手とサポーターの消耗は気がかりだが
タイトル戦線へ生き残るためには勝利が必須、気持ちも必然的に高揚
アウェイ側ゴール裏を埋め尽くす、マリノスのサポーター
神奈川ダービーならではの熱気が場内に渦巻く
激戦のスタートは目前となった、場内に一瞬の静寂が舞い込む
緊張感が徐々に高まる中、戦いに備えた選手達が入場の時を迎えた
澄み渡る等々力の空の下、コレオグラフィが鮮やかに浮かび上がった
栄えある神奈川ダービーは、火蓋を切って落とされた
試合は開始直後に突如動いた
フロンターレのコーナーキックから、マリノスのゴール前は大混線
おおおっ!ボールは一体どこに消えた!?
気が付けばフロンターレが先取点、場内は瞬く間に大興奮の渦
ゴールを決めたのはジュニーニョ選手(背番号10:FW)
「川崎の太陽」に相応しき得点劇であった
試合は途切れる間もなく激しい展開
マリノスがすかさず反撃に入るが、菊地選手(背番号17:DF)がしっかりと防御
負傷した井川選手の代役として、CBを務める佐原選手(背番号3:DF)
長身を生かし、マリノスのロングボールをヘッドで弾き返す
ボールはめまぐるしくピッチ上を駆け巡る
程なくしてセットプレーのピンチが到来
マリノスのキッカーは中村選手(背番号25:MF)、強い緊張がフロンターレゴールを襲いかかる!
セットプレーからのクリアボールを中村選手に戻されたが、ここは難を逃れる
1点ではまだまだ安心は早い、追加点を目指して熱き声援がピッチに響く
代表戦等の連戦で先発を回避した中村選手に代わり
横山選手(背番号18:MF)がボランチに入る
攻撃姿勢は十分、ボールを積極的に前方へ送り込む
試合は前半10分前後、両者の激しい攻防は続く
ヴィトール選手(背番号11:MF)が繰り出したクロスは
小宮山選手(背番号8:DF)に到達、強烈なシュートを繰り出した
フロンターレは菊地選手がロングパスを放つ
中盤を一気に飛ばす狙いであったが、田坂選手(背番号6:MF)の遥か前に落下
1点を奪われたマリノスだが、積極的なボール回しで攻撃を組み立てる
中村選手のクロスから、コーナーキックの危機を迎えてしまう
中村選手がコーナーキックを繰り出すも、マリノスに容易くシュートを許さない
こぼれ球は田坂選手が全力で追い掛け、前方にクリア
稲本選手(背番号20:MF)が痛快なロングシュート、マリノスの守備に動揺を与える
続けてコーナーキックのチャンス、サポーターのボルテージも急上昇
絶好のチャンスを逃したフロンターレ
最終ラインの隙をつけ込まれ、マリノスにカウンターを許してしまった
中村選手のフリーキックはゴールラインを割ったかに見えたが
主審の判定はマリノスのコーナーキック
よもやの流れにサポーターは激怒、激しいブーイングが沸き起こる
フロンターレに危険な場面が連続するも、一丸の守備で危機を乗り越えた
気持ちを入れ替え反撃開始!
相澤選手が接触プレーで転倒、膝を痛そうに抱える
頼れる守護神よ、ピッチに戻ってくれ!
このページを作っているのは湘南戦の前夜、なので説明は一気に割愛(恥)
前半は長めのロスタイムに突入、果たしてこのまま逃げ切れるか?
前半終了間際に、山瀬選手(背番号10:MF)の同点ゴールを食らってしまった
失点の直後に前半が終了
リードを得たままで切り抜けたかったが、余りに悔やまれる失点であった
この日はK-1カレーバトルと称し、フロンパークで各所のカレーが登場
投票結果の第3位はマリノスのトリコロールカレー
日産スタジアムで見た記憶が無いが、ホーム側でしか販売していないのかな?
続けて、オーロラビジョンには他会場の試合経過が
大宮VS清水は大宮が3-0で勝利、場内にどよめきが沸いた
気持ちを引き締め後半スタート
湘南戦まで時間が殆ど無いので、後は写真だけでごまんなさいっ!
・・・と、悪夢の2点を喫したフロンターレ
事態を打開すべく一気に2選手を交代
連戦で先発を回避した中村選手(背番号14:MF)もピッチに入る
3日前のナビスコ杯準々決勝、鹿島戦の劇的ゴールの再来なるか?
中村選手と谷口選手(背番号29:MF)の投入にも関わらず、未だ追撃弾を決められない
フロンターレは最後の交代カードに
天皇杯2回戦で2ゴールの小林選手(背番号24:FW)を選んだ
注目のナカムラ対決
マリノスの中村選手は90分間駆け回っているが、目立った衰えは見られない
試合時間も残りは僅かであるが、マリノスに決定的場面を与えてしまう
ホーム等々力で今季リーグ戦無敗のフロンターレ
最後の最後まで、願いは捨ててなるものか
試合は後半ロスタイムに突入、完全に窮地に立たされたフロンターレ
動きでもマリノスとの差が拡大、連戦の疲労は隠せなかった
昨年までマリノスに在籍した小宮山選手が、最後の意地を見せる
マリノスサポーターから止まぬブーイングの嵐をはねのけるように
気迫のミドルシュートを繰り出した
最後の奮起も実らず、試合は1-3で敗戦
リーグ戦はまさかの3連敗、タイトル獲得の夢は大きく遠のいてしまった
ホーム等々力での無念の敗戦、選手達はうなだれながらピッチを去った
次節はアウェイの湘南戦、リーグ戦3連敗&J2降格の危機と切羽詰まる相手
最下位のチームとの対戦であるが、正念場の「神奈川ダービー」は覚悟である
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:相澤 DF:森・菊地・佐原・小宮山 MF:稲本・横山・田坂・ヴィトール ジュニオール FW:ジュニーニョ・黒津 SUB:安藤・伊藤・中村・谷口・楠神・登里・小林 |
<フロンターレの選手交代> |
黒津>中村(67分) 稲本>谷口(67分) 菊地>小林(85分) |