川崎フロンターレU-18 VS コンサドーレ札幌U-18
〜 Jユースカップ2010 第18回Jリーグユース選手権大会
予選リーグ Cグループ 第8節 〜
Jユースカップ予選リーグは最終節
曇り空の麻生グラウンドにて、コンサドーレ札幌U-18との対決
京都遠征から帰宅し一息つく間もないまま出発
痛い足腰で坂道を上り、試合開始1時間前に現地に到着
予選リーグ最後の勝負を迎える若きイレブンが、ピッチに続々と姿を表す
一角には巨大幕が鎮座、ユース戦専用の「ガンガンいこうぜ」の幕も設置
奇跡の逆転劇へ向けて、応援準備に抜かりは無い
ユース戦を盛り上げるべく、スペシャルゲスト?のふろん太君が登場
険しい坂を頑張って上ってきたんだって、偉いぞふろん太君!(恐らくウソ)
ピッチに両チームの選手達が散り、ウォームアップに勤しむ
この時点でフロンターレU-18が、勝ち点2差で2位であるが
万が一敗戦を喫してしまうと札幌に抜かれ、3位に転落
試合の消化数が早く残り試合が0のため、敗戦即ち予選リーグ敗退が決まってしまう
決勝トーナメント進出には、勝利が半ば必須と言える
僻地の麻生グラウンドだが、大勢のサポーターが駆け付けてくれた
温かいサポートに応える為にも、この勝負何としても勝ちたい
サックスブルーの選手達が円陣を組み、勝利を誓い合った
若きイレブンの激闘を写真でお楽しみください
両者の激しい攻防が続く、札幌が右サイドを深々と突破
背後から止めに入ったフロンターレだが、警告を喫してしまった
高まる緊張感の中、札幌のフリーキックが炸裂
放物線を描いたボールは、内山選手が弾き返した・・・と思いきや
そのままゴールへと吸い込まれてしまったではないか!
アウェイの札幌が先制、予選リーグ突破に暗雲が立ち込めてしまう
とは言え1点取られただけ、サポーターもドンマイの拍手を送る
試合は速やかに再開、気持ちを入れ替え反撃するぞ!
仲川選手が左サイドで粘り、切り替えしてクロスを繰り出した
鋭いボールが札幌ゴール前に到達するが、札幌のDFがクリア
積極的に前線へ繰り出すフロンターレだが、札幌の守備能力は高い
体を挟みフロンターレの行く手を阻止、基本技術の徹底には唸るばかり
松田選手のコーナーキックに、苅部選手が果敢な空中戦
長身からゴールを奪い取ろうとするも、札幌のDFの高さに弾き返された
札幌ゴール前で粘るフロンターレ
こぼれ球を詰め寄ろうとするも僅かに及ばない、絶好期をみすみす逃してしまった
直後に札幌が速攻を披露、フロンターレも慌てて守備に戻る
だが、ペナルティエリア内で痛恨のファウルを犯してしまった
場面は札幌のPK、絶体絶命の危機を迎えてしまう
ここは絶対に止めてくれ、ゴール前に立ちはだかる内山選手に熱き声援を送る
切なる願いも届かず、札幌にPKを決められてしまった
これで2失点、若きイレブンは一層の苦境へと追い込まれてしまった
前半終了間際に札幌の猛攻が襲う
よもやの3失点・・・と覚悟はしたが、何か(詳細は忘れた)の反則に命拾い
前半を2失点で終えたフロンターレ、選手達の足取りも心なしか重いようだ
極めて苦しい状況ではあるが、後半の奮起に望みを託したい
ハーフタイムも一瞬に過ぎ去り、若きイレブンは残された45分間の勝負に向かう
前節コンサドーレ札幌戦の踏ん張りを思い出し、悔いなき勝負に挑んで欲しい
後半戦も引き続き写真でお楽しみください
必死に食い下がるべく、札幌ゴールを攻め立てるフロンターレ
平敷選手のクロスは笈川選手へ、札幌のDFを冷静に振り切りシュートを放つ!
及川選手の追撃弾が、札幌のゴールネットを揺らした
まだまだ試合は分からない、最後まで奇跡を信じて戦うぞ
全力を尽くして若きイレブンは戦い抜いたものの、奇跡の逆転劇は実現しなかった
主審の長い笛の音色がグラウンドに響き、非情のタイムアップを迎えてしまった
その瞬間選手たちは茫然自失、ピッチ上で泣き崩れるイレブンに胸が傷んだ
健闘も実らず予選敗退、沈痛な空気が充満する
夢は叶わなかったが、若きイレブンは皆本当に頑張った
1年間共に歩み続けたサポーター、盛大な拍手と声援で出迎えた
今シーズンのU-18の全日程は終了(のはず)
着実に実力を積み重ね、プリンスリーグ2部残留と一定の成果を残した
残念ながらトップチームへの昇格者は0であったが、彼らの挑戦はまだ始まったばかり
若きイレブンの飛躍を心から願っている
プロの選手となり、いつの日か等々力の舞台で再開を果たせるように・・・